世界・海外・国外の文学賞

← ホームに戻る

バーブロ・リンドグレン

バーブロ・リンドグレン

Barbro Lindgren

ペンネーム: バーブロ・エンスコーグ出生名(婚姻などによる姓の変化を含む)

プロフィール

性別
女性
生誕
1937-03-18 (ブロマ(ストックホルム))
国籍
スウェーデン
言語
スウェーデン語
居住地歴
ブロマ(ストックホルム) → スウェーデン各地(詳細不明)

経歴

職業
作家, 児童文学作家
活動期間
1965年〜
影響を受けた人物
リアリズムの伝統, シュルレアリスムの要素
影響を与えた人物
スウェーデンの児童文学作家たち
ノミネート
ハンス・クリスチャン・アンデルセン賞(最終候補)

学歴

美術学校
期間: 在籍期間不明
卒業年: 1958
国: スウェーデン
1958年に美術学校を卒業。その後イラストや絵本制作に関わる。

受賞歴

グラミス(Grammis)
1970
対象作品: Goda' Goda'
主催: Grammis(スウェーデンの音楽賞)
結果: 受賞
Expressens Heffaklump
1971
主催: Expressen(スウェーデンの新聞)
結果: 受賞
アストリッド・リンドグレーン賞(Astrid Lindgren Prize)
1973
主催: Astrid Lindgren Prize(スウェーデン)
結果: 受賞
ニルス・ホルゲルソン賞(Nils Holgersson Plaque)
1977
対象作品: Lilla sparvel
主催: スウェーデン児童文学協会等
結果: 受賞
Samfundet De Nio のアストリッド・リンドグレーン賞
2004
主催: Samfundet De Nio
結果: 受賞
イリス・クオルム(Illis quorum)
2009
主催: スウェーデン政府
結果: 受賞
アストリッド・リンドグレン記念賞(Astrid Lindgren Memorial Award)
2014
対象作品: これまでの作品と業績全体
主催: アストリッド・リンドグレン記念賞(ALMA)
結果: 受賞
国王陛下のメダル(H. M. The King's Medal)
2020
主催: スウェーデン王室
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Maxシリーズ

    短く簡潔な文体で日常の小さな出来事を描く幼児向けシリーズ。子どもの視点に立ったやわらかなユーモアと温かい眼差しで、日常の驚きや発見を引き出し、想像力と主体性を育てる作品群である。

    幼児文学日常想像力ユーモア
  1. 受賞作: 生涯の業績

    この受賞は、特定の単一作品に対するものではなく受賞者の長年にわたる創作活動と総体的な業績を讃えるものです。受賞者は複数のジャンルにわたる著作を通して言語表現やテーマの探求を続け、国内外の読者や評論界に持続的な影響を与えてきた点が評価されました。

    生涯業績スウェーデン文学文学的貢献

作品

代表作

ママとわんぱくな赤ちゃん(Mamman och den vilda bebin)

1980年 児童向け絵本

やんちゃな赤ちゃんとその母親を描いたユーモラスで想像力豊かな絵本シリーズの第1作。日常の中の非日常を子どもの視点で表現する。

子どもの視点想像力日常と非日常
映像化・舞台化
  • [映像]
翻訳
  • 『ママとわんぱくな赤ちゃん』(英訳版タイトル多数)

マックスシリーズ(Max)

1981年 児童向け絵本

小さな子ども『マックス』を主人公にした短い絵本シリーズ。日常の小さな出来事をユーモアと温かみで描く。

幼児の日常ユーモア親子関係
映像化・舞台化
  • [映像(短編/プロジェクト)] Titta Max / Look here's Sam
翻訳
  • 『Max's Bath』『Max's Bear』『Max's Wagon』など(英訳、Gecko Press刊)

ロランガ、マサリンとダルタンジャン(Loranga, Masarin och Dartanjang)

1969年 児童文学

奇想天外でユーモラスな登場人物たちが織りなす物語。想像力豊かな作風が際立つ。

ユーモア奇想家族/非日常
翻訳
  • 英訳版あり(詳細は訳書による)

Jättehemligt(日記形式の自伝的シリーズの第1作)

1971年 児童/若年向け文学(日記形式)

日記形式で書かれた自伝的要素のある作品群の第1作。子どもの視点から重大な問題を真剣に扱う手法が特徴。

自伝的要素子どもの内面成長

小さなスパルヴェル(Lilla sparvel)

1976年 児童文学

1977年のニルス・ホルゲルソン賞受賞作の一つ。子どもの視点と独特の語り口を持つ作品。

子どもの世界語り手の個性

Sagan om den lilla farbrorn(小さなおじいさんの物語)

1979年 児童向け絵本

イラストレーターのエヴァ・エリクソンとの長年の協働の始まりとされる作品。優しいユーモアと想像力が特徴。

友情日常の魔法

全著作

  • Mattias sommar(1965)
  • Loranga, Masarin och Dartanjang(1969)
  • Goda' Goda'(1971)
  • Lilla sparvel(1976)
  • Sagan om den lilla farbrorn(1979)
  • Mamman och den vilda bebin(1980)
  • Max シリーズ(1981-)

翻案

  • 『Titta Max / Look here's Sam』など、短編映像化プロジェクトが存在する(詳細は版・地域により異なる)

作品の翻訳

  • Max's Bath(英訳、Gecko Press、2015)
  • Max's Bear(英訳、Gecko Press、2015)
  • Max's Wagon(英訳、Gecko Press、2015)
  • Soda Pop(英訳、Gecko Press、2017)
  • The Wild Baby(英訳、複数版)

作風・主題

文体
リアリズムとシュルレアリスムの間に位置する文体ユーモアと想像力を基盤とする語り口子どもの視点を重視する簡潔な文体
頻出モチーフ
子どもの目線から見た日常の不条理反抗的だが愛情深い子ども像想像と現実の交錯

評価・遺産

バーブロ・リンドグレンはスウェーデンの児童文学に大きな影響を与えた作家であり、独自のユーモアと想像力に満ちた作風で国際的にも評価されている。2014年のALMA受賞など多数の栄誉を持つ。

資料所蔵先

  • アメリカ議会図書館(Library of Congress)に所蔵レコードあり

大衆文化への影響

  • Maxシリーズは英語圏でも翻訳・出版され、児童向けの読み物として広く親しまれている。

引用

  • バーブロ・リンドグレンは、子どもが世界に居場所を見つけられるような物語を作る。
    出典: アストリッド・リンドグレン記念賞(ALMA)授賞コメント等 (2014年)

豆知識

  • 1958年に美術学校を卒業後、1965年から執筆活動を開始した。
  • イラストレーターのエヴァ・エリクソンとは長年の協働関係がある。
  • 2014年にアストリッド・リンドグレン記念賞(ALMA)を受賞した。