世界・海外・国外の文学賞

← ホームに戻る

コーリー・ドクターウ

コーリー・エフラン・ドクターウ

Kōrī Dokutorō

プロフィール

性別
男性
生誕
1971-07-17 (オンタリオ州トロント)
国籍
カナダ人, イギリス人, アメリカ人
言語
英語
宗教
ユダヤ教
居住地歴
オンタリオ州トロント、カナダ → ロンドン、イギリス → ロサンゼルス、アメリカ合衆国

経歴

職業
作家, ブロガー, ジャーナリスト, 活動家
活動期間
1988年〜
所属
Electronic Frontier Foundation (EFF), Boing Boing, Open Rights Group
所属団体
Science Fiction and Fantasy Writers of America (SFWA), Democratic Socialists of America

学歴

SEED School
高校課程
学位: Ontario Academic Credit
期間: 1980年代後半-1991
卒業年: 1991
国: カナダ
高校中退後、GED取得。大学4校在籍したが学位なし

受賞歴

ジョン・W・キャンベル新人賞
2000
主催: Science Fiction and Fantasy Writers of America
結果: 受賞
ローカス賞 最優秀新人小説賞
2004
対象作品: マジック・キングダムの貧困層
主催: Locus Magazine
結果: 受賞
サンバースト賞
2004
対象作品: 異邦の地と八つの続編
主催: Sunburst Award Society
結果: 受賞
プロメテウス賞
2009
対象作品: リトル・ブラザー
主催: Libertarian Futurist Society
結果: 受賞
ジョン・W・キャンベル記念賞
2009
対象作品: リトル・ブラザー
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: A Place So Foreign and 8 More

    複数の短編を収めた短編集。テクノロジー、移動性、個人とコミュニティの関係を題材に、風刺と温かみを併せ持つ語りで現代社会の不均衡や人間の脆さを浮き彫りにする。

    短編テクノロジー社会批評移動性
  2. 受賞作: Little Brother

    テロ事件をきっかけにサンフランシスコで強権的な監視国家が敷かれた近未来を舞台に、十代のハッカー、マーカスが仲間とともに監視機構に抵抗する物語。技術的知恵と市民的行動を通じて自由とプライバシー、若者の政治参加を鋭く問いかけるディストピア小説。

    監視社会テクノロジー市民の自由若者ハッキング
  1. 受賞作: Little Brother

    『Little Brother』は、テロ事件後の監視強化された都市を舞台に、若いハッカーたちが監視社会に抵抗する姿を描く青春サイバーSF。プライバシー、自由、技術の二面性を若者の視点から鮮やかに描写する。

    監視社会ハッキング市民の自由若者の抵抗
  1. 受賞作: Little Brother

    テロ事件後のサンフランシスコで国家が監視と治安強化を進める中、若きハッカーのマーカスが仲間とともに市民の自由を守るために監視システムを回避し、情報戦とゲリラ的抵抗を展開する。プライバシーと市民権を問う若年向けテック社会派小説。

    監視社会若者テクノロジー市民の自由
  2. 受賞作: Makers

    メイカームーブメントと新しい製造経済が社会を揺るがす近未来SF。個人や小さな起業家が技術で既存の企業・制度に挑む過程を描き、イノベーションと経済の変容を問いかける。

    メイカームーブメント技術と経済起業家精神デジタル権利
  3. 受賞作: For the Win

    オンラインゲームの経済と労働を通じてグローバルな搾取と連帯を描く社会派SF。ゴールドファーミングやバーチャル労働者の組織化を題材に、デジタル時代の労働問題と権利を考察する。

    ゲーム経済労働運動グローバル化デジタル権利
  4. 受賞作: Pirate Cinema

    若い映像作家を主人公に、著作権や検閲、インターネット文化をめぐる闘いと創作の意味を描く近未来小説。表現の自由とデジタル時代の法制度を問い、若者たちの連帯と抵抗を描く作品。

    デジタル権利表現の自由著作権若者の抵抗
  5. 受賞作: Pirate Cinema

    『Pirate Cinema』は、検閲とデジタル著作権規制が強まった近未来を舞台に、ネット文化や共有文化を守ろうとする若者たちの闘いを描く。個人の創作の自由、検閲への抵抗、インターネット上の連帯が主要テーマとなっている。

    デジタル権利表現の自由検閲若者の抵抗テクノロジーと社会
  6. 受賞作: Homeland

    『Homeland』は『Little Brother』の続編にあたる近未来SFで、監視体制の強化に対抗する市民の抵抗を描く。監視・プライバシー・デジタル時代の草の根運動が主題で、個人の自由と技術の関係を問う作品。

    監視社会プライバシー市民運動テクノロジーと抵抗

作品

代表作

マジック・キングダムの貧困層

2003年 サイエンスフィクション

未来のディズニーワールドを舞台にしたポスト・スキャーシティ経済を描く

ポスト・スキャーシティデジタル権利クリエイティブ・コモンズ

リトル・ブラザー

2008年 ヤングアダルト、ポストサイバーパンク

監視社会に対するティーンエイジャーの抵抗を描く

デジタル権利管理プライバシーハッキング

ホームランド

2013年 サイエンスフィクション

リトル・ブラザーの続編。監視と抵抗の物語

政治的抑圧アクティビズム

全著作

  • Down and Out in the Magic Kingdom (2003)
  • Eastern Standard Tribe (2004)
  • Someone Comes to Town, Someone Leaves Town (2005)
  • Little Brother (2008)
  • Makers (2009)
  • For the Win (2010)
  • Pirate Cinema (2012)
  • Homeland (2013)
  • Walkaway (2017)
  • Radicalized (2019)
  • Attack Surface (2020)
  • Red Team Blues (2023)

作風・主題

文体
クリエイティブ・コモンズ使用同時電子書籍無料公開アクティビズム指向
頻出モチーフ
デジタル権利管理反対ファイル共有ポスト・スキャーシティ経済監視社会

評価・遺産

著作権自由化とクリエイティブ・コモンズの推進者。enshittificationの造語者として知られる

大衆文化への影響

  • Boing Boing共同編集者としてブロガーの象徴

引用

  • 所有するものに鍵をかけるのは、あなたのためではない
    出典: EFF講演など (2009年)
  • プラットフォームはまずユーザーに良く、次にビジネス顧客を優遇し、最後に自分たちだけを肥え太らせる。これをenshittificationと呼ぶ
    出典: Pluralisticブログ (2023年)

豆知識

  • Boing Boing離脱をビートルズ解散に例えられる
  • Ashkenazi Jewish系譜。アゼルバイジャンの難民キャンプ生まれの父
  • 大学4校中退も名誉博士号取得