世界・海外・国外の文学賞

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イーヴァン・ボランド

イーヴァン・ボーランド

Eavan Boland

プロフィール

性別
女性
生誕
1944-09-24 (ダブリン, アイルランド)
死没
2020-04-27 (ダブリン, アイルランド) 75歳
国籍
アイルランド
言語
英語
居住地歴
ダブリン(生涯) → ロンドン(子ども時代) → パロアルト / スタンフォード大学近隣(職務のための滞在)

経歴

職業
詩人, 作家, 教授
活動期間
1962年〜2020年
所属
スタンフォード大学 英語学部, トリニティ・カレッジ・ダブリン, カーカネット・プレス(主な英国出版社)
所属団体
ロイヤル・アイリッシュ・アカデミー(名誉会員), アメリカ芸術科学アカデミー(選出)
影響を受けた人物
W. B. イェイツ(影響のあるアイリッシュ詩人), 近代・現代のアイリッシュ詩人や女性詩人たち
影響を与えた人物
ポーラ・ミーハン(同時代のアイルランド詩人), 若い女性詩人たち(アイリッシュ・ダイアスポラ研究や女性史に関心を持つ世代)

学歴

トリニティ・カレッジ・ダブリン
文学部 / 英文学
学位: BA (First Class Honours)
期間: 1962–1966
卒業年: 1966
国: アイルランド
在学中に詩集パンフレット『23 Poems』を刊行(1962)

受賞歴

ジェイコブス賞
1976
対象作品: The Arts Programme(ラジオ番組関与)
主催: RTÉ(ラジオ放送)
結果: Winner
ラナン財団詩賞(Lannan Literary Award for Poetry)
1994
対象作品: In a Time of Violence(詩集)
主催: ラナン財団
結果: Winner
PEN賞(創作ノンフィクション部門)
2012
対象作品: A Journey With Two Maps: Becoming a Woman Poet(随筆集)
主催: PEN
結果: Winner
ボブ・ヒューズ生涯功労賞(Bord Gáis Energy Irish Book Awards)
2017
主催: Bord Gáis Energy Irish Book Awards
結果: Winner
ロイヤル・アイリッシュ・アカデミー 名誉会員選出
2018
主催: ロイヤル・アイリッシュ・アカデミー
結果: Elected
アイリッシュPEN文学賞
2019
主催: Irish PEN
結果: Winner
コスタ(旧ブック)賞:詩部門(追贈)
2020
対象作品: The Historians(最終詩集)
部門: Poetry
主催: Costa Book Awards
結果: Winner (posthumous)

受賞・候補エディション

ラナン文学賞 5回登壇
  1. 受賞作: ラナン文学賞(詩部門)

    歴史的・個人的な主題を扱う詩作への評価に基づく受賞。

    歴史女性の経験
  2. 受賞作: ラナン文学賞(詩部門)

    歴史的・個人的な主題を扱う詩作への評価に基づく受賞。

    歴史女性の経験
  3. 受賞作: ラナン文学賞(詩部門)

    歴史的・個人的な主題を扱う詩作への評価に基づく受賞。

    歴史女性の経験
  4. 受賞作: ラナン文学賞(詩部門)

    歴史的・個人的な主題を扱う詩作への評価に基づく受賞。

    歴史女性の経験
  1. 第15回(2017年) 生涯功労賞
    受賞作: Lifetime Achievement Award

    アイリッシュ・ブック・アワーズの生涯業績をたたえる受賞。

    アイリッシュ・ブック・アワーズの生涯業績をたたえる受賞。

    生涯業績文学的功績
  1. 受賞作: The Historians

    歴史と個人的記憶、女性の立場を巡る詩集。個人的体験と集合的記憶の交差を試みる成熟した詩的作業が評価された。

    歴史記憶女性の視点

作品

代表作

New Territory

1967年 詩集

初期の詩作をまとめた作品。後の主題である日常と女性経験への関心の萌芽が見られる。

アイデンティティ家庭記憶

Night Feed

1982年 詩集

母性や家庭における経験を中心に据え、女性の視点から普通の生活を詩化した重要な作品。

母性日常女性の声

In a Time of Violence

1994年 詩集

歴史的暴力や個人的な喪失を扱い、国家と個人の関係を問い直す詩群。

暴力歴史記憶

Against Love Poetry

2001年 詩集

愛に関する詩的伝統に批判的に向き合い、日常の経験と歴史的視点を重ねる作品。

伝統への批評女性の視点

The Historians

2020年 詩集

晩年の詩集。個人的・家族的記憶と公的な歴史の交差を描き、最終作として高い評価を受けた。

歴史記憶家族

全著作

  • 23 Poems (1962)
  • New Territory (1967)
  • The War Horse (1975)
  • In Her Own Image (1980)
  • Night Feed (1982)
  • In a Time of Violence (1994)
  • Against Love Poetry (2001)
  • Domestic Violence (2007)
  • A Journey with Two Maps: Becoming A Woman Poet (2011)
  • New Selected Poems (2013)
  • A Woman Without A Country (2014)
  • The Historians (2020)

作家による翻訳

  • After Every War: Twentieth-Century Women Poets(訳・編集、2004)

作風・主題

文体
抑制の効いた叙情性明瞭で経済的な言語歴史と個人的経験の併置
頻出モチーフ
母性と家事記憶と喪失アイデンティティと移民

評価・遺産

イーヴァン・ボランドは、アイルランドの近現代詩において女性の経験を中心に据えた詩作で高い評価を受けた。教育者としても影響力が強く、詩史と女性史をつなぐ声として国際的に認められている。

関連学会

  • ロイヤル・アイリッシュ・アカデミー
  • アメリカ芸術科学アカデミー

資料所蔵先

  • トリニティ・カレッジ・ダブリンおよび関連図書館所蔵資料

大衆文化への影響

  • 2008年、元首相バーティー・アハーンが米国議会で詩の一節を引用
  • 2016年、オバマ米大統領がホワイトハウスのセントパトリックス・デーで詩の一節を引用
  • トリニティ・カレッジ・ダブリンがメインライブラリを『イーヴァン・ボランド図書館』に改称(2024発表、2025年正式)

引用

  • Our future will become the past of other women
    出典: ロイヤル・アイリッシュ・アカデミーの委嘱詩(女性参政権記念詩、2018) (2018年)

豆知識

  • トリニティ・カレッジ・ダブリンは2024年にメインライブラリをイーヴァン・ボランド図書館に改名すると発表した(2025年に正式化)。
  • 1996年以降はスタンフォード大学で教授職を務め、パロアルトとダブリンを往復していた。