世界・海外・国外の文学賞

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エレノア・ロス・テイラー

エレノア・ロス・テイラー

Eleanor Ross Taylor

プロフィール

性別
女性
生誕
1920-06-30 (ノーウッド(ノースカロライナ州))
死没
2011-12-30 (フォールズチャーチ(バージニア州)) 91歳
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
居住地歴
シャーロッツビル(バージニア州) → フォールズチャーチ(バージニア州)

経歴

職業
詩人, 高等学校英語教師(初期)
活動期間
1960年〜2011年
所属団体
フェローシップ・オブ・サザン・ライターズ
影響を受けた人物
アレン・テイト, キャロライン・ゴードン, ランドール・ジャレル, エドナ・セント・ヴィンセント・ミレイ, エミリー・ディキンソン, マリアンヌ・ムーア, エリザベス・ビショップ

学歴

ノースカロライナ大学女子大学(現:ノースカロライナ大学グリーンズボロ校)
英文学
学位: BA
期間: 1936–1940
卒業年: 1940
国: アメリカ合衆国
アレン・テイトやキャロライン・ゴードンらに師事した。
ヴァンダービルト大学(大学院での履修)
詩作・英文学(大学院)
期間: 1942–1943
国: アメリカ合衆国
ドナルド・デイヴィッドソンの下で修士課程の履修をしたが、学位取得の有無は資料で明確でない。1943年にピーター・テイラーと出会う。

受賞歴

シェリー記念賞
1998
主催: アメリカ詩協会
結果: 受賞
Aiken Taylor Award for Modern American Poetry
2000
主催: Aiken Taylor賞(主催団体表記省略)
結果: 受賞
Carole Weinstein Poetry Prize
2009
主催: Carole Weinstein賞(授与組織)
結果: 受賞
ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ賞
2010
対象作品: 『Captive Voices: New and Selected Poems, 1960–2008』
主催: アメリカ詩協会(受賞年の発表元)
結果: 受賞(小出版社・大学出版の最優秀詩集)
Ruth Lilly Poetry Prize
2010
主催: ポエトリー財団
結果: 受賞(生涯功労賞、賞金$100,000)

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 代表詩集・業績

    穏やかで深い内省を特徴とする詩作を長年にわたって積み重ねた。記憶・家族・時間といった普遍的主題を繊細な言語で扱い、抑制の効いた表現で読者の情感に訴える作品群が評価され、本賞はその総合的な業績を讃えた。

    記憶家庭時間抒情
  1. 受賞作: 生涯業績

    エレノア・ロス・テイラーの詩は日常の細部や南部の風景を通じて記憶と時間の経過を描く。言葉は抑制されて精緻であり、老いや喪失、回復といった普遍的なテーマが静かな力で表現されている。

    記憶時間老い南部の風景

作品

代表作

『Wilderness of Ladies』

1960年 詩集

初期詩集。ランドール・ジャレルによる序文が付され、テイラーの初期詩作の特徴である抑制された声と知的な観察が見られる。

女性の経験南部の風景記憶

『Welcome Eumenides』

1972年 詩集

リチャード・ハワードによる序文を持つ2作目の詩集。女性の葛藤や知的主題がさらに深まる。

女性の葛藤知性と感情

『New and Selected Poems』

1983年 詩集

小出版社から出た選集。流通は限定的であったが、彼女の詩風の連続性を示す。

断片性回想

『Days Going/Days Coming Back』

1991年 詩集

1991年刊。大学出版(University of Utah Press)から刊行され、デイヴ・スミスによる選定を受けた。

時の流れ喪失と回復

『Late Leisure: Poems』

1999年 詩集

ルイジアナ州立大学出版のシリーズで刊行された後期の詩集。批評的評価が高まった時期の作品を含む。

成熟南部の記憶

『Captive Voices: New and Selected Poems, 1960–2008』

2009年 詩集(新旧詩選集)

2009年刊の新旧詩選集。近年の評価を決定づけ、ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ賞など受賞に繋がった。

喪失南部の声記憶と観察

全著作

  • 『Wilderness of Ladies』(1960)
  • 『Welcome Eumenides』(1972)
  • 『New and Selected Poems』(1983)
  • 『Days Going/Days Coming Back』(1991)
  • 『Late Leisure: Poems』(1999)
  • 『Captive Voices: New and Selected Poems, 1960–2008』(2009)

作風・主題

文体
モダニズムの影響を受けた凝縮された文体短く切れのある行断片性と消失を扱う詩的手法
頻出モチーフ
南部の風景と文化女性の経験記憶と喪失内面の沈黙と声

評価・遺産

生涯にわたる詩作が遅れて広く認められ、晩年に多数の主要賞を受賞して評価が確立した。南部出身の女性の視点を現代詩に定着させた存在として位置づけられている。

関連学会

  • フェローシップ・オブ・サザン・ライターズ

資料所蔵先

  • ノースカロライナ大学グリーンズボロ校:Eleanor Ross Taylor Papers(所蔵案内あり)

引用

  • 私は、この深い才能を持つ詩人の作品が、私たちの悲しみや恐れの周りを素早く飛び跳ね、それらを直接扱うのではなく、要約を拒む複雑な抵抗を示唆するのを動かされずに見過ごせる真剣な読者を想像できない。
    出典: ケヴィン・プルファー(National Book Critics Circle の書評、2010年) (2010年)

豆知識

  • 長年あまり広く認知されなかったが、90歳前後で主要な詩の賞を相次いで受賞し、晩年に評価が急速に高まった。
  • 2010年のRuth Lilly Poetry Prizeの受賞で賞金$100,000を受け取った。