世界・海外・国外の文学賞

← ホームに戻る

エリザベス・グレイヴァー

エリザベス・グレイヴァー

Elizabeth Graver

プロフィール

性別
女性
生誕
1964-07-02 (アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス)
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
居住地歴
ロサンゼルス(出生) → ウィリアムズタウン、マサチューセッツ(育成) → ボストン、マサチューセッツ(在住・勤務)

経歴

職業
作家, 大学教授
活動期間
1991年〜
所属
ボストンカレッジ 英語・創作講座
ノミネート
ナショナル・ブック・アワード フィクション ロングリスト(2013)『The End of the Point』

学歴

ウェズリアン大学
学位: B.A.
卒業年: 1986
国: アメリカ合衆国
ワシントン大学(セントルイス)
学位: M.F.A.
卒業年: 1999
国: アメリカ合衆国
コーネル大学(大学院での追加研究)
国: アメリカ合衆国
学位取得ではなく大学院での追加研究を行ったことがあるとされる

受賞歴

ドリュー・ハイン文学賞
1991
対象作品: Have You Seen Me?(短編集)
主催: University of Pittsburgh Press
結果: 受賞
グッゲンハイム・フェローシップ(フェロー)
主催: ジョン・サイモン・グッゲンハイム記念基金
結果: 受賞
National Jewish Book Award(セファルディ文化部門)
2023
対象作品: Kantika
部門: セファルディ文化
主催: Jewish Book Council
結果: 受賞
エドワード・ルイス・ウォラント賞
2024
対象作品: Kantika
主催: University of Hartford(Greenberg Center)
結果: 受賞
マサチューセッツ読書賞(フィクション部門)
2024
対象作品: Kantika
部門: フィクション
主催: マサチューセッツ読書賞委員会
結果: 受賞
Julia Ward Howe Prize
2024
対象作品: Kantika
主催: Julia Ward Howe 賞運営団体
結果: 受賞
Jewish Fiction Award
2024
対象作品: Kantika
主催: Jewish Libraries Association 等
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Have You Seen Me?(私を見かけませんか?)

    『Have You Seen Me?』は、家族や喪失、個人の孤独を主題にした短編集。日常の細部を繊細に描き、登場人物が過去の選択や記憶と向き合う過程を通して関係性の断絶と再生を静かに描き出す。都会と郊外の風景が効果的に用いられている。

    家族喪失記憶孤独日常の心理

作品

代表作

Kantika

2023年 歴史小説 / 家族文学

トルコ出身のセファルディ系ユダヤ人の祖母の移動を起点に、トルコ、スペイン、キューバ、ニューヨークへと続く家族の軌跡と記憶を描く歴史小説。移民、記憶、世代間の関係を細やかに綴る。

移民記憶家族史セファルディ文化
翻訳
  • トルコ語翻訳版
  • ドイツ語翻訳版

The End of the Point

2013年 家族小説 / 文学フィクション

1942年から1999年までのマサチューセッツ沿岸のサマーコミュニティを舞台に、世代をまたいだ家族と場所の変容を重層的に描く長篇小説。

場所性世代間の関係記憶

Awake

2005年 文学フィクション

現代を舞台にした人間関係と心理を描く小説。

家族個人の成長

The Honey Thief

2000年 現代小説 / 家族

母と娘の関係を掘り下げる現代小説。解決や救済が必ずしも保証されない物語として評される。

母娘関係赦しと不在

Unravelling

1999年 歴史フィクション / 労働史

19世紀のロウェルの繊維工場を舞台に、独立心旺盛な若い女性の人生と選択を描く物語。

労働女性の自立19世紀アメリカ

Have You Seen Me?

1991年 短編集

短編小説集。Drue Heinz Literature Prizeを受賞した作品集。

個人の記憶日常の瞬間

全著作

  • Have You Seen Me?(1991)
  • Unravelling(1999)
  • The Honey Thief(2000)
  • Awake(2005)
  • The End of the Point(2013)
  • Kantika(2023)

作品の翻訳

  • Kantika — トルコ語翻訳版
  • Kantika — ドイツ語翻訳版

作風・主題

文体
精緻な歴史描写と家族史の綿密な掘り下げ心理描写に富む文体世代や場所を横断するレイヤー表現
頻出モチーフ
移民とディアスポラ記憶と想起家族の連続性と断絶場所性(海岸、故郷など)

評価・遺産

エリザベス・グレイヴァーは家族史や移民の物語を通じて高く評価される現代アメリカの作家であり、複数の文学賞受賞と大学での長年の教育活動を通じて文学界に影響を与えている。

引用

  • グレイヴァーの視点では、移動は決して一方通行ではない……『Kantika』は家族の記憶を保存しようとする綿密な試みであり、追悼であり祝祭でもある。
    出典: Ayten Tartici, New York Times Book Review(レビュー) (2023年)

豆知識

  • 両親はウィリアムズ大学の英文学教授だった。
  • 1993年以降ボストンカレッジで英語と創作講義を務めている。
  • 私生活では民権弁護士ジェームズ・ピンジオンと結婚し、2人の娘がいる。