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E. M. キャロル

イー・エム・キャロル

E. M. Carroll

別名: Emily Carroll
ペンネーム: Emily Carroll以前のクレジット表記。初期のウェブコミックなどで使用。

プロフィール

性別
不明
生誕
1983-01-01 (オンタリオ州ロンドン)
国籍
カナダ
言語
英語
居住地歴
オンタリオ州ロンドン(出生地) → オンタリオ州ストラトフォード(拠点、2014年時点)

経歴

職業
コミック作家, イラストレーター, アニメーター, グラフィックノベル作家
活動期間
2010年〜

学歴

アニメーションを学んだという記述あり。具体的な学校名は出典に記載なし。

受賞歴

ジョー・シャスター賞
2011
対象作品: His Face All Red、Dream Journals、The Death of José Arcadio、Out the Door、The Hare’s Bride 等(2010年の作品群を対象)
部門: Outstanding Web Comics Creator
主催: The Joe Shuster Awards
結果: winner
ジョー・シャスター賞
2012
対象作品: Margot's Room
部門: Outstanding Web Comics Creator
主催: The Joe Shuster Awards
結果: winner
ジョー・シャスター賞
2019
対象作品: Beneath the Dead Oak Tree
部門: Outstanding Cartoonist
主催: The Joe Shuster Awards
結果: winner
ダグ・ライト賞(Pigskin Peters Award)
2014
部門: Pigskin Peters Award (実験的/前衛的作品を顕彰)
主催: Doug Wright Awards
結果: winner
ダグ・ライト賞(Best Comic)
2024
対象作品: A Guest in the House
部門: Best Comic
主催: Doug Wright Awards
結果: winner
アイズナー賞
2015
対象作品: Through the Woods
部門: Best Graphic Album—Reprint
主催: Will Eisner Comic Industry Awards
結果: winner
アイズナー賞
2015
対象作品: When the Darkness Presses(短編)
部門: Best Short Story
主催: Will Eisner Comic Industry Awards
結果: winner
イグナッツ賞
2015
対象作品: Through the Woods
部門: Outstanding Artist
主催: Ignatz Awards
結果: winner
ブリティッシュ・ファンタジー賞
2015
対象作品: Through the Woods
部門: Best Comic/Graphic Novel
主催: British Fantasy Society
結果: winner

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Out of Skin

    ときにホラー的な要素を伴う短編集や一篇で、幻想と恐怖を繊細な線と暗いトーンで表現する。心理的な不安や関係性のひび割れを視覚的に描き出す作風が特徴。

    ホラー幻想心理短編
  2. 受賞作: A Guest in the House

    日常の微かな不穏さをじわじわと増幅させる短編集。幽霊や不条理な出来事を通して人間の心理を抉る作風が光る。

    ホラー短編心理不穏
  1. 受賞作: A Guest in the House

    家に侵入する“客”をめぐる恐怖と不穏を描いたグラフィック作品。視覚表現を駆使して緊張感を構築するホラー傑作。

    家に侵入する“客”をめぐる恐怖と不穏を描いたグラフィック作品。視覚表現を駆使して緊張感を構築するホラー傑作。

    ホラーグラフィックノベル不安

作品

代表作

His Face All Red

2010年 ウェブコミック/ホラー

2010年ハロウィン頃に公開されて話題になった短編ホラーウェブコミック。鮮烈な色彩と不穏な展開で注目を集めた。

恐怖童話的モチーフ変容

Through the Woods

2014年 グラフィックノベル/ホラー

短編4作とウェブコミック『His Face All Red』の書籍化を含むアンソロジー的作品集。童話的で陰鬱な雰囲気のホラーを収録。

孤立罪悪感寓話的恐怖

The Hole the Fox Did Make

2014年 ウェブコミック/ホラー

限定されたフォーマットで描かれた短いウェブコミック。限られた画面で不安を演出する実験的な作品。

不安実験的構成

Margot's Room

2014年 インタラクティブ・ウェブコミック/ホラー

クリック可能な子供部屋の画面を通じて読み進めるインタラクティブなウェブコミック。詩的な導入で順序を示唆するが、任意の順で読める。

記憶子供部屋不確かさ

Some Other Animal's Meat

2016年 ウェブコミック/ホラー

2016年発表の短編ウェブコミック。後にNetflixのホラーアンソロジー『Guillermo del Toro's Cabinet of Curiosities』のエピソード「The Outside」として映像化された。

超自然孤立
映像化・舞台化
  • [テレビ/映像(アンソロジー)] The Outside (2022)

When I Arrived at the Castle

2019年 グラフィックノベル/ダークファンタジー

2019年刊行。著者が執筆・イラスト両方を担当した長編に近いグラフィックノベルで、複数回の読み直しに値する深いテーマ性があると評された。

権力と被害道徳の曖昧さ

A Guest in the House

2023年 大人向けホラー/グラフィックノベル

2023年刊行の成人向けホラーグラフィックノベル。陰鬱で濃厚な恐怖を描く作品として発表された。

大人の恐怖侵入と境界

全著作

  • Through the Woods(2014)
  • Ann by the Bed(Frontier #6 に掲載、2014)
  • Baba Yaga's Assistant(イラスト、2015)
  • Beneath the Dead Oak Tree(2018)
  • Speak: The Graphic Novel(共作、2018)
  • When I Arrived at the Castle(2019)
  • A Guest in the House(2023)

翻案

  • Gone Home(2013年、インディーゲームへのイラスト提供)
  • The Yawhg(2013年、ゲームのアートワーク)
  • Some Other Animal's Meat → Netflix『The Outside』への映像化(2022)

作風・主題

文体
童話的でありながら陰鬱な画風鮮烈な色彩と緻密なコマ割り実験スクリーン向けの演出を生かしたウェブコミック形式
頻出モチーフ
孤立罪悪感あいまいな結末童話/民話の要素

評価・遺産

E. M. キャロルはウェブコミックから出発し、独特の雰囲気と絵作りで国際的に評価されたコミック作家・イラストレーター。アイズナーやイグナッツ、ジョー・シャスター賞など多数の受賞歴があり、ウェブと紙の両方でホラー表現の新たな可能性を示した。

大衆文化への影響

  • Netflixのホラーアンソロジーでの映像化(原作の一篇がエピソード化)
  • インディーゲームへのアート提供によりゲーム文化にも影響

引用

  • 美しくも繊細に不穏な、童話のようなコミックが孤立感を呼び起こし、読者を追い詰める。
    出典: Room誌(インタビュー) (2014年)
  • 『His Face All Red』は当時多くの人に強い衝撃を与えた。
    出典: 批評家 Joe McCulloch の評 (2010年)

豆知識

  • 2010年にウェブコミック制作を開始し、同年のハロウィン頃に『His Face All Red』が話題になった。
  • 2013年のインディーゲーム『Gone Home』にイラストを提供している。
  • 『Through the Woods』で2015年にアイズナー賞とイグナッツ賞、ブリティッシュ・ファンタジー賞を受賞した。
  • 配偶者はKate Craig(ケイト・クレイグ)。