世界・海外・国外の文学賞

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ヘルナン・ディアス

ヘルナン・ディアス

Hernan Diaz

プロフィール

性別
男性
生誕
1973 (ブエノスアイレス(アルゼンチン))
国籍
アルゼンチン, アメリカ合衆国
言語
スペイン語, 英語
居住地歴
ブエノスアイレス(出生) → スウェーデン(幼少期、家族と移住) → ブエノスアイレス(民主化後に帰国) → ロンドン(MA留学) → ニューヨーク(PhD取得後、在住) → ブルックリン(現住所)

経歴

職業
小説家, 作家, 随筆家
活動期間
2017年〜
影響を受けた人物
ホルヘ・ルイス・ボルヘス

学歴

ブエノスアイレス大学
文学部(文学専攻)
学位: Licenciatura (文学)
国: アルゼンチン
Licenciatura(文学)取得
キングス・カレッジ・ロンドン
修士課程(文学系)
学位: MA
国: イギリス
King's CollegeでMA取得
ニューヨーク大学
博士課程(文学研究)
学位: PhD
国: アメリカ合衆国
ニューヨーク大学でPhD取得

受賞歴

ピューリッツァー賞(フィクション)
2023
対象作品: Trust
主催: ピューリッツァー賞運営委員会
結果: 受賞
カークス賞(Kirkus Prize)
2022
対象作品: Trust
主催: Kirkus Reviews
結果: 受賞
ホイッティング賞
2019
主催: Whiting Foundation
結果: 受賞
グッゲンハイム助成
2022
主催: グッゲンハイム財団
結果: 受賞
VCU Cabell First Novelist Award(First Novelist Award)
2018
対象作品: In the Distance
主催: Virginia Commonwealth University
結果: 受賞
New American Voices Award
2018
対象作品: In the Distance
主催: Institute for Immigration Research 等
結果: 受賞
PEN/Faulkner賞(候補)
2018
対象作品: In the Distance
主催: PEN/Faulkner Foundation
結果: 候補(ファイナリスト)
ピューリッツァー賞(フィクション)候補
2018
対象作品: In the Distance
主催: ピューリッツァー賞運営委員会
結果: 候補(ファイナリスト)
ウィリアム・サローヤン国際文学賞(William Saroyan International Prize for Writing)
2018
対象作品: In the Distance
主催: William Saroyan Foundation / Stanford Libraries
結果: 受賞
ブッカー賞ロングリスト(2022)
2022
対象作品: Trust
主催: Booker Prize 運営
結果: ロングリスト

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 受賞対象: 執筆活動

    2019年の Whiting Awards は、Hernan Diaz の特定の一冊ではなく、小説分野における初期業績と今後の可能性を対象とする。受賞対象は作家としての執筆活動全体であり、既刊作品や上演作に現れる主題と形式の強さが評価された。移動、孤独、神話化された西部を再構成する小説世界。歴史小説の形式を借りながら、移民の孤立とアメリカ的神話の空白を静かに掘り下げる。

    一冊ではなく、Hernan Diaz の執筆活動そのものが受賞対象となった。

    移民孤独西部神話歴史小説
  1. 受賞作: Trust

    異なる語りと文体を組み合わせた多層的な構成で、富と野心に彩られた一族の物語を再検証する。語り手の差し替えが真実と虚構を揺るがし、資本主義や財産、歴史の記録性に関する問いを鋭く突きつける知的な長編。

    家族と富資本主義批判歴史の語り方語りの信頼性真実と虚構

作品

代表作

In the Distance

2017年 小説(歴史的フィクション・フロンティア)

19世紀のアメリカ西部を舞台に、孤立した主人公が遠隔地での旅と生存を通じて自己を模索する長編小説。従来の西部劇の語りを問い直す作品。

孤独アイデンティティ辺境

Trust

2022年 小説(実験的・多視点の私小説的手法)

裕福なアメリカ人ビジネスマンの自伝的記述と、その周辺をめぐる複数の語り手が交錯する実験的小説。記録と物語、富と権力の関係を問い直す作品。

権力物語性記憶と真実

Borges, Between History and Eternity

2012年 評論・文学研究

ホルヘ・ルイス・ボルヘスの作品を歴史、哲学、言語の観点から読み解く文学研究書。ボルヘス作品における政治と哲学の相互関係を考察する。

ボルヘス研究言語と哲学ラテンアメリカ文学

全著作

  • In the Distance(2017)
  • Borges, Between History and Eternity(2012)
  • Trust(2022)
  • 短編・エッセイ等(各種雑誌掲載)

作家による翻訳

  • Tove Jansson の短篇訳(『The Island』等)
  • Tove Jansson の別短篇訳('Once, At A Park' 等)

作風・主題

文体
簡潔で計算された文体多視点・メタフィクション的手法古典的な物語形式の実験
頻出モチーフ
孤独と辺境記憶と物語の信頼性権力と財産

評価・遺産

ディアスは現代英語圏文学で影響力を持つアルゼンチン系作家として評価され、実験的な語りと古典の再解釈で高く評価されている。『Trust』でのピューリッツァー賞受賞は広範な注目を集めた。

引用

  • 「私の物語もまたアメリカにおける移民の物語である」
    出典: Infobae(インタビュー) (2023年)

豆知識

  • 子ども時代に家族と共に軍事クーデターの影響でスウェーデンに移住した。
  • 小説は37以上の言語に翻訳されていると公表されている。