世界・海外・国外の文学賞

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イフサーン・アッバース

イフサーン・アッバース

Ihsan Abbas

プロフィール

性別
男性
生誕
1920-12-02 (アイン・ガザール(強制時代のパレスチナ))
死没
2003-07-30 (アンマン、ヨルダン) 82歳
国籍
パレスチナ
言語
アラビア語, 英語
宗教
スンニ派イスラム
居住地歴
ハイファ → アッカ(アクレ) → エルサレム(アラブ・カレッジ在学) → カイロ(カイロ大学) → ハルツーム/スーダン(ゴードン記念大学/ハルツーム大学) → ベイルート(アメリカン大学オブベイルート勤務) → アンマン(晩年逝去)

経歴

職業
大学教授, 文学研究者, 文献編集者, 翻訳者, 文学批評家
活動期間
1940年〜2003年
所属
アメリカン大学オブベイルート(AUB), ハルツーム大学(旧ゴードン記念大学), ヨルダン大学(退職後の研究協力)
影響を受けた人物
イブン・ハズム, ハリール・ジュブラーン

学歴

アラブ・カレッジ(エルサレム)
期間: 1937–1941
国: パレスチナ(英国委任統治)
中等教育機関。後の教職の基盤となる教育を受けた。
カイロ大学
アラビア文学
学位: 学士 (BA)
卒業年: 1950
国: エジプト
アラビア文学の学士号取得。以後同大学で修士・博士課程を修めた。
カイロ大学
学位: 修士・博士 (MA, PhD)
国: エジプト
修士論文はシチリアのアラブ文学文化、博士論文はウマイヤ朝の禁欲主義と文化への影響に関する研究。

受賞歴

ファイサル国王国際賞(アラビア語・文学部門)
1980
部門: Arabic Language and Literature
主催: ファイサル王財団
結果: 受賞

受賞・候補エディション

作品

代表作

現代アラブ詩の動向(Modern Trends in Contemporary Arabic Poetry)

文学研究・批評

現代アラブ詩の潮流を分析し、その発展と外国文学との関係を論じる論考集。

現代詩比較文学

バドル・シャキール・アル=サイアブ(Badr Shakir Al-Sayyab)

詩論・作家論

イラクの詩人バドル・シャキール・アル=サイアブの詩業と影響を分析した研究。

詩人論近代アラブ詩

アブドゥル=ワハーブ・アル=バヤーティ(Abd al-Wahhab Al-Bayati)

詩人研究

アル=バヤーティの詩作における象徴性や思想的背景を考察した論考。

象徴主義政治と詩

イブン・バッサーム編纂(全8巻の校訂版)

1979年 史料編集・校訂

12世紀のアンダルス知識人の伝記辞典を大著として編集・復刻した成果。アラブ・イスラム文化史研究に重要な貢献をした。

アンダルス文学史料学

全著作

  • 『現代アラブ詩の動向』
  • 『バドル・シャキール・アル=サイアブ』
  • 『アブドゥル=ワハーブ・アル=バヤーティ』
  • イブン・バッサーム編纂(全8巻)

作家による翻訳

  • 『白鯨』(翻訳)
  • アリストテレス『詩学』(共同翻訳)

作風・主題

文体
精緻な文献学的校訂明晰で緻密な論述比較文学的視点
頻出モチーフ
アンダルスの文学遺産詩人の伝記と詩作の連関近代アラブ詩の系譜

健康

  • 長期の病気(詳細不明)
    晩年の活動に影響を与え、2003年にアンマンで死去。

評価・遺産

20世紀のアラブ・イスラム研究と文学研究における主要人物の一人とされ、古典の校訂・復刊と近代詩研究で顕著な功績を残した。多くの大学で標準教材とされる著作を遺し、アラブ文化遺産の保全者と評された。

引用

  • 「イフサーン・アッバース教授は、特に現代アラブ詩研究における貴重な貢献により賞を受けた。」
    出典: ファイサル国王国際賞 授賞理由(1980年) (1980年)

豆知識

  • 生涯で100冊以上の著作を執筆したとされる。
  • イブン・バッサームの12世紀の伝記辞典を8巻で校訂・復刊した。
  • ハーマン・メルヴィルの『白鯨』など多数の翻訳に関わった。