世界・海外・国外の文学賞

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ジェフリー・ユージェニデス

ジェフリー・ユージェニデス

Jeffrey Eugenides

プロフィール

性別
男性
生誕
1960-03-08 (ミシガン州デトロイト)
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
宗教
カトリック 2022年受洗
居住地歴
デトロイト(ミシガン州) → グロス・ポイント(ミシガン州) → サンフランシスコ(カリフォルニア州) → ブルックリン(ニューヨーク州) → ベルリン(ドイツ) → プリンストン(ニュージャージー州)

経歴

職業
小説家, 短編作家, 随筆家, 大学教授
活動期間
1986年〜
所属
プリンストン大学 創作講義プログラム, ニューヨーク大学 創作講義プログラム(教授)
所属団体
アメリカ芸術科学アカデミー(フェロー), アメリカ芸術文学アカデミー(メンバー)
影響を受けた人物
ジェームズ・ジョイス, マルセル・プルースト, ウィリアム・フォークナー, ヴァージニア・ウルフ, トマス・ピンチョン, ジョン・バース
ノミネート
ナショナル・ブック・クリティックス・サークル賞(最終候補), インターナショナル・ダブリン文学賞(最終候補/長距離リスト), プライズ・メディシス(フランス)最終候補

学歴

ブラウン大学
英語(オナーズ・プログラム) / 英文学科
学位: AB
期間: 1978–1982
卒業年: 1982
国: アメリカ合衆国
在学中に1年休学してヨーロッパを旅行
スタンフォード大学
英語・創作講義(M.A.) / 創作講義
学位: MA
期間: 1984–1986
卒業年: 1986
国: アメリカ合衆国
創作講義修士号取得

受賞歴

ニコール脚本フェローシップ
1986
対象作品: Here Comes Winston, Full of the Holy Spirit(短編)
主催: アカデミー・オブ・モーション・ピクチャー・アーツ・アンド・サイエンシズ
結果: Winner
ホワイティング賞
1993
主催: ホワイティング財団
結果: Winner
ピューリッツァー賞(フィクション)
2003
対象作品: ミドルセックス
主催: コロンビア大学 ピューリッツァー賞審査委員会
結果: Winner
グッゲンハイム・フェローシップ
1994
主催: グッゲンハイム財団
結果: Winner
WELT-リテラトゥーア賞
2003
主催: WELT(ドイツ)
結果: Winner

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: The Virgin Suicides

    郊外で起きた5人の姉妹の自殺を、近所の少年たちの回想視点で描く物語。憧憬と無力感、家族の閉鎖性が複層的に描かれ、記憶と喪失の余韻を残す作品。

    青春喪失郊外思春期記憶
  1. 受賞作: Middlesex

    ギリシャ系移民一家の世代史を通じて性と遺伝の問題を描く長篇。個人的歴史と民族的移動を重層的に織り込みながら、アイデンティティの複雑さを雄大な語りで示す。

    ジェンダー移民家族史アイデンティティ
  1. ギリシャ系移民の家族を軸に、先天的に両性の特徴を持って生まれた主人公の成長と家族の歴史を描く大河的長篇。ジェンダー、遺伝、移民体験を絡めながら個と歴史の重層性を探る作品。

    ギリシャ系移民の家族を軸に、先天的に両性の特徴を持って生まれた主人公の成長と家族の歴史を描く大河的長篇。ジェンダー、遺伝、移民体験を絡めながら個と歴史の重層性を探る作品。

    733ページ
    ジェンダーとアイデンティティ移民史家族の秘密アメリカ現代史
  1. 受賞作: Middlesex

    ギリシャ系移民の一家に連なる世代史を背景に、主人公がインターセックスとしての自己を発見していく過程を描く。家族の秘密、遺伝、社会的変容を織り交ぜたスケールの大きい物語で、アイデンティティの複雑さを深く掘り下げる。

    ジェンダーとアイデンティティ移民の歴史家族の秘密

作品

代表作

ヴァージン・スーサイズ

1993年 フィクション(小説) 224ページ

五人姉妹の閉ざされた家庭とその死を、近隣の少年たちの視点から叙述する初期長編。郊外における若者たちの疎外と観察の視線を描く。

郊外文化思春期郷愁と観察
映像化・舞台化
  • [映画] ヴァージン・スーサイズ(映画) / Sofia Coppola (1999)
翻訳
  • ヴァージン・スーサイズ(日本語訳)

ミドルセックス

2002年 フィクション(家族史・歴史小説) 529ページ

主人公キャリオペ(後のカル)の成長と自己認識を軸に、ギリシャ系移民の家族史、デトロイトの栄枯、性とアイデンティティを描く大河小説。

移民経験ジェンダーとアイデンティティ家族史
翻訳
  • ミドルセックス(日本語訳)

マリッジ・プロット

2011年 フィクション(ロマンス/学園小説) 352ページ

ブラウン大学を卒業した三人の若者を中心にした愛と知性の物語。1980年代の学問、精神分析、恋愛模様を背景にした三角関係を描く。

恋愛知性と文学成長
翻訳
  • マリッジ・プロット(日本語訳)

全著作

  • ヴァージン・スーサイズ(1993)
  • ミドルセックス(2002)
  • マリッジ・プロット(2011)
  • Fresh Complaint(短編集、2017)

翻案

  • ヴァージン・スーサイズ(1999年、監督:ソフィア・コッポラ)

作品の翻訳

  • ミドルセックス(日本語訳)
  • ヴァージン・スーサイズ(日本語訳)

作風・主題

文体
繊細で緻密な心理描写語り手の視点を巧みに用いた物語構成豊富な歴史的/文化的背景
頻出モチーフ
家族史と世代間の物語郷愁と都市の変容(特にデトロイト)アイデンティティ(性・文化)

評価・遺産

ミドルセックスでピューリッツァー賞を受賞し、移民経験やジェンダーの問題を扱ったスケールの大きい物語で国際的に評価された。若手作家の教育者としても影響力を持つ。

関連学会

  • アメリカ芸術科学アカデミー
  • アメリカ芸術文学アカデミー

資料所蔵先

  • プリンストン大学アーカイブ(関連資料)

大衆文化への影響

  • 『ヴァージン・スーサイズ』は1999年に映画化されカルト的評価を獲得

引用

  • 「書くときは、最も賢い友人に宛てた最高の手紙を書いていると想像しなさい。そうすれば物事を簡略化しすぎず、読者を見下すことなく書ける。」
    出典: The Paris Review(インタビュー) (2011年)

豆知識

  • 父方はギリシャ系、母方はイングランド系とアイルランド系の出自。
  • ブラウン大学在学中に1年休学してヨーロッパを旅行し、カルカッタでマザー・テレサの活動に参加した経験がある。
  • 1999年から2004年にかけてベルリンに在住。
  • 2003年に『ミドルセックス』でピューリッツァー賞(フィクション)を受賞。
  • 2014年にブラウン大学から名誉文学博士号を授与。
  • 元妻は写真家・彫刻家のカレン・ヤマウチ。子どもが2人いる。