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第3回(1988年) 受賞受賞作: Miami
マイアミという都市を通じて移民、政治、暴力、地域社会の複雑さを捉えた文化評論。都市の特殊な状況を鋭く分析するエッセイ集。
都市研究文化論政治
ジョーン・ディディオン
ジョーン・ディディオン
Joan Didion
プロフィール
- 性別
- 女性
- 生誕
- 1934-12-05 (アメリカ合衆国カリフォルニア州サクラメント)
- 死没
- 2021-12-23 (アメリカ合衆国ニューヨーク市) 87歳
- 国籍
- アメリカ合衆国
- 言語
- 英語
- 居住地歴
- サクラメント(生地) → ロスフェリス(ロサンゼルス) → マリブ(カリフォルニア) → ブレントウッド(ロサンゼルス) → マンハッタン(ニューヨーク市、晩年)
経歴
- 職業
- 随筆家, ジャーナリスト, 小説家, 回想録作家, 脚本家
- 活動期間
- 1956年〜2021年
- 所属団体
- American Academy of Arts and Letters(会員), American Philosophical Society(会員)
- 影響を受けた人物
- アーネスト・ヘミングウェイ, ジョージ・エリオット, ヘンリー・ジェイムズ
- 影響を与えた人物
- 現代の随筆家やジャーナリスト(エッセイ文学に大きな影響), 批評家や若いノンフィクション作家
- ノミネート
- ピューリッツァー賞(『マジカル・シンキングの年』、最終候補), ナショナル・ブック・クリティックス・サークル賞(『マジカル・シンキングの年』、最終候補)
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| カリフォルニア大学バークレー校 | — | 英語 | BA | 1952–1956 | アメリカ合衆国 |
カリフォルニア大学バークレー校
英語
学位:
BA
期間:
1952–1956
卒業年:
1956
国:
アメリカ合衆国
在学中にVogueのエッセイコンテスト(Prix de Paris)で入賞し、雑誌の職を得た。
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1981 | American Academy of Arts and Letters 会員選出 | — | — | American Academy of Arts and Letters | 受選 |
| 1996 | Edward MacDowell Medal | — | — | MacDowell | 受賞 |
| 2002 | St. Louis Literary Award | — | — | セントルイス大学ライブラリー・アソシエイツ | 受賞 |
| 2002 | George Polk Book Award | Political Fictions | — | George Polk Awards | 受賞 |
| 2005 | ナショナル・ブック賞(ノンフィクション) | 『マジカル・シンキングの年』 | — | National Book Foundation | 受賞 |
| 2006 | Golden Plate Award(American Academy of Achievement) | — | — | American Academy of Achievement | 受賞 |
| 2006 | American Philosophical Society 会員選出 | — | — | American Philosophical Society | 受選 |
| 2007 | Prix Médicis(エッセイ部門) | 『マジカル・シンキングの年』 | — | Prix Médicis | 受賞 |
| 2007 | National Book Foundation 功労メダル | — | — | National Book Foundation | 受賞 |
| 2007 | Writers Guild of America Evelyn F. Burkey Award | — | — | Writers Guild of America | 受賞 |
| 2009 | 名誉文学博士(ハーバード大学) | — | — | Harvard University | 授与 |
| 2011 | 名誉文学博士(イェール大学) | — | — | Yale University | 授与 |
| 2013 | National Humanities Medal | — | — | アメリカ合衆国大統領府(National Endowment for the Humanities) | 受賞 |
| 2013 | PEN Center USA 生涯功労賞 | — | — | PEN Center USA | 受賞 |
American Academy of Arts and Letters 会員選出
1981
主催:
American Academy of Arts and Letters
結果:
受選
Edward MacDowell Medal
1996
主催:
MacDowell
結果:
受賞
St. Louis Literary Award
2002
主催:
セントルイス大学ライブラリー・アソシエイツ
結果:
受賞
George Polk Book Award
2002
対象作品:
Political Fictions
主催:
George Polk Awards
結果:
受賞
ナショナル・ブック賞(ノンフィクション)
2005
対象作品:
『マジカル・シンキングの年』
主催:
National Book Foundation
結果:
受賞
Golden Plate Award(American Academy of Achievement)
2006
主催:
American Academy of Achievement
結果:
受賞
American Philosophical Society 会員選出
2006
主催:
American Philosophical Society
結果:
受選
Prix Médicis(エッセイ部門)
2007
対象作品:
『マジカル・シンキングの年』
主催:
Prix Médicis
結果:
受賞
National Book Foundation 功労メダル
2007
主催:
National Book Foundation
結果:
受賞
Writers Guild of America Evelyn F. Burkey Award
2007
主催:
Writers Guild of America
結果:
受賞
名誉文学博士(ハーバード大学)
2009
主催:
Harvard University
結果:
授与
名誉文学博士(イェール大学)
2011
主催:
Yale University
結果:
授与
National Humanities Medal
2013
主催:
アメリカ合衆国大統領府(National Endowment for the Humanities)
結果:
受賞
PEN Center USA 生涯功労賞
2013
主催:
PEN Center USA
結果:
受賞
受賞・候補エディション
アンバサダー・ブック・アワード
1回登壇
セントルイス文学賞
1回登壇
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第35回(2002年) 受賞受賞作: Slouching Towards Bethlehem(スラウチング・トゥワーズ・ベツレヘム)
1960年代のカリフォルニアやアメリカ社会の断片を観察的に記したエッセイ集。個人的な視点と社会批評を結び付け、時代の空気と個人の心象を冷静かつ鋭く描き出す。
エッセイ文化批評アメリカ社会個人と公
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第15回(2005年) 受賞受賞作: 功績(Belles Lettres and Criticism ゴールドメダル)
ディディオンの随筆とノンフィクションを通じた蓄積的業績が評価され贈られた。簡潔で観察に富む文体はアメリカ文化の断面を浮き彫りにし、広く影響を及ぼした。
随筆ノンフィクション文化評論社会観察
ロサンゼルス・タイムズ ブック賞
1回登壇
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第26回(2005年) 受賞
ナショナル・ブック・アワード
1回登壇
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第65回(2007年) 功績賞受賞作: The Year of Magical Thinking
夫の突然の死と重病に直面した著者が喪失と悲嘆を綴る回想録的随筆。理性と感情が交錯する中での記憶と儀礼、そして生の意味を静かに見つめる作品で、普遍的な喪失の経験を描写する。
喪失回想録個人的記憶悲嘆
メディシス賞
1回登壇
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第23回(2007年) 受賞受賞作: L'Année de la pensée magique
『L'Année de la pensée magique』(邦題例:『マジカル・シンキングの年』)は、夫の突然の死と娘の重篤な病を経験した一年を冷静かつ詩的に記録した回想録である。喪失に伴う思考と感情の変容、悲嘆の過程を鋭く描き出す。
喪失悲嘆回想録家族
作品
代表作
『ベツレヘムに向かってよろめく』
1968年 エッセイ集(ノンフィクション)1960年代のカリフォルニアやカウンターカルチャーを題材にした雑誌寄稿の集成。新ジャーナリズムの手法を用いた個人的な視点を含む随筆集。
カリフォルニアカウンターカルチャー個人的観察
『プレイ・イット・アズ・イット・レイズ』
1970年 小説(フィクション)ハリウッドと隔絶された登場人物を描く短めの小説。虚無感と孤独をテーマにしている。
ハリウッド孤独虚無
映像化・舞台化
- [映画] 『Play It as It Lays(映画版)』 (1972)
『ホワイト・アルバム』
1979年 エッセイ集(ノンフィクション)1960年代後半の経験やカリフォルニア文化を記録した随筆集。個人的回想と社会観察が混在する。
記憶文化批評カリフォルニア
『マジカル・シンキングの年』
2005年 回想録(ノンフィクション)夫の急死と娘の重病をめぐる1年間の喪の記録。個人的な悲嘆を精緻な観察で記述した作品。
喪失悲嘆家族
映像化・舞台化
- [舞台(ワンウーマン・プレイ)] 『The Year of Magical Thinking(舞台版)』 / David Hare (2007)
『ブルー・ナイツ』
2011年 回想録(ノンフィクション)娘の死と母親としての後悔、加齢をめぐる回想。『マジカル・シンキングの年』の続きとも言える内容。
喪失養育老い
全著作
- Run, River(1963)
- Slouching Towards Bethlehem(1968)
- Play It as It Lays(1970)
- The White Album(1979)
- Salvador(1983)
- Miami(1987)
- After Henry(1992)
- Political Fictions(2001)
- Where I Was From(2003)
- The Year of Magical Thinking(2005)
- Blue Nights(2011)
- South and West: From a Notebook(2017)
- Let Me Tell You What I Mean(2021)
翻案
- 『The Panic in Needle Park』等、夫ジョン・グレゴリー・ダンと共同で脚本を執筆した映画作品多数
- 『The Year of Magical Thinking』の舞台化(2007)
- ドキュメンタリー『Joan Didion: The Center Will Not Hold』(2017、Netflix)
作風・主題
- 文体
- 簡潔で構造にこだわる文体私的視点を取り入れたノンフィクション新ジャーナリズム的な手法(小説的手法を用いた報道)
- 頻出モチーフ
- カリフォルニアとその文化喪失と悲嘆儀式と日常の観察政治と公共の語り
健康
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多発性硬化症(診断)1970年代(部分的失明の発作を含むが長期は寛解状態)一時的な視力障害や体調不良があったが、長期は寛解状態で作品執筆に大きな支障はなかったと報告される。
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慢性片頭痛生涯を通じて(詳細不明)断続的に日常生活や執筆に影響を与えた。
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がん(治療済み、詳細非公開)年次不詳治療を夫以外には秘していたと報告されている。回復後も執筆活動を継続。
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パーキンソン病(合併症が死因)晩年2021年の死因に関係する合併症を引き起こした。
評価・遺産
ジョーン・ディディオンは20世紀後半から21世紀初頭にかけてアメリカ随筆とノンフィクションに大きな影響を与えた作家であり、文体の厳密さと個人的視点を報道に持ち込む手法で評価されている。公的な栄誉や展覧会、映画や舞台化を通じて幅広い評価を受け続けている。
記念館・博物館
- ハマー美術館(『Joan Didion: What She Means』展) カリフォルニア大学ロサンゼルス校ハマー美術館(ロサンゼルス) 2022年開館
- Pérez Art Museum Miami(巡回展示) マイアミ、フロリダ 2023年開館
関連学会
- American Academy of Arts and Letters
- American Philosophical Society
大衆文化への影響
- Netflixドキュメンタリー『Joan Didion: The Center Will Not Hold』(2017)
- ファッションブランドCélineの2015年キャンペーンに登場
引用
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文の構造を変えることは、その文の意味を変えることであり、それはカメラの位置が被写体の意味を変えるのと同じくらい決定的である。
出典: 『Why I Write』(The New York Times、1976) (1976年)
豆知識
- 大学在学中にVogueのPrix de Parisエッセイコンテストで優勝し、Vogueでの職を得た。
- 1966年にジョン・グレゴリー・ダンと養子の娘クインタナ・ルーを迎えた。
- 2011年時点で1日5本のタバコを吸っていたと報じられている。
- 『The Year of Magical Thinking』は夫の急死と娘の病気を記した作品でナショナル・ブック賞を受賞した。