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第0回(1992年) 受賞
ジョゼ・デ・ソウザ・サラマーゴ
ホゼ・デ・ソウザ・サラマーゴ
Jose de Sousa Saramago
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1922-11-16 (アジニャーガ(サンタレン県)、ポルトガル)
- 死没
- 2010-06-18 (ティアス(ランサローテ島近隣・カナリア諸島)、スペイン) 87歳
- 国籍
- ポルトガル
- 言語
- ポルトガル語
- 宗教
- 無神論(無宗教)
- 居住地歴
- リスボン(ポルトガル) → ランサローテ(カナリア諸島、スペイン)
経歴
- 職業
- 作家, 翻訳者, 新聞記者
- 活動期間
- 1947年〜2010年
- 所属団体
- ポルトガル共産党, リスボン文化防衛国民戦線(設立メンバー)
- 影響を受けた人物
- イザベル・ダ・ノブレガ(文学的メンター), フェルナンド・ペソア(影響を与えた文人)
- 影響を与えた人物
- 現代のポルトガル語圏作家, 国際的な文学界(比喩的・政治的テーマの扱いに影響)
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 技術学校(リスボン) | — | 工業系(旋盤工の訓練) | — | — | ポルトガル |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1995 | カモンイス賞 | — | — | カモンイス賞委員会 | winner |
| 1998 | ノーベル文学賞 | — | — | スウェーデン・アカデミー | winner |
| 2004 | アメリカ賞(文学) | — | — | America Award 運営団体 | winner |
| 2009 | サンパウロ文学賞(最優秀書ノミネート) | 『象の旅』 | Best Book of the Year (shortlist) | サンパウロ文学賞委員会 | shortlisted |
受賞・候補エディション
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第7回(1995年) 受賞受賞作: 生涯の業績
個別の一冊ではなく、ジョゼ・サラマーゴの作品群そのものが評価された受賞。
一冊の本ではなく、作品群そのものが評価された受賞。
作家業績ポルトガル文学寓意政治性人間観
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第91回(1998年) 受賞受賞作: Blindness (『盲目の人々』)
『Blindness』は、原因不明の失明が広がった都市社会の崩壊を描くジョゼ・サラマーゴの小説である。
白い失明の流行が、人々の秩序と倫理を崩していく。
326ページディストピア寓話社会崩壊倫理
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第11回(2004年) 受賞受賞作: 生涯業績
政治と宗教、権力や共同体の脆弱性を寓話的に描く長年の業績を総括。代表作『盲目』などで人間性の崩壊と再生を問い、魔術的リアリズムと社会批評を融合させた散文によって20世紀末から国際文学に大きな影響を与えた。
魔術的リアリズム政治風刺宗教批判寓話人間存在
作品
代表作
『記念の修道院(バルタザールとブリムンダ)』
1982年 歴史小説 / バロック的フィクション18世紀のリスボンを舞台にした物語。傷を負った兵士と若い霊視者の恋、そして飛行という異端的夢を抱く司祭の物語を通じて歴史と人間性を描く。
- 『バルタサールとブリムンダ』
『リカルド・レイスの死の年』
1984年 歴史的フィクション / 哲学的小説フェルナンド・ペソアの異名リカルド・レイスが詩人の死後も生き延びるという設定で、記憶、アイデンティティ、歴史の不確かさを探る。
- 『リカルド・レイスの死の年』
『イエス・キリストによる福音』
1991年 歴史的 / 宗教批評的フィクション伝統的な聖書物語を再解釈し、神とイエスを欠点ある人間として描くことで宗教制度や信仰を批判的に問う作品。
- 『イエス・キリストによる福音』
『失明』
1995年 ディストピア / アレゴリー国全体が原因不明の白い失明に襲われる物語。社会崩壊と人間の連帯、倫理を試す寓話的作品。
- [映画] 『ブラインドネス』 / Fernando Meirelles (2008)
- 『失明』
『すべての名前』
1997年 哲学的小説孤独な記録官がたった一人の女性の名前を追ううちに自分の存在と制度について問い直す物語。
- 『すべての名前』
『二重』
2002年 心理小説 / サスペンス自分とまったく同じ外見の人物を見つけた男の物語。自己と他者、アイデンティティの問題を探る。
- 『二重』
『死の不定期便』
2005年 ファンタジー的寓話ある国で突然誰も死ななくなったことから生まれる社会的・宗教的・倫理的問題を描く寓話。
- 『死の不定期便』
『カイン』
2009年 宗教的寓話 / 論争的フィクション旧約聖書の物語を再想像し、神と人間の関係を問い直す挑発的な短編小説集的な作品。
- 『カイン』
『象の旅』
2008年 歴史的フィクション / 旅物語18世紀の実話に基づく象の旅を通じて文化接触と人間関係を描いた小品。
- 『象の旅』
全著作
- 『罪の土地(Terra do Pecado)』 (1947)
- 『可能な詩(Os Poemas Possíveis)』 (1966)
- 『マニュアル・ド・ペインタグムとカリグラフィア』 (Manual de Pintura e Caligrafia) (1977)
- 『記念の修道院(Memorial do Convento)』 (1982)
- 『リカルド・レイスの死の年』 (1984)
- 『石のいかだ(A Jangada de Pedra)』 (1986)
- 『イエス・キリストによる福音』 (1991)
- 『失明(Ensaio sobre a Cegueira)』 (1995)
- 『すべての名前(Todos os Nomes)』 (1997)
- 『死の不定期便(As Intermitências da Morte)』 (2005)
- 『カイン(Caim)』 (2009)
- 『クララボイア(Claraboia)』(遺稿、2011年刊)
翻案
- 『失明』映画化(2008、監督:フェルナンド・メイレレス)
作品の翻訳
- 『バルタサールとブリムンダ』など主要作は英語・スペイン語他に翻訳
作風・主題
- 文体
- 長く複雑な文、句読点の独特な運用(長文とコンマ中心)引用符を使わない会話表現寓話的・アレゴリー的手法
- 頻出モチーフ
- アイデンティティ人間の状態(human condition)宗教と権力孤立と連帯
健康
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白血病晩年(診断年は明記されていない)長期の健康影響を与え、晩年の活動に制約を与えた。2010年に死去の一因。
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肺炎(2010年前の罹患)2009–2010一時的に健康を損ない、回復した後も余波があったと報道された。
評価・遺産
20世紀後半から21世紀初頭のポルトガルを代表する作家。寓話的で政治的なテーマと独特の文体により国際的評価を得、1998年にノーベル文学賞を受賞。ジョゼ・サラマーゴ財団を通じて文化・人権活動を継続している。
記念館・博物館
- ジョゼ・サラマーゴ財団(Casa dos Bicos) リスボン、ポルトガル(Casa dos Bicos) 2007年開館
関連学会
- リスボン文化防衛国民戦線(設立に関与)
資料所蔵先
- ジョゼ・サラマーゴ財団アーカイブ(リスボン)
- ノーベル賞博物館(ストックホルム)への所蔵寄贈(眼鏡等)
大衆文化への影響
- 映画『失明』(2008)などの映像化で国際的に知られる
- 多くの言語への翻訳により世界的な読者を獲得
引用
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「想像力、共感、皮肉によって支えられた寓話で、われわれにとってつかみどころのない現実を再び把握させる者」
出典: ノーベル賞選考委員会(受賞理由、1998) (1998年) -
「私は二ページ書く。そしてそれから読み、読み、読みる。」
出典: インタビュー(2009年) (2009年)
豆知識
- ポルトガル国内で200万部以上を販売したと報告されている。
- 晩年はランサローテ島(カナリア諸島)で妻ピラール・デル・リオと生活した。
- 遺灰はリスボンのジョゼ・サラマーゴ財団前の広場にあるオリーブの木の下に埋葬された(2011年)。
- 政治的立場は共産主義寄りで、ポルトガル共産党の長年のメンバーであった。