世界・海外・国外の文学賞

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ミゲル・アンヘル・アスツリアス・ロサレス

ミゲル・アンヘル・アストゥリアス・ロサレス

Miguel Ángel Asturias

プロフィール

性別
男性
生誕
1899-10-19 (グアテマラ市, グアテマラ)
死没
1974-06-09 (マドリード, スペイン) 74歳
国籍
グアテマラ
言語
スペイン語

経歴

職業
小説家, 詩人, 劇作家, ジャーナリスト, 外交官
活動期間
1920年〜1974年
影響を受けた人物
アンドレ・ブルトン(シュルレアリスム), ポール・ヴァレリー(批評・詩), マヤ文化・先住民の口承伝統
影響を与えた人物
ガブリエル・ガルシア=マルケス(ラテンアメリカ・ブームの作家), ラテンアメリカ・ブームの作家たち, グアテマラや中央アメリカの世代の作家

学歴

グアテマラ国立サン・カルロス大学
法学部 / 法学
学位: 法学位
期間: 1922–1923
卒業年: 1923
国: グアテマラ
卒業論文『インディオの社会問題』でガルベス賞を受賞
パリ大学(ソルボンヌ)
民族学
期間: 1923–1926
卒業年: 1926
国: フランス
ソルボンヌで民族学を学び、マヤ文化研究に従事。『ポポル・フフ』翻訳に着手

受賞歴

ノーベル文学賞
1967
対象作品: 『トウモロコシの人々』(Hombres de maíz)
主催: スウェーデン王立科学アカデミー
結果: 受賞
レーニン平和賞
1966
対象作品: 『バナナ三部作』
主催: ソビエト連邦
結果: 受賞
シラ・モンスグール賞(Prix Sylla Monsegur)
1931
対象作品: 『グアテマラの伝説』(Leyendas de Guatemala)のフランス語訳
主催: フランスの翻訳・文学関係団体
結果: 受賞
Prix du Meilleur Livre Étranger
1952
対象作品: 『エル・セニョール・プレシデンテ』
主催: フランスの文学賞
結果: 受賞
ガルベス賞 (Gálvez Prize)
1923
対象作品: 卒業論文『インディオの社会問題』
主催: 大学賞
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 生涯の業績(代表作:『エル・セニョール・プレジデンテ(El Señor Presidente)』)

    『エル・セニョール・プレジデンテ』などで独裁体制の腐敗と暴力を寓意的かつ詩的な表現で描いた。民衆の視点や民族的要素を織り込み、魔術的現実主義的手法で権力の非人間性を浮き彫りにした作品群が評価された。

    『エル・セニョール・プレジデンテ』などで独裁体制の腐敗と暴力を寓意的かつ詩的な表現で描いた。民衆の視点や民族的要素を織り込み、魔術的現実主義的手法で権力の非人間性を浮き彫りにした作品群が評価された。

    魔術的現実主義独裁と権力批判民族と伝承政治文学

作品

代表作

『エル・セニョール・プレシデンテ』

1946年 独裁者小説、シュルレアリスム的要素

強権的な大統領の支配下での人々の生活を描いた小説。恐怖と不条理が支配する社会を通じて独裁政治を告発する作品。

独裁恐怖と権力正義の崩壊
映像化・舞台化
  • [演劇] 『エル・セニョール・プレシデンテ』(舞台化) / Hugo Carrillo (adaptation, 1974) (1974)
翻訳
  • フランセス・パートリッジによる英訳(1963)

『トウモロコシの人々(Hombres de maíz)』

1949年 マジックリアリズム、民族的神話

マヤの伝承や習俗を土台に、伝統的な共同体と外部の商業化勢力との衝突を描く神話的長編。トウモロコシにまつわる創世神話を中心テーマとする。

先住民文化自然と神話土地と抵抗
翻訳
  • ジェラルド・マーティンによる英訳(1975)

『グアテマラの伝説(Leyendas de Guatemala)』

1930年 短編集、民話的・詩的散文

マヤ神話や民間伝承を題材にした短編集。グアテマラの民族的・歴史的アイデンティティの探求を含む作品群。

神話再話民族的アイデンティティ
翻訳
  • フランス語訳など複数言語に翻訳

『バナナ三部作(Viento fuerte / El papa verde / Los ojos de los enterrados)』

1950年 社会的・政治的長編

外国資本(特にバナナ会社)による土地や労働者の搾取を描いた三部作。帝国主義や経済的支配への批判が中心。

帝国主義経済的搾取土地の喪失

『ムラタ・デ・タル(Mulata de tal)』

1963年 シュルレアリスム的長編

マヤ神話とカトリック的伝統が交錯する祝祭的な幻想小説。魔術や民間信仰を通して信仰と権力を描く。

民間信仰カトリックとの緊張魔術
翻訳
  • グレゴリー・ラバッサによる英訳(出版年は版により異なる)

全著作

  • 『エル・セニョール・プレシデンテ』 (1946)
  • 『トウモロコシの人々』(Hombres de maíz) (1949)
  • 『グアテマラの伝説』(Leyendas de Guatemala) (1930)
  • 『バナナ三部作』 (1950–1960)
  • 『ムラタ・デ・タル』 (1963)

翻案

  • 『エル・セニョール・プレシデンテ』の舞台化(1974、Hugo Carrillo)

作品の翻訳

  • 『エル・セニョール・プレシデンテ』英訳(Frances Partridge)
  • 『トウモロコシの人々』英訳(Gerald Martin)

作風・主題

文体
シュルレアリスムの影響マジックリアリズムの先駆的表現熱帯バロック的な言語表現(色彩的かつリズミカル)
頻出モチーフ
マヤ神話と口承伝統トウモロコシ(生命・創世の象徴)権力と独裁のメカニズム自然と精霊的存在

評価・遺産

ミゲル・アンヘル・アスツリアスは先住民文化の重要性を文学にもたらし、ラテンアメリカ近代主義の先駆者とされる。代表作は国際的に翻訳・評価され、グアテマラ国内には彼の名を冠した文学賞や文化センターがある。

記念館・博物館

  • ミゲル・アンヘル・アスツリアス文化センター(Centro Cultural Miguel Ángel Asturias) グアテマラ市 1978年開館

資料所蔵先

  • アメリカ議会図書館(所蔵目録に記録あり)

大衆文化への影響

  • グアテマラの国民的作家として記念行事や文学賞に名前が使われる
  • 故人の遺骨再移送(2024年)などの公式行事による記憶の再活性化

引用

  • 「私はたくさん聞き、少し想像し、残りは発明した」
    出典: インタビュー(ゲュンター・W・ローレンツ、1968年) (1968年)

豆知識

  • 1967年にノーベル文学賞を受賞した(受賞作は『トウモロコシの人々』とされる)
  • 1966年にレーニン平和賞を受賞
  • パリのペール・ラシェーズ墓地に埋葬されていたが、2024年に遺骨の本国搬還が合意された
  • 息子ロドリゴ・アスツリアスはゲスパール・イロム(Gaspar Ilom)の名で活動した政治運動家