世界・海外・国外の文学賞

← ホームに戻る

モリー・グロス

モリー・グロス

Molly Gloss

プロフィール

性別
女性
生誕
1944-11-20 (オレゴン州(郡市不詳), アメリカ合衆国)
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
居住地歴
オレゴン州ポートランド

経歴

職業
作家, 大学教員
活動期間
1970年〜
所属
ポートランド州立大学(教員), パシフィック大学MFAプログラム(教員)
影響を受けた人物
アーシュラ・K・ル=グウィン
ノミネート
PEN/Faulkner賞(The Jump‑Off Creek), ヒューゴー賞短編部門("Lambing Season"), ネビュラ賞短編部門("Lambing Season")

受賞歴

ケン・ケーシー賞(オレゴン・ブック賞)
1990
対象作品: ジャンプ・オフ・クリーク (The Jump‑Off Creek)
主催: オレゴン・ブック賞(Oregon Book Awards)
結果: winner
パシフィック・ノースウェスト書店協会賞
1990
対象作品: ジャンプ・オフ・クリーク (The Jump‑Off Creek)
主催: Pacific Northwest Booksellers Association
結果: winner
ホワイティング賞
1996
部門: フィクション
主催: ホワイティング財団
結果: winner
ジェームズ・ティプトリー Jr. 賞(現:Otherwise賞)
2000
対象作品: ワイルド・ライフ (Wild Life)
主催: James Tiptree Jr. Literary Award Council
結果: winner
セオドア・スタージョン賞
2013
対象作品: ザ・グリンネル・メソッド ("The Grinnell Method")
部門: 短編
主催: セオドア・スタージョン賞委員会
結果: winner
C.E.S.ウッド賞
2021
主催: オレゴン文学関係団体
結果: winner
ワールド・ファンタジー賞(候補)
2020
対象作品: アンフォーシーン (Unforeseen)
主催: ワールド・ファンタジー賞運営
結果: finalist
オレゴン・ブック賞(候補)
2008
対象作品: ハーツ・オブ・ホーセズ (The Hearts of Horses)
主催: オレゴン・ブック賞
結果: finalist

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Wild Life

    辺境の地で生きる女性を描く歴史的フィクション。自然との関係や自立、共同体の期待と個人の自由の間で揺れる内面を丁寧に描写し、女性の選択と生存の物語を繊細に紡ぐ作品。

    フロンティア女性の自立自然と生存歴史的フィクション

作品

代表作

アウトサイド・ザ・ゲイツ (Outside the Gates)

1986年 SF

若い女性がアポカリプス後の世界で生き抜く様子を描いたSF小説。社会の崩壊と個人の回復力がテーマ。

サバイバルコミュニティ再建

ジャンプ・オフ・クリーク (The Jump‑Off Creek)

1989年 歴史小説

19世紀末のオレゴンを舞台に、女性の自立と開拓生活を繊細に描いた作品。家族や土地との関係が主要な主題。

西部開拓女性の自立土地と生活

ザ・ダズル・オブ・デイ (The Dazzle of Day)

1998年 SF / 社会小説

移住と集団生活、宗教と科学の交錯を描く長編。未来の共同体における人間関係と価値観を探る。

共同体信仰と科学

ワイルド・ライフ (Wild Life)

2000年 歴史小説

遠隔地の自然と人間の関係、ジェンダーの在り方を織り込みながら進む物語。性別役割への洞察が評価された。

自然と人間関係ジェンダー

ザ・ハーツ・オブ・ホーセズ (The Hearts of Horses)

2007年 歴史小説

第二次世界大戦期のアメリカ西部を舞台に、馬や地域社会との結びつきを通して成長する女性を描く作品。

戦時下の生活成長動物と絆

フォーリング・フロム・ホーセズ (Falling from Horses)

2014年 歴史小説

前作と地続きのテーマを持ち、地方と家族、喪失と再生を描く短編集あるいは長篇。

喪失と再生家族

アンフォーシーン (Unforeseen)

2019年 短編集 / ファンタジー要素

短編を中心とした作品集。人間関係や地域社会、奇妙で静かな想像力を特徴とする短篇が収められている。

共同体日常の異化

全著作

  • アウトサイド・ザ・ゲイツ (Outside the Gates)
  • ジャンプ・オフ・クリーク (The Jump‑Off Creek)
  • ザ・ダズル・オブ・デイ (The Dazzle of Day)
  • ワイルド・ライフ (Wild Life)
  • ザ・ハーツ・オブ・ホーセズ (The Hearts of Horses)
  • フォーリング・フロム・ホーセズ (Falling from Horses)
  • アンフォーシーン (Unforeseen)

作風・主題

文体
叙述的で緻密な歴史描写静謐で観察深い文体自然描写に重点を置く
頻出モチーフ
西部開拓と土地馬や動物との関係ジェンダーと役割

評価・遺産

モリー・グロスは歴史小説とスペキュレイティブ(SF)要素を巧みに融合させた作風で評価され、アメリカ西部文学と現代SFの交差点で重要な位置を占める。女性の経験や土地との関係を繊細に描き、多くの作家や読者に影響を与えた。

資料所蔵先

  • オレゴン大学:モリー・グロス文書コレクション(ガイドあり)

引用

  • 「作家になり始めたのは母になってからだった。」
    出典: 公式サイト(On becoming a writer) (2007年)

豆知識

  • アーシュラ・K・ル=グウィンと親しい友人関係にあった。
  • ポートランド州立大学やパシフィック大学で執筆教育に携わった。
  • 短編「Lambing Season」はヒューゴー賞とネビュラ賞の候補になった。