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第3回(1993年) 受賞受賞作: Ammonite
男性が存在しない惑星アモナイトを舞台に、外部から来た人物が言語と文化を学びつつコミュニティに関わることで自己を再定義していく物語。ジェンダーや社会制度が個人のアイデンティティに与える影響を深く掘り下げる作品。
ジェンダー文明と社会言語学フェミニズム
ニコラ・グリフィス
ニコラ・グリフィス
Nikora Gurifisu
プロフィール
- 性別
- 女性
- 生誕
- 1960-09-30 (イングランド、リーズ(ヨークシャー))
- 国籍
- 英国, アメリカ合衆国
- 言語
- 英語
- 宗教
- カトリック
- 居住地歴
- イングランド(リーズ) → アメリカ合衆国(ミシガン州イーストランシング/シアトル)
経歴
- 職業
- 小説家, エッセイスト, 短編作家, 教師
- 活動期間
- 1987年〜
- 影響を受けた人物
- ヘンリー・トリーク, ローズマリー・サトクリフ, E. E. スミス, フランク・ハーバート, J. R. R. トールキン, エドワード・ギボン
- 影響を与えた人物
- 障害を持つ作家のコミュニティ(#CripLit), LGBTQ+ フィクション分野の作家たち
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| リーズ大学 | — | — | — | — | イギリス |
| ミシガン州立大学 | — | — | — | — | アメリカ合衆国 |
| アングリア・ラスキン大学 | — | — | PhD | — | イギリス |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1993 | BSFA賞 | アモナイト | — | 英国SF協会 | Shortlisted |
| 1993 | ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア賞 | アモナイト | — | Otherwise Award(旧: Tiptree) | Won |
| 1993 | ラムダ文学賞 | アモナイト | Lesbian Science Fiction/Fantasy | Lambda Literary | Won |
| 1994 | アーサー・C・クラーク賞 | アモナイト | — | Arthur C. Clarke Award 運営 | Shortlisted |
| 1994 | ローカス賞 | アモナイト | First Novel | Locus | Shortlisted |
| 1995 | ネビュラ賞 | ヤグアラ(中編) | Novella | SFWA(全米SF作家協会) | Nominated |
| 1996 | ネビュラ賞 | スロー・リバー | Novel | SFWA | Won |
| 1996 | ラムダ文学賞 | スロー・リバー | Science Fiction/Fantasy | Lambda Literary | Finalist |
| 1998 | ラムダ文学賞(編集) | ベンディング・ザ・ランドスケープ(編) | Science Fiction/Fantasy | Lambda Literary | Won |
| 1999 | ゲイラティック・スペクトラム賞 | ザ・ブルー・プレイス | Novel | Gaylactic Network | Nominated |
| 1999 | ラムダ文学賞 | ザ・ブルー・プレイス | Lesbian Mystery | Lambda Literary | Won |
| 2000 | ゲイラティック・スペクトラム賞 | スロー・リバー | Hall of Fame | Gaylactic Network | Won |
| 2002 | ゲイラティック・スペクトラム賞 | ベンディング・ザ・ランドスケープ(ホラー編) | Other Work | Gaylactic Network | Won |
| 2003 | ラムダ文学賞 | ステイ | Lesbian Fiction | Lambda Literary | Finalist |
| 2005 | ゲイラティック・スペクトラム賞 | ウィズ・ハー・ボディ(短編集) | Other Work | Gaylactic Network | Finalist |
| 2005 | ラムダ文学賞 | ウィズ・ハー・ボディ(短編集) | Science Fiction/Fantasy | Lambda Literary | Finalist |
| 2008 | ラムダ文学賞 | アンド・ナウ・ウィー・アー・ゴーイング・トゥ・ハヴ・ア・パーティ | Lesbian Memoir or Biography | Lambda Literary | Won |
| 2010 | ヒューゴー賞 | It Takes Two(中編) | Novelette | World Science Fiction Society | Finalist |
| 2013 | バイセクシャル・ブック賞 | ヒルド | Fiction | Bisexual Book Awards | Shortlisted |
| 2013 | ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア賞(名誉) | ヒルド | — | Otherwise Award | Honor |
| 2013 | ネビュラ賞 | ヒルド | Novel | SFWA | Finalist |
| 2014 | ジョン・W・キャンベル記念賞(最優秀SF長編) | ヒルド | — | ジョン・W・キャンベル記念賞運営 | Shortlisted |
| 2014 | ワシントン州ブック賞 | ヒルド | Fiction | Washington State Book Awards | Won |
| 2018 | Over the Rainbow 書誌リスト(トップ10) | ソー・ラッキー | — | ALA(Over the Rainbow list) | Top 10 |
| 2019 | Pacific Northwest Booksellers Association Award | ソー・ラッキー | — | PNBA | Shortlisted |
| 2019 | Tournament of Books | ソー・ラッキー | — | The Morning News(Tournament of Books 運営) | Shortlisted |
| 2019 | ワシントン州ブック賞 | ソー・ラッキー | Fiction | Washington State Book Awards | Won |
| 2022 | ロサンゼルス・タイムズ ブック賞(レイ・ブラッドベリ賞) | スピア | Ray Bradbury Prize | Los Angeles Times | Won |
| 2022 | ネビュラ賞 | スピア | Novel | SFWA | Finalist |
| 2023 | HWAクラウン賞 | スピア | Gold | Horror Writers Association | Longlisted |
| 2023 | ローカス賞 | スピア | Fantasy Novel | Locus | Nominated |
| 2023 | Ursula K. Le Guin Prize | スピア | — | Ursula K. Le Guin Literary Trust | Shortlisted |
| 2023 | ワールド・ファンタジー賞 | スピア | Novel | World Fantasy Convention | Shortlisted |
| 2024 | サイエンス・フィクション&ファンタジー殿堂 | — | — | Museum of Pop Culture(SFF Hall of Fame) | Inducted |
| 2025 | SFWA グランドマスター(デイモン・ナイト記念) | — | — | Science Fiction and Fantasy Writers Association | Named Grand Master |
受賞・候補エディション
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第11回(1999年) 受賞受賞作: The Blue Place
元潜入捜査官の Aud Torvingen が、アトランタでの危険な事件に巻き込まれていく物語。強さと孤独を抱えた主人公が、爆破事件、資金洗浄、そしてノルウェーへの旅路を通じて、危うい均衡を崩していく。
危険だけが自分を生かすと感じる女性が、事件の渦へ踏み込む。
308ページクライムサスペンス女性主人公アトランタノルウェー暴力と緊張 -
第20回(2008年) 受賞受賞作: And Now We Are Going to Have a Party
著者の幼少期から若い時代までを、箱入りの記念版としてまとめた回想録。短い断章や付属物が、成長の記憶を作品そのものの一部にしている。
記憶を読むのではなく、手触りごと受け取る回想録。
回想録少女期イギリス創作人生 -
第26回(2014年) 特別賞受賞作: Jim Duggins Outstanding Mid-Career Novelists' Prize
Nicola Griffith の中堅期の小説家としての業績をたたえる賞。
文学賞業績評価
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第43回(2022年) 受賞受賞作: Spear
伝承や力の概念を巡るスペキュレイティブな物語。アイデンティティと力の継承を主題に、神話的モチーフを利用する。
伝承や力の概念を巡るスペキュレイティブな物語。アイデンティティと力の継承を主題に、神話的モチーフを利用する。
126ページファンタジーアイデンティティ神話
作品
代表作
アモナイト
1992年 フィクション/SF女性だけの惑星とそこでの社会を描くSF。ジェンダーや文化の差異を扱う。
スロー・リバー
1995年 フィクション/SF記憶やアイデンティティをめぐるサイバーパンク的要素を含む長編。複雑な犯罪と再生の物語。
ザ・ブルー・プレイス
1998年 クライム/ミステリ私立探偵オード・トーヴィンゲンを主人公とするミステリ長編シリーズの第1作。都市と犯罪の暗部を描く。
ヒルド
2013年 歴史フィクション7世紀イングランドを舞台にした歴史小説。若き日のヒルドの成長と政治的手腕を描く。
ソー・ラッキー
2018年 現代フィクション多発性硬化症(MS)と向き合う女性の生活を描いた小説。身体性とアイデンティティが中心テーマ。
スピア
2022年 ファンタジー/神話再解釈古代の武器と英雄譚を現代的に再解釈したファンタジー長編。権力と暴力の連鎖を探る。
全著作
- アモナイト(1992)
- スロー・リバー(1995)
- ザ・ブルー・プレイス(1998)
- ステイ(2002)
- ウィズ・ハー・ボディ(短編集, 2004)
- アンド・ナウ・ウィー・アー・ゴーイング・トゥ・ハヴ・ア・パーティ(回想録, 2007)
- ヒルド(2013)
- メネウッド(2023)
- ソー・ラッキー(2018)
- スピア(2022)
作風・主題
- 文体
- 詳細で緻密な描写歴史的資料を取り入れた重層的な語りジャンル横断(SF、歴史小説、ミステリ)
- 頻出モチーフ
- ジェンダーとセクシュアリティ身体性と障害権力と政治
健康
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多発性硬化症1990s–present1993年に診断。移動や身体機能に影響を及ぼし、作家としての活動やテーマに障害の視点を取り入れるきっかけとなった。#CripLitなど障害ある作家の支援活動を行う。
評価・遺産
ジャンルを横断する作品群とLGBTQ+・障害の視点を積極的に取り入れた作風により、現代SF・ファンタジーおよびLGBTQ+文学に大きな影響を与えた。多数の賞受賞・ノミネートと2024年のSF&ファンタジー殿堂入り、2025年のSFWAグランドマスター選出が評価の一端である。
関連学会
- Science Fiction and Fantasy Writers Association(関連)
大衆文化への影響
- サイエンス・フィクション&ファンタジー殿堂(2024年入選)
- SFWA デイモン・ナイト記念グランドマスター(2025年選出)
豆知識
- 同性愛者として13歳で自認していた。
- バンド "Janes Plane" のリードシンガーとして活動していたことがある。
- 作家としての重要性を理由に米国での滞在許可(National Interest Waiver)を受けた最初の公然たるレズビアンの一人とされる。
- ネビュラ賞を含む多数の主要SF賞およびラムダ文学賞を受賞している。