世界・海外・国外の文学賞

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ニルーファル・タレビ

ニルーファル・タレビ

Niloufar Talebi

プロフィール

性別
女性
生誕
イングランド・ロンドン
国籍
イラン, イギリス
言語
英語, ペルシア語
居住地歴
ロンドン(出生) → カリフォルニア州(学業・活動) → サンフランシスコ・ベイエリア(活動拠点)

経歴

職業
作家, リブレット作家, 文学翻訳者, マルチメディア・アーティスト, プロデューサー
活動期間
2004年〜
所属
Omi International Arts Center(Ledig House), Ruth Asawa San Francisco School of the Arts, American Lyric Theater(Composer/Librettist Development Program), Washington National Opera(American Opera Initiative), The Stone / Visionintoart, Niloufar Talebi Projects(個人プロジェクト)
影響を受けた人物
アフマド・シャムルー
ノミネート
ノーザンカリフォルニア・ブックアワード(翻訳部門)へのノミネート(Belonging, 2008)

学歴

カリフォルニア大学アーバイン校
比較文学部 / 比較文学科
学位: BA (Bachelor of Arts)
国: アメリカ合衆国
UCIでパフォーマンス・アートを学ぶ
ベニングトン・カレッジ
Writing Seminars / 創作執筆
学位: MFA (Master of Fine Arts)
国: アメリカ合衆国
Bennington CollegeのWriting SeminarsでMFA取得(詳細年不明)
シェルトン・スタジオ
演技(メソッド・アクティング)
国: アメリカ合衆国
メソッド・アクティングの研修を受ける

受賞歴

フルブライト米国スカラー
2021
主催: フルブライト・プログラム
結果: 受賞
全米芸術基金(NEA)オペラ助成金
2018
対象作品: 若い女性の合唱団(Young Women's Chorus of San Francisco)とのオペラ関連助成
主催: National Endowment for the Arts
結果: 受賞
California Arts Council 助成
2017
主催: California Arts Council
結果: 受賞
New Music USA 助成
2017
主催: New Music USA
結果: 受賞
San Francisco Arts Commission 個人アーティスト助成
2017
主催: San Francisco Arts Commission
結果: 受賞
Creative Work Fund 助成
2016
主催: Creative Work Fund
結果: 受賞
NEA 文学翻訳フェローシップ
2015
対象作品: アフマド・シャムルーの詩の英訳
主催: National Endowment for the Arts
結果: 受賞
San Francisco Arts Commission 個人アーティスト助成
2015
主催: San Francisco Arts Commission
結果: 受賞
San Francisco Arts Commission 個人アーティスト助成
2014
主催: San Francisco Arts Commission
結果: 受賞
ウィリス・バーンストーン翻訳賞
2006
主催: Willis Barnstone Translation Prize
結果: 受賞
PENアメリカ/ニューヨーク州芸術評議会 アンソロジー助成
2006
主催: PEN America / New York State Council on the Arts
結果: 受賞
American Literary Translators Association フェローシップ
2005
主催: American Literary Translators Association
結果: 受賞
International Center for Writing and Translation(レジデンシー)
2004
主催: International Center for Writing and Translation
結果: 受賞
Northern California Book Awards(ノミネート)
2008
対象作品: Belonging: New Poetry by Iranians Around the World(編集・翻訳)
主催: Northern California Book Reviewers
結果: ノミネート

受賞・候補エディション

作品

代表作

Belonging:世界中のイラン人による新詩集

2008年 詩アンソロジー(編集・翻訳)

Niloufar Talebiが編集・翻訳を務めたアンソロジー。1979年以降に国外で活動する18人の現代イラン詩人の作品を収録し、ディアスポラの声と移民経験を集成した。

ディアスポラ移民アイデンティティ記憶

Four Springs(フォー・スプリングス)

2004年 マルチメディア舞台パフォーマンス

『Belonging』からの詩10編をドラマ化したマルチメディア・パフォーマンス。音楽・ダンス・映像と共に詩を朗読・上演する形式で、ODCシアターやメキシカン・ヘリテージ・プラザで上演された。

移民の物語文化的記憶詩と舞台の交差

Midnight Approaches

2006年 DVD・ビデオ詩

複数の短編ビデオ詩を収めたDVD作品。『Four Springs』の映像を含む作品が国際的なフェスティバルで上映された。

映像詩記憶表現の実験

ICARUS/RISE

2007年 マルチメディア舞台作品

全編で17編の詩を織り込み、30年にわたるイランの移住の物語を語る約1時間のマルチメディア舞台作品。劇場上演のほかDVD化・配信も行われている。

移住史ディアスポラ個人と集合の記憶
映像化・舞台化
  • [DVD] ICARUS/RISE(編集版DVD) / Niloufar Talebi / Alex Ketley (video) (2007)

ペルシアの春の儀式:ノウルーズの物語

2010年 マルチメディア・パフォーマンス

ノウルーズ(ペルシアの新年)の神話、詩、音楽、民俗を35分のマルチメディアで表現した作品。ロサンゼルス郡立美術館で初演され、DVD化もされている。

伝統と祭り季節儀礼民俗と再生
映像化・舞台化
  • [DVD] The Persian Rite of Spring(編集版DVD) / Niloufar Talebi / Bobak Salehi (music, video) (2010)

Ātash Sorushān(Fire Angels)

2011年 歌曲サイクル/リブレット

作曲家マーク・グレイとの協働による歌曲サイクルのリブレット。2001年以降の出来事、9/11以後の記憶を反映する作品で、2011年にカーネギーホールで室内版が初演。2014年にはアトランタ交響楽団によるオーケストラ版が初演された。

喪失記憶戦後の反響

The Disinherited(ディスインヘリテッド)

2014年 一幕のオペラ(リブレット)

Clarice Assad作曲の一幕オペラのリブレット。1983年のテヘラン、イラン・イラク戦争を背景に家族の秘密と少年の運命を描く。2014年にワークショップ上演が行われた。

戦争の影家族の秘密成長と犠牲

The Investment(投資)

2014年 一幕オペラ(リブレット)

ジョン・リベラトーレ作曲の一幕オペラのリブレット。シリコンバレーを舞台にした作品で、ワシントン国立オペラのAmerican Opera Initiativeにより委嘱、ケネディ・センターで初演された。

現代社会技術と倫理都市の物語

The Plentiful Peach(多くの桃)

2015年 児童向け適応(音楽/舞台)

イランの作家サマド・ベフランギの児童文学を基にした舞台適応。合唱と音楽を用いた作品で、スタンフォード大学で初演、ロサンゼルス児童合唱団のツアーでも上演された。

民話の再解釈共同体子どもの視点

Epiphany(エピファニー)

2015年 没入型レクイエム(舞台)

ラテン典礼とチベット死者の書に触発された没入型のレクイエム。Paola Prestiniとの共作で、BAM Next Wave Festivalで初演された。

儀礼と死生観宗教的象徴サウンドと空間の没入感

Vis & I(ヴィスと私)

2017年 長編小説(翻訳)

ファリデー・ラージーの小説『Vis & I』を英訳した作品(l'Aleph, 2017)。訳者Talebiは原作の叙述とイラン女性の視座を英語圏に紹介した。

女性像文化的伝承叙事と復活

Abraham in Flames(アブラハム・イン・フレイムズ)

2019年 オペラ(70分・一幕)

イラン詩人アフマド・シャムルーの生涯と作品に着想を得た70分の没入型一幕オペラ。アレクサンドラ・ヴレバロフ(作曲)とロイ・ラッロ(演出)との共同制作で、2019年にサンフランシスコのZ Spaceで初演された。少女合唱団を主要な語り手とする作品で高い評価を受ける。

詩と伝承記憶と継承文化的トラウマ

Self-Portrait in Bloom(セルフ・ポートレート・イン・ブルーム)

2019年 ハイブリッド回想録(散文・詩・写真・翻訳)

断片的な散文、詩、写真を織り交ぜたハイブリッド回想録。テヘランでの幼年期、アフマド・シャムルーとの関わり、シャムルーの詩30篇の英訳を含み、個人的経験と翻訳の役割を併せて論じる作品。

個人的記憶翻訳と可視化トラウマからの再生
映像化・舞台化
  • [オペラ(連作)] Abraham in Flames(セルフ・ポートレートの伴奏オペラ) / Aleksandra Vrebalov (composer) / Roy Rallo (director) (2019)

全著作

  • Belonging: New Poetry by Iranians Around the World(編・訳、North Atlantic Books, 2008)
  • Midnight Approaches(DVD, 2006)
  • ICARUS/RISE(上演・編集版DVD, 2007)
  • The Persian Rite of Spring: the story of Nowruz(上演・DVD, 2010)
  • Ātash Sorushān (Fire Angels)(リブレット, 2011/2014)
  • Vis & I(ファリデー・ラージー著、英訳、l'Aleph, 2017)
  • Self-Portrait in Bloom(ハイブリッド回想録、l'Aleph, 2019)
  • 代表的な論考・記事(Los Angeles Review of Books, San Francisco Classical Voice 等)
  • 寄稿・編集(The Book of Tehran への寄稿等)

翻案

  • ICARUS/RISE(編集版DVD、Vimeo配信)
  • The Persian Rite of Spring(編集版DVD)
  • Ahmad Shamlou Videopoems(「Funeral Address」等、2020公開)

作家による翻訳

  • Vis & I(ファリデー・ラージー著の英訳、2017)
  • アフマド・シャムルーの詩30篇(Self-Portrait in Bloom に収録、英訳)

作風・主題

文体
断片的で詩的な散文と詩を融合するハイブリッド文体翻訳と個人的回想を織り交ぜるエッセイ的手法舞台的・視覚的演出を取り入れたマルチメディア表現
頻出モチーフ
ディアスポラと移民経験記憶とトラウマの継承テヘラン/イランへの回想詩の翻訳と文化的可視化女性の視点と声

評価・遺産

ニルーファル・タレビは、イラン詩の英訳とその舞台化・出版を通して、イラン語圏の文化と詩を英語圏の観客へ紹介してきた。アフマド・シャムルーの詩の英訳と、回想録とオペラを横断するハイブリッドな制作は、翻訳の役割とディアスポラの記憶の可視化に寄与している。

大衆文化への影響

  • カーネギーホールでの楽曲初演やLACMAでの上演など、主要会場で作品が紹介されている
  • BAM Next Wave Festival(Brooklyn Academy of Music)等のフェスティバルでの上演

引用

  • 「素晴らしい作家は素晴らしいデビューを持つことがある…」
    出典: エイミー・タン(Self-Portrait in Bloom に関する評) (2019年)
  • 「ハイブリッドの驚異」
    出典: The Rumpus(Self-Portrait in Bloom 評) (2019年)

豆知識

  • ロンドン生まれでイラン系の家族出身。
  • アフマド・シャムルーの詩英訳が2014年のNEA翻訳フェローシップに選ばれた。
  • 2019年3月9日にUC Berkeleyで「On Making Beauty After Agony」というタイトルのTEDxトークを行った。
  • 2019年にZ Spaceで上演されたオペラ『Abraham in Flames』は高く評価され、照明デザイナーが2019年のKnight of Illumination Awards USAの短いリストに入った。
  • Fulbright U.S. Scholar(2021–2022)としての受賞歴がある。