世界・海外・国外の文学賞

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ロバート・J・ソーヤー

ロバート・ジェイ・ソーヤー

Robert J. Sawyer

プロフィール

性別
男性
生誕
1960-04-29 (カナダ、オンタリオ州オタワ)
国籍
カナダ, アメリカ合衆国
言語
英語
居住地歴
オンタリオ州オタワ(出生地) → グレーター・トロント地域(長年居住) → ミシサガ(2000年以降の居住地)

経歴

職業
小説家, 脚本家, 編集者, 講演者
活動期間
1980年〜
所属
Science Fiction and Fantasy Writers of America(SFWA)─ カナダ支部設立に尽力, Crime Writers of Canada(カナダ犯罪作家協会), Horror Writers Association(ホラー作家協会), Writers' Union of Canada(カナダ作家組合), Writers Guild of America / Writers Guild of Canada(脚本家組合)
所属団体
Science Fiction and Fantasy Writers of America(SFWA), Writers Guild of America(脚本家組合), Writers Guild of Canada(脚本家組合)

学歴

ライアーソン大学(現:トロント・メトロポリタン大学)
国: カナダ
出身校としてしばしば記載される。詳細な学位情報は不明。

受賞歴

ネビュラ賞(最優秀長編小説)
1995
対象作品: 『ターミナル・エクスペリメント』
主催: SFWA(Science Fiction and Fantasy Writers of America)
結果: 受賞
ヒューゴー賞(最優秀長編小説)
2003
対象作品: 『ホミニッズ』(The Neanderthal Parallax:第一巻)
主催: World Science Fiction Society
結果: 受賞
ジョン・W・キャンベル記念賞(最優秀長編SF)
2006
対象作品: 『マインドスキャン』
主催: ジョン・W・キャンベル賞委員会
結果: 受賞
ロバート・A・ハインライン賞
2017
主催: The Heinlein Society
結果: 受賞
プライス・オーロラ賞(カナダ)
1991
対象作品: 『ゴールデン・フリース』
部門: 英語長編
主催: カナダSF&ファンタジー協会
結果: 受賞
アーサー・エリス賞(最優秀短編)
1993
対象作品: 短編『Just Like Old Times』
主催: Crime Writers of Canada
結果: 受賞
オーダー・オブ・カナダ(メンバー)
2016
主催: カナダ総督府
結果: 任命
オンタリオ勲章(Member of the Order of Ontario)
2017
主催: オンタリオ州政府
結果: 任命
ライフタイム功労オーロラ賞
2013
主催: カナダSF&ファンタジー協会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

ヒューゴー賞 1回登壇
  1. 受賞作: Hominids

    ネアンデルタール人が文明を築いた別世界と現代の人類世界が交差する設定を通じて、文化・科学・倫理の対立と相互理解を描く。個人と集団のアイデンティティ、科学の役割、人種や文化の視点差が主題のハードSF。

    代替歴史文化人類学科学と倫理アイデンティティ異世界接触
  1. 受賞作: Mindscan

    『Mindscan』は、意識のデジタル複製や人格転送をめぐる倫理的・法的問題を中心に展開するSF長編。死を避けるためにスキャンされて生み出された存在とオリジナルの対立を通じて、自己同一性や権利の概念を問う。

    意識転送同一性AI倫理

作品

代表作

『ファー・シーア』

1992年 サイエンスフィクション

クインタジリオ三部作の第1作。架空種族の天文学者が宇宙の真理に迫る物語。

科学と信念発見と進化

『ターミナル・エクスペリメント』

1995年 サイエンスフィクション

臨床と倫理、意識のコピーを扱うスリラー。人間の意識の複製に伴う法的・哲学的問題を描く。

意識のコピー倫理アイデンティティ

『ホミニッズ』

2002年 サイエンスフィクション

ネアンデルタール人を主要視点にした並行世界もの。『ネアンデルタール・パララックス』三部作の第一作。

異文化理解科学と宗教社会構造の比較

『フラッシュフォワード』

1999年 サイエンスフィクション/ミステリ

人類が数分間未来を目撃する現象が起こり、その後の社会的・個人的混乱を描く群像劇。テレビドラマ化もされた。

未来予知運命と選択社会的影響
映像化・舞台化
  • [テレビドラマ] 『フラッシュフォワード』(テレビドラマ) / David S. Goyer (2009)

『ウェイク』

2009年 サイエンスフィクション

WWW(ワールドワイドウェブ)上に自発的に意識が芽生えたAIを扱う三部作の第一作。

人工意識の誕生インターネットと意識倫理

全著作

  • 『ゴールデン・フリース』 (1990)
  • 『ファー・シーア』 (1992)
  • 『化石ハンター(Fossil Hunter)』 (1993)
  • 『ターミナル・エクスペリメント』 (1995)
  • 『フラッシュフォワード』 (1999)
  • 『ウェイク』 (2009)
  • 『ホミニッズ』 (2002)
  • 『マインドスキャン』 (2005)
  • 『トリガーズ』 (2012)
  • 『量子の夜(Quantum Night)』 (2016)

翻案

  • テレビシリーズ『フラッシュフォワード』 (ABC、2009)
  • テレビシリーズ『チャーリー・ジェイド』のシリーズ・バイブル作成(概念設計)

作風・主題

文体
明晰でわかりやすい文体科学的説明を重視するハードSF寄りのアプローチミステリ的プロットを取り入れることがある
頻出モチーフ
科学と宗教の対立意識やマインドの問題(アップロード、コピー)実在の科学機関・研究施設を舞台にする異文化・異種族間の理解

評価・遺産

カナダを代表するSF作家の一人であり、国際的にも翻訳・受賞を重ねた。科学と宗教、意識の問題を一貫して探求し、テレビやラジオへの出演、教育・講演活動でも知られる。多数の賞(ネビュラ賞、ヒューゴー賞、複数のオーロラ賞など)を受賞している。

関連学会

  • Science Fiction and Fantasy Writers of America(SFWA)
  • Crime Writers of Canada
  • Horror Writers Association
  • Writers' Union of Canada

資料所蔵先

  • マクマスター大学:Robert J. Sawyer アーカイブ

大衆文化への影響

  • 小説『フラッシュフォワード』はABCでテレビ化され、広く一般に知られるきっかけとなった。

引用

  • その文章はアイザック・アシモフに似ている、とオーソン・スコット・カードは表現した。
    出典: オーソン・スコット・カードの書評(1990年) (1990年)
  • 私の作品では科学的合理主義が神秘主義に勝るというテーマをしばしば扱っている。
    出典: インタビュー(Adrià Guxens、2013) (2013年)

豆知識

  • 小説の執筆にWordStar 7.0(DOS版)を使い続けていることで知られる。
  • カナダの複数の文学賞(オーロラ賞など)を多数受賞している。
  • 『フラッシュフォワード』のテレビ版で脚本コンサルタントを務め、1話の脚本も執筆した。