世界・海外・国外の文学賞

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ロベルト・ボラーニョ・アヴァロス

ロベルト・ボラーニョ・アヴァロス

Roberuto Borānyo Avarosu

ペンネーム: アルトゥーロ・ベラーノ自身の作品に登場する分身的な架空の人物(作中のオルターエゴ)

プロフィール

性別
男性
生誕
1953-04-28 (サンティアゴ(チリ))
死没
2003-07-15 (バルセロナ(スペイン)) 50歳
国籍
チリ
言語
スペイン語
宗教
無宗教(無神論)
居住地歴
ビニャ・デル・マル(チリ) → キルプエ(チリ) → メキシコシティ(メキシコ) → ブランネス/カタルーニャ(スペイン) → バルセロナ周辺(スペイン)

経歴

職業
作家, 小説家, 詩人, 随筆家
活動期間
1970年〜2003年
影響を受けた人物
ホルヘ・ルイス・ボルヘス, フリオ・コルタサル
影響を与えた人物
ロドリゴ・フレサン, エンリケ・ヴィラ=マタス

受賞歴

ロムロ・ガジェゴス賞
1999
対象作品: Los detectives salvajes(野生の探偵たち)
主催: ロムロ・ガジェゴス賞選考委員会
結果: 受賞
全米書評家協会賞(フィクション)
2008
対象作品: 2666
主催: National Book Critics Circle
結果: 受賞(追贈)

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Los detectives salvajes(野生の探偵たち)

    1970年代のメキシコを舞台に、若き詩人たちと詩の運動をめぐる放浪と捜索を、多数の証言や断片的な記述で再構成する長編。断片的な語りが交錯し、世代論、詩と実存、友情と喪失を探るメタ文学的な作品。

    世代文学放浪と旅メタ小説友情と喪失

作品

代表作

ロス・デテクティブス・サルバヘス(野生の探偵たち)

1998年 小説(多声的長編) 544ページ

1970年代から1990年代にかけての詩的世代をめぐる群像劇。複数の語り手による断片的な証言を通じて、失われた詩人チェサレア・ティナヘロの行方を追う旅と文学への情熱を描く。

青春友情文学の神話
翻訳
  • 英語(Natasha Wimmer訳ほか)

2666

2004年 長編小説(五部構成) 1100ページ

複数の物語と登場人物が交錯する五部構成の長編。メキシコの架空都市サンタテレサで起きる女性連続殺人事件を軸に、20世紀の暴力と知性の崩壊を描く大作。

暴力犯罪知性の限界モダン史
翻訳
  • 英語(Natasha Wimmer訳)

ノクターン・デ・チリ(夜のチリ)

2000年 中編/長編小説(モノローグ) 144ページ

オプス・デイ司祭である旧詩人の死の床での独白を通じ、チリの知識人と軍事独裁の協力の暗い側面を暴く寓話的作品。

責任芸術と政治共犯性
翻訳
  • 英語(Chris Andrewsほか訳)

エストレーリャ・デスタンテ(遠い星/ディスタント・スター)

1996年 中編/小説 160ページ

ピノチェト体制下の政治的暴力と写真をめぐる物語。殺人と政治的寓意が入り混じる暗い風刺的作品。

政治的暴力写真道徳的妥協
翻訳
  • 英語(訳者あり)

全著作

  • Los detectives salvajes(1998)
  • 2666(2004)
  • Nocturno de Chile(2000)
  • Estrella distante(1996)
  • La pista de hielo(1993)
  • Los perros románticos(詩集)

作品の翻訳

  • 英語翻訳多数(Natasha Wimmer, Chris Andrewsら)

作風・主題

文体
多声的・モザイク的語り詩的散文断片的・エッセイ風の構成
頻出モチーフ
詩人と文学の探求暴力と死旅と亡命ナチズム・権力の影

健康

  • 肝不全
    晩年(1998–2003)
    長期の健康悪化により肝移植待機リストに載るなど創作活動と生活に深刻な影響を与え、2003年に肝不全で死去。

評価・遺産

ボラーニョは同世代の中で最も影響力のあるラテンアメリカ文学の声の一人と評価される。ポストマスを通じて国際的評価が高まり、現代文学研究において重要な対象となっている。

関連学会

  • ロベルト・ボラーニョ研究に関心を持つ学術グループ(個別名称は地域により異なる)

資料所蔵先

  • Archivo Bolaño(CCCB等の収蔵活動に関する資料)

大衆文化への影響

  • バルセロナのストリートアートやステンシルにしばしば登場する肖像

引用

  • 「私の唯一の母国は私の二人の子供と妻だ」
    出典: 最終インタビュー(Playboyメキシコ版、刊行年:2003) (2003年)
  • 「すべての文学はある意味で政治的だ」
    出典: エッセイ・発言(複数のインタビューやエッセイに散見)

豆知識

  • 幼少期はディスレクシア(読み書き障害)があったとされる。
  • 若年期にインフラレアリスモ(Infrarealism)運動の創設者の一人となった。
  • スペイン到着後は皿洗いやキャンプ場管理などの職をしながら執筆した。
  • 生前は詩人として自分を認識しており、後半生に小説へ転向した。