世界・海外・国外の文学賞

← ホームに戻る

ロイ・シドニー・ポーター

ロイ・シドニー・ポーター

Roy Sydney Porter

プロフィール

性別
男性
生誕
1946-12-31 (イングランド・サウスロンドン)
死没
2002-03-03 (イングランド・セントレオナーズ・オン・シー(St Leonards-on-Sea)) 55歳
国籍
イギリス
言語
英語
居住地歴
サウスロンドン(育ち) → ケンブリッジ(留学・研究) → ロンドン(UCL、Wellcome Institute勤務) → セントレオナーズ・オン・シー(晩年)

経歴

職業
歴史家, 社会史研究者, 大学教授, 著作家, 放送者(ラジオ番組)
活動期間
1968年〜2002年
所属
ウィルカム医学史研究所(University College London), ケンブリッジ大学 クライスト・カレッジ, チャーチル・カレッジ(ケンブリッジ), University College London(UCL)
所属団体
英国アカデミー, 王立内科医師会(名誉会員), 王立精神科医師会(名誉会員)
影響を受けた人物
J. H. プラム(J. H. Plumb), Robert M. Young
影響を与えた人物
医学史・社会史研究の後続研究者たち, 精神医療史研究者(例:G. E. Berrios と共著者ら)

学歴

ウィルソンズ・スクール
中等教育
期間: 不明
国: イギリス
出身中等教育機関。後に同校での講演を行っていた。
ケンブリッジ大学 クライスト・カレッジ
歴史学
学位: BA (double starred first)
期間: 1960年代(学士)
卒業年: 1968
国: イギリス
J. H. Plumbらに師事。優等で卒業後、フェローや講師としてケンブリッジに残る。
ケンブリッジ大学(博士課程)
歴史学(科学史)
学位: PhD
期間: 〜1974
卒業年: 1974
国: イギリス
博士論文は地質学の歴史に関するもので、後に『The Making of Geology』として出版。

受賞歴

レオ・ガーショイ賞
1988
主催: アメリカ歴史学会
結果: 受賞
フェロー(英国アカデミー)
1994
主催: 英国アカデミー
結果: 選出(FBA)
名誉フェロー(王立内科医師会)
主催: 王立内科医師会
結果: 名誉フェロー
名誉フェロー(王立精神科医師会)
主催: 王立精神科医師会
結果: 名誉フェロー

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Enlightenment: Britain and the Creation of the Modern World

    英国を中心に啓蒙が近代世界の形成に果たした役割を論じる総合的研究。思想や科学、制度、日常生活の変化を通して啓蒙の実践と影響を描き、英国史と欧州啓蒙の関係を再検討する。

    啓蒙思想英国史文化史知の歴史

作品

代表作

The Making of Geology: Earth Science in Britain, 1660–1815

1977年 科学史・学術史

イギリスにおける地質学の形成過程を扱った博士論文に基づく研究書。科学的実践と制度、人物を結びつけて記述する。

地質学史科学の制度化

A Social History of Madness: Stories of the Insane

1987年 医学史・社会史

精神疾患とその社会的受容を患者の視点を重視して描く社会史。精神医療の制度や社会的取り扱いを考察する。

精神医療史患者中心の視点社会的スティグマ

Enlightenment: Britain and the Creation of the Modern World

2000年 啓蒙思想史・社会史

イギリスにおける啓蒙期の展開とそれが近代世界の形成に果たした役割を総覧する一般向けの著作。

啓蒙思想近代化

Madness: A Brief History

2002年 医学史・概説

精神疾患とその歴史を概説した一般向けの入門書。歴史的事例と社会的背景を簡潔にまとめる。

精神疾患の歴史社会的対応

全著作

  • The Making of Geology (1977)
  • A Social History of Madness (1987)
  • The Greatest Benefit to Mankind (1997)
  • Enlightenment: Britain and the Creation of the Modern World (2000)
  • Madness: A Brief History (2002)

作風・主題

文体
明晰で博識、学術的だが一般読者にも読みやすい文体口頭での表現力と講演における説得力
頻出モチーフ
患者や人々の視点を重視する社会史的アプローチ啓蒙期の知識と社会の関係医学と社会の交差

健康

  • 心臓発作
    2002-03-03
    自転車走行中に心臓発作で急逝。疾病が活動に大きな影響を与える前に死亡。

評価・遺産

ロイ・ポーターは医学史と18世紀英国社会史の研究で著名になり、患者中心の視点を導入したことで分野に大きな影響を与えた。著書・編著は多岐にわたり、公共的な講演や放送を通じて幅広い読者に訴えた。

関連学会

  • 英国アカデミー

資料所蔵先

  • Wellcome Trust Centre for the History of Medicine(UCL)所蔵の回顧資料・書誌

引用

  • 私は本当の意味では医療史家ではない。社会史家であって、18世紀の男なのだ。
    出典: 自身の発言(引用) (2001年)

豆知識

  • 結婚歴は5回(Sue Limbら複数の配偶者がいる)。
  • 非常に短い睡眠時間で知られていた。
  • ウィルソンズ・スクールの生徒に年次講演を行っていた。
  • 追悼のための記念プレートが2008年にロンドンの13 Camplin Streetに設置された。