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シェルビー・フート

シェルビー・フート

Shelby Foote

プロフィール

性別
男性
生誕
1916-11-17 (ミシシッピ州グリーンビル)
死没
2005-06-27 (テネシー州メンフィス) 88歳
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
宗教
エピスコパル教会
居住地歴
ミシシッピ州グリーンビル → メンフィス(テネシー州) → ジャクソン(ミシシッピ州) → ビックスバーグ(ミシシッピ州)

経歴

職業
小説家, 歴史作家, ジャーナリスト, 評論家
活動期間
1946年〜2005年
所属
Fellowship of Southern Writers(南部作家協会), American Academy of Arts and Letters(アメリカ芸術文学アカデミー), Modern Library 編集委員会(再出発期), 海軍士官学校諮問委員会(Naval Academy Advisory Board)
所属団体
Fellowship of Southern Writers, American Academy of Arts and Letters
影響を受けた人物
タキトゥス, トゥキディデス, エドワード・ギボン, マルセル・プルースト, ウォーカー・パーシー(友人・同時代作家)
影響を与えた人物
ケン・バーンズ(ドキュメンタリー制作), 現代の公的記憶や市民向け戦史の語り手たち

学歴

ノースカロライナ大学チャペルヒル校
期間: 1935–1937
国: アメリカ合衆国
在学中に文芸誌へ寄稿。入学は試験による合格で果たす。

受賞歴

グッゲンハイム・フェローシップ
1955
主催: John Simon Guggenheim Memorial Foundation
結果: 受給
セントルイス文学賞
1992
主催: セントルイス大学図書館アソシエイツ
結果: 受賞
Golden Plate Award
1999
主催: American Academy of Achievement
結果: 受賞
名誉博士(人文学)
1999
主催: ウィリアム・アンド・メアリー大学
結果: 授与
Peggy V. Helmerich Distinguished Author Award
2003
主催: Tulsa Library Trust
結果: 受賞
アメリカ芸術文学アカデミー 会員選出
1994
主催: American Academy of Arts and Letters
結果: 選出
名誉博士(博士号)
1992
主催: ノースカロライナ大学
結果: 授与

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: The Civil War: A Narrative (三部作)

    南北戦争を叙事的に再構成した三部作。細部にわたる軍事史と人物描写を織り交ぜ、戦争を物語ることで歴史の生々しさと複雑さを浮かび上がらせる。学術性と物語性を兼ね備えた大著である。

    アメリカ南北戦争歴史記述人物叙述物語的史学
  1. 受賞作: The Civil War: A Narrative

    南北戦争を通史的に叙述した三巻の大作。指導者や兵士の視点、主要な戦闘・戦略、政治的背景を織り交ぜ、物語性豊かに戦争の経過と社会的影響を描き出す。学術性と叙述性を兼ね備えた代表的大作史論。

    南北戦争アメリカ史叙述的歴史戦史

作品

代表作

Tournament

1949年 小説 240ページ

フートの最初の小説。祖父のプランター一家に着想を得た家族・地域の物語。

南部社会家族記憶

Shiloh

1952年 歴史小説 300ページ

シェロウの戦いをめぐる群像劇的な小説。複数の兵士視点で戦闘と人間ドラマを描く。

戦争個人の視点南部の栄光と矛盾

Jordan County: A Landscape in Narrative

1954年 短編集 / 小説集 220ページ

架空のジョーダン郡を舞台にした短編・中編の連作集。南部の風土と人物を描く。

地域性風土人間描写

The Civil War: A Narrative(全3巻)

1958年 歴史叙述(ナラティブ歴史) 3000ページ

南北戦争を三巻・約3000ページで叙述した大著。小説的な語り口で戦場と人物を描き、幅広い読者層に影響を与えた。

軍事史戦場の記述記憶と語り
映像化・舞台化
  • [オーディオ(朗読)] The Civil War: A Narrative(音声版、一部朗読)

September, September

1978年 小説 280ページ

メンフィスを舞台にした小説。白人の誘拐劇を通じて人種・階級の問題を描く試み。

人種階級南部社会

全著作

  • Tournament (1949)
  • Follow Me Down (1950)
  • Love in a Dry Season (1951)
  • Shiloh (1952)
  • Jordan County: A Landscape in Narrative (1954)
  • The Civil War: A Narrative, Vol. 1–3 (1958, 1963, 1974)
  • September, September (1978)

翻案

  • Ken Burns『The Civil War』への出演(コメンテーター)

作風・主題

文体
小説的な語り口の歴史叙述(ナラティブ・ヒストリー)詳細な戦闘描写物語性を重視する平易な語り
頻出モチーフ
南部の記憶と郷愁名誉と武勇風土と家族

健康

  • 肺塞栓(および心臓発作)
    2005
    2005年に肺塞栓を発症し、それに続く心臓発作で死去した。

評価・遺産

フートは小説家としての出自を持ちながら、三巻本『The Civil War: A Narrative』により広く一般読者に南北戦争の記憶を伝えた。語り手としての力量で高く評価される一方、学術的な注記の欠如や南部擁護的な記述(Lost Cause)への批判も受けている。ケン・バーンズのドキュメンタリー出演で一般の知名度が急上昇した。

関連学会

  • Fellowship of Southern Writers
  • American Academy of Arts and Letters

資料所蔵先

  • Shelby Foote コレクション(ローズ大学、メンフィス)
  • Shelby Foote 資料(ノースカロライナ大学南部歴史コレクション)
  • Shelby Foote コレクション(ミシシッピ大学所蔵)

大衆文化への影響

  • ケン・バーンズのドキュメンタリー『The Civil War』への出演(1990)で一般的認知度が向上
  • ダニエル・クレイグの映画『Knives Out』でのアクセントがフートの南部アクセントをモデルにしていると報じられた

引用

  • (南北戦争は)我々の人生すべてにとって中心的なものだ。
    出典: ケン・バーンズ『The Civil War』(テレビ出演/インタビュー) (1990年)
  • どちら側の兵士も奴隷のことを気にかけて戦ってはいなかった(議論を呼ぶ発言の一部)
    出典: インタビュー/著作中の発言(要約)

豆知識

  • 執筆はすべて万年筆(ニブペン)で手書きし、その後タイプに起こしていた。
  • メンフィスのElmwood Cemeteryに埋葬され、フォレスト将軍の家族区画のそばにある墓地に眠っている。
  • 軍籍中に軍法会議にかけられ除隊された経験がある。
  • ケン・バーンズのドキュメンタリーに出演して一般的な知名度を得た。