世界・海外・国外の文学賞

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スヴェトラナ・ラヴォチキナ

スヴぇとらな・ラヴォチキナ

Svetorana Lavochkina

プロフィール

性別
女性
生誕
1973 (ザポリージャ(ザポロジェ))
国籍
ウクライナ
言語
英語, ウクライナ語, ロシア語
宗教
ユダヤ教
居住地歴
ザポリージャ(ウクライナ) → ライプツィヒ(ドイツ)

経歴

職業
作家, 文学翻訳者, 英語教師
所属団体
ライプツィヒのユダヤ人コミュニティ

学歴

言語を学んだ教育系カレッジ(詳細不明)
国: ウクライナ
若年期に英語教育を受けたことが記録されている

受賞歴

Shakespeare and Company 文学コンペティション(パリ)
2013
対象作品: Dam Duchess(ノヴェラ、のちに小説Zapの一部となる)
主催: Shakespeare and Company(パリ)
結果: 準優勝 / Second prize

受賞・候補エディション

作品

代表作

Dam Duchess(ダム・ダッチェス)

2017年 ノヴェラ

発表当初はノヴェラとして刊行され、その後小説Zapの一部となる。個人的かつ地域的な記憶、ユダヤ人の家族史や移住、言語とアイデンティティの問題を扱う短編的作品。

記憶移住ユダヤ人のアイデンティティ言語
映像化・舞台化
  • [書籍(翻訳)] Die rote Herzogin(ドイチェ語翻訳) (2022)
翻訳
  • ドイツ語(Diana Feuerbach 翻訳:Die rote Herzogin, 2022)

Zap(ザップ)

2017年 小説

ザポリージャ(英語表記でZap)を舞台に、1970年代の地方都市でのロシア語・ウクライナ語・ユダヤ文化などが交錯する人々の暮らしを描く。プーシキン伝承をめぐる逸話や家族の物語を通して、ブルジョワ的な停滞や抗議の少ない社会の空気をユーモアと哀愁で描写する。

多文化共生反ユダヤ主義の描写地方の衰退失われた夢
映像化・舞台化
  • [書籍(翻訳)] Puschkins Erben(ドイツ語翻訳) (2019)
翻訳
  • ドイツ語(Diana Feuerbach 翻訳:Puschkins Erben, 2019)

Carbon. Songs of Crafts(カーボン:職人の歌)

2020年 詩的長篇(詩の形をとった小説)

詩の形式を用いた長篇で、労働、地域、記憶、戦争や鉱業といったテーマを織り込む実験的な作品。ドネツクなど東ウクライナの風景や人々への視線が含まれる。

労働地域性戦争とその影響記憶
映像化・舞台化
  • [書籍(翻訳)] Carbon. Ein Lied von Donezk(ドイツ語翻訳) (2024)
翻訳
  • ドイツ語(Diana Feuerbach 翻訳:Carbon. Ein Lied von Donezk, 2024)

全著作

  • Dam Duchess(ノヴェラ), Whiskey Tit, Rochester 2017, ISBN 978-0-9996215-5-4
  • Zap(小説), Whiskey Tit, Rochester 2017, ISBN 978-0-9967646-7-4
  • Carbon. Songs of Crafts(詩の形の長篇), Lost Horse Press, Sandpoint 2020, ISBN 978-1-73334-004-5

翻案

  • Die rote Herzogin(『Dam Duchess』のドイツ語翻訳, Diana Feuerbach 訳, 2022)
  • Puschkins Erben(『Zap』のドイツ語翻訳, Diana Feuerbach 訳, 2019)
  • Carbon. Ein Lied von Donezk(『Carbon』のドイツ語翻訳, Diana Feuerbach 訳, 2024)

作家による翻訳

  • A Violin from the Other Riverside(Dmytro Kremin の詩集の英訳に参加), Lost Horse Press 2023
  • Apricots of Donbas(Lyuba Yakimchuk の作品の英訳に参加、バイリンガル版), Lost Horse Press 2015

作品の翻訳

  • ドイツ語翻訳(Diana Feuerbach による複数作品の翻訳)

作風・主題

文体
簡潔で詩的な文体多言語的・越境的な視点ユーモアと哀愁を合わせ持つ語り口
頻出モチーフ
ドニエプル川や河川のイメージ移住と帰属意識家族と伝承言語と翻訳

評価・遺産

英語で執筆するウクライナ出身の作家として、ウクライナの地域性やユダヤ的ルーツを英語圏・ドイツ語圏の読者に伝える役割を果たしている。ドイツ語訳によってドイツ国内でも知られるようになり、移民・アイデンティティに関する重要な声と評価されている。

引用

  • ラヴォチキナはブレジネフ時代の陰鬱さやブルジョア的停滞の空気を描き出し、それをユーモアで引き伸ばしている。
    出典: Frankfurter Allgemeine Zeitung(Christiane Pöhlmann の書評) (2020年)

豆知識

  • 26歳で妊娠した際、ユダヤ人枠の難民として夫と共にドイツに移住した。
  • 創作活動の言語は主に英語である。
  • ライプツィヒのウォルドルフ学校で英語教師として働いている。
  • 短編『Dam Duchess』で2013年にパリのShakespeare and Company主催の文学コンテストで準優勝を獲得した。