世界・海外・国外の文学賞

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ティム・フラナリー

ティム・フラナリー

Timothy Fridtjof Flannery

プロフィール

性別
男性
生誕
1956-01-28 (オーストラリア、ビクトリア州メルボルン)
国籍
オーストラリア
言語
英語
宗教
カトリック(育ち)→ヒューマニスト
居住地歴
サンドリンガム(メルボルン郊外) → シドニー(ニュ—サウスウェールズ州) → アデレード(南オーストラリア州) → ビクトリア州(近年の居住地) → ジュネーヴ(短期在外、客員講師)

経歴

職業
古生物学者, 哺乳類学者, 科学コミュニケーター, 作家, 環境活動家, 保全活動家, 探検家, 大学教授
活動期間
1977年〜
所属
オーストラリア博物館, 南オーストラリア博物館, アデレード大学, マッコーリー大学, メルボルン大学(Melbourne Sustainable Society Institute), Climate Council(気候評議会), Graduate Institute of International and Development Studies(客員講師)
所属団体
オーストラリア科学アカデミー(フェロー), Royal Zoological Society of New South Wales(フェロー), Wentworth Group of Concerned Scientists(メンバー), WWF‑Australia(理事/ガバナー)
影響を受けた人物
トム・リッチ(古生物学者、師・協働者)
影響を与えた人物
気候運動・オーストラリアの環境活動家, 気候コミュニケーション分野の若手科学者

学歴

ラトローブ大学
文学部(英文学) / 英文学
学位: Bachelor of Arts
期間: 1973–1977
卒業年: 1977
国: オーストラリア
最初は英文学を専攻。後に自然史・科学へ転向。
モナシュ大学
理学部(地球科学/生物学) / 地質学/動物学(大学院研究)
学位: Master of Science (MSc)
期間: 1978–1981
卒業年: 1981
国: オーストラリア
地質学から動物学・古生物学へ専攻を変更。
ニューサウスウェールズ大学(UNSW)
理学部(古生物学) / 古生物学
学位: PhD
期間: 1981–1984
卒業年: 1984
国: オーストラリア
マクロポド類(有袋類)の進化と化石についての博士研究。

受賞歴

エッジワース・デイヴィッド・メダル
1990
主催: オーストラリア科学アカデミー(関連)
結果: 受賞
コリン・ロデリック賞
1996
対象作品: Tree Kangaroos
主催: Foundation for Australian Literary Studies
結果: 受賞
ルディ・レンバーグ・トラヴェリング・フェローシップ
1996
主催: オーストラリア科学アカデミー
結果: 受賞
ニューサウスウェールズ州首相文学賞(Book of the Year)
2006
対象作品: The Weather Makers(気候変動に関する書)
部門: Book of the Year
主催: ニューサウスウェールズ州
結果: 受賞
ラナン文学賞(ノンフィクション)
2006
対象作品: The Weather Makers
主催: Lannan Foundation
結果: 受賞
オーストラリア・オブ・ザ・イヤー
2007
主催: オーストラリア政府
結果: 受賞
ジョセフ・リーディ賞
2010
主催: Academy of Natural Sciences (Drexel University)
結果: 受賞
サン・シャルル勲章(Order of Saint-Charles)
2011
主催: モナコ公国
結果: 受章
フェロー(オーストラリア科学アカデミー)
2012
主催: オーストラリア科学アカデミー
結果: 叙任
Jack P. Blaney Award for Dialogue
2015
主催: Simon Fraser University(受賞団体)
結果: 受賞
AMRI ライフタイム・アチーブメント賞
2014
主催: オーストラリア博物館研究所(AMRI)
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: The Future Eaters

    オーストラリアの生態史を検証し、人間活動がもたらした環境変化を分析する学術的かつ一般向けの論考。植民と生態系の関係を問い直す。

    生態学環境史植民地化
  2. 受賞作: Throw'im Way Leg: An Adventure

    著者自身の冒険・自然観察の記録を交えたノンフィクション。探検やフィールドワークを通じて自然と人間の関係を考察する。

    探検自然生態学
ラナン文学賞 5回登壇
  1. 受賞作: 受賞業績(ノンフィクション)

    自然史、気候変動、環境に関する科学的かつ一般向けの著作が評価された。科学的知見を社会的文脈で提示する点が評価対象となった。

    自然史環境科学ノンフィクション
  2. 受賞作: Lannan文学賞(ノンフィクション)
  3. 受賞作: 研究と著作(業績)

    生態学・自然史・気候変動に関する幅広い著述活動を通じて、科学的知見を一般読者に分かりやすく伝える功績が評価された。人類と自然の関係を哲学的・実証的に問い直す仕事が中心である。

    環境進化生態学気候変動

作品

代表作

The Future Eaters(フューチャー・イーターズ)

1994年 自然史・環境史(ノンフィクション) 336ページ

オーストラレーシアの自然史と人類の影響を論じ、土壌や移住、火の利用などが生態系に与えた長期的影響を検討する。一般向けの科学読み物として広く読まれた。

人間の影響生態系変化移住と文化
映像化・舞台化
  • [テレビドキュメンタリー] The Future Eaters(ドキュメンタリー) (1998)
翻訳
  • 英語原著

The Weather Makers(ウェザー・メーカーズ)

2005年 気候変動論/科学普及 320ページ

気候変動の科学とその影響、将来のシナリオ、緩和策について一般向けに整理し警鐘を鳴らす一冊。国際的に広く読まれた。

気候変動海面上昇再生可能エネルギー
翻訳
  • 多数の言語へ翻訳あり(詳細不明)

Throwim Way Leg(スローイム・ウェイ・レッグ)

1998年 探検記・自然史 384ページ

ニュ—ギニアなどでのフィールドワークや部族との交流を通じての探検記。現地での生物学的発見やフィールド経験を綴る。

フィールドワーク種の発見民族との協働

Chasing Kangaroos(チェイシング・カンガルーズ)

2007年 自然史・紀行 320ページ

オーストラリアの有袋類やカンガルー類の自然史を追いながら、種の多様性と人間の関わりを描く。

有袋類種の多様性保全

全著作

  • Mammals of New Guinea(1990)
  • The Future Eaters(1994)
  • Throwim Way Leg(1998)
  • The Eternal Frontier(2001)
  • The Weather Makers(2005)
  • Chasing Kangaroos(2007)
  • Atmosphere of Hope(2015)
  • The Climate Cure(2020)
  • Big Meg(共著、2024)

翻案

  • The Future Eaters(テレビドキュメンタリー、ABC)
  • Burning(ドキュメンタリー映画、出演)

作風・主題

文体
一般向けにわかりやすく翻訳した科学解説フィールドワークを交えた叙述的記述論説的で政策提言を伴う文章
頻出モチーフ
気候変動とその影響人間の生態系への影響保全と再野生化(rewilding)

評価・遺産

古生物学・哺乳類学の研究者としての学術的貢献に加え、気候変動の科学普及と政策提言で広く知られる。多くの受賞と公共的影響力を持ち、オーストラリアの環境議論に大きな影響を与えた。

記念館・博物館

  • 南オーストラリア博物館 アデレード、南オーストラリア州
  • オーストラリア博物館 シドニー、ニューサウスウェールズ州

関連学会

  • オーストラリア科学アカデミー
  • Royal Zoological Society of New South Wales

資料所蔵先

  • 国立図書館(オーストラリア)の所蔵
  • 各博物館の標本・資料アーカイブ(Australian Museum 等)

大衆文化への影響

  • テレビ番組やドキュメンタリーへの出演(ABC等)
  • 一般向けベストセラー書の著者としての知名度

引用

  • 「私は、(森林火災は)気候変動によるものだと確信している。」
    出典: CNN(2020年)インタビュー (2020年)

豆知識

  • 1980年代から1990年代にかけてニューギニアでの調査により17種以上の新種を同定。
  • 1994年、自宅が山火事で全焼した経験がある。
  • 気候委員会の初代コミッショナーに就任したが、2013年に解体・更迭され、その後Climate Councilを共同で設立。