世界・海外・国外の文学賞

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ヤン・マーテル

ヤン・マーテル

Yann Martel

プロフィール

性別
男性
生誕
1963-06-25 (サラマンカ(スペイン))
国籍
カナダ
言語
フランス語, 英語
居住地歴
サラマンカ(スペイン) → コインブラ(ポルトガル) → マドリード(スペイン) → フェアバンクス(アラスカ、アメリカ) → ビクトリア(ブリティッシュコロンビア、カナダ) → サンホセ(コスタリカ) → パリ(フランス) → オタワ(オンタリオ、カナダ) → サスカトゥーン(サスカチュワン、カナダ)

経歴

職業
小説家, 短編作家, 作家
活動期間
1988年〜
所属団体
王立文学協会フェロー
影響を受けた人物
ダンテ・アリギエーリ, フランツ・カフカ, ジョセフ・コンラッド, ニコライ・ゴーゴリ, シンクレア・ルイス, モアシール・スキリア, トーマス・ハーディ, レフ・トルストイ, アルフォンス・ドーデ, J・M・クッツェー, クヌート・ハムスン

学歴

トリニティ・カレッジ・スクール(高校)
国: カナダ
高校の最後の2年間をここで過ごした
トレント大学
哲学
学位: Bachelor of Arts
国: カナダ
学部で哲学を専攻

受賞歴

マン・ブッカー賞
2002
対象作品: パイの物語(Life of Pi)
主催: Man Booker Prize
結果: Winner
ヒュー・マクレナン賞(フィクション)
2001
対象作品: パイの物語(Life of Pi)
主催: ケベック文学財団等
結果: Winner
アジア/太平洋アメリカ文学賞
2002
対象作品: パイの物語(Life of Pi)
主催: Cooperative Children's Book Centre (APALA)
結果: Winner
Journey Prize
1991
対象作品: The Facts Behind the Helsinki Roccamatios(短編)
主催: The Journey Prize
結果: Winner
Exclusive Books Boeke Prize
2003
対象作品: パイの物語(Life of Pi)
主催: Exclusive Books
結果: Winner
Deutscher Bücherpreis
2004
対象作品: パイの物語(Life of Pi)
主催: ドイツの書籍賞団体
結果: Winner
カナダ勲章(Companion of the Order of Canada)
2021
主催: カナダ総督府(Governor General of Canada)
結果: Appointed (Invested 2022)

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Life of Pi

    少年ピシン(ピ)が海難事故で太平洋に取り残され、ベンガルトラのリチャード・パーカーと救命ボートで生き延びるための旅を描く寓話的長編。生存、信仰、物語の意味が問われる作品。

    サバイバル宗教・信仰寓話成長
ブッカー賞 1回登壇
  1. 受賞作: Life of Pi

    太平洋で難破した少年ピが、救命ボートでベンガルトラとともに生き延びようとするサバイバルと信仰の物語。生存の過酷さと想像力、信仰と物語性が交錯し、真実とは何かを問う寓話的長編。読み手に信じることの意味を突き付ける。

    太平洋で難破した少年ピが、救命ボートでベンガルトラとともに生き延びようとするサバイバルと信仰の物語。生存の過酷さと想像力、信仰と物語性が交錯し、真実とは何かを問う寓話的長編。読み手に信じることの意味を突き付ける。

    271ページ
    信仰と宗教サバイバル物語と真実孤独動物との関係
  1. 受賞作: Life of Pi

    船の難破で少年とベンガルトラが救命ボートで漂流するという寓話的な設定を通じて、信仰、生存、物語の真実性を問う。冒険と哲学が混ざり合った独創的な物語。

    319ページ
    宗教と信仰サバイバル物語と真実寓話

作品

代表作

パイの物語

2001年 小説(寓話的フィクション)

インドの少年が救命ボートで太平洋を漂流し、トラと共に生き延びる物語。信仰、物語ること、現実と想像の境界を扱う寓話的作品。

信仰サバイバル物語性真実と解釈
映像化・舞台化
  • [映画] ライフ・オブ・パイ(映画) / Ang Lee (2012)
  • [舞台(演劇)] ライフ・オブ・パイ(舞台) / Max Webster (2019)
翻訳
  • Histoire de Pi(フランス語訳)

ベアトリスとヴァージル

2010年 小説(寓話的・寓意)

ホロコーストをテーマに寓意的手法でアプローチする長編。作家と剥製師、そして二体のぬいぐるみを巡る物語。

記憶暴力寓意

ポルトガルの高い山々

2016年 小説

ポルトガルを舞台に、異なる時代の三人の人物がそれぞれ愛と喪失に向き合う連作的物語。

喪失時間

セルフ

1996年 小説

初期の長編。自己とアイデンティティを巡る物語。

自己アイデンティティ

ヘルシンキ・ロッカマティオスの事実

1993年 短編小説集(短編)

短編集に収められた表題作など複数の短編からなる作品。初期の代表作の一つ。

人間関係喪失寓意

全著作

  • Seven Stories (1993)
  • The Facts Behind the Helsinki Roccamatios(短編集, 1993)
  • Self(1996)
  • Life of Pi(2001)
  • We Ate the Children Last(短編, 2004)
  • Beatrice and Virgil(2010)
  • 101 Letters to a Prime Minister(2012)
  • The High Mountains of Portugal(2016)
  • Son of Nobody(2026)(※出版予定または将来作)

翻案

  • パイの物語 → 映画(アン・リー監督、2012)
  • パイの物語 → 舞台(2019)
  • We Ate the Children Last → 映画化(Andrew Cividino)
  • Manners of Dying → 映画化(2004)

作風・主題

文体
寓話的・寓意的叙述の実験性(メタフィクション的要素)簡潔で明快な描写
頻出モチーフ
動物信仰・宗教性旅と追放物語ること

評価・遺産

『パイの物語』で国際的な成功を収め、現代文学における寓話的・宗教的テーマの扱いで知られる。映像化や舞台化もされ、大衆文化にも影響を与えた。カナダ文学の国際的代表の一人。

関連学会

  • 王立文学協会(フェロー)

資料所蔵先

  • ヤン・マーテル文書(Library and Archives Canada所蔵)

大衆文化への影響

  • 『パイの物語』映画(2012)が国際的ヒット、複数の賞を獲得

引用

  • もし我々市民が芸術を支えなければ、想像力を粗野な現実の祭壇に捧げ、何も信じず価値のない夢だけを抱くことになる。
    出典: 『パイの物語』著者注 (2001年)

豆知識

  • 1963年スペインのサラマンカで生まれるが国籍はカナダ。
  • 母語はフランス語だが、英語で執筆する。
  • 2007〜2011年にかけてカナダ首相に毎月書籍を送るブッククラブを運営(手紙は書籍集『101 Letters to a Prime Minister』に収録)。
  • 子どもが4人いる。
  • 『パイの物語』は世界50か国以上で出版され、1200万部以上を売り上げたとされる(版によって異なる)。