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ACTブック・オブ・ザ・イヤー

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オーストラリア首都特別地域(ACT)出身の作家によるフィクション、ノンフィクション、詩を対象とした年次文学賞。賞金はAUD 10,000。

フィクションノンフィクション文学賞児童書ヤングアダルト
Established
1993
Organizer
ACT Government(artsACT)
Category
Poetry and Contemporary Poetry
Selection Method
選考
Target
Professional
Frequency
1 per year
Announcement Period
around October
Status
Active

Description

ACT Book of the Yearは、Australian Capital Territory(ACT)出身の作家によるフィクション、ノンフィクション、詩の作品を対象とした年次文学賞。1993年に創設され、初回の賞金はUS$5,000(表記は当時の表記)で、現在はAUD 10,000が授与される。主催はACT Government(artsACT)で、受賞者には公的な認知とメディア発表が行われる。受賞者一覧は1993年から毎年記録されている(共同受賞の年もある)。

Prize

Main Prize
現金賞(ACT Book of the Year):AUD 10,000
Cash Prize
10,000 AUD
  • 創設時(1993年)は賞金$5,000だったという記録あり
  • 受賞に伴う公的発表・認知

Related Awards

  • artsACT funding programs
  • Miles Franklin Award
  • New South Wales Premier's Literary Awards
  • Queensland Literary Awards

Official Resources

https://www.arts.act.gov.au/funding/act-book-of-the-year-award

Past Winners

クリス・ハマー くりす はまー 受賞
The Seven

複数の視点で進行するサスペンス小説。失踪や殺人をめぐる事件を軸に、登場人物の過去と秘密が絡み合って真相が徐々に明らかになる。緊迫した描写と心理描写を通じて正義や道徳の問いを提示する作品。

サスペンス犯罪小説心理描写ミステリー
作家・ジャーナリスト

オーストラリアの作家で元ジャーナリスト。サスペンスや犯罪小説を得意とし、緻密な取材に基づく物語構成と人物描写で知られる。

フランク・ボンジョルノ ふらんく ぼんじょるの 受賞
Dreamers and Schemers: A political history of Australia

オーストラリアの政治史を体系的に追う大著。植民地期から連邦成立、労働運動や保守政治の変遷、戦後の政策転換、近年の動向までを扱い、主要政治家や制度、社会的背景を精緻に分析して現代オーストラリアの政治形成過程を明らかにする。

オーストラリア政治史歴史学政策研究社会変動
歴史家・作家

オーストラリアの歴史家・著述家。政治史を中心に研究・執筆を行い、学術的な分析と一般向けの歴史叙述の双方で知られる。

ルーシー・ネイヴ るーしー・ねいゔ 受賞
Believe in Me

信頼と成長、家族関係をテーマにした現代小説。登場人物の内面を書き込みながら、期待や裏切り、再生へと向かう過程を繊細に描き、日常の細部から普遍的なテーマを浮かび上がらせる。

家族成長信頼心理
作家

小説家・作家。家族や個人の心理に迫る繊細な物語を執筆している。

サブハス・ジャイレス さぶはす・じゃいれす 受賞
Spinoza's Overcoat: Travels with Writers and Poets

作家や詩人との旅を通じて文学と思想、創作の現場を巡るエッセイ集。スピノザなどの哲学的参照点を手がかりに、個人的な出会いと文学的対話を織り合わせながら創作と知的探求の意味を探る。

エッセイ文学散文旅行思想
作家

作家・エッセイスト。文学や詩人との対話を通じて思想や創作の探求を行う著述活動をしている。

リサ・フラー りさ・ふらー 受賞
Ghost Bird

喪失と記憶、自然との関わりを描く作品。消えた鳥や過去の出来事を通して登場人物たちの心情や人間関係が浮かび上がり、環境問題と個人史が交差する物語。静謐で示唆に富む筆致が特徴である。

自然喪失記憶環境
作家

作家。フィクションを中心に自然や喪失、記憶をテーマにした作品を執筆している。

ロビン・キャドワラダー ろびん・きゃどわらだー 受賞
Book of Colours

色彩をモチーフに様々な人物の人生や記憶を織り交ぜる文学作品。歴史的背景や宗教、女性たちの経験を繊細に描き、象徴的な言語で個人と社会の関係性を探る。詩的で実験的な表現も含まれる。

色彩女性史記憶宗教
作家

小説家。歴史や宗教、女性の経験を題材にした文学作品を手がける。

ポール・コリス ぽーる・こりす 受賞
Dancing Home

帰郷や家族、個人の変容を主題とした小説集または長編。遠方から戻る者たちの視点を通して土地との結びつき、世代間の物語、アイデンティティの再構築を描く。感情の機微と日常の細部に着目した文体が特徴である。

帰郷家族アイデンティティ移動
作家

作家。家族や土地、帰属意識をテーマにした作品を手がける。

トム・グリフィス とむ・ぐりふぃす 受賞
The Art of Time Travel: Historians and their craft

歴史家の仕事と歴史を『時間の芸術』として読み解くエッセイ集。歴史の物語化、資料の扱い、時間概念や記憶の問題などを具体的事例と理論的考察を交えて論じ、歴史を書く技法と意義を提示する。

歴史学方法論時間記憶
歴史家

歴史家・エッセイスト。歴史の方法論や時間・記憶の問題に関する著作を発表している。

フランク・ボンジョルノ ふらんく・ぼんじょるの 受賞
The Eighties: the decade that transformed Australia

1980年代という一時代を通してオーストラリアの政治・経済・文化の大転換を多面的に分析する社会史。経済政策や労働、文化的潮流、社会運動などを取り上げ、現代オーストラリアの枠組みがどのように形成されたかを解き明かす。

オーストラリア史1980年代政治史社会変動
歴史家

オーストラリアの歴史家。現代史に関する研究と一般向けの歴史著作で知られる。

マーク・ヘンショー まーく・へんしょー 受賞
The Snow Kimono

過去と現在、異文化の交錯を軸に家族と記憶を描くフィクション。主人公の内面と周囲の人間関係を通して失われたものと再生、文化的アイデンティティの模索を繊細に描写する。詩的な描写と心理的考察が特徴である。

記憶家族異文化アイデンティティ
作家

小説家。家族や記憶、異文化をテーマにしたフィクションを手がける。

ゴードン・ピーク ごーどん・ぴーく 受賞
Beloved Land: Stories, Struggles and Secrets from Timor-Leste

東ティモール(ティモール=レステ)の人々や社会を描くルポルタージュ/短編集。独立と紛争、日常生活、文化的記憶や秘密に焦点を当て、現地の証言や歴史的背景を織り交ぜながら地域の複雑さと回復の過程を伝える。

東ティモール紛争と復興地域研究人権
フランク・ボンジョルノ ふらんく・ぼんじょるの 受賞
The Sex Lives of Australians: A History

オーストラリア社会における「性」の歴史を通覧する社会史。植民地期から近現代まで、法律や宗教、文化的慣習、公共政策や個人の性的経験の変化を史料に基づき辿り、社会的態度と制度の移り変わりを明らかにする。

性史オーストラリア史社会史ジェンダー
歴史家

オーストラリアの歴史家。現代オーストラリアの政治・社会史を専門とし、一般向けの歴史書も執筆している。

Bill Gammage 受賞
The Biggest Estate on Earth: How Aborigines Made Australia

『The Biggest Estate on Earth』は、アボリジニによる火入れや植生管理といった土地管理技術を詳細に検証し、オーストラリアの風景が先住民の長年の営みによって形づくられてきたことを示す学術的な研究書である。環境史・植生史の観点から植民地期以降の自然観を再評価する重要な著作。

先住民土地管理環境史植生管理
歴史学者・作家

オーストラリアの歴史学者。先住民の土地管理に関する研究で国際的に評価されている。

Chris Hammer 受賞
The River: A journey through the Murray-Darling Basin

『The River』は、マレー・ダーリング盆地を巡る旅と現地取材をもとに、水と土地、そこで暮らす人々の歴史と現状を描くノンフィクション。水資源管理や環境破壊、農業・地域社会の課題を明らかにし、政策と市民生活の接点を問い直す問題作である。

環境問題水資源政策地域社会
ジャーナリスト・作家

ジャーナリスト出身の作家。地域社会や環境問題を扱うノンフィクション・フィクションの双方で活動する。

Valley of Grace

『Valley of Grace』は、小さな町とそこに生きる人々を見つめる長編で、赦しと再生を軸に据えた物語。信仰や記憶、女性たちの連帯を丁寧に描き、日常の選択が人生に及ぼす影響を繊細に描写する作品である。

赦しコミュニティ女性記憶
作家

オーストラリアの小説家・評論家。地域性と人物描写に定評があり、複数の受賞歴がある。

A Guide to the Birds of East Africa: A Novel

『A Guide to the Birds of East Africa』は、東アフリカを舞台にしたユーモアと温かさに満ちた長編小説。鳥の観察や自然描写を通じて主人公が過去と向き合い、人間関係や喪失を乗り越えて成長していく様を描き、旅と再生が主題となる作品である。

自然再生ユーモア
作家

作家。自然や旅を題材にした温かみのある物語を得意とする作家(資料に基づく)。

Tony Kevin 受賞
Walking the Camino : A Modern Pilgrimage to Santiago

『Walking the Camino』は、サンティアゴ巡礼路(カミーノ)を歩いた体験を綴る旅行記。道中で出会う人々や風景、歴史的・宗教的背景への考察を織り交ぜつつ、歩行がもたらす内面的変化や共同体感覚、旅による再発見を描く作品である。

巡礼精神性歴史
元外交官・作家

元外交官でノンフィクション作家。旅行記や社会問題に関する著作がある。

Sunday Menu : selected short stories of Pham Thi Hoai

『Sunday Menu』は、ベトナムの作家ファム・ティ・ホアイの短編選で、都市と田舎、亡命と帰郷、女性たちの生活と心理を鋭く描く作品群を英語圏の読者に紹介する編訳書。ユーモアと悲哀が交差する短編群を通して現代ベトナム社会の多面性を伝える。

ベトナム文学短編亡命・帰郷女性の視点
翻訳者・編者

編者・翻訳者としてベトナム文学の英訳に携わった人物(資料内の表記に基づく)。

John Clanchy 受賞
Vincenzo's Garden

『Vincenzo's Garden』は、庭を象徴に移民や家族の関係を描く長編。ヴィンチェンツォという人物とその周囲の人々を通して、異文化間の軋轢や共感、記憶の継承と癒しを丁寧に紡ぎ出す作品で、個人と場所の結びつきが中心テーマとなっている。

移民家族文化間の葛藤記憶
小説家

オーストラリアの小説家。移民や家族、地域を題材にした作品を手掛ける。

Tony Kevin 受賞
A Certain Maritime Incident : the sinking of SIEV X

『A Certain Maritime Incident: the sinking of SIEV X』は、避難民船SIEV Xの沈没事件を徹底的に追跡したルポルタージュ。政府の対応の不備や捜査の問題点、被害者や関係者の証言を集め、移民政策と人権の問題を鋭く問い直す調査記録である。

移民政策人権海難事件政府の説明責任
元外交官・作家

元外交官でノンフィクション作家。国際問題や政治的事件に関する著述で知られる。

The Point

『The Point』は、場所と記憶、関係性の微妙な交差を描く小説。主人公の視点を通して過去の選択や家族の絆が現在を形作るプロセスを描写し、静謐な風景描写と繊細な人間ドラマを通して人間の脆さと強さを浮かび上がらせる作品。

場所性記憶家族人間関係
作家

オーストラリアの小説家・評論家。風景描写と人物の内面の描写に定評がある。

John Clanchy 受賞
The Hard Word

『The Hard Word』は、日常の苦悩や倫理的葛藤に直面する人々を静かな筆致で描く長編小説。職場や家庭、地域社会の圧力が登場人物に及ぼす影響を繊細に追いながら、記憶と後悔、赦しと再生の可能性を問いかける作品。

人間関係社会的葛藤再生家族
小説家

オーストラリアの小説家。長編・短編の作品を発表し、地域社会や人間関係の細やかな描写で知られる。

ジャッキー・フレンチ じゃっきー ふれんち 受賞
In the Blood

『In the Blood』は家族史や遺伝、世代を超えた記憶の継承を主題にした物語。登場人物の個人的葛藤と歴史的背景が交錯し、アイデンティティと責任の問題を問う作品である。

家族歴史アイデンティティ
児童文学作家・作家

オーストラリアの著名な児童文学作家。歴史小説や環境・動物を題材にした作品も多数手がける多作な作家である。

アラン・グールド あらん ぐーるど 受賞
The Schoonermaster's Dance

『The Schoonermaster's Dance』は海や航海を背景に、人間関係と歴史を交差させる長編。海業や航海に伴う伝統と変化を通じて個人史と共同体の軋轢を描く物語。

歴史労働記憶
小説家

オーストラリアの小説家・詩人。歴史や風景を織り込みながら人間の内面と社会の関係を描く作品で知られる。

ドロシー・ジョンストン どろしー じょんすとん 受賞
The Trojan Dog

『The Trojan Dog』は政治的要素を含むミステリ長編。主人公が謎を追うなかで市民社会の裏側や個人の秘密が露わになり、犯罪と倫理の境界が問われる構成が特徴である。

ミステリ犯罪社会サスペンス
小説家

オーストラリアの小説家。特にミステリや犯罪小説で知られ、緻密なプロットと社会性のある人間描写が評価される。

エイドリアン・シーザー えいどりあん しーざー 受賞
The White: Last days in the Antarctic Journeys of Scott and Mawson 1911-1913

『The White』は1911–1913年におけるスコットとモーソンの南極探検を史料に基づき比較し、その“最後の日々”を再検証する歴史ノンフィクション。極地での判断や人間ドラマを冷静に描き出す。

歴史南極探検伝記探検
作家・学者

オーストラリアの作家・研究者。歴史的事象を文学的に再構成する作品などを執筆し、史実と物語の接点を探る。

クレイグ・コーミック くれいぐ こーみっく 受賞
Unwritten Histories

『Unwritten Histories』は、公式の記録や歴史から漏れた物語や先住民の記憶、地域の語りを掘り起こす作品。歴史の多様性と記憶の重要性を問い直す視点を提供する。

先住民歴史記憶アイデンティティ
作家・サイエンスコミュニケーター

オーストラリアの作家でありサイエンスコミュニケーター。フィクションとノンフィクションの双方で活動し、社会的テーマに関心を持つ。

リー・チティック りー ちてぃっく 受賞
Travelling With Percy : A South Coast Journey

南海岸を巡る旅の記録で、道中で出会う風景や人々を通して地域の歴史と自然の営みを描く旅行記。個人的回想と客観的観察が混ざり合う随筆的な筆致が特徴。

旅行自然地域史随筆
作家

旅行記や随筆を手がける作家(詳細情報は限定的)。地域の風景や出会いを題材に作品を発表している。

フランチェスカ・レンドル=ショート ふらんちぇすか れんどる しょーと 受賞
Imago

『Imago』は成長や変容、心理的な移行を主題にした作品。個人の内面の変化と社会的文脈が交錯する瞬間を繊細に描き出し、アイデンティティの模索を描く。

変容心理ジェンダーアイデンティティ
作家

作家。フェミニズムや個人の内面、アイデンティティに関心を寄せる作品を発表している(詳細は資料により異なる)。

ポール・ヘザリントン ぽーる へざりんとん 受賞
Shadow Swimmer

詩集『Shadow Swimmer』は、記憶や自然、存在のはざまを彷徨う詩群を収める。象徴的なイメージと音の配列を駆使し、微細な心理描写と風景が交差する詩的世界を提示する。

記憶自然存在
詩人・編集者

オーストラリアの詩人。詩作のほかアンソロジーや詩誌編集などにも携わり、現代詩壇で活動している。

サラ・ダウズ さら だうず 受賞
Sapphires

『Sapphires』は女性の経験や世代間の軋轢、社会変化を背景にした長編。登場人物の内面描写を通じてフェミニズム的視点や個人史と公的歴史の重なりを描き出す。

女性社会歴史家族
作家

オーストラリアの作家でありフェミニスト活動にも関わった。社会や政治、ジェンダーに関する問題を題材にした作品がある。

ジョン・ファウチャー じょん ふぉーちゃー 受賞
New and Selected Poems

『New and Selected Poems』は過去作と新作を収めた詩集で、自然や人間関係、時間の流れを丁寧に見つめる抒情的な詩篇を通じて作者の詩的成熟を示す選集。

自然時間内省
詩人

オーストラリアの詩人・教育者。抒情的で内省的な作品を多数発表し、日常や自然を繊細に描く詩風が特徴。

マリオン・ハリガン まりおん はりがん 受賞
Lovers' Knot

『Lovers' Knot』は、愛憎や記憶、家族関係のもつれを繊細に描く作品。登場人物の過去と現在が交差し、日常の断片から人間の複雑な感情と和解の可能性を浮かび上がらせる。

人間関係家族記憶
作家

オーストラリアの作家。長編・短編・エッセイなど幅広い作品を手がけ、家族や地域社会、記憶を繊細に描くことで知られる。

A・D・ホープ えーでぃー ほーぷ 受賞
Chance Encounters

詩集『Chance Encounters』は、日常の出会いや偶然を通して人間の内面や社会を鋭く観察する詩篇を集めた作品。Hopeらしい形式美と皮肉が特徴で、現代社会への省察を促す。

偶然人生社会観察
詩人

20世紀を代表するオーストラリアの詩人。形式的技巧と皮肉を織り交ぜた詩作で知られ、厳しい観察眼を持つ。