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オール・インディア詩賞(All India Poetry Prize / All India Poetry Competition)

おーるいんでぃあししょう

The Poetry Society (India) が主催する All India Poetry Prize(All India Poetry Competition)。1988年開始の英語および英語訳詩を対象とした全国規模の詩コンペ。

英語詩翻訳詩文学賞
創設年
1988
主催
The Poetry Society (India)(主催)。スポンサー: British Council(〜2000)、MHRD(2013〜共催)
カテゴリー
研究・翻訳・学術
選考方式
公募
受賞対象
不問
開催頻度
不定期(過去は概ね年1回)
賞のステータス
終了

説明

The Poetry Society (India) が1988年より実施している全国詩コンペ。英語原詩およびインドの公認言語から英語へ翻訳された詩が応募対象で、審査は国内外の著名詩人によるブラインド(匿名)方式で行われる。1990年代から2000年まではBritish Councilがスポンサーであったが、2000年から2013年までは受賞実施が途絶え、2013年以降はMHRD(当時の文部省に相当)などと共催して再開されている。歴代受賞者にはVijay Nambisan(1988)やRukmini Bhaya Nair(1990)、Ranjit Hoskote(1997)、Gopikrishnan Kottoor(2017)などがいる。

賞品

主賞品
第1賞・第2賞・第3賞などの複数等級(年により英語部門・ヒンディー語部門などが設けられる)

選考情報

選考プロセス

応募受付
審査員 The Poetry Society (India) が公募を受付(英語原作および英語訳)
発表 公式サイトで応募要項が告知される
匿名審査(ブラインド)
審査員 国内外の著名詩人が審査。応募者の身元は伏せられる
発表 一次・二次の選考を経て最終候補を選出
受賞者決定・発表
審査員 審査委員会が最終決定を行う
発表 The Poetry Society (India) の公式発表およびメディアで公表される

選考基準

  • 独創性(オリジナリティ)
  • 表現力・イメージの力
  • 言語の技巧と完成度
  • 翻訳作品は翻訳の詩的質と原作への忠実性
  • テーマへの適合性と作品のインパクト

応募のヒント

推奨

  • 応募要項とフォーマットを必ず確認する
  • 原稿から氏名などの個人情報を除く(匿名審査)
  • 詩はオリジナルで未発表のものを提出する
  • 翻訳作品の場合は原文と翻訳者情報を明記し、翻訳の質を高める
  • 締切を守り、指定形式で提出する

注意

  • 他人の作品を盗用しない(剽窃)
  • 本文に応募者の識別情報を記載しない
  • 応募規定に反する形式やファイルで提出しない
  • 翻訳で原作の意図を歪めることを避ける
  • 複数部門での重複応募や規程違反を行わない

審査員から

  • 独創的な視点と鮮烈なイメージを大切にすること
  • 言葉の選択や音感(詩的リズム)を丁寧に磨くこと
  • 翻訳作品は原作の声と詩的効果をできるだけ保持すること
  • テーマの深掘りと余韻を残す表現を意識すること

関連の賞

  • The Poetry Society (India) が実施する学校向け All India Poetry Competition
  • Sahitya Akademi(サーヒティヤ・アカデミー)関連賞
  • Manipuri Sahitya Parishad による文学活動
  • British Council の詩関連プログラム

公式情報

http://www.indianpoetry.org/

過去の受賞者

Gopikrishnan Kottoor ごぴくりしなん こっとーる 受賞
The Painter of Evenings
詩人

2017年(第14回)All India Poetry Prize 英語部門で第1位を受賞した詩人。

Asha Viswas あしゃ うぃすゎす 次点
The Beggar Girl
詩人

2017年(第14回)All India Poetry Prize 英語部門で第2位を受賞した詩人。

Yatiraj Ramanujam やてぃらじ らまぬじゃむ 受賞
A Sudden Voyage
詩人

2016年(第13回)All India Poetry Prize 英語部門で第1位を受賞した詩人。

Shrestha Ghosh しゅれすた ごーす 次点
A Dream
詩人

2016年(第13回)All India Poetry Prize 英語部門で第2位を受賞した詩人。

Maitri S Shah まいとり えす しゃー 次点
Violence of the Truth
詩人

2016年(第13回)All India Poetry Prize 英語部門で第3位を受賞した詩人。

Gaurav J. Pathania がうらぶ じぇー ぱたにあ 受賞
Plastic
詩人

2016年(第13回)All India Poetry Prize ヒンディー語部門で第1位を受賞した詩人。

Neelam Saxena にーらむ さくせな 次点
Khushi
詩人

2016年(第13回)All India Poetry Prize ヒンディー語部門で第2位を受賞した詩人。

Monika Bhambhu Kalana もにか ばんぶ からな 次点
Tumhare Laut Aane ki Khushi Mein
詩人

2016年(第13回)All India Poetry Prize ヒンディー語部門で第3位を受賞した詩人。

Sukanya Shaji すかんや しゃじ 受賞
Pilgrimage
詩人

2015年(第12回)All India Poetry Prize 英語部門で第1位を受賞した詩人。

Debrup Bhattacharya でぶるぷ ばったちゃるや 次点
Star's Demise
詩人

2015年(第12回)All India Poetry Prize 英語部門で第2位を受賞した詩人。

K. E. Priyamvada けー いー ぷりやむわだ 次点
Fireflies
詩人

2015年(第12回)All India Poetry Prize 英語部門で第3位を受賞した詩人。

Parul Gupta ぱるる ぐぷた 受賞
Bhukamp
詩人

2015年(第12回)All India Poetry Prize ヒンディー語部門で第1位を受賞した詩人。

Amit Bisht あみっと びしゅと 次点
Ek Kisaan ka Suicide Note
詩人

2015年(第12回)All India Poetry Prize ヒンディー語部門で第2位を受賞した詩人。

Rajesh Ahuja らじぇし あふじゃ 次点
Man-Manthan
詩人

2015年(第12回)All India Poetry Prize ヒンディー語部門で第3位を受賞した詩人。

Probal Mazumdar ぷろばる まずむだる 受賞
Grand Mother
詩人

2014年(第11回)All India Poetry Prizeで第1位を受賞した詩人。

Vidya S. Panicker びでぃや えす ぱにっかー 次点
A Suitcase Too Small
詩人

2014年(第11回)All India Poetry Prizeで第2位を受賞した詩人。

N Madani Syed えぬ まだに さいえど 次点
A Song to Sing
詩人

2014年(第11回)All India Poetry Prizeで第3位を受賞した詩人。

マシュー・ジョン ましゅー・じょん 受賞
Another Letter from Another Father to Another Son

別の父から別の息子への手紙という形式を通じて、世代間の期待や傷、赦しや伝承を描く詩。私的書簡を通して家族史やアイデンティティの断片を普遍的に照射する作品である。

家族世代歴史
詩人

詩人。2013年のAll India Poetry Competitionで「Another Letter from Another Father to Another Son」により第一位を受賞した。

N・マダニ・サイード えぬ・まだに・さいーど 次点
That Yellow Sweater

黄色いセーターという一着の衣服を媒介に、個人的記憶や家族関係、温もりと喪失の感情を繊細に描く詩。日用品に宿る象徴性を通して記憶を呼び起こす作品である。

記憶家族喪失
詩人

詩人。2013年のAll India Poetry Competitionで「That Yellow Sweater」により第二位を受賞した。

タパン・クマール・プラダン たぱん・くまーる・ぷらだん 次点
The Buddha Smiled

仏陀の微笑みを象徴として、慈悲や非暴力、現代社会の矛盾に対する静かな応答を示す詩。宗教的象徴を通じて倫理的・社会的な問いを喚起する作品である。

宗教慈悲社会批評
詩人、作家

詩人・作家。2013年のAll India Poetry Competitionで「The Buddha Smiled」により第二位を受賞した。

シャーナズ・ハビーブ しゃーなず・はびーぶ 受賞
Of Hypocrisy and Cheekbones

偽善と外見(頬骨)という対照を通じ、社会的評価や外的判断と内面的真実の衝突を鋭く描く詩。身体イメージを媒介に文化的観察を行う批評性を持つ作品である。

アイデンティティ外見社会批評
詩人、作家

詩人・作家。2000年のAll India Poetry Competitionで「Of Hypocrisy and Cheekbones」により第一位を受賞した。

レヴァティ・ゴーパル れゔぁてぃ・ごーぱる 次点
I Would Know You Anywhere

人物の仕草や輪郭を通じて深い絆や認識の持続性を描く詩。場所が変わっても相手を見分ける確信と記憶の力を詠い、個人的なつながりの普遍性を示す。

記憶認識
詩人

詩人。2000年のAll India Poetry Competitionで第二位を受賞した。

K・スリラタ けー・すりらた 受賞
In Santa Cruz, Diagnosed Home Sick

地名「Santa Cruz」を手がかりに、移住者のホームシックとアイデンティティの悩みを描く詩。郷愁と異郷での孤独感、記憶の断片が重層的に語られる作品である。

移住郷愁アイデンティティ
詩人、作家

詩人・作家。1998年のAll India Poetry Competitionで「In Santa Cruz, Diagnosed Home Sick」により第一位を受賞した。

レヴァティ・ゴーパル れゔぁてぃ・ごーぱる 次点
Lines on Meeting a Cousin, Long Lost

長年会っていなかったいとことの再会を通じて、家族の断片化した記憶や時間のずれ、感情の再編成を繊細に描く詩。日常の会話の中に大きな歴史が垣間見える。

家族再会記憶
詩人

詩人。1998年のAll India Poetry Competitionで第二位を受賞した。

ランジット・ホスコート らんじっと・ほすこーと 受賞
Portrait of a Lady

一人の女性の肖像を通して、内面の複雑さや社会的役割、記憶の層を繊細に描く詩。人物描写と内的独白を交え、時代と個人の交差点を浮き彫りにする。

人物記憶ジェンダー
詩人、翻訳者

詩人・翻訳者。1997年のAll India Poetry Competitionで「Portrait of a Lady」により第一位を受賞した。

ゴーピ・クリシュナン・コットール ごーぴ・くりしゅなん・こっとーる 次点
Digging...

掘るという行為を象徴に、過去の記憶や埋もれた歴史を掘り起こす詩。労働の身体性と記憶の層が交差し、個人的・共同体的な物語を掘り下げる。

労働歴史記憶
詩人

詩人。1997年のAll India Poetry Competitionで「Digging...」により第二位を受賞した(1995年に続いての上位入賞)。

ラガヴ・G・ネール らがゔ・じー・ねーる 特別賞
These Are The Things We Could Talk About

独立や国家にまつわるテーマを日常の会話に引き下ろし、過去と現在の齟齬を対話的に検証する作品。公的記憶と私的経験のずれを穿つ内容を持つ。

独立歴史対話

独立(Indian Independence)に関連するテーマに対して特別賞を受賞した詩人(1997年)。

ターラ・セーガル たーら・せーがる 特別賞
Independence Day

独立記念日という象徴を通して、祝祭と忘却、国家的記憶と個人の傷の交錯を描写する詩。公的物語への距離感と私的な回想を対比する。

独立記憶国家

詩人。1997年に「Independence Day」で特別賞を受賞した。

タビッシュ・カイル たびっしゅ・かいる 受賞
Birds of North Europe

北ヨーロッパの鳥たちを巡るイメージを通じて、異郷への視線や移動する記憶、文化的疎外を描く詩。自然のモチーフと個人の経験が交錯し、帰属と喪失を問う作品である。

移住異文化自然記憶
作家、詩人

作家・詩人。1995年のAll India Poetry Competitionで「Birds of North Europe」により第一位を受賞した。

ゴーピ・クリシュナン・コットール ごーぴ・くりしゅなん・こっとーる 次点
The Coffin Maker

棺屋という職業を通して、死と生、喪失や尊厳を寓話的に描く詩。日常的な労働が持つ象徴性を掘り下げ、共同体と個人の関係を反芻する作品である。

仕事尊厳喪失
詩人

詩人。1995年のAll India Poetry Competitionで「The Coffin Maker」により第二位を受賞した。

アンジュ・マキジャ あんじゅ・まきじゃ 受賞
A Farmer's Ghost

農村に残る記憶や過去の影を通じて、土地と労働、世代間の断絶や社会的搾取を描く詩。過去と現在が交錯する中で、個々の苦悩と集団の歴史を浮かび上がらせる。

農村歴史社会記憶
詩人、作家

詩人・作家。1994年のAll India Poetry Competitionで「A Farmer's Ghost」により第一位を受賞した。

スミタ・アガルワール すみた・あがるわーる 次点
Our Foster Nurse of Nature is Repose

自然を養育者や看護者に見立てる比喩を通じて、静けさや癒し、再生のイメージを描く詩。人間の脆さと自然の循環を詩的に対照させる作品である。

自然癒し静寂
詩人

詩人。1994年のAll India Poetry Competitionで第二位を受賞した。

シャンパ・シンハ しゃんぱ・しんは 受賞
Siesta

午後の休息(シエスタ)の静けさと曖昧さを通じて、眠りの間に浮かび上がる記憶や欲望、関係性の微妙なずれを描く詩。日常の一瞬を切り取り、内面の層を繊細に描写する。

日常内省時間
詩人

詩人。1993年のAll India Poetry Competitionで「Siesta」により第一位を受賞した。

タルン・チェリアン たるん・ちぇりあん 次点
A Writer's Prayer

作家の祈りや創作への渇望を主題に、表現行為と自己の関係、言葉に対する信頼と不安を象徴的に表現する詩。創作の緊張を内省的に探る作品である。

創作祈り言語
詩人

詩人・作家。1993年のAll India Poetry Competitionで「A Writer's Prayer」により第二位を受賞した。

ラジルクシュミー・デービー・バッタチャリヤ らじるくしゅみー・でーびー・ばったちゃりや 受賞
Punarnava

タイトルが示す「再生」を主題に、植物や自然のイメージを通して喪失からの回復、時間の循環、世代を超えた記憶の連なりを静かに描く詩。簡潔な象徴表現で深い感情層を引き出す。

再生自然記憶
詩人

詩人。1991年のAll India Poetry Competitionで「Punarnava」により第一位を受賞した。

ルクミニ・バヤ・ナイール るくみに・ばや・ないーる 受賞
Kali

ヒンドゥー教の女神カーリーのイメージを借り、破壊と再生、怒りと慈悲といった二元性を詩的に探る作品。神話的象徴と個人的経験を織り交ぜ、女性性や歴史的トラウマに関する鋭い洞察を示す。

神話女性性宗教
詩人、言語学者

詩人であり言語学者。詩作と学術研究の双方で活動し、1990年のAll India Poetry Competitionで「Kali」により第一位を受賞した。

ヴィジャイ・ナンビサン ゔぃじゃい・なんびさん 受賞
Madras Central

チェンナイ(旧マドラス)の主要駅「Madras Central」を舞台に、列車や待合室の断片的な情景を通して都市生活の孤独や移動の記憶を描く詩。公共空間に刻まれる個々の物語を繊細に掬い取る細密な叙写が特徴である。

都市記憶孤独
詩人

インドの詩人。1988年のAll India Poetry Competitionで「Madras Central」により第一位を受賞した。