コスタ・ブック賞 こすたぶっくしょう
第38回(2008年)
NovelFirst novelChildren's bookPoetryBiographyShort story
受賞者
5名
The Secret Scripture
『The Secret Scripture』は精神病院に長年収容された女性ローズの回想を通じて個人史と国民史を重ね合わせる長編。記憶の信憑性、愛と喪失、政治的暴力が繊細に交差し、読む者に深い余韻を与える作品である。
記憶愛と喪失アイルランド史個人史
小説家/劇作家
アイルランド出身の作家。記憶と歴史を主題にした繊細な作風で知られる。
The Outcast
『The Outcast』は家族の秘密と暴力が若者の人生を狂わせる様を描く小説で、鋭い心理描写と重苦しい情景描写によって社会的排除と個人の再生を問う重厚なデビュー作である。
家族の崩壊孤立心理描写再生
小説家
心理的描写に定評のある英国の作家。家族や孤立を描く作品で注目される。
Just Henry
『Just Henry』は戦後イギリスを舞台に、少年ヘンリーが家庭の秘密に直面し成長する物語。真実の探求と赦し、正義の意味が丁寧に描かれる温かみある児童文学作品である。
成長戦後家族正義
児童文学作家
『Goodnight Mister Tom』などで知られる児童文学作家。戦後を舞台に人間関係を描くことが多い。
The Broken Word
『The Broken Word』は詩的語りで暴力と倫理、言葉の限界を探る詩集。歴史的事件や個人的体験を素材に、詩の形式で道徳的・哲学的問いを投げかける実験的詩篇が並ぶ。
暴力と倫理歴史言語の限界詩的実験
詩人/作家
詩と長篇の両方で評価される現代作家。鋭い歴史感覚を持つ作品がある。
Somewhere Towards the End
『Somewhere Towards the End』は老いと人生の終焉についての率直な回想録で、編集者としての経験や日常の機微をユーモアと誠実さで綴る。年老いることの現実と尊厳を温かく見つめる作品である。
老い回想録日常編集史
作家/編集者
長年編集者として活躍し、晩年の回想録で高く評価された英国の作家・編集者。