グラン・プリ・オブ・リテラリー・アソシエーションズ(Grand Prix of Literary Associations, GPLA)
ぐらんぷりおぶりてらりーあそしえーしょんず
2013年にカメルーンで創設された国際文学賞。著者および文学協会が推薦する作品を対象に英語・フランス語・スペイン語(および一部アフリカ諸語)で授与される。
- 創設年
- 2013
- 主催
- GPLA Team(Grand Prix of Literary Associations) — in partnership with Brasseries du Cameroun; sponsor: Castel Beer
- カテゴリー
- 研究・翻訳・学術
- 選考方式
- 公募・推薦
- 受賞対象
- 不問
- 開催頻度
- 年1回
- 賞のステータス
- 活動中
説明
Grand Prix of Literary Associations(GPLA)は2013年にカメルーンで創設され、Brasseries du Camerounとの提携、Castel Beerの協賛を受けて運営される国際文学賞。主にResearch(研究)とBelles‑Lettres(文芸)部門で授与され、作品は文学協会や文化クラブの推薦が必要。選考はPresort Commission(予選読者)による一次選考→ショートリスト提出→少なくとも9名の陪審員による最終選考という段階を経る。言語は英語・フランス語・スペイン語および一部アフリカ諸語を受け入れ、自費出版作品も協会推薦があれば応募可能。受賞者には概ね1,000米ドルの賞金とメディアプロモーションが提供され、関連イベント(GPLA Essay Contest、GPLA Student Dayなど)も実施される。
賞品
- 主賞品
- 受賞者には概ね1,000米ドルの賞金とメディアプロモーションが提供される。
- 賞金
- 1,000 USD
- メディアプロモーション(広報支援)
- GPLA関連イベントへの参加(エッセイコンテスト、学生向けイベント等)
- 特別賞(Grand prix de la mémoire、Grand Prix des Mécènes、Asso‑Prize等)
選考情報
選考プロセス
| 段階 | 審査員 | 通過率 | 発表 |
|---|---|---|---|
| Pre-selection(Presort Commission) | Presort Commission(GPLAチームの読者および前回受賞協会の代表など) | 版により変動(例:GPLA 2016 のショートリストは100件超の応募から9作品で約9%) | Presort Commissionが選定したショートリストを公式チャンネルやメディアで発表し、Juryへ提出する |
| Final selection(Jury) | Jury(少なくとも9名の審査員) | ショートリストから各部門1名が受賞(例:ショートリスト9作品から研究部門・文芸部門で計2名) | 授賞式およびプレスリリースを通じて公式に発表。受賞作はメディアプロモーションが行われる |
| Special prizes selection | 運営委員会およびJury(部門や年によって選考方法が異なる) | 対象や年によって変動 | 特別賞は授賞式や関連イベントで発表される |
選考基準
- ResearchおよびBelles‑Lettresは発行から18か月以内の新刊が対象(各エディションの規程に従う)
- 作品は必ず文学協会または文化クラブによる推薦が必要
- 言語は英語・フランス語・スペイン語および一部アフリカ諸語が対象
- 自費出版作品は協会による推薦があれば応募可
- 審査は文学的品質、研究価値、独創性、文化的貢献度などを総合的に評価する
- 受賞者は次回エディションへの応募はできない(ただし同一著者は通算で最大3回受賞可能)
応募のヒント
推奨
- 作品は必ず文学協会または文化クラブによる正式な推薦を得る
- Research/Belles‑Lettres部門は発行日が応募規定の期間内(原則18か月以内)であることを確認する
- 応募要項(フォーマット、必要書類、言語)を正確に守る
- 推薦団体の連絡先や推薦状など証明資料を添付する
- 英語・フランス語・スペイン語以外の言語の場合、必要に応じて翻訳や要約を用意する
注意
- 協会の推薦なしに直接応募しない
- 直近の受賞者(ラウレアート)が次回に応募することは避ける(規約により不可)
- 発行日が規定期間を満たさない古い作品を提出しない
- 提出フォーマットや締切を守らない
審査員から
- 作品の独創性と文学的品質を重視する
- 研究部門は方法論と資料の厳密さを評価する
- 推薦団体による推薦状や作品の背景説明は審査に有利になる
- 言語の壁がある場合は質の高い翻訳・要約を添えること
- 規程を遵守し、過不足なく書類を整えて提出すること
関連の賞
- Grand prix de la mémoire
- Grand Prix des Mécènes
- Asso-Prize
- Tam-tam Short Story Prize
- Prix Nnanga Kon
- GPLA Essay Contest (Concours de Dissertation‑GPAL)
- GPLA Student Day
公式情報
null過去の受賞者
ザンビアを舞台に三家族の世代を超えた物語を通じて、植民地主義、移民、技術革新、国家形成を描く野心的な長編。魔術的リアリズムと歴史的リアリズムを交錯させながら国と個人の運命を紡ぐ。
ザンビア出身の作家。国際的に評価された長編『The Old Drift』などで知られる。
イエメンの政治的・社会的危機を現地調査と歴史的分析で総合的に論じた報告書。内戦の発生要因、部族・宗派の役割、外国勢力の介入、人道危機の実態を整理し、復興や紛争解決に向けた政策的示唆を提供する。
中東・北アフリカ地域の研究者。イエメンを中心とした現地事情と政治経済に関する著述で知られる。
個人の記憶と社会的暴力をめぐる物語で、主人公Khalilの視点を通じて家族と国家の関係、暴力の連鎖を描く。作者特有の叙述で個人史と社会史が交差するドラマを展開する作品。
筆名Yasmina Khadra(本名Mohammed Moulessehoul)。アルジェリア出身の小説家で、政治・社会問題を扱った作品で国際的に知られる。
スペイン語圏ラテンアメリカの現代状況を多面的に分析する共著。政治、社会運動、文化表象、経済の変化を地域横断的に検討し、各国の歴史的背景と現代的課題を比較・総合することでヒスパノアメリカの現在像を提示する学術的論考集。
スペイン語圏ラテンアメリカの現代状況を多面的に分析する共著。政治、社会運動、文化表象、経済の変化を地域横断的に検討し、各国の歴史的背景と現代的課題を比較・総合することでヒスパノアメリカの現在像を提示する学術的論考集。
地域の伝承や英雄譚をモチーフにした文学作品で、個人と共同体の歴史的葛藤を通じてアイデンティティ、抵抗、記憶のテーマを描く。叙事詩的な語りと現代的視点を融合させる作品。
アメリカの著名な社会学者・歴史家・市民権運動の指導者。アフリカ系アメリカ人の歴史や人種問題に関する先駆的研究で知られる。
アフリカの未来を再想像する思想書。植民地主義的発想を超える新たな想像力(アフロトピア)を提示し、歴史・経済・文化を横断して脱植民地化と自律的発展のヴィジョンを論じる。
セネガルの作家・経済学者。脱植民地的な視点からアフリカの未来を論じる著作で知られる。
急速に変容する文明を記号学の視点から考察する学術エッセイ。言語・象徴・文化表象の変化とその社会的影響を分析し、近代化やグローバル化の中で再編されるアイデンティティや意味体系を理論的に検討する。
架空都市を舞台に、バー『Tram 83』を中心に群像劇として展開する長編。音楽・闇経済・暴力が交錯する夜の世界を通じて、都市の欲望と混沌を鮮烈な文体で描き出し、ポストコロニアリズム的な社会の断面を浮き彫りにする。
コンゴ出身の小説家。代表作『Tram 83』で国際的評価を得た。
アフリカにおける人権保護体制を体系的に分析した研究書。アフリカ人権委員会や地域条約、国家司法の役割を検討し、法制度上の課題と改善策を提示する実務的かつ学術的な論考集で、政策立案や人権擁護活動に資する内容。
1815年から2012年にかけてのカメルーンに関する一次資料や文献を編纂した史料集。行政文書、書簡、新聞記事、覚書などを年代順に整理し、植民地期から独立後までの政治・社会・文化の変遷を原典からたどる学術的基礎資料である。
カメルーン出身の作曲家・作家・放送人。民族音楽研究や文学活動を通じてアフリカ文化を発信し、音楽と文学を横断する作品で国際的に知られる。