ジェームズ・ラフリン賞(旧:ラモント詩賞)
じぇーむず・らふりんしょう
詩人の第二出版詩集に贈られるアメリカの年次詩賞。かつてはLamont Poetry Prize(ラモント詩賞)として知られていた。
- 創設年
- 1954
- 主催
- Academy of American Poets
- カテゴリー
- 詩・現代詩
- 選考方式
- 選考
- 受賞対象
- プロ
- 開催頻度
- 年1回
- 締切時期
- 5月頃
- 発表時期
- 10月頃
- 賞のステータス
- 活動中
説明
Academy of American Poets(アカデミー・オブ・アメリカン・ポエッツ)が主催する詩の賞。1954年に創設され、歴史的にはLamont Poetry Prize(ラモント詩賞)として運用された期間がある。現在は詩人の第二出版詩集(セカンドブック)に贈られることを特徴とし、第二詩集を対象とする主要な賞の一つとされている。各年の受賞者と審査員は公式発表および受賞一覧に掲載される。
選考情報
選考プロセス
| 段階 | 審査員 | 通過率 | 発表 |
|---|---|---|---|
| 提出・ノミネーション | — | — | |
| 選考/審査 | 年ごとに選出される審査員(各年の受賞一覧に審査員名が記載) | — | Academy of American Poets の公式発表(ウェブサイト等) |
| 受賞発表 | — | 受賞者はAcademy of American Poetsの公式サイトおよび関連報道で発表される |
選考基準
- 詩人の第二出版詩集であること
- 詩としての文学的・芸術的価値
関連の賞
- Lamont Poetry Prize(旧称)
- Academy of American Poets の他の賞(American Poets Prizes)
- アメリカの詩の主要賞一覧
公式情報
https://poets.org/academy-american-poets/prizes/james-laughlin-award過去の受賞者
『Vexations』は第二詩集として刊行され、日常の苛立ちや不安、家庭やケア、身体性といったテーマを率直に掘り下げる作品群である。断片的な詩とユーモア、自己分析を交えて個人的困難と社会的条件を照らす。
詩人。詩集『Vexations』で第69回James Laughlin Awardを受賞した。
『Martian』は詩集で、疎外感や他者性、想像的視点を通じて現代の孤立や自己再構築を問う作品群である。SF的なイメージや変容のモチーフを取り入れつつ、言語と存在の境界を探る詩が並ぶ。
詩人。詩集『Martian』で第68回James Laughlin Awardを受賞した。
本詩集は〈フィールドスタディ〉の比喩を用い、風景や身体、観察を通して自然と都市、個人的体験の接点を描く。科学的な観察眼と詩的感受性が交錯する冷静かつ内省的な作品群である。
詩人。詩集『Field Study』で第67回James Laughlin Awardを受賞した。
『Emporium』は第二詩集として刊行され、都市や労働、文化的ルーツや移民経験を題材に、物質と記憶の交差を詩的に探る作品群である。多声的な語りとリズムの工夫を通し、個人史と社会的現実の重なりを描く。
詩人。詩集『Emporium』で第66回James Laughlin Awardを受賞した。
『Night Angler』は第二詩集で、家族や父性、記憶、人種といった複雑な主題を織り交ぜながら個人史と社会的文脈を照らし出す詩群である。抒情的かつ物語的な語りで声と継承の問題を探る。
詩人。詩集『Night Angler』で第65回James Laughlin Awardを受賞した。
本詩集は率直で身体的な声を特徴とし、親密さやアイデンティティ、労働や都市生活などを主題に据えている。直接的な言語とユーモア、時に怒りを交えながら形式の実験も行う作品群である。
詩人。詩集『Bury It』で第64回James Laughlin Awardを受賞した。
『Rayfish』は第二詩集として刊行され、自然や生体、記憶、想像力の絡まりを詩的に描く作品群である。具体的なイメージと断片的な語りを通じて、生と記憶の境界や言語表現の可能性を探る。
詩人。詩集『Rayfish』で第63回James Laughlin Awardを受賞した。
本詩集は第二作として刊行され、色彩や身体、親密さといったイメージを通じて個人的経験と社会的文脈のあわいを探る作品群である。比喩と音の工夫を用い、私的な記憶と関係性を繊細に描写する。
詩人。詩集『The End of Pink』で第62回James Laughlin Awardを受賞した。
本詩集は詩人の第二詩集として刊行され、日常の断片や記憶、身体感覚、言語の働きを鋭く観察する作品群。断片的なイメージと精緻な言語運用を通して、自己と世界の境界を問い直す詩が並ぶ。
詩人。詩集『A Several World』で第61回James Laughlin Awardを受賞した。
『The Book of Goodbyes』はジリアン・ワイゼの詩集で、身体性や障害、別離や再生といった主題をユーモアと辛辣さを交えて綴る。断片的で挑発的な詩が、アイデンティティや社会的視線に対する鋭い批評を含む。
アメリカの詩人。
『The Game of Boxes』はキャサリン・バーネットの詩集で、家庭や愛、喪失を「箱」をめぐる比喩で繊細に掘り下げる。親密な場面描写と洗練された比喩により、時間と記憶の変容、自己像の変化を抒情的に描き出す。
アメリカの詩人。
『You and Three Others Are Approaching a Lake』はアンナ・モスコヴァキスの詩集で、複数の視点と声を組み合わせ他者性や共同体、認識のズレを探る。静謐でありながら不穏な詩的空間を作り、言語と視点の可能性を検証する作品群である。
アメリカの詩人・翻訳者としても活動。
『Flies』はマイケル・ディックマンの詩集で、瞬間的な観察と鮮烈なイメージを通じて日常の不穏さを切り取る。家族や友情、死と生の隣接を短い詩篇に凝縮し、簡潔な言語の中に強い感情と余韻を残す作品が並ぶ。
アメリカの詩人。
『How to Live on Bread and Music』はジェニファー・K・スウィーニーの詩集で、喪失と回復、日常の脆さと小さな再生を繊細に綴る。自然や食、音楽をモチーフに生の持続や共同体の絆を見つめる詩が並び、ユーモアと悲哀が交差する。
アメリカの詩人。
『the true keeps calm biding its story』はラスティ・モリソンの実験的詩集で、言語そのものへの注目とイメージの細密さが特徴。断片化された語りと音感への配慮を通じて、真実や記憶、沈黙と語りの関係を詩的に問い直す作品群である。
アメリカの詩人。
『Human Dark with Sugar』はブレンダ・ショーンシーの詩集で、母性や欲望、身体性を率直かつ鮮烈に描く。鋭い比喩とユーモアを交えつつ、家庭や性愛、自己の矛盾を掘り下げ、現代女性の複層的な声を表現する。
アメリカの詩人。
『Duende』はトレイシー・K・スミスの詩集で、個人的な喪失と歴史的な記憶を織り交ぜながら存在の深層を探る作品群。抒情性と形式的実験が融合し、人種や歴史、魂といった主題に繊細な言葉で光を当てる。
アメリカの詩人。なお広く知られる作品群を持つ。
『Poeta en San Francisco』はバーバラ・ジェーン・レイエスの詩集で、サンフランシスコという都市空間を舞台に移民性や言語の多層性、家族史と記憶を描く。英語・スペイン語・フィリピン語の響きが混ざり合い、帰属とアイデンティティの問いを浮かび上がらせる。
フィリピン系アメリカ人の詩人。
『Music and Suicide』はジェフ・クラークの詩集で、音楽的なリズムと自己破壊的なイメージが交錯する作品群。短詩や断片的な言語によって都市の孤独や喪失、欲望が描かれ、音の反響を通して存在の細部を探る。
アメリカの詩人。
記憶や移民体験、個人的歴史を織り合わせた詩集。日常の細部から普遍的な問いへと向かい、ユーモアと哲学的省察がバランスよく共存する語りが特徴。
インド系アメリカ人の詩人。移民体験や記憶、個人的歴史をユーモアと省察を交えて描くことで国際的にも評価される。
音とリズム、濃密な比喩を駆使する詩集。欲望や身体、言語の限界を詩的に探求し、解釈を積極的に促す難解だが魅力的な言語世界を提示する。
アメリカの詩人。精緻な言語感覚と密度の高いイメージで知られ、音とリズムに富む詩作が評価されている。
私的経験と社会的記憶を併せ持つ詩集。家庭や日常の細部から生と死、驚きと屈辱を描き、率直な語り口と象徴的なイメージで存在の諸相を浮かび上がらせる。
アメリカの詩人。私的な経験と歴史的記憶を織り交ぜた叙述で、生と死や日常の矛盾を詩的に照射する作風が特徴。
数学や科学的参照を詩に取り込み、言語と形式の境界を探る実験的な詩集。断片的なイメージと構造を通じて意味の生成を問い直し、知的遊戯と詩的探求が交差する。
アメリカの詩人。言語実験や知的な参照を織り交ぜた詩風で知られ、形式的な挑戦と遊びのある作風が特色。
自身のHIV体験やエイズにまつわる社会的現実を鋭く詩化した衝撃的な詩集。身体性、政治、喪失、欲望が交錯し、痛みとユーモアを併せ持つ表現で沈黙に抗う。
アメリカの詩人。HIV/エイズに関する率直で力強い詩作により批評的注目を集めた。
自然と場所、身体性をめぐる詩集。海や土地の風景を通して記憶と個人の結びつきを探り、抒情的なイメージで人間と自然の相互関係を描き出す。
アメリカの詩人。土地や自然との関係を繊細に描く抒情的な視線が特色で、地域性と普遍性を結びつける作品が多い。
辛辣な観察と会話的な口調で現代社会や家庭、消費文化を切り取る詩集。皮肉と直率さを武器に日常の矛盾や倫理的問いを提示する作品群。
アメリカの詩人。ウィットと皮肉に富んだ観察を通して現代生活と倫理的問題を鋭く描写することで知られる。
都市生活や家庭、労働や欲望を率直な語りで掘り下げる詩集。日常の断片から個人とコミュニティの緊張を浮き彫りにし、ユーモアと鋭い観察が同居する。
アメリカの詩人。ユーモアと悲哀を織り交ぜた親密な語りで都市や家族、欲望を描く作品群で知られる。
喪失や時間、身体感覚を主題に据えた詩集。抒情的な声と実験的なイメージが交錯し、言語の微細な運動を通して個人の内面と他者との距離を描き出す。
アメリカの詩人。繊細な言語感覚と内省的な視線で個人的経験や喪失を詩化することで評価される。
神話的な象徴と日常的情景を重ね合わせる詩集。家族や自然、喪失と再生が微細なイメージで編まれ、静謐な語り口が記憶と存在の内的な揺らぎを呼び起こす。
アメリカの詩人。神話的で抒情的なイメージを用いた詩作で知られ、寓話的な情景と凝縮された言語が特徴。
神話や歴史、個人的記憶を織り合わせて内面世界を精緻に描く詩集。言語の音韻や形式への配慮が光り、哲学的な深みを持つ作品群となっている。
アメリカの詩人・翻訳者・エッセイスト。形式的技巧と学術的深みを持ち、神話や歴史を題材にした詩作で知られる。
南部の自然や地域社会、女性の経験を繊細に描いた詩集。土地と生活の関わりを通じて個人と共同体の声を浮かび上がらせるリリカルな作品群である。
アメリカ南部出身の詩人。地域性や女性の視点を重視し、土地と生活の結びつきを繊細に描く作品で知られる。
場所性と記憶、死生観を軸に据えた詩篇を収めた作品。歴史と個人的体験が交錯することで、場所の重層的な意味や喪失を静かに描き出す。
アメリカの詩人。場所性や歴史の重層性を主題に、記憶と死生観を深く掘り下げる詩作を行う。
家族や移民経験、記憶、愛と喪失を静かで瞑想的な言語で綴る詩集。宗教的・哲学的な反省と個人的回想が交差し、深い内省を誘う作品群。
中華系アメリカ人の詩人。移民家族の記憶や精神的主題、愛と喪失を繊細な言語で綴る作風で知られる。
ジェンダーやセクシュアリティ、社会的抑圧に対する怒りと個人的経験を詩的に綴った作品集。政治的な意識と私的体験が強く結びつく表現が特徴である。
アメリカの詩人・活動家。ジェンダーやセクシュアリティ、社会正義をテーマにした作品で知られる。
家族や記憶、芸術への関心を通じて断片的な経験と時間の流れを描く詩集。細やかな観察と抒情的な表現で日常の微細な感情を掬い上げる。
アメリカの詩人・エッセイスト。リリカルな語りと緻密な観察で家族や記憶、芸術へのまなざしを詩に表す。
日系アメリカ人の家族史や移民経験、ハワイの風景を背景にした詩篇を収める作品。個人的な記憶と歴史的文脈を結びつける叙情性と風景描写が特徴である。
日系アメリカ人の詩人。ハワイや家族史、移民経験を背景に、文化的記憶と個人的物語を詩に昇華する作風で知られる。
時間の経過や記憶、個人的経験と歴史の交差を探る詩集。日常の細部を鋭く観察し、時間と自己の関係を静かに問いかける抒情的作品群。
アメリカの詩人。歴史意識と個人的体験を繊細な言語で織り合わせる知的で抒情的な詩風が特徴。
都市生活や人種、アイデンティティを機知と怒りを交えて描く詩集。口語的なリズムと物語性を通じて、社会的不公正や個人の抵抗を浮かび上がらせる作品群。
アメリカの詩人。都市生活や人種問題を題材に、口語的なリズムと物語性を用いた詩作で知られる。
家族の記憶や個人的トラウマ、喪失と再生をめぐる詩篇を集めた作品。具体的な情景と鋭い心理描写を通じて、内面の暗部を照らし出しながら普遍的な孤独や回復を描く。
アメリカの詩人。家族や個人的記憶、内面の闇を主題にした抒情的で心理描写に富む詩作で知られる。
家族関係や性的経験、喪失を赤裸々に綴る詩集。自伝的視点と強烈な感情表現で個人的歴史を掘り下げる作品群。
アメリカの詩人。家族や性愛、身体を率直に描く自伝的詩作で高く評価される。
夕方の散歩や日常の断片から内面を掘り下げる詩集。静かな観察と記憶の断片が折り重なり自己と時間を見つめる。
詩人。私的な観察と静かな叙情に特徴がある作品を発表している。
政治的暴力や抑圧を詩的に記録した作品集。報告的な描写と私的な語りを融合し、証言としての詩的実践を提示する。
アメリカの詩人・翻訳者。政治的暴力や人権問題に向き合う“証言の詩”として知られる。
日常や自然を平易な言葉で見つめる詩集。中西部的な風景と個人的経験の観察から生まれる叙情が中心。
アメリカの詩人。中西部や日常の風景を題材にした穏やかな叙情詩で知られる。
贅沢や欲望、社会的緊張を挑発的な声で表現する詩集。皮肉と劇的なイメージを通して近代的欲望を検証する。
アメリカの詩人。挑発的で豪放な声と、しばしば性的・社会的主題を扱う作風で知られる。
都市や労働者階級の現実、暴力や性的描写をダイレクトに描く詩集。物語詩的な手法と生々しいイメージが特徴。
アメリカの詩人。都市の厳しさや暴力、性的テーマを率直に描く作風で知られる。
個人的な回想と社会的観察を織り交ぜた詩集。日常の小さな出来事から大きな感情を引き出す語りが特徴。
アメリカの詩人・教育者。豊かなイメージと口語的な抒情で人間の孤独と希望を描く。
喪失と記憶、時間の流れを扱う詩集。個人的な回想とイメージの連鎖を通じて死と再生を探る作品群。
アメリカの詩人。記憶や喪失、郊外的風景を題材にした叙情的な作品で知られる。
個人的な記憶や内面生活を繊細に描いた詩集。家庭や過去の断片を通して普遍的な孤独や再生を探る語りが特徴。
ドイツ生まれのアメリカの詩人。日常の細部を鋭く見つめる詩作で知られる。
アメリカの詩人・編集者・児童文学者。技巧やユーモアを含む詩で知られ、1961年にLamont Poetry Selectionを受賞した。
アメリカの詩人。初期の詩集で1954年のLamont Poetry Selection(後のJames Laughlin Award)を受賞した。