世界・海外・国外の文学賞

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ロサンゼルス・タイムズ ブック賞

ろさんぜるす・たいむず ぶっくしょう

ロサンゼルス・タイムズが1980年に創設した年次のブック賞。複数のカテゴリで優れた書籍を表彰する。

BiographyCurrent interestFictionArt Seidenbaum Award for First FictionHistoryMystery/ThrillerPoetryScience and TechnologyYoung Adult NovelGraphic Novel/ComicsRay Bradbury Prize (SF/Fantasy/Speculative Fiction)Christopher Isherwood Prize for Autobiographical ProseInnovator's AwardRobert Kirsch AwardAchievement in Audiobook Production (2023年創設、Audible協賛)
創設年
1980
主催
Los Angeles Times
カテゴリー
児童文学・童話・絵本
選考方式
推薦
受賞対象
プロ
開催頻度
年1回
発表時期
4月頃
賞のステータス
活動中

説明

ロサンゼルス・タイムズ・ブック賞は1980年に創設された年次の文学賞で、伝記、フィクション、詩、歴史、科学技術、ミステリー/スリラー、ヤングアダルト等、多数のカテゴリで優れた書籍を表彰します。Art Seidenbaum Award(First Fiction)は1991年に、Science & Technology部門は1989年に、Mystery/Thriller部門は2000年に、Young Adult部門は1998年にそれぞれ追加されました。受賞対象は、その年に米国で英語で初めて刊行された作品で、翻訳作品も対象になります。各カテゴリの受賞者およびRobert Kirsch賞受賞者には表彰状と賞金500ドルが贈られ、授賞式は毎年Los Angeles Times Festival of Booksの前日に行われます。

賞品

主賞品
Each winning author receives a citation and US$500; the Robert Kirsch Award recipient also receives a citation and US$500. Awards are presented at a ceremony held the day before the Los Angeles Times Festival of Books.
賞金
500 USD
  • 表彰状(Citation)
  • LA Times Festival of Booksでの授賞式でのプレゼンテーション

選考情報

選考プロセス

応募・適格性確認
審査員 ロサンゼルス・タイムズ運営事務局(出版社・著者からの提出を受け付ける)
選考(審査委員会)
審査員 選考委員会(Los Angeles Times編集者および招へいされた外部の作家・評論家等)
発表・授賞式
審査員
発表 Los Angeles Timesの公式発表およびLos Angeles Times Festival of Books前日の授賞式で発表

選考基準

  • 受賞候補はその年に米国で英語で初めて刊行された作品であること(翻訳作品は対象)
  • 文学的価値・表現の優秀さや独自性
  • ジャンルや分野への貢献度
  • Robert Kirsch Awardは「米国西部との強い関係(substantial connection)」を持つ現役作家に授与される

応募のヒント

推奨

  • 応募対象年に米国で英語版として初めて刊行された作品であることを確認する(翻訳作品は対象)
  • 出版社や著者として公式の提出方法・ガイドラインに従って申請する
  • 書誌情報(刊行日、出版社、翻訳者情報など)を明確に提示する
  • 著者略歴・推薦文やレビューなど、審査員が作品の背景を理解しやすい情報を用意する

注意

  • 対象となる刊行年を満たしていない作品を提出しない
  • 提出書類や必要情報を不完全なまま送らない
  • 締切を過ぎての提出(締切は公式案内に従う)

審査員から

  • 作品の独自性と文体の完成度を重視する傾向がある
  • 翻訳作品は翻訳者の情報と訳の質が評価に影響するため明示すること
  • Robert Kirsch賞を念頭に置く場合は、米国西部との関わりを明確に示す

関連の賞

  • Los Angeles Times Festival of Books
  • Art Seidenbaum Award for First Fiction
  • Robert Kirsch Award
  • Christopher Isherwood Prize for Autobiographical Prose
  • Ray Bradbury Prize for Science Fiction, Fantasy & Speculative Fiction
  • Los Angeles Times Book Prize各カテゴリ(Biography, Fiction, Poetry等)

公式情報

https://events.latimes.com/festivalofbooks/bookprizes/

過去の受賞者

Jiaming Tang 受賞
Cinema Love

映画館を軸に、移民として生きる人びとの愛と喪失、記憶と孤独が交錯する長編。幽霊譚と恋愛小説の要素を重ねながら、過酷な現実のなかでつながりを探る。

映画館を軸に、移民として生きる人びとの愛と喪失、記憶と孤独が交錯する長編。幽霊譚と恋愛小説の要素を重ねながら、過酷な現実のなかでつながりを探る。

305ページ
作家

作家(詳細は限定的)。受賞作は小説作品。

Laura Beers 受賞
Orwell's Ghosts: Wisdom and Warnings for the Twenty-First Century

ジョージ・オーウェルの思想とその現代的意味を検討する研究。オーウェルの示した警告が現代社会にどう響くかを論じる。

ジョージ・オーウェルの思想とその現代的意味を検討する研究。オーウェルの示した警告が現代社会にどう響くかを論じる。

197ページ
思想史オーウェル研究現代政治
歴史研究者・作家

歴史・思想を扱う研究者。オーウェルの影響を論じる著作で受賞。

Emily Witt 受賞
Health and Safety: A Breakdown

個人的体験と社会的視点を交えて現代社会の健康・安全に関する問題を読み解くジャーナリスティックなノンフィクション。

個人的体験と社会的視点を交えて現代社会の健康・安全に関する問題を読み解くジャーナリスティックなノンフィクション。

273ページ
社会問題健康と安全ノンフィクション
作家・ジャーナリスト

ジャーナリスト。個人的視点を交えたノンフィクションで知られる。

Jesse Katz 受賞
The Rent Collectors: Exploitation, Murder, and Redemption in Immigrant L.A.

ロサンゼルスにおける移民コミュニティの搾取と暴力、そして再生の物語を追ったルポルタージュ/ノンフィクション。都市の周縁に生きる人々の現実を描く。

ロサンゼルスにおける移民コミュニティの搾取と暴力、そして再生の物語を追ったルポルタージュ/ノンフィクション。都市の周縁に生きる人々の現実を描く。

322ページ
移民都市史社会問題
作家・ジャーナリスト

都市と移民をめぐる現代史的なテーマを扱った著作で受賞(人物ページなし)。

Say Hello to My Little Friend

家族、アイデンティティ、階級や文化的期待を巡る物語。現代アメリカの多層的経験をコミカルかつ鋭く描くフィクション。

家族、アイデンティティ、階級や文化的期待を巡る物語。現代アメリカの多層的経験をコミカルかつ鋭く描くフィクション。

341ページ
アイデンティティ家族文化と階級
作家

小説家。移民経験やラテン系コミュニティを題材にした作品で知られる。

松本大洋 まつもと たいよう 受賞
Tokyo These Days (Vol. 1)

都市と個人の疎外、日常の奇妙さを視覚的かつ詩的に描く漫画シリーズの第1巻。風景描写と人物描写が魅力。

都市と個人の疎外、日常の奇妙さを視覚的かつ詩的に描く漫画シリーズの第1巻。風景描写と人物描写が魅力。

都市漫画現代生活
漫画家

日本の漫画家。独特の画風と物語性で国際的にも高い評価を受ける。

Rain Their Crops on the Ground: The Politics of Food in the United States, From the Trail of Tears to School Lunch

アメリカ合衆国における食料政策の歴史を、先住民の追放から現代の学校給食まで辿り、食と権力の関係を明らかにする歴史研究。

アメリカ合衆国における食料政策の歴史を、先住民の追放から現代の学校給食まで辿り、食と権力の関係を明らかにする歴史研究。

179ページ
食料史政治史社会政策
研究者・作家

食料政治や歴史を研究する著者(人物ページなし)。

The Puzzle Box

謎めいた箱をめぐるサスペンス小説。家族の秘密や過去の事件が現在に影を落とす構成で緊張感を高める物語。

謎めいた箱をめぐるサスペンス小説。家族の秘密や過去の事件が現在に影を落とす構成で緊張感を高める物語。

サスペンス家族
作家

ゴシックやサスペンスを交えたフィクションで知られる作家。

Room Swept Home

家族の歴史と個人の記憶をたどりながら、私的な経験と公的な調査が交差する詩集。祖先とのつながりを手がかりに、自分の居場所を見つめ直す。

家族の歴史と個人の記憶をたどりながら、私的な経験と公的な調査が交差する詩集。祖先とのつながりを手がかりに、自分の居場所を見つめ直す。

153ページ
詩人

詩作で注目される詩人(人物ページなし)。

Kelly Link 受賞
The Book of Love

愛と奇跡、日常の裂け目を描く短編集。幻想的かつユーモアを帯びた語りで様々な関係性を探る。

愛と奇跡、日常の裂け目を描く短編集。幻想的かつユーモアを帯びた語りで様々な関係性を探る。

731ページ
幻想短編
作家

短編を中心に幻想文学を手がける作家。創作の幅が広い。

Rebecca Boyle 受賞
Our Moon: How Earth's Celestial Companion Transformed the Planet, Guided Evolution, and Made Us Who We Are

月が地球と生命に与えた影響を科学史的・文化史的に論じる自然史。進化や地球環境への月の役割を総合的に論じる。

月が地球と生命に与えた影響を科学史的・文化史的に論じる自然史。進化や地球環境への月の役割を総合的に論じる。

353ページ
天文学自然史地球史
サイエンスライター

科学および自然史に関する著述で知られる(人物ページなし)。

Kim Johnson 受賞
The Color of a Lie

1955年、白人として通り抜けてきた黒人の家族が「白人のみ」の郊外へ移り住み、少年が町に隠された人種差別の秘密を暴いていく。

1955年、白人として通り抜けてきた黒人の家族が「白人のみ」の郊外へ移り住み、少年が町に隠された人種差別の秘密を暴いていく。

353ページ
作家

ヤングアダルト作品の作家(人物ページなし)。

Amanda Gorman 受賞
詩人・朗読者

詩人であり朗読者。公的な場での朗読や詩作で注目を浴びる(Innovator's Award受賞)。

Pico Iyer 受賞
作家・エッセイスト

旅行・文化をテーマにする随筆で知られる作家。長年の業績によりRobert Kirsch Award受賞。

Company: Stories

コリンズ家の人びととその周辺の交友関係を描く短編集。アトランティックシティからニューヨーク、ワシントンD.C.へと移りながら、暮らし、仕事、秘密、記憶が世代をまたいで重なっていく。

コリンズ家の人びととその周辺の交友関係を描く短編集。アトランティックシティからニューヨーク、ワシントンD.C.へと移りながら、暮らし、仕事、秘密、記憶が世代をまたいで重なっていく。

作家

短編集などで知られる作家(詳細は限定的)。

The Life and Times of Hannah Crafts: The True Story of The Bondwoman’s Narrative

『The Bondwoman’s Narrative』に関する実証的研究。作者と作品の来歴を再検証し、作家史の謎に迫る学術的研究。

『The Bondwoman’s Narrative』に関する実証的研究。作者と作品の来歴を再検証し、作家史の謎に迫る学術的研究。

伝記研究文学史アフリカ系アメリカ人文学
研究者・作家

歴史研究に基づく著作で知られる(人物ページなし)。

Monsters: A Fan's Dilemma

ファンであることの複雑さを自己の経験と文化批評を交えて探るノンフィクション。愛情と倫理、責任の問題を掘り下げる。

ファンであることの複雑さを自己の経験と文化批評を交えて探るノンフィクション。愛情と倫理、責任の問題を掘り下げる。

289ページ
文化批評ファンダム自己省察
作家・批評家

エッセイや文学批評を手がける作家。個人的経験と文化批評を結びつける著作で知られる。

We Were Once a Family: A Story of Love, Death, and Child Removal in America

子供の保護・引き離しをめぐる米国の制度と家族の崩壊を追ったノンフィクション。個別の事例と制度的問題を結び付けて論じる。

子供の保護・引き離しをめぐる米国の制度と家族の崩壊を追ったノンフィクション。個別の事例と制度的問題を結び付けて論じる。

社会問題児童福祉家族
著者・研究者

社会問題や家族法に関する著述で注目される(人物ページなし)。

Ed Park 受賞
Same Bed Different Dreams

人間関係やアイデンティティの錯綜を描く小説。タイトルが示すように、同床異夢のような視点で登場人物の意識を重層的に描く。

人間関係やアイデンティティの錯綜を描く小説。タイトルが示すように、同床異夢のような視点で登場人物の意識を重層的に描く。

545ページ
アイデンティティ人間関係現代小説
作家・編集者

作家で編集者。批評的視点と物語性を兼ね備えた作品で知られる。

Emily Carroll 受賞
A Guest in the House

家に侵入する“客”をめぐる恐怖と不穏を描いたグラフィック作品。視覚表現を駆使して緊張感を構築するホラー傑作。

家に侵入する“客”をめぐる恐怖と不穏を描いたグラフィック作品。視覚表現を駆使して緊張感を構築するホラー傑作。

ホラーグラフィックノベル不安
漫画家・イラストレーター

ホラーや幻想的なコミックで知られる作家・イラストレーター。

Shadows at Noon: The South Asian Twentieth Century

20世紀の南アジアを概観し、植民地から独立、冷戦期のダイナミクスまでを通史的に分析する研究書。地域の多様な歴史的経験を描き出す。

20世紀の南アジアを概観し、植民地から独立、冷戦期のダイナミクスまでを通史的に分析する研究書。地域の多様な歴史的経験を描き出す。

615ページ
南アジア史20世紀植民地主義と独立
歴史家

南アジア近現代史の研究者。学術的かつ一般向けの歴史書を執筆。

Ivy Pochoda 受賞
Sing Her Down

犯罪と報復、都市生活の陰影を描くミステリー小説。複雑に絡み合う人間関係と暴力の連鎖が主題。

犯罪と報復、都市生活の陰影を描くミステリー小説。複雑に絡み合う人間関係と暴力の連鎖が主題。

241ページ
ミステリー都市暴力と正義
小説家

都市の闇や犯罪を精緻に描くフィクション作家。

Bread and Circus: Poems

社会的テーマと個人的経験を織り交ぜた詩集。都市生活や労働、社会的不正義と個人の感情が交差する詩篇を収める。

社会的テーマと個人的経験を織り交ぜた詩集。都市生活や労働、社会的不正義と個人の感情が交差する詩篇を収める。

社会正義都市
詩人

詩人。政治性と個人的主題を絡めた詩作で知られる。

The Reformatory

制度的暴力と個人の闘いを描くホラー・スペキュレイティブ小説。学校や矯正機関といった場が恐怖の場として機能する物語。

制度的暴力と個人の闘いを描くホラー・スペキュレイティブ小説。学校や矯正機関といった場が恐怖の場として機能する物語。

576ページ
ホラー制度批判歴史的トラウマ
作家

ホラー・ファンタジー作家。文化と恐怖を結びつけた作風で知られる。

Eugenia Cheng 受賞
Is Math Real? How Simple Questions Lead Us To Mathematics' Deepest Truths.

数学の根本的な問いを一般向けに問い直す著作。単純な疑問から数学の深淵へと導き、数学の本質と実用性を議論する。

数学の根本的な問いを一般向けに問い直す著作。単純な疑問から数学の深淵へと導き、数学の本質と実用性を議論する。

333ページ
数学科学普及哲学
数学者・作家

数学者で科学普及の著作が多い。数学と哲学を結ぶ著作で注目される。

Amber McBride 受賞
Gone Wolf

YA小説。喪失と再生、民族的・文化的伝承が交錯する物語。若者の成長とコミュニティの絆を描く。

YA小説。喪失と再生、民族的・文化的伝承が交錯する物語。若者の成長とコミュニティの絆を描く。

236ページ
YA文学喪失と再生伝承
作家

若者文学で注目される作家。幻想的要素を交えたYA作品で知られる。

Jane Smiley 受賞
作家

多作の小説家。長年の業績に対してRobert Kirsch Awardを受賞。

Aamina Ahmad 受賞
The Return of Faraz Ali

帰郷と記憶、アイデンティティを巡る物語。移民経験や家族の痕跡を通じて主人公の内面と歴史的背景を描く小説。

帰郷と記憶、アイデンティティを巡る物語。移民経験や家族の痕跡を通じて主人公の内面と歴史的背景を描く小説。...

420ページ
移民家族帰郷アイデンティティ
作家

小説家。移民や家族を題材にした作品で注目される新進作家。

Beverly Gage 受賞
G-Man: J. Edgar Hoover and the Making of the American Century

J.エドガー・フーヴァーの生涯と彼が20世紀アメリカ政治に与えた影響を掘り下げる伝記。権力と個人史が交差する政治史研究。

J.エドガー・フーヴァーの生涯と彼が20世紀アメリカ政治に与えた影響を掘り下げる伝記。権力と個人史が交差する政治史研究。

894ページ
伝記政治史アメリカ史
歴史家・作家

歴史家・研究者。米国政治史に関する著作で知られる。

Javier Zamora 受賞
Solito: A Memoir.

中央アメリカから米国へ渡った自身の少年期の旅路を描く回想録。家族の離散、過酷な移動、成長を率直に綴る。

中央アメリカから米国へ渡った自身の少年期の旅路を描く回想録。家族の離散、過酷な移動、成長を率直に綴る。

移民回想録家族
詩人・回想録作家

詩人であり回想録作家。移民体験を描いた回想録で高い評価を得る。

Lady Justice: Women, the Law, and the Battle to Save America

法廷と法制度における女性の役割と闘いを描くノンフィクション。女性の法的地位と民主主義の関係を論じる。

法廷と法制度における女性の役割と闘いを描くノンフィクション。女性の法的地位と民主主義の関係を論じる。

369ページ
法と社会女性史現代政治
法律評論家・ジャーナリスト

法律問題の評論で知られるジャーナリスト。法と社会をめぐる著作で受賞。

Solenoid

幻想性と哲学的省察が混在する長編。現実と想像が交錯する語りで個人の孤独と宇宙的思索を探る作品。

幻想性と哲学的省察が混在する長編。現実と想像が交錯する語りで個人の孤独と宇宙的思索を探る作品。

1008ページ
幻想メタフィクション存在記憶
作家

ルーマニア出身の作家。幻想的かつメタフィクショナルな作風で知られる。

Jamila Rowser 受賞
Wash Day Diaries

黒人女性の“wash day”(ヘアケアの日)を軸に友情、世代、文化的慣習を描くグラフィックノベル。日常儀式を通じたアイデンティティの表現が主題。

黒人女性の“wash day”(ヘアケアの日)を軸に友情、世代、文化的慣習を描くグラフィックノベル。日常儀式を通じたアイデンティティの表現が主題。

195ページ
黒人女性の文化友情日常の儀式グラフィックノベル
作家・編集者

コミックス/グラフィックノベル創作者。黒人女性の文化と日常を描く作品で評価される。

Robyn Smith 受賞
Wash Day Diaries

(共作)黒人女性のヘアケアとそれに伴う会話や記憶を視覚的に描き、友情と世代間の関係を浮き彫りにする作品。

(共作)黒人女性のヘアケアとそれに伴う会話や記憶を視覚的に描き、友情と世代間の関係を浮き彫りにする作品。

195ページ
黒人女性の文化友情グラフィックノベル
漫画家・イラストレーター

漫画家・イラストレーター。共作により日常と文化を描いたグラフィック作品で受賞。

By Hands Now Known: Jim Crow's Legal Executioners

ジム・クロウ時代の法制度を通じて行われた暴力と処罰を綿密に調査し、法の名の下に行われた制度的暴力の実態を明らかにする歴史研究。

ジム・クロウ時代の法制度を通じて行われた暴力と処罰を綿密に調査し、法の名の下に行われた制度的暴力の実態を明らかにする歴史研究。

335ページ
法史ジム・クロウ人権歴史調査
歴史家・法律研究者

法史や公民権史を研究する学者。歴史的な司法暴力に関する著作で評価される。

Alex Segura 受賞
Secret Identity: A Novel

秘密と二重生活、コミュニティの相互作用を軸にした犯罪小説。アイデンティティや復讐を巡るサスペンス性が持ち味。

秘密と二重生活、コミュニティの相互作用を軸にした犯罪小説。アイデンティティや復讐を巡るサスペンス性が持ち味。

306ページ
ミステリーアイデンティティコミュニティ
作家

ミステリや犯罪小説で知られる作家。エンタメ性と地域描写を重視する作風。

Dionne Brand 受賞
Nomenclature: New and Collected Poems

長年の詩作を集めたコレクション。植民地主義、移民経験、言語と帰属を中心に詩的探求を続ける作品群。

長年の詩作を集めたコレクション。植民地主義、移民経験、言語と帰属を中心に詩的探求を続ける作品群。

643ページ
植民地主義移民言語
詩人・作家

詩人・エッセイスト。植民地主義や移民の経験を主題にした詩作で高い評価を得る。

Spear

伝承や力の概念を巡るスペキュレイティブな物語。アイデンティティと力の継承を主題に、神話的モチーフを利用する。

伝承や力の概念を巡るスペキュレイティブな物語。アイデンティティと力の継承を主題に、神話的モチーフを利用する。

126ページ
ファンタジーアイデンティティ神話
小説家

ファンタジー/スペキュレイティブ系の作家。多様なジャンルで作品を発表。

How Far the Light Reaches: A Life in Ten Sea Creatures

10種の海洋生物を通して海の生態や研究者の人生を描く科学エッセイ。自然史と個人史を結び付ける視点で海の多様性を伝える。

10種の海洋生物を通して海の生態や研究者の人生を描く科学エッセイ。自然史と個人史を結び付ける視点で海の多様性を伝える。

184ページ
海洋生物自然史サイエンスライティング
サイエンスライター

自然科学に関するライティングで知られる著述者(詳細ページなし)。

Torch

1969年のチェコスロバキアを舞台に、抑圧的な体制の下で未来を切り開こうとする3人の若者を描く。パヴォルの焼身抗議をきっかけに、国家の監視と抵抗の行方が浮かび上がる。

1969年のチェコスロバキアを舞台に、抑圧的な体制の下で未来を切り開こうとする3人の若者を描く。パヴォルの焼身抗議をきっかけに、国家の監視と抵抗の行方が浮かび上がる。

255ページ
作家

ヤングアダルト文学の作家。受賞作はYA小説。

団体

表現の自由と閲読の権利を守る団体。Innovator's Award受賞。

James Ellroy 受賞
作家

米国の犯罪小説作家。社会の陰影を描く作風で知られる(Robert Kirsch Award受賞)。

Jackie Polzin 受賞
Brood
作家

デビュー作で受賞した作家(詳細は限定的)。

Paul Auster 受賞
Burning Boy: The Life and Work of Stephen Crane

スティーヴン・クレインの生涯と創作世界を探る伝記。作品分析と伝記的事実を織り交ぜ、作家の評価を読み解く。

伝記文学史作家論
作家

アメリカの作家。小説やエッセイ、評論等で知られる。伝記作品で受賞。

Deborah Levy 受賞
Real Estate: A Living Autobiography

自伝的要素を織り込んだエッセイで、作家としての生活や記憶、土地と身体との関わりを洞察的に綴る作品。

自伝記憶文学と身体
作家

英国の作家・評論家。自伝的エッセイで知られる。

Adam Schiff 受賞
Midnight in Washington: How We Almost Lost Our Democracy and Still Could

トランプ政権下の出来事と米国民主主義の脆弱性を、議会の視点から内部証言的に記録した政治ノンフィクション。民主主義の危機と教訓を論じる。

政治民主主義現代史
政治家・著者

米国の議員で政治書の著者。民主主義と権力に関する著作で受賞。

In the Company of Men
作家・詩人

コートジボワール出身の作家・詩人。フランス語圏の文学で知られる。

No One Else

家族、喪失、文化的継承をテーマに描かれたグラフィックノベル。イメージとテキストの相互作用で内面を表現する作品。

家族記憶グラフィックノベル
漫画家・グラフィックノベル作家

グラフィックノベル作家。絵と物語を融合させた作品で評価される。

Ada Ferrer 受賞
Cuba: An American History

キューバの近代史を通して、革命や対米関係、国家形成の過程を包括的に描く歴史書。地域史と国際関係の交差を明らかにする。

歴史キューバ史国際関係
歴史家・作家

歴史家。ラテンアメリカ史、とくにキューバ史に関する評価ある著作で知られる。

Megan Abbott 受賞
The Turnout

バレエ学校を舞台に、姉妹の関係と隠された秘密、暴力が露見していくサスペンス。家庭的・職業的圧力が人間関係を蝕む様を描く。

サスペンス家族秘密
小説家

サスペンス作家。日常の裏側に潜む不穏さを描く作風で知られる。

Diane Seuss 受賞
frank: sonnets

ソネット形式を用いつつ現代的なテーマ(家庭、喪失、自己)を探る詩集。形式と内容の折り合いから新たな詩的表現を試みる。

形式実験個人的記憶
詩人

詩人。形式実験と個人的主題を融合した詩作で知られる。

Zen Cho 受賞
Spirits Abroad: Stories

伝承や移民経験を題材にした短編集。幽霊譚や文化的記憶を通じてアイデンティティと交差する物語群を提示する。

移民伝承短編
作家

マレーシア系の作家。短編や長編で文化と伝承を織り交ぜた物語を発表する。

The Disordered Cosmos: A Journey into Dark Matter, Spacetime, and Dreams Deferred

暗黒物質や時空といった物理学的主題を扱いつつ、科学界における人種・ジェンダーの問題を論じるノンフィクション。科学と社会の交差点を探る。

科学物理学社会と科学ジェンダーと人種
理論物理学者・作家

物理学者で、科学と社会的文脈を結びつける執筆で知られる。

A Sitting in St. James

コミュニティと家族、成長をテーマにしたヤングアダルト作品。地域の伝統や個人の選択が交差する物語を描く。

YA文学成長家族
児童文学作家

児童・ヤングアダルト文学の作家として知られる。

詩人・活動家

詩人・活動家。刑事司法改革に関する活動や詩作で知られる(Innovator's Award受賞)。

作家・活動家

作家・活動家。メキシコ系アメリカ人の経験をテーマにした著作で知られる(Robert Kirsch Award受賞)。

The Secret Lives of Church Ladies

黒人女性たちの性愛、欲望、信仰、コミュニティを主題にした短編集。家族や宗教的期待、世代間の葛藤を率直かつ繊細に描く物語群。

人種とアイデンティティ女性の性愛宗教とコミュニティ家族
作家

アメリカの短編作家。短編集『The Secret Lives of Church Ladies』で注目を集める。

Mad at the World: A Life of John Steinbeck

ジョン・スタインベックの生涯と作品を通じて、その政治性や私生活、文学的意義を検証する包括的な伝記。作家の社会的影響と個人的葛藤を描き出す。

伝記アメリカ文学作家論歴史
作家・伝記作家

作家・伝記作家。ジョン・スタインベックの伝記で知られる。

Mayflies

幼なじみの友情と人生の変化、喪失を巡る物語。過去と現在が交錯し、人生の選択や死別の意味を繊細に掘り下げる作品。

友情喪失家族時間と記憶
作家

スコットランド出身の作家。友情と喪失を描いた小説で受賞。

Caste: The Origins of Our Discontents

アメリカ社会の不平等を「カースト制度」という枠組みで再解釈し、歴史的背景と現代への影響を比較文化的に分析する。制度的差別の成り立ちと持続を明らかにする研究書。

人種と差別歴史社会構造公民権
ジャーナリスト・ノンフィクション作家

ジャーナリスト。社会構造を歴史的文脈で分析する著作で知られる。

David Diop 受賞
At Night All Blood Is Black

第一次世界大戦に従軍したアフリカ人兵士の視点から、戦争の暴力と精神的崩壊を詩的かつ激烈に描く長編。英訳で英語圏にも広く紹介された。

戦争トラウマ植民地主義暴力
小説家

フランス語圏の作家。戦争とトラウマを扱った作品で国際的評価を受ける。

At Night All Blood Is Black

(訳者としての貢献)フランス語原作の英訳を通じて、戦争と記憶の物語を英語圏に紹介する翻訳作品。

翻訳戦争文学ポストコロニアル
翻訳家・作家

詩人・翻訳家。David Diop の英訳(翻訳者)としてクレジットされている。

Apsara Engine
グラフィックノベル作家

グラフィックノベル作家。受賞作はコミック/グラフィックノベル作品。

Vanguard: How Black Women Broke Barriers, Won the Vote, and Insisted on Equality for All

19世紀から20世紀にかけて、黒人女性が投票権獲得や市民権運動で果たした役割を詳細に描き、従来の歴史叙述で見落とされがちな貢献を照らし出す歴史書。

女性史公民権人種政治史
歴史家

アメリカ史研究者。黒人女性の政治的活動と市民権の歴史を再評価する研究で知られる。

S. A. Cosby 受賞
Blacktop Wasteland

元犯罪者の主人公が家族を守るために“最後の仕事”に手を染めるハードボイルドなクライム小説。暴力と道徳の葛藤、郊外社会の陰影を描く。

クライム家族道徳のジレンマ暴力
小説家

アメリカのクライム小説作家。力強いプロットと登場人物描写で評価される。

Obit

喪失と追悼を主題に据えた詩集。死別や記憶に対する言語的営為を通じて、悲嘆と再生を探る詩的実践が展開される。

喪失追悼記憶個人的体験
詩人

詩人。個人的な喪失と記憶を扱う詩集で知られる。

The Only Good Indians

過去の行いによる因果に縛られた四人のネイティブ・アメリカン男性が超自然的な復讐に直面するホラー。文化的アイデンティティと罪意識、集団的記憶を扱う。

ホラー先住民の経験罪と償い超自然
小説家

ホラー作家。先住民の視点を取り入れた物語で知られる。

Sara Seager 受賞
The Smallest Lights in the Universe: A Memoir

研究者としてのキャリアと個人的体験を交錯させた回想録。宇宙探査や学問に向き合う姿勢、科学者としての挑戦と挫折が綴られる。

天文学科学の生涯回想録研究と個人史
天文学者・作家

天文学者・研究者。科学と個人史を結び付けた著作で知られる。

Yusef Salaam 受賞
Punching the Air

詩的な表現を取り入れたYA小説。冤罪や刑事司法制度、人種差別に巻き込まれた若者の怒りと希望、自己表現を力強く描く作品。

刑事司法制度人種若者の声
活動家・作家

活動家。若者向け文学を通じて社会問題に言及する共同著作で評価された。

Ibi Zoboi 受賞
Punching the Air

(共著)詩とイラストを交え、差別や不正義に向き合う若者の内面を描くYA作品。芸術的表現による抵抗と成長がテーマ。

YA文学刑事司法人種
作家

YA作家。共同執筆による社会派YA作品で知られる。

書籍業界の慈善団体。Innovator's Awardを受賞。

作家

ラグナ・プエブロ出身の作家。代表作『Ceremony』などで知られる。ロバート・カーチ賞受賞。

The Old Drift

ザンビアの歴史を、三つの家族の世代をまたぐ物語として、神話性とスペキュラティブな想像力を交えて描く大作。

ザンビアの歴史を、三つの家族の世代をまたぐ物語として、神話性とスペキュラティブな想像力を交えて描く大作。

576ページ
歴史家族神話的想像力
小説家

ザンビア生まれの小説家。文体実験的で歴史と個人史を織り交ぜる作風が特徴。

George Packer 受賞
Our Man: Richard Holbrooke and the End of the American Century

外交官リチャード・ホルブルックの野心と欠点、そして米外交の転換点を描く伝記。

外交官リチャード・ホルブルックの野心と欠点、そして米外交の転換点を描く伝記。

592ページ
伝記外交アメリカ政治
ジャーナリスト/作家

国際関係や政策を扱うジャーナリスト。歴史的伝記や報道で知られる。

Emily Bernard 受賞
Black Is the Body: Stories from My Grandmother's Time, My Mother's Time, and Mine

人種、家族、身体感覚をめぐる十二編のエッセイを通して、黒人女性としての経験を掘り下げる。

人種、家族、身体感覚をめぐる十二編のエッセイを通して、黒人女性としての経験を掘り下げる。

217ページ
エッセイ集人種家族
作家/学者

人種・文化を主題にしたエッセイや批評で知られる作家。回想と歴史を織り交ぜた作品で評価。

Emily Bazelon 受賞
Charged: The New Movement to Transform American Prosecution and End Mass Incarceration

起訴権を握る検察制度を検証し、量刑や保釈、裁量の問題から大量収監の構造を問い直す。

起訴権を握る検察制度を検証し、量刑や保釈、裁量の問題から大量収監の構造を問い直す。

448ページ
刑事司法改革
ジャーナリスト

法や刑事制度を中心に取材するジャーナリスト。司法制度改革をめぐる論考で知られる。

Ben Lerner 受賞
The Topeka School

90年代のトピカを舞台に、議論の名手として育つ少年とその家族を通じて、言葉と力の関係を探る小説。

90年代のトピカを舞台に、議論の名手として育つ少年とその家族を通じて、言葉と力の関係を探る小説。

304ページ
成長家族言語
小説家/詩人

詩と小説の両方で活躍する作家。言語や自己意識を主題にした作品が多い。

Eleanor Davis 受賞
The Hard Tomorrow

近未来の不安定な社会で、妊娠を願う女性とその伴侶の日常を静かに見つめるグラフィックノベル。

近未来の不安定な社会で、妊娠を願う女性とその伴侶の日常を静かに見つめるグラフィックノベル。

152ページ
グラフィックノベル家族近未来
漫画家/イラストレーター

視覚的美感と物語性を兼ね備えたグラフィックアートで知られる作家。

They Were Her Property: White Women as Slave Owners in the American South

南部アメリカの奴隷制における白人女性の役割を、一次史料から丁寧に検証する研究書。

南部アメリカの奴隷制における白人女性の役割を、一次史料から丁寧に検証する研究書。

296ページ
歴史奴隷制ジェンダー
歴史家

奴隷制度とジェンダーの交差を研究する歴史家。新しい史的視角を提示する研究で評価される。

Steph Cha 受賞
Your House Will Pay

ロサンゼルスの人種的緊張と古い暴力の記憶を、二つの家族の視点から描くサスペンス小説。

ロサンゼルスの人種的緊張と古い暴力の記憶を、二つの家族の視点から描くサスペンス小説。

304ページ
人種家族暴力の記憶
小説家

韓国系アメリカ人の作家。都市の緊張と人間関係を扱う小説で注目される。

Ilya Kaminsky 受賞
Deaf Republic: Poems

占領下の町で、ひとりの少年の死をきっかけに、人々が沈黙を抵抗へと変える詩集。

占領下の町で、ひとりの少年の死をきっかけに、人々が沈黙を抵抗へと変える詩集。

96ページ
詩集戦争抵抗
詩人

ウクライナ出身の詩人。耳の不自由さを含めた身体経験を詩に取り入れる独自の表現で知られる。

Maria Popova 受賞
Figuring

ケプラーからレイチェル・カーソンまで、数世紀にわたる人々の生を結びながら、愛と知の探求をたどる。

ケプラーからレイチェル・カーソンまで、数世紀にわたる人々の生を結びながら、愛と知の探求をたどる。

578ページ
科学史女性思想史
キュレーター/ライター(オンライン)

オンライン文化キュレーションで知られる作家・編集者。知的好奇心を促すコンテンツで人気を博す。

Malla Nunn 受賞
When the Ground Is Hard

スワジランドの寄宿学校を舞台に、階級と人種の壁の中で友情を育てる少女たちを描く。

スワジランドの寄宿学校を舞台に、階級と人種の壁の中で友情を育てる少女たちを描く。

272ページ
ヤングアダルト寄宿学校友情
小説家

南アフリカ出身の作家。YAや成人向け作品で南部アフリカの歴史と社会を描く。

Marlon James 受賞
Black Leopard, Red Wolf

アフリカ神話と歴史を織り込みながら、失踪した子どもを探す傭兵の旅を描く幻想的な大作。

アフリカ神話と歴史を織り込みながら、失踪した子どもを探す傭兵の旅を描く幻想的な大作。

620ページ
ファンタジー神話冒険
小説家

ジャマイカ出身の作家。壮大なスケールと叙事詩的手法で知られる。Ray Bradbury Prize受賞(2019)。

WriteGirl 特別賞
WriteGirl (Innovator's Award)
非営利団体(若年女性のためのリテラシー支援)

若年女性の文章教育と創作支援を行う非営利団体。地域への貢献に対しInnovator's Awardを受賞。

Walter Mosley 受賞
Robert Kirsch Award(生涯功績)
小説家

多作なアフリカ系アメリカ人作家。ハードボイルドや社会派小説を多く手掛ける。

Heads of the Colored People

黒人中産階級の生活、学校、職場、オンライン文化を、風刺と不穏さを交えて描く短編集。自己表象、人種的ステレオタイプ、家族や共同体の期待が絡み合い、登場人物たちの痛みと可笑しさが鋭く浮かび上がる。

鋭い風刺とユーモアで、現代の黒人アイデンティティを多面的に描く短編集。

224ページ
短編集黒人アイデンティティ風刺中産階級自己表象
作家

短編で注目された若手作家。社会の周縁にいる人物たちを風刺的に描く。

Frederick Douglass: Prophet of Freedom

奴隷制から逃れ、演説家、新聞人、政治活動家として19世紀アメリカの自由の理念を問い続けたフレデリック・ダグラスの大部な評伝。公的な英雄像だけでなく、家族、思想、政治的葛藤をたどり、ダグラスの時代と現代をつなぐ。

フレデリック・ダグラスの生涯を、自由の思想とアメリカ史の核心から描く大著。

912ページ
伝記奴隷制廃止運動アメリカ史自由公民権
歴史家

アメリカ史、とくに奴隷制と再建期の研究で知られる学者。伝記的研究で高い評価を受ける。

Kiese Laymon 受賞
Heavy: An American Memoir

ミシシッピで育った黒人男性としての身体、母との関係、依存、暴力、嘘を、母への手紙の形で掘り下げる回想録。個人史を通じて、人種差別、貧困、ジェンダー、家族の愛の歪みが身体に刻む重さを問い直す。

母への手紙として書かれた、身体と記憶とアメリカの重さをめぐる回想録。

256ページ
回想録人種身体母子関係依存
作家/エッセイスト

個人的記憶と社会的文脈を交差させるエッセイやノンフィクションで注目される作家。

The Line Becomes a River: Dispatches From the Border

米国国境警備隊員として働いた著者が、米墨国境で見た移民、死、制度の暴力を記録するノンフィクション。職務として境界を守る側にいた経験と、そこで出会った人々の物語が交差し、国境政策の人間的な代償を浮かび上がらせる。

国境を守る側に立った経験から、境界線の暴力と人間の声を見つめるルポルタージュ。

256ページ
国境移民ルポルタージュ米墨関係制度的暴力
ジャーナリスト/作家

国境問題や移民の体験を題材にする作家。現地観察に基づくレポートを執筆する。

The Great Believers

1980年代シカゴの AIDS 危機と、2015年パリで過去の喪失に向き合う女性の物語を交互に描く長編小説。友情、芸術、家族、共同体の崩壊と再生を通して、世代を越えて残る傷と記憶を追う。

喪失の時代を生きた共同体と、その記憶を抱えて生きる人々を描く長編。

432ページ
AIDS危機友情喪失記憶共同体
小説家

人物同士の繋がりと歴史を丁寧に描く作家。群像劇的な長編で評価を得る。

Tillie Walden 受賞
On a Sunbeam

宇宙を旅して壊れた建築物を修復するクルーの現在と、寄宿学校での恋と別れの記憶を交差させるグラフィックノベル。柔らかな色彩と大きな余白のある画面で、友情、恋愛、喪失、再会への願いを描く。

宇宙の修復作業と初恋の記憶が重なり合う、詩的なSFグラフィックノベル。

544ページ
グラフィックノベルSF恋愛友情記憶
漫画家

若年ながら評価の高い漫画家。幻想的で抒情的な作品で知られる。

Julia Boyd 受賞

第一次世界大戦後から第二次世界大戦終結までのドイツを、外国人旅行者、外交官、記者、学生、芸術家、スポーツ選手らの記録からたどる歴史ノンフィクション。後知恵ではなく同時代の戸惑いや魅惑、見逃し、抵抗の声を集め、ファシズムが日常の風景として立ち上がっていく過程を立体的に描く。

旅行者の何気ない日記や手紙が、第三帝国の空気を後世の読者に手渡す。

474ページ
ファシズムの勃興旅行者の証言ナチス・ドイツ同時代の観察歴史の盲点
歴史作家

旅行記や歴史の分野で著作を持つ作家。研究に基づいた読み物を提供する。

ラゴスで看護師として働くコレデは、美しく奔放な妹アヨオラが恋人を殺すたびに後始末をしてきた。だが、コレデが密かに思いを寄せる医師がアヨオラに惹かれたことで、姉妹の絆、罪悪感、沈黙の均衡が崩れ始める。

ブラックユーモアと姉妹の痛みが、短い章の連なりで鋭く立ち上がる。

200ページ
姉妹関係殺人と隠蔽ラゴスブラックユーモア女性の連帯と支配
小説家

ナイジェリア出身の作家。ダークなユーモアとシャープなプロットで注目される。

Carl Phillips 受賞
Wild Is the Wind: Poems

ジャズ・スタンダードの題名を借り、愛がもたらす不安定さ、記憶と歴史のずれ、喪失の後でなお信じることの危うさを見つめる詩集。哲学的な省察と叙情が重なり、親密さと孤独のあいだを揺れる声が、精密な構文で展開する。

愛に保証がないからこそ、詩は絶望に抗う身振りになる。

80ページ
愛と喪失記憶孤独叙情詩信じることの危うさ
詩人

内面的な省察と形式の美しさで知られる詩人。複数回の受賞歴がある。

Beth Macy 受賞

オキシコンチンの普及を起点に、アメリカ各地へ広がったオピオイド危機を追う調査ノンフィクション。製薬会社の販売戦略、医療制度の欠陥、地域社会の崩壊、依存症と向き合う家族や支援者の姿を、長期取材で結びつけて描く。

一錠の鎮痛薬をめぐる物語が、企業、医療、家族、地域社会を巻き込む国家的危機へ広がっていく。

656ページ
オピオイド危機製薬会社依存症医療制度地域社会
ジャーナリスト/ノンフィクション作家

米国内の社会問題、特に薬物危機に関する取材で知られる作家。

ハーレムに暮らすドミニカ系アメリカ人の少女シオマラが、詩を書くことで家庭、信仰、恋、自分の身体への視線と向き合っていく YA 小説。詩の形式そのものが、声を奪われがちな少女の自己表現として機能する。

詩を書くことが、自分の声を取り戻す力になる YA 小説。

424ページ
YA自己表現家族信仰
詩人/YA作家

パフォーマンス詩のバックグラウンドを持つ作家。若者文化と言語を題材にした作品で注目される。

Library of America 特別賞
Library of America (Innovator's Award)

Library of America の2018年 Innovator's Award は、米国文学を信頼できる形で保存・刊行し、古典から忘れられた作品まで読者に届ける出版活動への評価である。特定の一冊ではなく、団体の継続的な文化的貢献が対象となっている。

米国文学の保存と普及を続けてきた出版団体への特別賞。

特別賞出版米国文学保存文化継承
団体(刊行団体)

米文学の保存と普及に寄与する団体。編集・出版活動に対する貢献でInnovator's Awardを受賞。

Robert Kirsch Award(生涯功績)

Terry Tempest Williams の2018年 Robert Kirsch Award は、米国西部と環境をめぐる文学的・社会的活動の長年の功績をたたえる生涯業績賞である。自然、土地、信仰、政治的責任を結びつけてきた著作活動全体が評価対象となっている。

米国西部と環境をめぐる文学的功績への生涯業績賞。

生涯業績環境文学米国西部自然市民活動
作家/環境活動家

自然と環境保護をテーマにしたエッセイで知られる作家。地域環境保護への貢献でRobert Kirsch賞受賞。

Jenny Zhang 受賞
Sour Heart

ニューヨークを舞台にした短篇集。移民家庭の若者たちが直面する孤独や欲望を率直かつ鮮烈な文体で描き出す。

ニューヨークを舞台にした短篇集。

移民若者家族都市
作家

中国系アメリカ人の作家。短編やエッセイで若者の感情と文化を描く。

Laura Walls 受賞
Henry David Thoreau: A Life

Laura Dassow Walls の『Henry David Thoreau: A Life』は、ソローの生涯と思想を自然主義や科学史の文脈から捉え直す伝記である。従来像よりも幅広い知的活動を示し、作家・思想家・自然観察者としての姿を立体的に描く。

ソローを、自然主義と思想史の両面から読み直す伝記。

伝記思想史自然主義ソロー科学と文学
伝記作家/学者

思想史や伝記研究を行う学者・作家。哲学者や思想家の生涯研究で知られる。

The Hue and Cry at Our House: A Year Remembered

Benjamin Taylor の『The Hue and Cry at Our House: A Year Remembered』は、ケネディ暗殺前後の一年を軸に、家族と個人的記憶をたどる回想録である。少年時代の体験を起点に、家庭、喪失、時代の空気が静かに重ねられていく。

ケネディ暗殺前後の一年をたどる回想録。

回想録家族記憶少年時代歴史の影響
作家

回想録や随想を手がける作家。個人的・文化的記憶を掘り下げる作品で評価される。

Nancy MacLean 受賞
Democracy in Chains: The Deep History of the Radical Right's Stealth Plan for America

Nancy MacLean の『Democracy in Chains』は、急進的な自由市場思想がアメリカ政治に及ぼした影響をたどる研究書である。民主主義、資本主義、政策形成の関係を、歴史的な深さをもって検証している。

急進的な自由市場思想が民主主義に与えた影響を追う研究書。

334ページ
政治史思想史民主主義資本主義政策
歴史家/政治学者

現代アメリカの政治史や思想史を研究する学者。政治運動の構図を明らかにする著作で評価される。

Mohsin Hamid 受賞
Exit West

Mohsin Hamid の『Exit West』は、戦火に包まれた都市からの脱出をめぐる寓話的な長編小説である。魔法の扉という幻想的な設定を使いながら、移民、避難、そして愛と共同体の変化を描く。

魔法の扉を通って避難する人々を描く寓話的長編。

231ページ
移民避難寓話共同体恋愛
小説家

パキスタン系イギリス人の小説家。移民や国際的テーマを扱う作品で知られる。

Leslie Stein 受賞
Present

Leslie Stein の『Present』は、ニューヨークの街と記憶をたどるリリカルなグラフィック作品である。夜のバーテンダーの現在と、若い頃の記憶が重なり、日常の瞬間が柔らかくつながっていく。

街と記憶をたどるリリカルなグラフィック作品。

168ページ
グラフィックノベル記憶都市自伝時間
漫画家

図像的詩情を持つ独立系漫画家。静謐な表現で個人の心情を描く。

Dan Egan 受賞
The Death and Life of the Great Lakes

Dan Egan の『The Death and Life of the Great Lakes』は、五大湖の環境史とその危機を追うノンフィクションである。外来種、汚染、開発政策の影響をたどりながら、水系の未来を考えさせる。

五大湖の環境史と危機を追うノンフィクション。

384ページ
環境五大湖水資源外来種保全
ジャーナリスト/ノンフィクション作家

環境報道を手掛けるジャーナリスト。水資源や生態系に関する著作で知られる。

A Book of American Martyrs

Joyce Carol Oates の『A Book of American Martyrs』は、宗教と政治が絡む暴力をめぐる長編小説である。対立する二つの家族を通じて、信念が衝突するアメリカ社会の断層を描き出す。

宗教と政治の暴力をめぐる二つの家族の物語。

752ページ
暴力宗教政治家族社会的対立
小説家

多作なアメリカの作家。暴力や文化的衝突を描く力作で知られる。

Incendiary Art: Poems

Patricia Smith の『Incendiary Art: Poems』は、歴史的暴力と個人的な喪失を鋭く見つめる詩集である。黒人男性の身体への暴力や母たちの悲嘆を、多彩な形式と強い言葉で焼きつける。

歴史的暴力と喪失を焼きつける詩集。

144ページ
歴史暴力喪失人種
詩人

パフォーマンス性をもつ詩作で知られる詩人。歴史と個人の交差を表現する。

Behave: The Biology of Humans at Our Best and Worst

Robert Sapolsky の『Behave』は、人間行動の生物学的基盤を幅広く探る大著である。ホルモン、脳、進化、社会環境をつなぎながら、私たちがなぜ善にも悪にも向かうのかを解き明かしていく。

人間行動の生物学的基盤を探る大著。

790ページ
神経科学行動生物学進化社会
生物学者/作家

神経行動学を専門とする科学者。人間行動に関する広範な解説で知られる。

Long Way Down

Jason Reynolds の『Long Way Down』は、兄を殺された少年が復讐へ向かう一分間のエレベーターの旅を描く詩小説である。短い場面の連鎖を通して、暴力の連鎖と感情の重さが浮かび上がる。

復讐に向かう一分間のエレベーターの旅を描く詩小説。

詩小説復讐暴力兄弟成長
YA作家

ヤングアダルトの若手作家。詩的な語りと社会問題を織り込む作風が特徴。

Glory Edim 特別賞
Glory Edim (Innovator's Award)

Glory Edim の Innovator's Award は、Well-Read Black Girl を通じて Black women readers のコミュニティを育て、出版の多様性を広げた活動をたたえる特別賞である。個別の新刊ではなく、読書コミュニティの構築そのものが評価対象となっている。

Well-Read Black Girl を育てた活動への特別賞。

特別賞読書コミュニティBlack women出版の多様性キュレーション
読書コミュニティ運営者

読書会やオンライン読書コミュニティを通じてマイノリティ作家の可視化に寄与した人物。Innovator's Award受賞。

John Rechy 受賞
Robert Kirsch Award(生涯功績)

John Rechy の Robert Kirsch Award は、ゲイ文学とチカーノ文学をまたぐ長年の作家活動をたたえる生涯功績賞である。単独作品ではなく、都市の周縁に生きる人々を描いてきた文学的遺産全体が評価されている。

ゲイ文学とチカーノ文学を支えてきた作家への生涯功績賞。

生涯功績ゲイ文学チカーノ文学都市の周縁文学的遺産
作家

アメリカの作家。カルチャーや都市のマイノリティを率直に描いてきた長年の功績が評価されRobert Kirsch賞受賞。

Nathan Hill 受賞
The Nix

複数の時代を行き来しながら、母と息子の断絶と和解の可能性を描く大きなアメリカ小説。

家族の記憶、政治、ポップカルチャーが重なり、現代アメリカの輪郭が浮かぶ。

640ページ
家族アメリカ記憶政治
小説家

アメリカの小説家。デビュー作で注目を集めた若手作家。

Hitler: Ascent, 1889–1939

ヒトラーの台頭を、少年期から1939年までの政治的・社会的背景とともに追う評伝の第1巻。

独裁者の形成過程を、個人史と時代の空気の両面から描き出す。

998ページ
伝記ドイツ史政治史20世紀
歴史家/伝記作家

ドイツの歴史家。近現代の伝記研究を手がける。

Wesley Lowery 受賞
"They Can't Kill Us All": Ferguson, Baltimore, and a New Era in America's Racial Justice Movement

Wesley Lowery の『They Can't Kill Us All』は、Ferguson と Baltimore を軸に、黒人の死と抗議運動を追った報告文学である。現場取材と当事者への聞き取りを重ね、警察暴力と人種的不平等の現実を描き出している。

Ferguson と Baltimore の現場から、ブラック・ライヴズ・マター以後の現実をたどる一冊。

人種的正義警察暴力抗議運動黒人解放運動報道
ジャーナリスト

アメリカの調査報道記者。人種問題や警察暴力に関する報道で注目される。

Secondhand Time: The Last of the Soviets

Svetlana Alexievich の『Secondhand Time』は、ソ連崩壊後の生活を、当事者たちの証言の積層として描く口述史である。喪失、ノスタルジア、制度の変化が、人々の声を通して立ち上がる。

ソ連崩壊後の人々の声を集めた、長篇の口述史。

ポストソビエト口述史記憶喪失社会変化
作家/ノンフィクション作家

ベラルーシ出身の作家で、口述史や証言を通じて社会の記憶を描き出す。ノーベル文学賞受賞者でもある。

Adam Haslett 受賞
Imagine Me Gone

Adam Haslett の『Imagine Me Gone』は、うつ病と不安を抱える家族の世代をまたいだ影響を描く長編小説である。愛情と崩壊が同時に進む家庭の姿を、複数の視点から丁寧にたどっていく。

家族の愛と崩壊を、うつ病の影響とともに描く長編小説。

家族うつ病不安喪失世代間の継承
小説家

アメリカの作家。短編と長編で精神や家族の描写に長ける。

Nick Drnaso 受賞
Beverly

Nick Drnaso の『Beverly』は、郊外に生きる若者たちのぎこちない会話と不安を淡々と描くグラフィックノベルである。日常の断片が少しずつずれ、抑え込まれた感情や暴力の気配が静かに浮かび上がる。

郊外の日常に潜む不安と孤立を描くグラフィックノベル。

郊外孤立不安若者日常の暴力
漫画家

現代社会の不安や孤独を冷静に描くグラフィックノベル作家。

An American Genocide: The United States and the California Indian Catastrophe, 1846–1873

Benjamin Madley の『An American Genocide』は、1846年から1873年にかけてのカリフォルニア先住民への暴力と大量殺戮を検証する歴史研究である。国家と州の関与、先住民の抵抗、そして近代カリフォルニア形成の暴力的基盤を描き出している。

カリフォルニア先住民への暴力を掘り起こす歴史研究。

カリフォルニア史ジェノサイド先住民史国家暴力歴史研究
歴史研究者

アメリカ西部史、先住民史に関する研究で知られる歴史家。

Bill Beverly 受賞
Dodgers

Bill Beverly の『Dodgers』は、ロサンゼルスの若者たちが犯罪の世界に巻き込まれていく過程を追うクライム小説である。逃走と暴力の旅を通じて、友情、忠誠、そして選択の重さが描かれる。

ロサンゼルスの若者たちが逃走と暴力の旅へ向かうクライム小説。

クライム逃走友情暴力選択
小説家

犯罪小説やサスペンスに新たな視点をもたらす作家。

Gap Gardening: Selected Poems

Rosmarie Waldrop の『Gap Gardening: Selected Poems』は、四十年にわたる詩業をまとめた選詩集である。言語、空白、知覚、記憶のあわいをたどる実験性の高い作品群が収められている。

言語と空白のあいだを探る、四十年分の選詩集。

詩集実験詩言語知覚記憶
詩人/翻訳者

実験的な詩作と翻訳で知られる詩人。言語と形式への鋭い関心が特徴。

Luke Dittrich 受賞
Patient H.M.: A Story of Memory, Madness, and Family Secrets

Luke Dittrich の『Patient H.M.』は、記憶を失った患者 H.M. の事例と、それをめぐる神経科学の歴史を追う報告ノンフィクションである。著者自身の家族史も交えながら、医学研究の進歩と倫理、そして記憶の脆さを描く。

記憶喪失の患者 H.M. をめぐる神経科学ノンフィクション。

記憶神経科学家族史医療倫理報道
記者/作家

医学史や家族史を交えたノンフィクションで注目される作家。

The Lie Tree

14歳の少女が、嘘を養分にして真実を明かす不思議な木の秘密に触れていく歴史ファンタジー。

科学と信仰が交錯する世界で、ひとつの嘘が大きな真実を呼び出す。

377ページ
ファンタジーヴィクトリア朝家族秘密
児童文学/YA作家

イギリスのYA作家。独創的な世界観と骨太の物語で知られる。

Rueben Martinez 特別賞
Rueben Martinez (Innovator's Award)

Rueben Martinez の2016年 Innovator's Award は、Santa Ana での書店運営と地域活動を通じて Latino / Chicano の読書文化を広げた功績をたたえる特別賞である。個別の新刊ではなく、Librería Martinez を中心とした長年の文化的貢献が評価対象となっている。

書店と地域活動を通じて読書文化を広げた功績への特別賞。

特別賞書店地域文化ラテン系コミュニティ読書推進
出版/文化振興者

地域文化・出版分野での活動を通じて、革新的な取り組みを評価されInnovator's Awardを受賞。

Robert Kirsch Award(生涯功績)

Thomas McGuane の Robert Kirsch Award は、米国西部を背景にした長年の文学的業績をたたえる生涯功績賞である。個別の新刊ではなく、長く一貫した作家活動全体が評価対象となっている。

米国西部の文学を支えてきた作家への生涯功績賞。

生涯功績米国西部文学的業績作家活動地域性
小説家

アメリカの作家。西部やアウトドアを題材にした作品で長年評価されている。Robert Kirsch賞受賞。

The Fisherman

ナイジェリアの少年たちの運命を、予言と家族の崩れを通して描く長編小説。

幼い兄弟たちの遊びが、やがて取り返しのつかない悲劇へつながっていく。

304ページ
ナイジェリア家族運命成長
小説家

ナイジェリア出身の小説家。伝統と現代を織り交ぜた叙述で国際的に注目される。

Listening to Stone: The Art and Life of Isamu Noguchi

イサム・ノグチの生涯と作品をたどり、20世紀美術のなかでの位置づけを立体的に描く伝記。

彫刻、庭園、デザインを横断したノグチの軌跡を、資料と証言から掘り下げる。

447ページ
伝記美術史彫刻デザイン
伝記作家/美術史家

美術史や画家の伝記を手がける作家。イサム・ノグチなど美術家の評伝で知られる。

Sarah Chayes 受賞
Thieves of State: Why Corruption Threatens Global Security

腐敗が国家の安全保障をどうむしばむかを、各地の事例を通して読み解くノンフィクション。

汚職を単なる不正ではなく、社会を不安定化させる構造として捉え直す。

262ページ
汚職安全保障政治国際問題
ジャーナリスト/リサーチャー

国際関係や治安の問題を追うジャーナリスト。腐敗と治安を巡る著作で知られる。

The Story of My Teeth

口達者な競売人ハイウェイを通して、所有と物語の価値を軽やかに問うメキシコ発の小説。

歯をめぐる奇想と語りの遊びが、メキシコシティ郊外の風景に立ち上がる。

184ページ
メキシコ語り所有実験文学
小説家

メキシコの作家。実験的な語り口で国際的に評価される。

Riad Sattouf 受賞
Arab of the Future: A Childhood in the Middle East, 1978–1984

シリアとリビア、フランスを行き来した幼少期を、子どもの視点で描くグラフィック・メモワール。

家族の夢と政治の圧力のあいだで揺れた幼少期が、鮮烈な絵とともに語られる。

160ページ
回想録中東家族政治グラフィックノベル
漫画家/作家

フランス出身の漫画家。中東や北アフリカでの幼少期を綴った自伝的作品で知られる。

Dan Ephron 受賞
Killing a King: The Assassination of Yitzhak Rabin and the Remaking of Israel

ラビン暗殺へ至る政治的緊張と、犯行をめぐる人物たちの動きを追う歴史ノンフィクション。

ひとつの暗殺事件が、イスラエルの政治地図をどう塗り替えたかをたどる。

290ページ
イスラエル政治史暗殺中東
ジャーナリスト/著者

政治的事件や国際関係を取材するジャーナリスト。政治暗殺や国際陰謀を扱った作品で評価される。

Don Winslow 受賞
The Cartel

DEA捜査官と麻薬組織の抗争を軸に、メキシコ麻薬戦争の暴力と腐敗を描く長編小説。

抗争は一人の男の執念では止められないほど、巨大で複雑な構造として広がっていく。

640ページ
メキシコ麻薬戦争犯罪腐敗
小説家

犯罪小説を中心に活躍するアメリカの作家。組織犯罪の構図を描く作品で知られる。

Jorie Graham 受賞
From the New World: Poems 1976–2014

Jorie Graham の四十年にわたる詩業を選び直し、声と形式の変化をたどる選詩集。

初期から新作までを通して、詩人の思考と感覚の変化が見えてくる。

359ページ
選詩集アメリカ文学時間
詩人

現代詩で高い評価を受ける詩人。大著を含む多数の詩集を持つ。

Andrea Wulf 受賞
The Invention of Nature: Alexander von Humboldt's New World

アレクサンダー・フォン・フンボルトの生涯を通して、自然をつながりのある体系として捉える視点の誕生を描く伝記。

探検家であり思想家でもあったフンボルトの歩みが、現代の環境思想へつながっていく。

473ページ
伝記自然史探検科学史
歴史/自然史作家

自然史と探検史を結びつけて描くノンフィクションで知られる作家。

My Seneca Village

セネカ・ヴィレッジの住民たちの声を詩でよみがえらせ、失われた共同体の記憶を描く作品集。

歴史の記録と想像力をつなぎ、消えた街の暮らしをひとつひとつ立ち上げる。

96ページ
歴史共同体アメリカ文学
児童文学作家/詩人

児童向け作品や詩で知られる作家。歴史を扱った児童文学にも定評がある。

James Patterson 特別賞
James Patterson (Innovator's Award)

James Patterson に対するイノベーター賞で、単一の書籍ではなく作家としての功績が対象となっている。

作品名に対応する受賞作はなく、作家活動全体が評価された。

文学賞作家業績
小説家

ベストセラー作家であり、読書推進や出版活動への貢献によりInnovator's Awardを受賞。

Robert Kirsch Award(生涯功績)

作家としての総体的な貢献に対して授与された顕彰で、単一の書籍は特定しない。

作品名ではなく、詩人・作家としての歩みそのものが評価された。

文学賞詩人業績
詩人

詩とパフォーマンスを通じて文化的表現を広げてきた作家。ロバート・カーシュ賞受賞。

Faces in the Crowd

Valeria Luiselli の小説。メキシコシティの時間と記憶が、複数の語りの層で重なり合う。

154ページ
都市記憶アイデンティティ翻訳
小説家

メキシコ出身の作家で、翻訳者と共に受賞。個人と都市、記憶をテーマにした作品で知られる。

Napoleon: A Life

Andrew Roberts によるナポレオン伝。戦争と統治の両面から、その生涯を立体的に描く。

976ページ
ナポレオン伝記軍事史政治史
歴史家

イギリスの歴史家。伝記・軍事史を扱う著作で国際的に評価されている。

Jeff Hobbs 受賞
The Short and Tragic Life of Robert Peace: A Brilliant Young Man Who Left Newark for the Ivy League

ロバート・ピースの才能と挫折を追うノンフィクション。

432ページ
伝記教育階級都市
ノンフィクション作家

社会問題を巡る人物伝で注目される作家。若い被写体の人生を丹念に描く。

Siri Hustvedt 受賞
The Blazing World

Siri Hustvedt の実験的長編。芸術と自己の境界をめぐる物語。

384ページ
芸術女性表現知覚アイデンティティ
小説家/エッセイスト

アメリカの作家。哲学や精神分析に関心を寄せた複雑な小説で知られる。

The Love Bunglers

Jaime Hernandez のグラフィック・ノベル。家族と記憶が再び交差する物語。

104ページ
漫画家族記憶再会
漫画家

アメリカの漫画家。独自のキャラクター群と長期にわたるシリーズで知られる。

Adam Tooze 受賞
The Deluge: The Great War, America and the Remaking of the Global Order, 1916–1931

第一次世界大戦後のアメリカと世界秩序の再編をたどる歴史書。

672ページ
第一次世界大戦国際秩序経済史外交史
歴史家

経済史や近代史を専門とする歴史家。国際経済の視点から戦争と平和を論じる著作がある。

Tom Bouman 受賞
Dry Bones in the Valley

Tom Bouman の犯罪小説。谷あいの町で起きた事件を軸に人間関係がほどけていく。

288ページ
犯罪小説地方暴力喪失
小説家

アメリカの犯罪小説作家。地方の自然と犯罪の結びつきを描く作風。

Citizen: An American Lyric

Claudia Rankine の詩的エッセイ。人種差別が日常に及ぼす圧力を検討する。

160ページ
人種日常の暴力アメリカ社会
詩人/評論家

人種と公的言説を巡る実験的な詩作で知られる詩人。現代社会の痛点を詩と視覚表現で示す。

人類が引き起こす生物大量絶滅の危機を検証するノンフィクション。

400ページ
環境絶滅科学地質学
ジャーナリスト/環境作家

環境問題を主題にしたジャーナリストで、科学的視点から大規模な変化を報告する著作で知られる。

The Family Romanov: Murder, Rebellion, and the Fall of Imperial Russia

ロマノフ王朝の最期を、家族史と帝政ロシアの崩壊の両面から描く。

304ページ
ロシア史王朝革命伝記
児童向けノンフィクション作家

児童向け歴史ノンフィクションで知られる作家。若年層向けに複雑な史実を伝える作品を作る。

LeVar Burton 特別賞
LeVar Burton (Innovator's Award)

LeVar Burton の読書啓発や映像・語りの仕事をたたえる特別賞。

文学賞業績評価
俳優/司会者/教育者

俳優であり教育・読書普及活動にも携わる人物。図書普及やメディアを通じた読書促進でInnovator's Award受賞。

T. C. Boyle 受賞
Robert Kirsch Award(生涯功績)

T. C. Boyle の長年の創作活動をたたえる生涯功績賞。

文学賞業績評価
小説家

アメリカの小説家。風刺や歴史と絡めた物語で知られる。ロバート・カーシュ賞受賞。

We Need New Names

ジンバブエからの移民少女の視点で、喪失と成長を描くデビュー小説。

故郷を離れた先で、名前を失った子どもたちの時間が始まる。

Zimbabwemigrationcoming of agedisplacement
小説家

ジンバブエ出身の作家。移民や故郷の喪失をテーマにした作品で国際的評価を受ける。

Marie Arana 受賞
Bolivar: American Liberator

シモン・ボリバルの生涯を通して、ラテンアメリカ独立史を描く伝記。

解放者の人生をたどることは、大陸の歴史をたどることでもある。

Latin Americabiographyindependencepolitical history
伝記作家/評論家

伝記・歴史に関する著作で知られる作家。ラテンアメリカ史や指導者の評伝を手がける。

Sheri Fink 受賞
Five Days at Memorial: Life and Death in a Storm-Ravaged Hospital

ハリケーン・カトリーナ後の病院で起きた医療判断と死を検証する調査報道ノンフィクション。

災害の現場で、人命をめぐる判断はどこまで追い込まれるのか。

Hurricane Katrinainvestigationethicshospital
ジャーナリスト

医療と災害をめぐる報道で知られる記者。現場取材に基づく緻密なルポで評価される。

Ruth Ozeki 受賞
A Tale for the Time Being

東京の少女の手記と、孤島に暮らす小説家の視点が交差する、記憶と時間の物語。

手紙と日記が、離れた場所にいる二人を結びつける。

Japantimememorymetafiction
小説家/映画制作者

日系カナダ人のバックグラウンドを持つ作家で、文化的アイデンティティを題材にした作品で知られる。

Ulli Lust 受賞
Today Is the Last Day of the Rest of Your Life

ヨーロッパの若い女性の体験をたどる、Ulli Lust の自伝的グラフィック・メモワール。

旅と記憶の断片が、ひとりの女性の成長をかたちづくる。

graphic memoiradolescencetravelself-discovery
漫画家

オーストリア出身の漫画家。自伝的な作品で国際的評価を得ている。

The Sleepwalkers: How Europe Went to War in 1914

1914年のヨーロッパを、第一次世界大戦へと向かう政治判断の連鎖から描き直す歴史書。

戦争は偶然ではなく、積み重なった選択の先に立ち上がる。

World War IEuropediplomatic historypolitics
歴史家

ヨーロッパ史を専門とする歴史家。20世紀前半の国際史研究で知られる。

The Cuckoo's Calling

ロバート・ガルブレイス名義で発表された、ロンドンを舞台にした探偵小説。

私立探偵が追うのは、ただの事件ではなく、複雑に絡んだ人間関係だ。

mysteryinvestigationLondondetective
小説家(筆名:Robert Galbraith)

J.K.ローリングの筆名で発表されたミステリー。私立探偵コーモラン・ストライクを主人公にしたシリーズで知られる。

Ron Padgett 受賞
Collected Poems

Ron Padgett の詩を集成した、広い射程を持つ選集。

軽やかさとユーモアが、長い詩歴の中でひとつにまとまる。

poetrycollected poemsNew York Schoolcareer retrospective
詩人

アメリカの詩人で、現代詩の文脈で長年評価されてきた詩集の選集が評価された。

Alan Weisman 受賞
Countdown: Our Last, Best Hope for a Future on Earth?

環境と人口の未来を、世界各地の現場から考えるルポルタージュ。

地球の限界を見つめながら、まだ選べる未来を探す。

environmentpopulationsciencesustainability
ジャーナリスト/作家

環境問題や人口問題を扱うノンフィクション作家。地球の未来を問いかける著作で知られる。

Gene Yang 受賞
Boxers and Saints

Boxers と Saints をまとめた、Boxer Rebellion を描く二部構成のグラフィック・ノベル。

同じ歴史を、異なる立場から二つの物語で照らし返す。

Boxer Rebelliongraphic novelhistoryfaith
漫画家/作家

アメリカのグラフィックノベル作家。歴史や民族を題材にした作品で教育的側面も持つ。

John Green 特別賞
John Green (Innovator's Award)
作家/YouTuber

ヤングアダルトの人気作家であり、オンラインでの読書コミュニティ形成に貢献。Innovator's Award受賞。

Robert Kirsch Award(生涯功績)
小説家

カリフォルニア南部を舞台に人間ドラマを描く作家。地域文学への貢献が評価されRobert Kirsch賞を受賞。

Seating Arrangements

ニューイングランドの結婚式を舞台に、階級意識と家族のひび割れを描く小説。

祝宴の裏で、気まずさと本音が少しずつ姿を現す。

320ページ
家族階級結婚式社交
小説家

アメリカの小説家。初期作で注目を浴びた若手作家。

The Passage of Power: The Years of Lyndon Johnson

リンドン・ジョンソンの権力の移行期を追い、政治の現場を立体的に描く評伝。

大統領の座へ向かう過程を、権力の重さとともに描き切る。

736ページ
伝記政治アメリカ史権力
伝記作家/歴史家

アメリカの伝記作家。政治家の詳細な伝記で知られる大著者。

Katherine Boo 受賞
Behind the Beautiful Forevers: Life, Death, and Hope in a Mumbai Undercity

ムンバイのスラムを舞台に、貧困と希望、暴力と制度のねじれを追うノンフィクション。

きらびやかな都市の陰で、日々の生き残りが静かに競われる。

254ページ
ノンフィクションインド貧困格差
ジャーナリスト/ノンフィクション作家

現地取材に基づくノンフィクションで知られる記者。社会の周縁に生きる人々を描く。

Ben Fountain 受賞
Billy Lynn's Long Halftime Walk

湾岸戦争を経た若い兵士の一日を通して、戦争と消費社会の空虚を描く小説。

英雄視された兵士たちのまわりで、祝祭は少しずつ空虚さを見せる。

447ページ
戦争若者アメリカ風刺
小説家

風刺的な視点で現代の戦争と社会を描く小説家。

Sammy Harkham 受賞
Everything Together: Collected Stories

長編的な短編コミック群を収め、ユーモアと哀感を往復するグラフィック作品集。

散らばった物語が、ひとつの豊かな読書体験にまとまる。

119ページ
グラフィックノベル短編ユーモア形式
漫画家/編集者

アメリカのコミック作家。短編や編集仕事で知られる。

America's Great Debate: Henry Clay, Stephen A. Douglas, and the Compromise That Preserved the Union

1850年の妥協を軸に、南北対立と合衆国の危機を描く歴史書。

国を分断しかけた妥協の物語を、議会政治のダイナミズムとして描く。

496ページ
アメリカ史南北問題議会政治内戦前史
歴史作家

アメリカ史の研究と執筆を手がける著作家。政治史の通史的分析で知られる。

Tana French 受賞
Broken Harbor

ダブリン郊外で起きた殺人事件を軸に、家族の崩壊とコミュニティの不穏をたどるミステリー。

住み慣れた街の静けさが、少しずつ不穏さに変わっていく。

576ページ
ミステリー家族ダブリン心理
小説家

アイルランド出身のミステリー作家。心理サスペンス色の強い作品で知られる。

Louise Glück 受賞
Poems 1962–2012

1962年から2012年までの詩作を集め、変化し続ける声の軌跡を見せる選詩集。

一冊のなかで、詩人の声が時代とともにかたちを変えていく。

656ページ
選集時間
詩人

アメリカの詩人であり、深い洞察と簡潔な表現で知られる。多くの詩集で評価される。

Breasts: A Natural and Unnatural History

乳房の進化、生理、環境変化を追い、身体と科学の関係を読み解くルポルタージュ。

身近で見過ごされがちな身体の部位から、現代の健康と環境が見えてくる。

344ページ
科学身体健康環境
ジャーナリスト/作家

環境・健康関連のジャーナリスト。科学的な切り口で社会問題を掘り下げる著作を発表している。

A. S. King 受賞
Ask the Passengers

家族や学校に居場所を見いだせない少女が、自分の感情を見つめ直していくYA小説。

空を見上げるたびに、言えない気持ちが少しだけ軽くなる。

young adultself-discoveryfamilyidentity
YA作家

ヤングアダルト小説を多く手がける作家。思春期の葛藤やアイデンティティを描く。

Margaret Atwood 特別賞
Margaret Atwood (Innovator's Award)
作家

カナダの著名な作家。フェミニズム的視座やディストピア的要素を含む作品群で国際的に知られる。

Kevin Starr 受賞
Robert Kirsch Award(生涯功績)
歴史家/作家

カリフォルニア史に関する研究で知られる歴史家。地域史の深い理解が評価されRobert Kirsch賞を受賞。

Ismet Prcic 受賞
Shards

ボスニア戦争を背景に、記憶の断片と移住後の人生をつなぎ直す自伝的小説。

戦火に引き裂かれた時間の断片から、ひとりの人生が立ち上がる。

400ページ
ボスニア戦争記憶移住
作家

(詳細情報が少ない作家)Art Seidenbaum賞の受賞作『Shards』で知られる。

Clarence Darrow: Attorney for the Damned

クラレンス・ダロウの弁護活動を通して、近代アメリカの司法と政治の緊張を描く評伝。

法廷の名人ダロウの生涯が、時代そのものの肖像として立ち上がる。

561ページ
伝記法律アメリカ史改革
伝記作家/記者

伝記作家。アメリカの法律家クラレンス・ダローの評伝でLos Angeles Times Book Prize(Biography)を受賞。

Thinking, Fast and Slow

直感と熟慮という二つの思考の働きを解き明かし、判断の癖を見直す思考書。

人はなぜ誤るのか。その問いを、思考の二重構造から読み解く。

499ページ
心理学行動経済学判断認知
心理学者/ノーベル賞受賞者(経済学)/作家

心理学者で行動経済学の先駆者。『Thinking, Fast and Slow』で認知バイアスや意思決定のメカニズムを広く普及させた。

Alex Shakar 受賞
Luminarium

仮想空間と神秘体験、家族の断絶を行き来しながら、現代の意識のあり方を描く長編。

テクノロジーと精神性が交差する地点で、現実の輪郭が揺らぐ。

448ページ
テクノロジー精神性家族現代
小説家

アメリカの作家。実験的な語り口で現代社会を描く作品を発表している。

Finder: Voice

少女ラチェルの視点から、部族社会のしきたりと家族の責任を追うグラフィック・ノベル。

剣と継承の物語のなかで、ひとりの若者が自分の立ち位置を探す。

215ページ
グラフィックノベル家族継承共同体
漫画家/グラフィックノベル作家

アメリカの漫画家。長編シリーズ『Finder』など、SF的・社会的要素を持つ作品で知られる。

Richard White 受賞
Railroaded: The Transcontinentals and the Making of Modern America

大陸横断鉄道をめぐる利権と政治を、アメリカ近代史の骨格として描き直す通史。

鉄道は進歩の象徴だったのか、それとも権力の装置だったのか。

720ページ
アメリカ史鉄道資本主義政治
歴史家

アメリカ史の研究者として著名。インフラと社会変革の関係を解明した著作で評価される。

Stephen King 受賞
11/22/63

ケネディ暗殺の日に遡るタイムトラベルを軸に、歴史改変の誘惑と代償を描く長編。

過去を変えられるなら、未来は救えるのか。

864ページ
タイムトラベル歴史改変サスペンスアメリカ史
小説家

ホラーやサスペンスを中心に数多くのベストセラーを持つアメリカの小説家。幅広いジャンルで活躍。

Carl Phillips 受賞
Double Shadow: Poems

抑制と衝動のあいだで揺れる意識を、澄んだ言葉でたどる詩集。

ためらいと決意、その両方がひとつの声のなかで響き合う。

80ページ
意識葛藤抑制
詩人

アメリカの詩人。内省的で鋭い言語感覚を持ち、現代詩で高い評価を受ける。

Sylvia Nasar 受賞
Grand Pursuit: The Story of Economic Genius

経済思想の形成を、歴史上の人物たちの試行錯誤を通してたどる大著。

経済はどのようにして人類の運命を変える学問になったのか。

558ページ
経済史伝記思想史社会
ジャーナリスト/作家

経済や人物伝を手がけるノンフィクション作家。科学と経済の歴史を物語る手法で知られる。

Pete Hautman 受賞
The Big Crunch

恋愛をめぐる期待と現実のずれを、軽やかな会話で描く青春小説。

出会いのきまり文句ではなく、少し不器用な本当の気持ちから物語が始まる。

288ページ
青春恋愛ユーモア成長
YA作家/小説家

ヤングアダルトを中心に作品を発表するアメリカの作家。青年期の心理を描くことに定評がある。

Figment 特別賞
Figment (platform)
オンライン自費出版プラットフォーム(組織)

読者と作家を結ぶオンラインの創作・共有プラットフォーム。セルフパブリッシングや読者参加型の取り組みでInnovator's Awardを受賞。

Rudolfo Anaya 受賞
Robert Kirsch Award(生涯功績)
小説家

チカーノ文学の重要作家の一人。メキシコ系アメリカ人の経験を題材にした作品で知られる。

The House of Tomorrow

デビュー作。孤独な少年が隣人や家族との出来事を通じて成長していく様子をユーモラスかつ温かく描く青春小説。夢や創造性、世代間の隔たりと和解が主題。

成長小説友情家族世代間の関係
小説家

アメリカの小説家。デビュー作『The House of Tomorrow』でArt Seidenbaum賞(First Fiction)を受賞。

Unbroken: A World War II Story of Survival, Resilience, and Redemption

第二次世界大戦で捕虜となり過酷な体験をしたルイ・ザンペリーニの実話を追い、生還と復興、 forgiveness(赦し)と人間の回復力を克明に描いたノンフィクション。

戦争生存回復力伝記
ノンフィクション作家

アメリカのノンフィクション作家。伝記的叙述と緻密な取材で知られ、『Unbroken』で同賞を受賞。

Michael Lewis 受賞
The Big Short: Inside the Doomsday Machine

2008年の金融危機をもたらしたサブプライム住宅ローン市場の崩壊と、それをいち早く見抜いた投資家たちの動きを追い、金融システムの構造的欠陥と利害関係を暴く解説的ノンフィクション。

金融危機経済サブプライムローン調査報道
ジャーナリスト/ノンフィクション作家

アメリカのジャーナリスト兼著作家。金融や経済を題材にしたリポート風ノンフィクションで知られる。

Jennifer Egan 受賞
A Visit from the Goon Squad

短篇と連作が融合した長編的構成。音楽業界に関わる複数の登場人物を通して時間の経過、記憶、アイデンティティを描き、形式実験と人間ドラマを融合させた作品。

時間記憶音楽業界アイデンティティ
小説家

アメリカの小説家。実験的な構成や時制を用いた作品で評価される。

Adam Hines 受賞
Duncan the Wonder Dog: Show One

動物を主人公にした寓話的グラフィックノベル。人間社会の暴力や歴史的トラウマを寓話的に描き出す力作で、ヴィジュアルとテーマの重さが特徴。

寓話社会批評歴史グラフィックノベル
グラフィックノベル作家/漫画家

アメリカのコミック作家。寓話的で実験的なグラフィックノベルを制作する。

Thomas Powers 受賞
The Killing of Crazy Horse

グレート・スー戦争を背景に、Crazy Horse の最期の数日と、その死をめぐる謎を歴史資料から再構成するノンフィクション。軍と先住民双方の証言をたどり、事件の前後に広がる政治的緊張まで描き出す。

Crazy Horse の死を、戦争全体の文脈から読み解く。

608ページ
Crazy Horseグレート・スー戦争ラコタ史アメリカ西部史
作家/歴史・ノンフィクション作家

アメリカの作家。歴史や伝記を扱う著作で知られる。

Tom Franklin 受賞
Crooked Letter, Crooked Letter

ミシシッピ州の小さな町で、少年時代の秘密と現在の暴力が交差するサスペンス小説。

静かな町に、過去に閉じ込められた傷がゆっくりと浮かび上がる。

南部秘密暴力友情
小説家

アメリカの小説家。南部を舞台にした作品で知られ、犯罪や人間関係を鋭く描く。

Maxine Kumin 受賞
Where I Live: New & Selected Poems 1990–2010

1990年から2010年までの詩を集めた、Maxine Kumin の代表的な選集。

年月を越えて読み継がれる声を、ひとつの選集にまとめる。

poetryselected poemsmemorynature
詩人

アメリカの詩人。自然や個人的記憶を繊細に描く作風で知られる。

Oren Harman 受賞
The Price of Altruism: George Price and the Search for the Origins of Kindness

George Price の生涯を追い、利他性の起源をめぐる科学史を描くノンフィクション。

天才の人生と、利他性という難問のあいだを往復する。

biographyscience historyevolutionaltruism
科学史家/作家

科学史や思想史を手がける研究者・作家。科学的人物伝を通じて科学と人間性を探る。

A Conspiracy of Kings

ソフォスの誘拐をきっかけに、サウニスの王位をめぐる思惑が交錯する。ユージニデスとエディスの女王が行方を追う、宮廷陰謀と成長の物語。

失われた継承者をめぐり、忠誠と策略が静かに火花を散らす。

316ページ
宮廷陰謀王位継承忠誠ファンタジー
児童文学作家/YA作家

アメリカのYA/ファンタジー作家。知的で政治的な要素を含むファンタジーで評価される。

Powell's Books 特別賞
Powell's Books (書店)
書店(組織) / オレゴン州ポートランド(本店)

アメリカ・ポートランドを拠点とする大手独立書店チェーン。地域の書店文化と流通の革新でInnovator's Awardを受賞。

Robert Kirsch Award(生涯功績)
児童文学作家

アメリカの児童文学作家。長年にわたり子ども向けの名作を発表し、児童文学に大きな影響を与えた功績に対してRobert Kirsch Award(生涯功績)を受賞。

Philipp Meyer 受賞
American Rust

米国中西部の衰退する工業地帯を背景に、犯罪と希望、世代間の断絶を描く群像劇。経済的困窮と人間関係の緊張が物語を推進する。

米国中西部の衰退する工業地帯を背景に、犯罪と希望、世代間の断絶を描く群像劇。

地域経済犯罪家族社会変動
小説家

アメリカの小説家。『American Rust』でArt Seidenbaum賞(First Fiction)を受賞し、工業地帯の衰退を描いた。

Linda Gordon 受賞
Dorothea Lange: A Life Beyond Limits

写真家ドロシア・ラングの生涯と仕事を通じて、記録写真が捉えた社会の現実と表現の力を検証する伝記。芸術と歴史の交差を見せる研究。

写真家ドロシア・ラングの生涯と仕事を通じて、記録写真が捉えた社会の現実と表現の力を検証する伝記。

伝記写真史社会記録芸術
歴史家・著者

ジェンダー史や社会史を研究する歴史家。『Dorothea Lange: A Life Beyond Limits』でBiography部門を受賞した。

Dave Eggers 受賞
Zeitoun

ハリケーン・カトリーナ後のアメリカ南部における人権侵害と個人の体験を追うノンフィクション。災害時の行政対応と市民の苦難を克明に記録する。

ハリケーン・カトリーナ後のアメリカ南部における人権侵害と個人の体験を追うノンフィクション。

災害人権ルポルタージュ現代史
作家・編集者

作家・編集者。『Zeitoun』でCurrent Interest部門を受賞(同年に別の賞も受賞するなど多方面で評価された)。

A Happy Marriage

結婚生活の機微と個人の欲求を描いた短編・中編を含む作品。ユーモアと辛辣さを兼ね備えた筆致で人間関係の真実を抉る。

結婚生活の機微と個人の欲求を描いた短編・中編を含む作品。

結婚人間関係アイデンティティ現代社会
小説家

アメリカの小説家。『A Happy Marriage』でFiction部門を受賞し、結婚やアイデンティティを巡る物語を描いた。

Kevin Starr 受賞
Golden Dreams: California in an Age of Abundance 1950–1963

1950年代から60年代のカリフォルニアを舞台に、経済的繁栄と文化的変容を描く地域史。豊かさの影と社会的課題を併せて考察する。

1950年代から60年代のカリフォルニアを舞台に、経済的繁栄と文化的変容を描く地域史。

地域史カリフォルニア経済史文化変容
歴史家

カリフォルニア史の研究で知られる歴史家。『Golden Dreams: California in an Age of Abundance 1950–1963』でHistory部門を受賞。

The Ghosts of Belfast

ベルファストの争いと和解、過去の暴力が現在に及ぼす影響を扱う犯罪小説。登場人物の葛藤を通じて社会的トラウマを描く重厚な物語。

ベルファストの争いと和解、過去の暴力が現在に及ぼす影響を扱う犯罪小説。

北アイルランド暴力の記憶犯罪和解
小説家

北アイルランドを舞台にした犯罪小説で注目される作家。『The Ghosts of Belfast』でMystery/Thriller部門を受賞した。

Practical Water

自然や日常的イメージを通じて精神的探求や社会的テーマを扱う詩集。言語の実験と深い感受性で読者に多様な解釈を促す。

自然や日常的イメージを通じて精神的探求や社会的テーマを扱う詩集。

自然精神性実験詩
詩人

実験的で哲学的な詩作で知られる詩人。『Practical Water』でPoetry部門を受賞した。

The Strangest Man: The Hidden Life of Paul Dirac, Mystic of the Atom

理論物理学者ポール・ディラックの生涯と業績を伝記的に描く。数学的厳密性と個人の孤独を併せて描き、科学史的意義を示す。

理論物理学者ポール・ディラックの生涯と業績を伝記的に描く。

伝記物理学科学史個人史
科学史作家

科学者の伝記や科学史の作家。『The Strangest Man』でScience and Technology部門を受賞し、ポール・ディラックの生涯を描いた。

Marching for Freedom: Walk Together Children and Don't You Grow Weary

公民権運動を題材にした歴史的ノンフィクションで、若い読者にも分かりやすく運動の人々と出来事を紹介する。

1965年のセルマからモンゴメリーへの行進を、若い参加者の視点でたどる。

80ページ
公民権運動歴史教育若者向けノンフィクション社会正義
作家(児童・YA)

児童・ヤングアダルト文学の作家。『Marching for Freedom: Walk Together Children and Don't You Grow Weary』でYoung Adult部門を受賞。

作家

小説・随筆など幅広い著作で知られる作家。Robert Kirsch Award(著者賞)を受賞(生涯業績を讃える)。

Asterios Polyp

哲学的テーマと視覚的実験を融合させたグラフィックノベル。アイデンティティ、芸術、運命を巡る寓話的物語を独創的なデザインで語る作品。

哲学的テーマと視覚的実験を融合させたグラフィックノベル。

グラフィックノベルアイデンティティ芸術論形式実験
漫画家・イラストレーター

グラフィックノベル作家。『Asterios Polyp』でGraphic Novel/Comics部門を受賞し、視覚表現と物語の融合が評価された。

Dave Eggers 受賞
作家・編集者

作家・社会的活動家。2009年はCurrent Interestの受賞に加え、Innovator's Awardも受賞(技術や出版の革新に寄与した功績を評価)。

Zoë Ferraris 受賞
Finding Nouf

サウジアラビアの社会を背景に、失踪した女性を巡る捜査を描くミステリ。文化的制約や女性の立場を織り込みながら真相へと迫る作品。

ミステリ中東女性問題文化的制約
小説家

中東を舞台にした犯罪小説で知られる作家。『Finding Nouf』でArt Seidenbaum賞(First Fiction)を受賞。

Ida: A Sword Among Lions: Ida B. Wells and the Campaign Against Lynching

アイダ・B・ウェルズの生涯と反リンチ運動を描く伝記。人種差別に対する闘いと公共の記憶を掘り下げ、黒人女性の活動史を明らかにする。

伝記人権人種差別フェミニズム
歴史家・フェミニズム研究者

黒人女性史・フェミニズム研究で知られる学者。『Ida: A Sword Among Lions』でBiography部門を受賞。

Angler: The Cheney Vice Presidency

副大統領チェイニーの役割と権力行使を詳細に追った調査報道。ホワイトハウス内の影響力構造や政策決定過程を明らかにするノンフィクション。

政治権力行政調査報道
ジャーナリスト

政治と情報問題を扱う記者。『Angler: The Cheney Vice Presidency』でCurrent Interest部門を受賞し、行政権力の内幕を暴いた。

Home

家族の再会と信仰、赦しを静かに見つめる長編。登場人物の内面を丁寧に掘り下げ、日常の言葉の中に深い意味を導く作品。

家族信仰赦し日常の詩学
小説家

深い宗教観と人間理解を背景にした作風で知られる作家。『Home』でFiction部門を受賞した。

Mark Mazower 受賞
Hitler's Empire: How the Nazis Ruled Europe

ナチスが占領地でどのように統治を行ったかを事例とともに分析する研究。支配構造、協力と抵抗の動態を明らかにし、占領政策の実際を描く。

第二次世界大戦占領政策ナチス政治史
歴史家

欧州史を専門とする歴史家。『Hitler's Empire』でHistory部門を受賞し、ナチス支配の構造を分析した。

Envy the Night

小さな町で起きる連続的な事件とそこに巻き込まれる人々を描くサスペンス。地域の緊張と個人の過去が交錯する物語で緊迫感を生む。

サスペンス地域社会過去の秘密犯罪
小説家

現代犯罪小説で注目される作家。『Envy the Night』でMystery/Thriller部門を受賞した。

Frank Bidart 受賞
Watching the Spring Festival: Poems

人生や関係性の暗い側面を直視する詩集。実存的テーマと明晰な言語で個の苦悩や記憶を表現する作品群。

実存記憶対人関係
詩人

モダンな叙情を得意とする詩人。『Watching the Spring Festival: Poems』でPoetry部門を受賞した。

The Black Hole War: My Battle with Stephen Hawking to Make the World Safe for Quantum Mechanics

ホーキングとの議論を軸にブラックホール研究の発展と量子重力の問題を一般向けに解説するノンフィクション。科学理論と論争の人間的側面を描く。

物理学ブラックホール科学史量子理論
物理学者・著者

理論物理学の第一人者。『The Black Hole War』でScience and Technology部門を受賞し、物理学史と論争を一般向けに解説した。

Nation

嵐により孤立した島での若者の成長と文明の再構築を描くYA向けの長編。文化の衝突と個人の責務を通じて、希望と悲劇を描出する。

成長文化衝突サバイバルユーモア
作家

ディスクワールドなどで知られるイギリスの作家。『Nation』でYoung Adult部門を受賞し、冒険と歴史を組み合わせた物語が評価された。

Robert Alter 受賞
翻訳者・学者

旧約聖書の翻訳で知られる学者・翻訳者。Robert Kirsch Award(著者賞)を受賞(生涯業績を讃える)。

The Beautiful Things That Heaven Bears

2007年のLA Times Book Prize First Fiction 部門受賞作。Dinaw Mengestu の The Beautiful Things That Heaven Bears は、移民経験と孤独を描く長編。

移民としての孤独と都市生活の隙間を描く。

移民孤独都市帰属
小説家

エチオピア系アメリカ人の作家。デビュー作『The Beautiful Things That Heaven Bears』でArt Seidenbaum賞を受賞し、移民体験を描いた。

Young Stalin

2007年のLA Times Book Prize Biography 部門受賞作。Simon Sebag Montefiore の Young Stalin は、スターリン青年期の評伝。

革命家となる前のスターリンの形成を描く。

評伝ロシア史革命20世紀
歴史家・作家

歴史ノンフィクション作家。『Young Stalin』でBiography部門を受賞し、スターリンの若年期と台頭を描いた。

Soldier's Heart: Reading Literature Through Peace and War at West Point

ウェストポイントで文学を教える著者が、戦争と平和のあいだで本を読むことの意味を見つめた回想録。イラクやアフガニスタンに向かう士官候補生たちとの対話を通して、文学が軍務に向かう若者たちの思考や感情にどう触れるかを描く。

戦争と平和のあいだで文学を読むことの意味を、ウェストポイントの教室から静かに掘り下げる回想録。

288ページ
回想録軍事教育文学と戦争ウェストポイント
著者・研究者

戦争と文学の交差を研究する著者。『Soldier's Heart』でCurrent Interest部門を受賞し、文学を通じた戦争理解を論じた。

Be Near Me

小さな町の生活と個人の秘密を巡る物語で、嘘や誤解が家族や共同体を揺るがす過程を描く。緊張感のある人間ドラマが繰り広げられる。

家族秘密共同体心理描写
小説家

英国の作家。『Be Near Me』でFiction部門を受賞し、家族やアイデンティティの問題を鋭く描いた。

Tim Weiner 受賞
Legacy of Ashes: The History of the CIA

CIAの設立から現代までの活動と失敗を詳細に追う歴史書。諜報機関の制度的問題や政策判断の帰結を批判的に検証する。

諜報冷戦政府史政策分析
ジャーナリスト・作家

情報史や諜報機関の研究で知られる記者・作家。『Legacy of Ashes』でHistory部門を受賞、CIAの歴史を批評的に描いた。

Karin Fossum 受賞
The Indian Bride

人間の暗部と罪を静かに掘り下げる心理サスペンス。緻密な人物描写と地域の空気感を通じて、犯行と動機の背景を描く。

心理サスペンス罪と罰人間関係翻訳
小説家

ノルウェーのミステリ作家。Charlotte Barslund 翻訳版『The Indian Bride』でMystery/Thriller部門を受賞(翻訳者表記あり)。

Old Heart: Poems

人生の後半を見つめた詩集で、記憶や老い、愛をテーマに静かな深みを持つ言葉で綴る。成熟した詩的視座が特徴。

記憶老い
詩人

詩人。『Old Heart: Poems』でPoetry部門を受賞し、成熟した視点から人生を詩作で表現した。

I Am a Strange Loop

自己意識と自己概念の生成を理論的かつ比喩的に論じた書。心の働きや認知的ループのメカニズムに着目し、自己理解の新たな視座を示す。

認知科学自己意識哲学心の理論
認知科学者・作家

認知科学・哲学を横断する著作で知られる。『I Am a Strange Loop』でScience and Technology部門を受賞し、自己意識の問題を論じた。

Philip Reeve 受賞
A Darkling Plain

冒険と成長を描くYA小説で、世界観の構築とキャラクターの葛藤が魅力。ファンタジー要素を通じて若者の決断と責任を描く作品。

冒険成長ファンタジー責任
作家(児童・YA)

児童・YA向けのファンタジーやSFで知られる作家。『A Darkling Plain』でYoung Adult部門を受賞。

作家

アジア系アメリカ文学の主要作家。Robert Kirsch Award(著者賞)を受賞(生涯業績を讃える)。

White Ghost Girls

2006年のLA Times Book Prize First Fiction 部門受賞作。Alice Greenway の White Ghost Girls は、戦後アジアを背景にした小説。

戦後の香港と記憶の断片を重ねるデビュー長編。

デビュー小説香港家族史記憶
作家

デビュー作『White Ghost Girls』でArt Seidenbaum賞(First Fiction)を受賞(該当者のWikipedia記事がないため参照が限定される場合あり)。

Neal Gabler 受賞
Walt Disney: The Triumph of the American Imagination

2006年のLA Times Book Prize Biography 部門受賞作。Neal Gabler の Walt Disney 伝は、ディズニー帝国の形成を描く。

ウォルト・ディズニーの神話と事業を、評伝としてたどる。

評伝ディズニー文化史企業史
伝記作家・評論家

映画・メディア史にも精通する作家。『Walt Disney: The Triumph of the American Imagination』でBiography部門を受賞した。

Ian Buruma 受賞
Murder in Amsterdam: The Death of Theo van Gogh and the Limits of Tolerance

2006年のLA Times Book Prize Current Interest 部門受賞作。Ian Buruma の Murder in Amsterdam は、テオ・ファン・ゴッホ殺害事件と寛容の限界を論じる。

オランダ社会を揺るがせた事件から、多文化社会の緊張を考える。

現代政治オランダ多文化主義宗教
ジャーナリスト・歴史家

国際的な現代史・文化論を手がける作家。『Murder in Amsterdam』でCurrent Interest部門を受賞し、寛容と暴力の問題を考察した。

A Woman in Jerusalem

2006年のLA Times Book Prize Fiction 部門受賞作。Abraham B. Yehoshua の A Woman in Jerusalem は、喪と都市の距離感を描く小説。

喪失を抱えたまま、都市の生活が進んでいく。

イスラエル文学喪失都市家族
小説家

イスラエルの著名な小説家。英訳版(Hillel Halkin 訳)『A Woman in Jerusalem』でFiction部門を受賞。

Hillel Halkin 受賞
A Woman in Jerusalem (translation)

2006年のLA Times Book Prize Translation 部門受賞作。Hillel Halkin の英訳した A Woman in Jerusalem は、Abraham B. Yehoshua の小説を英語圏へ届ける。

イスラエル小説の英訳として、作品の緊張をそのまま伝える。

翻訳文学イスラエル文学喪失都市
翻訳者・作家

ヘブライ文学の英訳で知られる翻訳者。A. B. Yehoshua の作品の英訳を担当したことが評価されている。

The Looming Tower: Al-Qaeda and the Road to 9/11

2006年のLA Times Book Prize Current Interest 部門受賞作。Lawrence Wright の The Looming Tower は、アルカイダと9/11への道を描く。

アルカイダ台頭の過程を、綿密な取材で追う。

テロ中東報道現代史
作家・ジャーナリスト

現代テロとアルカイダ研究で知られるノンフィクション作家。『The Looming Tower』でHistory部門を受賞した。

Echo Park

2006年のLA Times Book Prize Mystery/Thriller 部門受賞作。Michael Connelly の Echo Park は、ロサンゼルスを舞台にした警察小説。

ロサンゼルス警察の捜査が、都市の暗部をあぶり出す。

警察小説ロサンゼルス犯罪シリーズ
小説家

ロサンゼルスを舞台にした刑事小説で広く知られる作家。『Echo Park』でMystery/Thriller部門を受賞した。

Ooga-Booga

2006年のLA Times Book Prize Poetry 部門受賞作。Frederick Seidel の Ooga-Booga は、鋭い観察と音感を持つ詩集。

都市と身体をめぐる辛辣で遊戯的な詩篇。

詩集都市風刺身体
詩人

挑発的かつ技巧的な詩で知られる詩人。『Ooga-Booga』でPoetry部門を受賞した。

Coe Booth 受賞
Tyrell

2006年のLA Times Book Prize Young Adult Fiction 部門受賞作。Coe Booth の Tyrell は、ブルックリンの若者を描く YA 小説。

ブルックリンの少年が、家族と生き方を模索する。

ヤングアダルトブルックリン家族都市生活
作家(ヤングアダルト)

ヤングアダルト小説の作家。『Tyrell』でYoung Adult部門を受賞し、都会の若者の現実を描いた。

作家

西部アメリカを題材にした随筆や小説で知られる作家。Robert Kirsch Award(著者賞)を受賞(生涯業績)。

Beasts of No Nation

2005年のLA Times Book Prize Art Seidenbaum Award for First Fiction 部門受賞作。Uzodinma Iweala の Beasts of No Nation は、子ども兵士の視点から戦争を描く小説。

戦争に呑み込まれる少年の視点から、暴力と喪失を描く。

戦争子ども兵士暴力デビュー小説
作家

ナイジェリア系の若手作家。デビュー作『Beasts of No Nation』でArt Seidenbaum賞(First Fiction)を受賞、紛争と少年兵の現実を描く。

Matisse the Master: A Life of Henri Matisse, the Conquest of Colour, 1909–1954

2005年のLA Times Book Prize Biography 部門受賞作。Hilary Spurling の Matisse the Master は、アンリ・マティスの後半生を追う評伝。

マティスの成熟期を中心に、芸術家の人生と制作を描く。

評伝美術史フランス芸術近代絵画
伝記作家

伝記・文化史を執筆する作家。『Matisse the Master』でBiography部門を受賞し、マティスの生涯と芸術を詳細に検証した。

Night Draws Near: Iraq's People in the Shadow of America's War

2005年のLA Times Book Prize Current Interest 部門受賞作。Anthony Shadid の Night Draws Near は、イラク戦争下の人々の暮らしを描いたルポルタージュ。

イラクの人びとの日常を、戦争の影とともに記録する。

イラク報道現代史戦争
ジャーナリスト

中東情勢の報道で知られるジャーナリスト。『Night Draws Near』でCurrent Interest部門を受賞し、イラクやレバノンの現地報道をまとめた。

Memories of My Melancholy Whores

2005年のLA Times Book Prize Fiction 部門受賞作。Gabriel García Márquez の Memories of My Melancholy Whores は、老いた語り手の孤独な愛を描く中編小説。

老年の語り手が、遅れて訪れた愛を見つめる。

ラテンアメリカ文学老年記憶
小説家

ノーベル賞受賞作家。翻訳者Edith Grossman と共に『Memories of My Melancholy Whores』でFiction部門を受賞(翻訳関連での共同表記)。

Memories of My Melancholy Whores (translation)

2005年のLA Times Book Prize Translation 部門受賞作。Edith Grossman の翻訳で知られる Memories of My Melancholy Whores は、Gabriel García Márquez の晩年の中編小説。

老年の語り手が、遅れて訪れた愛を見つめる。

翻訳文学ラテンアメリカ文学老年
翻訳者

スペイン語圏文学の英訳で著名な翻訳者。Gabriel García Márquez の『Memories of My Melancholy Whores』の翻訳に関して共同で言及されている。

Bury the Chains: Prophets and Rebels in the Fight to Free an Empire's Slaves

2005年のLA Times Book Prize History 部門受賞作。Adam Hochschild の Bury the Chains は、英国奴隷廃止運動を扱う歴史研究書。

奴隷制廃止をめぐる政治と市民運動の長い戦いを描く。

歴史奴隷制廃止英国史政治運動
歴史家・作家

歴史と社会問題を扱う作家。『Bury the Chains』でHistory部門を受賞し、奴隷制度廃止運動の歴史を描いた。

Legends: A Novel of Dissimulation

2005年のLA Times Book Prize Mystery/Thriller 部門受賞作。Robert Littell の Legends は、スパイ小説的な設定で記憶と欺瞞をめぐる長編。

スパイ小説の形式で、虚構と記憶の層を重ねる。

スパイ小説記憶欺瞞アイデンティティ
作家

冷戦や諜報を扱う長編で知られる作家。『Legends: A Novel of Dissimulation』でMystery/Thriller部門を受賞した。

Jack Gilbert 受賞
Refusing Heaven: Poems

2005年のLA Times Book Prize Poetry 部門受賞作。Jack Gilbert の Refusing Heaven は、晩年の詩を収めた詩集。

静かな語り口で、愛と喪失の感覚を深く掘り下げる。

詩集喪失晩年
詩人

詩人。詩集『Refusing Heaven: Poems』でPoetry部門を受賞し、深い情感と簡潔な表現で評価された。

Diana Preston 受賞
Before the Fallout: From Marie Curie to Hiroshima

2005年のLA Times Book Prize Science and Technology 部門受賞作。Diana Preston の Before the Fallout は、マリー・キュリーから広島までの科学史をたどる。

科学の進歩が軍事化へ転じる過程を、通史として描く。

科学史原子力広島20世紀
著者

科学史関連の著作があり、2005年のScience and Technology部門に記載される著者(該当エントリは資料上で赤リンクのため参照ページが無い場合あり)。

Per Nilsson 受賞
You & You & You

2005年のLA Times Book Prize Young Adult Fiction 部門受賞作。Per Nilsson の作品を Tara Chace が訳した You & You & You は、若者たちの関係の変化を描く。

三人の若者の人生が、静かに交差していく。

ヤングアダルト翻訳文学青春選択
作家

スウェーデンのヤングアダルト作家。Tara Chace の翻訳と共に『You & You & You』でYoung Adult部門受賞(翻訳者表記あり)。

Tara Chace 受賞
You & You & You (translation)

2005年のLA Times Book Prize Young Adult Fiction 部門受賞作。Per Nilsson の You & You & You は、ティーンエイジャーの関係と選択を描くヤングアダルト小説。

三人の若者の人生が交差し、選択の瞬間が立ち上がる。

ヤングアダルト翻訳文学青春選択
翻訳者

翻訳者(Per Nilsson の英訳担当として表記)。Young Adult部門の受賞書に関して翻訳協力として言及されている。

Joan Didion 受賞
作家・エッセイスト

アメリカを代表するエッセイスト兼小説家。Robert Kirsch Award(著者賞)を受賞(生涯業績を讃える)。

Harbor

2004年のLA Times Book Prize First Fiction 部門受賞作。Lorraine Adams による Harbor は、ボストン港に流れ着いた人物を起点に、移民、孤立、危うい共同体の気配を描く小説。

ボストン港への到着を起点に、人物たちの不安と再出発を描く。

移民都市孤立再出発
作家・ジャーナリスト

作家でありジャーナリスト。長編『Harbor』でArt Seidenbaum賞(First Fiction)を受賞した。

Mark Stevens 受賞
De Kooning: An American Master

2004年のLA Times Book Prize Biography 部門受賞作。Mark Stevens と Annalyn Swan による de Kooning: An American Master は、ウィレム・デ・クーニングの生涯と制作を追う評伝。

抽象表現主義を代表する画家の生涯を丹念にたどる。

評伝美術抽象表現主義アメリカ芸術
批評家・著者

美術批評家・伝記作家。Annalyn Swan と共著の『de Kooning: An American Master』でBiography部門を受賞。

Annalyn Swan 受賞
De Kooning: An American Master

2004年のLA Times Book Prize Biography 部門受賞作。Mark Stevens と Annalyn Swan による de Kooning: An American Master は、ウィレム・デ・クーニングの生涯と制作を追う評伝。

抽象表現主義を代表する画家の生涯を丹念にたどる。

評伝美術抽象表現主義アメリカ芸術
伝記作家

伝記作家。Mark Stevens と共著でデ・クーニング伝を執筆し、Biography部門を共同受賞。

Evan Wright 受賞
Generation Kill: Devil Dogs, Iceman, Captain America and the New Face of American War

2004年のLA Times Book Prize Current Interest 部門受賞作。Evan Wright の Generation Kill は、イラク戦争の最前線を取材したルポルタージュ。

戦場の混乱と兵士たちの空気を、現場取材の目で描く。

イラク戦争報道ルポルタージュ戦場
ジャーナリスト

ジャーナリスト。『Generation Kill』でCurrent Interest部門を受賞し、現代戦争の現場を報告するノンフィクションで評価された。

Colm Tóibín 受賞
The Master

2004年のLA Times Book Prize Fiction 部門受賞作。Colm Tóibín の The Master は、ヘンリー・ジェイムズの人生を素材にした小説。

ヘンリー・ジェイムズの私生活と創作の距離感を小説化する。

ヘンリー・ジェイムズ伝記小説文学史自意識
小説家

アイルランドの小説家。『The Master』でFiction部門を受賞し、文学的伝記とフィクションの交差を示した。

Perilous Times: Free Speech in Wartime from the Sedition Act of 1798 to the War on Terrorism

2004年のLA Times Book Prize History 部門受賞作。Geoffrey R. Stone の Perilous Times は、戦時下における言論の自由を歴史的に検証した研究書。

戦時と自由をめぐるアメリカの憲法史をたどる。

歴史言論の自由憲法戦時政治
法学者・著者

法学者として言論の自由などを研究。『Perilous Times』でHistory部門を受賞し、表現の自由と戦時管理の歴史を論じた。

Kem Nunn 受賞
Tijuana Straits

2004年のLA Times Book Prize Mystery/Thriller 部門受賞作。Kem Nunn の Tijuana Straits は、米墨国境の荒涼とした海辺を舞台にした小説。

国境地帯の不穏な風景に、犯罪と再生の気配を重ねる。

国境サスペンス海岸再生
小説家

カリフォルニアの地域性を背景にした犯罪小説で知られる作家。『Tijuana Straits』でMystery/Thriller部門を受賞。

Inner Voices: Selected Poems, 1963–2003

2004年のLA Times Book Prize Poetry 部門受賞作。Richard Howard の Inner Voices は、1963年から2003年までの詩を集めた選詩集。

半世紀近い詩業を一冊に集約した選詩集。

詩集選詩アメリカ詩
詩人・翻訳家

詩人・翻訳家。『Inner Voices: Selected Poems, 1963–2003』でPoetry部門を受賞し、長年の詩作を総覧する選集が評価された。

The Whale and the Supercomputer: On the Northern Front of Climate Change

2004年のLA Times Book Prize Science and Technology 部門受賞作。Charles Wohlforth の The Whale and the Supercomputer は、気候変動の最前線を描く科学ノンフィクション。

北極圏で進む気候変動の影響を、人と科学の両面から追う。

気候変動北極圏科学ノンフィクション環境
作家・環境ジャーナリスト

環境・自然科学を主題に執筆する著者。『The Whale and the Supercomputer』でScience and Technology部門を受賞し、気候変動の論点を扱う。

Doing It

2004年のLA Times Book Prize Young Adult Fiction 部門受賞作。Melvin Burgess の Doing It は、思春期の性と関係性を率直に描くヤングアダルト小説。

10代の性と感情の揺れを、軽快さと率直さの両方で描く。

ヤングアダルト青春恋愛
作家(ヤングアダルト)

イギリスのYA作家。『Doing It』でYoung Adult部門を受賞、思春期の性や葛藤を正直に描いた作品で知られる。

小説家

ネイティブアメリカンや南西部を舞台にした推理小説で著名な作家。Robert Kirsch Award(著者賞)を受賞(生涯業績を讃える)。

Mark Haddon 受賞
The Curious Incident of the Dog in the Night-Time

自閉症傾向のある少年の視点で語られる物語。家族の秘密や世界の理解のずれを通して、成長と真実の探求が描かれるユニークな長編。

成長家族発達真実の探求
作家

イギリスの作家。長編『The Curious Incident of the Dog in the Night-Time』でArt Seidenbaum賞を受賞し、高い評価を得た。

Neil Smith 受賞
American Empire: Roosevelt's Geographer and the Prelude to Globalization

Neil Smith による American Empire: Roosevelt's Geographer and the Prelude to Globalization は、歴史や社会の構造をたどるノンフィクションとして読める受賞作です。

American Empire: Roosevelt's Geographer and the Prelude to Globalization は、受賞作として読み継がれている。

ノンフィクション歴史
地理学者・著者

地理学・都市研究の学者。『American Empire』でBiography(History系の受賞)を受賞し、地理学的視点からアメリカ帝国主義を論じた。

Ross Terrill 受賞
The New Chinese Empire - And What It Means for the United States

Ross Terrill による The New Chinese Empire - And What It Means for the United States は、歴史や社会の構造をたどるノンフィクションとして読める受賞作です。

The New Chinese Empire - And What It Means for the United States は、受賞作として読み継がれている。

ノンフィクション歴史
作家・中国研究者

中国研究者・著者。『The New Chinese Empire』でCurrent Interest部門を受賞し、中国の現代的台頭を分析した。

Pete Dexter 受賞
Train

Train は Pete Dexter の受賞作です。

Train は、受賞作として読み継がれている。

受賞作
作家

アメリカの小説家。『Train』でFiction部門を受賞、強い人物描写と抑圧された歴史を扱う作風で知られる。

Henry Wiencek 受賞
An Imperfect God: George Washington, His Slaves, and the Creation of America

Henry Wiencek による An Imperfect God: George Washington, His Slaves, and the Creation of America は、歴史や社会の構造をたどるノンフィクションとして読める受賞作です。

An Imperfect God: George Washington, His Slaves, and the Creation of America は、受賞作として読み継がれている。

ノンフィクション歴史
歴史家・著者

歴史・文化を論じる著者。『An Imperfect God』でHistory部門を受賞し、ジョージ・ワシントンと奴隷制の関係を探った。

Soul Circus

Soul Circus は George P. Pelecanos の受賞作です。

Soul Circus は、受賞作として読み継がれている。

受賞作
小説家

犯罪小説家。『Soul Circus』でMystery/Thriller部門を受賞、都市の陰影を描く作風で知られる。

Anthony Hecht 受賞
Collected Later Poems

Anthony Hecht の Collected Later Poems は、記憶や時間の感触を濃く刻んだ詩集です。

Collected Later Poems は、受賞作として読み継がれている。

詩集記憶
詩人

アメリカの詩人。『Collected Later Poems』でPoetry部門を受賞、技巧的な詩風と歴史的主題で知られる。

Protecting America's Health: The FDA, Business, and One Hundred Years of Regulation

Philip J. Hilts による Protecting America's Health: The FDA, Business, and One Hundred Years of Regulation は、歴史や社会の構造をたどるノンフィクションとして読める受賞作です。

Protecting America's Health: The FDA, Business, and One Hundred Years of Regulation は、受賞作として読み継がれている。

ノンフィクション歴史
ジャーナリスト・著者

医療・科学関連の調査報道で知られる著者。『Protecting America's Health』でScience and Technology部門を受賞、規制と公共保健を論じた。

A Northern Light

A Northern Light は Jennifer Donnelly の受賞作です。

A Northern Light は、受賞作として読み継がれている。

受賞作
作家

ヤングアダルト小説の作家。『A Northern Light』でYoung Adult部門を受賞し、若者の成長と歴史的背景を描いた。

Ishmael Reed 受賞
作家

詩・小説・劇を手がける作家。Robert Kirsch Award(著者賞)を受賞(生涯業績を讃える)。

Prague

チェコや東欧を背景に、歴史と個人の物語が交錯する長編。記憶とイデオロギー、アイデンティティの問題を巧みに織り込んだ、多層的なフィクション。

384ページ
歴史アイデンティティ東欧記憶
小説家

カナダ系の作家(活動は北米)。長編『Prague』でArt Seidenbaum賞(First Fiction)を受賞し、幻想的で歴史意識の強い作風を示した。

Master of the Senate: The Years of Lyndon Johnson, Vol. 3

リンドン・ジョンソンの上院での活動と権力掌握を詳細に描く叙述。政治的策略と個人の資質を丁寧に追い、米政治史の重要局面を明らかにする。

伝記政治史上院権力分析
伝記作家

巨厚な伝記で知られる作家。『Master of the Senate』でBiography部門を受賞、政治指導者の権力構造を緻密に描く。

Judith Levine 受賞
Harmful to Minors: The Perils of Protecting Children from Sex

子どもと性的教育の問題、保護と検閲の限界を巡る論考。過保護や過剰な規制が逆に子どもの理解を阻害する点を鋭く批評する議論書。

社会問題教育性と規制倫理
作家・評論家

性や子どもに関する社会論で知られる作家。『Harmful to Minors』でCurrent Interest部門を受賞、規制と育成に関する問題提起を行った。

Ian McEwan 受賞
Atonement

若い作家の一例として生じる誤解とその結果としての破滅を描く長編。愛と罪、記憶と贖罪が交錯し、物語の語り手の信頼性も問い直される作品。

613ページ
罪と贖罪記憶物語性戦争
小説家

英国の小説家。『Atonement(贖罪)』でFiction部門を受賞し、罪と償い、物語の信頼性を巡る主題で高く評価された。

Six Days of War: June 1967 and the Making of the Modern Middle East

1967年の六日戦争を中心に中東の政治地図の変容を描く歴史書。軍事的決断と国際政治の影響、現代中東の形成過程を検証する作品。

中東史戦争国際政治軍事史
歴史家・外交官

中東史を専門とする歴史家・外交官。『Six Days of War』でHistory部門を受賞、1967年の中東戦争を詳細に分析した。

Hell to Pay

都市の犯罪と社会的背景を丹念に描くハードボイルド。人間関係や地域社会の複雑さを通して犯罪の構図を明らかにする、リアリスティックな物語。

344ページ
犯罪都市社会問題人間関係
小説家

ワシントンD.C.を舞台にした犯罪小説で知られる作家。『Hell to Pay』でMystery/Thriller部門を受賞した。

Cynthia Zarin 受賞
The Watercourse: Poems

水や自然のイメージを軸に個人的記憶や時間の流れを描く詩集。日常の断片を通して深い感情と認識を呼び起こす作品群。

自然記憶時間
詩人

アメリカの詩人。詩集『The Watercourse』でPoetry部門を受賞し、繊細なイメージと言葉選びで評価された。

Feed

未来の消費社会を舞台に、脳に直接接続される情報ネットワークを通した若者たちの生活を描くディストピア。消費主義・個人の主体性の喪失を問いかける。

ディストピアテクノロジー消費文化若者
作家

YA作品で知られる作家。ディストピア小説『Feed』でYoung Adult部門を受賞し、技術と消費文化を批判的に描いた。

作家

アメリカ文学を代表する作家。Robert Kirsch Award(著者賞)を受賞(生涯業績を讃える)。

The Dark Room

戦後ドイツを舞台にした短編連作風の長編で、個人と歴史の記憶、罪と贖罪の問題を繊細に描く。家族や過去の影が人物たちの人生を規定する様を描写する。

278ページ
記憶戦後史家族罪と贖罪
作家

イギリスの作家。長編『The Dark Room』でArt Seidenbaum賞(First Fiction)を受賞。

Edmund Morris 受賞
Theodore Rex

セオドア・ルーズベルト政権期の政治と人物像を扱った大著。政策決定、人格、指導力の側面を含めて大統領像を総合的に描写する伝記的研究。

792ページ
伝記米国史政治大統領研究
伝記作家

伝記作家。『Theodore Rex』でBiography部門を受賞し、米大統領の人物像を詳細に描き出す業績で知られる。

Nickel and Dimed: On (Not) Getting by in America

著者自身が低賃金労働者として働くフィールドワークを通して、アメリカの労働現場と貧困の構造を暴くノンフィクション。生活の厳しさと制度の不都合さを明らかにする。

労働問題社会調査貧困ルポルタージュ
ジャーナリスト・作家

調査ジャーナリズムや社会批評で知られる作家。『Nickel and Dimed』でCurrent Interest部門を受賞し、低賃金労働の実態を告発した。

Mary Robison 受賞
Why Did I Ever

ユーモアと皮肉を織り交ぜつつも人間の孤独や生活の不条理を描く短篇・中編の集合。簡潔な文体で登場人物の内面を巧みに切り取る作品集。

200ページ
短編人間関係ユーモア現代生活
作家

アメリカの小説家。『Why Did I Ever』でFiction部門を受賞、独特の文体と短編的構成で知られる。

Before the Storm: Barry Goldwater and the Unmaking of the American Consensus

バリー・ゴールドウォーターを中心に1960年代前後のアメリカ政治の転換を描く歴史研究。保守主義の台頭と政治文化の変容を詳細に検証する。

政治史保守主義アメリカ史伝記研究
歴史家・作家

アメリカ現代政治史を研究・執筆する著者。『Before the Storm』でHistory部門を受賞、保守主義の台頭を分析した研究で知られる。

Silent Joe

警察小説の伝統を踏襲しつつ人物描写を重視した犯罪小説。過去の事件が現在に影を落とす様子や捜査の内面を描き、社会的背景も丁寧に描写する。

341ページ
警察小説犯罪人間ドラマ地域社会
小説家

アメリカの犯罪小説作家。『Silent Joe』でMystery/Thriller部門を受賞、地域性と犯罪心理を重視した作風が特徴。

Anne Carson 受賞
The Beauty of the Husband: A Fictional Essay in 29 Tangos

詩的散文と物語を融合させた作品。愛と記憶、関係性の崩壊を主題に、形式実験と鋭い観察で個人史と感情の複雑さを表現する。

恋愛形式実験記憶
詩人・翻訳者

詩人・批評家。『The Beauty of the Husband』でPoetry部門を受賞し、詩と散文を横断する独特の作品群で知られる。

The Invention of Clouds: How an Amateur Meteorologist Forged the Language of the Skies

雲の分類と気象学の発展をめぐる歴史物語。アマチュア気象学者の業績を軸に、科学史と自然観の変化を活写する一書。

科学史気象学自然史伝記
作家・科学史

科学史や自然史を題材にする作家。『The Invention of Clouds』でScience and Technology部門を受賞し、気象観念の成立を探る。

The Land

アメリカ黒人家族の歴史と土地を巡る物語。差別と闘いながら家族が土地を守り続ける姿を描き、世代を超えた連続性と抵抗を扱う作品。

375ページ
人種歴史家族成長
作家

アメリカの児童・YA作家。歴史的視点から黒人家族の物語を描く『The Land』でYoung Adult部門を受賞。

Tillie Olsen 受賞
作家

労働者や女性の視点を描いた作家。Robert Kirsch Award(著者賞)を受賞(生涯業績を讃える)。

Pankaj Mishra 受賞
The Romantics

若者たちの愛情とアイデンティティを巡る群像小説。都市と田舎、伝統と現代性の衝突の中で登場人物たちの絆と孤独が描かれる。文化的疎外や個人の欲望が織り交ざる物語。

275ページ
恋愛アイデンティティ文化的衝突現代社会
作家

インド出身の作家。長編『The Romantics』でArt Seidenbaum賞(First Fiction)を受賞。

Jefferson Davis, American

アメリカ南部の指導者ジェファーソン・デイヴィスの生涯と政治を詳細に描いた伝記。南北戦争期における彼の指導性、信念、そして歴史的影響を冷静に検証する研究書。

757ページ
伝記アメリカ史南北戦争政治
歴史家

アメリカ南北史を専門とする歴史家。『Jefferson Davis, American』でLos Angeles Times Book Prize(Biography部門)を受賞。

Way Out There in the Blue: Reagan, Star Wars and the End of the Cold War

レーガン政権と『スターウォーズ構想』を中心に冷戦末期の米政府政策と軍事的・政治的戦略を検証するノンフィクション。戦略決定の背景と国際政治の変遷を描き出す。

現代史政治軍事政策冷戦
ジャーナリスト

ジャーナリスト・著者。『Way Out There in the Blue』によりCurrent Interest部門を受賞、冷戦終結期やレーガン政権の政策を検証する論考で知られる。

David Means 受賞
Assorted Fire Events

現代アメリカの周縁にいる人物たちの孤独や断絶を描く短篇集。日常の裂け目や思いがけない出会いを通して、喪失と再生を静かに描写する作品群。

165ページ
短編郊外生活孤独人間ドラマ
作家

短編・小説の作家。短篇集『Assorted Fire Events』でFiction 部門を受賞。

Alice Kaplan 受賞
The Collaborator: The Trial and Execution of Robert Brasillach

フランス作家ロベール・ブラシヤックの戦後裁判と処刑を通して、第三共和制から戦後フランス社会における言論、責任、コラボレーションの問題を掘り下げる歴史研究。

歴史戦争責任フランス史言論と政治
著者・学者

文学・歴史を専門とする学者兼著者。『The Collaborator』でHistory部門を受賞し、戦時下フランスのコラボレーション問題を扱った研究で知られる。

Val McDermid 受賞
A Place of Execution

地方の未解決事件とその再調査を軸に、過去の罪や町の秘密が徐々に露呈していくサスペンス。被害者・捜査者双方の視点から真相へ迫る重厚な物語。

588ページ
犯罪サスペンス過去と記憶地方社会
小説家

英国のミステリ作家。『A Place of Execution』でMystery/Thriller部門を受賞し、心理描写を重視した犯罪小説で評価される。

The Throne of Labdacus

神話的素材と個人的記憶を交錯させる長詩集。古典的主題を現代的感性で読み替え、言語の響きと象徴を駆使して人間の運命や喪失を探る作品。

101ページ
神話記憶叙情
詩人

アメリカの詩人。詩集『The Throne of Labdacus』でPoetry部門を受賞し、神話や歴史を題材とする叙情的な作品で知られる。

James Le Fanu 受賞
The Rise and Fall of Modern Medicine

20世紀の医学の発展を概観し、その成功と限界、科学的実証の困難さを検証する考察書。臨床・研究・公共衛生の観点から医療の変遷を論じる。

426ページ
医学史医療倫理科学政策
医師・作家

医師でありノンフィクション作家。『The Rise and Fall of Modern Medicine』でScience and Technology部門を受賞、医学史や医療の展望を論じる。

Miracle's Boys

家族の喪失と再生をテーマにしたヤングアダルト小説。三兄弟が互いに支え合いながら過去と向き合い、希望と和解へと歩む心の物語。

133ページ
家族成長喪失希望
作家(児童文学)

児童・YA作品で知られる作家。『Miracle's Boys』でYoung Adult部門を受賞し、家族や成長を繊細に描く。

詩人・出版社

詩人で出版社の主宰者。Robert Kirsch Award(著者賞)を受賞(生涯業績を讃える賞)。

エリザベス・ストラウト えりざべす・すとらうと 受賞
Amy and Isabelle

母娘の複雑な関係を中心に、思春期の少女の成長と家族の秘密が徐々に明らかになる物語。感情の機微と日常の緊張感を丁寧に描く。

303ページ
家族思春期秘密
小説家

家族や地域社会の細やかな機微を描く小説で知られるアメリカの作家。

ジュディス・サーマン じゅでぃす・さーまん 受賞
Secrets of the Flesh: A Life of Colette

フランス作家コレットの生涯と作品を通じて、女性作家としての創作と私生活の緊張を描き出す包括的伝記。

伝記フランス文学女性作家
伝記作家

文学者や文化人の伝記・評論で知られる著述家。精緻な取材に基づく伝記で評価される。

ミッチェル・デュネイヤー みっちぇる・でゅねいやー 受賞
Sidewalk

都市の歩道に生きる人々の生活をフィールドワークと写真で捉えた書。都市貧困、通行人と商いの関係などを詳述する。

383ページ
都市社会学フィールドワーク写真とルポ
社会学者・著述家

都市社会学やストリートレベルのフィールドワークで知られる研究者。

オーヴィー・カーター おーゔぃー・かーたー 受賞
Sidewalk

都市の歩道を舞台にした写真と文章で構成された作品。写真家としての視点から都市の表情を切り取る。

383ページ
写真都市視覚記録
写真家

写真家として都市の表情や社会的現象を記録する仕事をしている。

アミット・チャウドゥリ あみっと・ちゃうどゅり 受賞
Freedom Song: Three Novels

複数の小説をまとめた作品集。個人史と社会史が交錯する物語を通じて、自由や変化の主題を探る。

小説集個人史社会変動
作家

インド出身でイギリスで活動する作家。繊細な心理描写と文化的考察を行う作品が評価される。

ジョン・W・ダウアー じょん・だぶりゅー・だうあー 受賞
Embracing Defeat: Japan in the Wake of World War II

第二次世界大戦後の日本社会を広範な史料に基づいて描き、占領期の政治・経済・文化変容を詳述する包括的歴史研究。

688ページ
戦後史日本史占領期
歴史学者

日本近現代史や戦後史に精通する歴史家。日米関係や戦後社会の研究で知られる。

C・K・ウィリアムズ しー・けー・うぃりあむず 受賞
Repair: Poems

修復や再生を主題にした詩集。個人的な悲嘆と普遍的な再生を詩的言語で表現する作品群。

再生個人的喪失
詩人

現代アメリカ詩を代表する詩人の一人。叙情的かつ倫理的な詩作で知られる。

ダヴァ・ソベル だゔぁ・そべる 受賞
Galileo's Daughter: A Historical Memoir of Science, Faith and Love

ガリレオと娘マリア・チェレスタとの文通や関係を手がかりに、科学と信仰、家族の物語を交錯させて描く歴史的随想。科学者の人間面を浮かび上がらせる。

科学史ガリレオ信仰と科学
サイエンスライター

科学史や科学者の人間像を一般向けに描く作家。歴史と科学の接点を読み解く著作で知られる。

ロバート・コーミア ろばーと・こーみあ 受賞
Frenchtown Summer

思春期の少年を主人公にしたヤングアダルト小説。友情や成長、社会的圧力を描く物語。

113ページ
ヤングアダルト成長友情
作家

ヤングアダルト向けの作家として知られ、重いテーマを扱う作品で広く読まれている。

アーシュラ・K・ル=グウィン あーしゅら・けー・る・ぐうぃん 受賞
作家

幻想文学・SFの巨匠。想像力豊かな世界観と哲学的主題で知られる。

C・S・ゴッドシャルク しー・えす・ごっどしゃるく 受賞
Kalimantaan
作家
A・スコット・バーグ えー・すこっと・ばーぐ 受賞
Lindbergh

チャールズ・リンドバーグの生涯を詳述した伝記。彼の飛行や私生活、公共性とプライバシーの緊張を丁寧に描き出す。

チャールズ・リンドバーグの生涯を詳述した伝記。

伝記航空史近現代史
伝記作家

著名な伝記作家。大衆に受け入れられる伝記作品を手がける。

フィリップ・グレーヴィッチ ふぃりっぷ・ぐれーゔぃっち 受賞

ルワンダ虐殺の経緯と、国際社会が止められたはずの暴力を止めなかった過程を、証言と取材で追うノンフィクション。

世界が見過ごした虐殺の実相を、現場の証言からたどる。

218ページ
ルワンダ虐殺国際社会の不作為証言ノンフィクション
ジャーナリスト

国際的事件を深く取材するジャーナリスト。特にルワンダ虐殺に関する報告で知られる。

W・G・セバルド だぶりゅー・じー・せばるど 受賞

イギリス東海岸を歩く旅の記録を軸に、帝国主義の記憶と崩壊の気配をたどる散文。写真、引用、連想が重なり、風景の細部から歴史の重さが立ち上がる。

歩くたびに、風景の底から歴史の影が立ち上がる。

289ページ
帝国主義記憶風景写真
作家

記憶と歴史を独自の文体で織り交ぜるドイツ語圏の作家。散文詩的な長編で知られる。

ロイ・ポーター ろい・ぽーたー 受賞
The Greatest Benefit to Mankind: A Medical History of Humanity

人類の医学史を概観し、医術の発展と社会的影響、医療制度の変遷を広い視野でまとめた学術的通史。

医学史社会史医療制度
医学史家

医学史の分野で広く知られる学者。医学と社会の関係を歴史的に探る著作が多い。

アリス・ノットリー ありす・のっとりー 受賞
Mysteries of Small Houses

幼少期の記憶と詩人としての成長を、断片的でありながら濃密な言葉でたどる詩集。私的な経験が、時代の空気とともに立ち上がる。

記憶のかけらが、詩のかたちでひとつずつ輪郭を持ちはじめる。

160ページ
詩集記憶成長女性の経験
詩人

実験的で革新的な詩作を行う詩人。形式と感情の融合が特徴。

ダグラス・スター だぐらす・すたー 受賞
Blood: An Epic History of Medicine and Commerce

血液をめぐる医学、戦争、商業の歴史をたどるノンフィクション。治療の資源であり商品でもある血液が、どのように世界規模の流通と倫理の問題を生んだかを描く。

血液は生命の象徴であると同時に、商業と権力に深く結びついた資源でもある。

441ページ
医学史血液商業戦争倫理
ジャーナリスト・著述家
ジョーン・バウアー じょーん・ばうあー 受賞
Rules of the Road

十代の少女が年上の女性と旅をしながら、自分の居場所と家族の問題に向き合う物語。ユーモアと切迫感をあわせ持ち、成長と自立の手触りが強い。

旅の途中で、少女は仕事と自分自身を学んでいく。

208ページ
ヤングアダルト成長家族
児童文学作家

ヤングアダルト向けの作品で知られる作家。若者の成長と困難を丁寧に描く。

ジョン・サンフォード じょん・さんふぉーど 受賞
作家

法廷文学や推理小説で知られる作家。商業的成功と文学性を併せ持つ作品がある。

キャロリン・フェレル きゃろりん・ふぇれる 受賞
Don't Erase Me: Stories

都市の貧困や人々の日常を描く短編集。登場人物の辛苦や希望を繊細に描き、社会的周縁に光を当てる。

短編集都市生活人間ドラマ
作家

短編を中心に活動する作家。都市部の生活や人間関係を生き生きと描写する。

サム・タネンハウス さむ・たねんはうす 受賞
Whittaker Chambers: A Biography

ウィッテイカー・チェンバースの生涯を辿り、彼の思想的変遷と20世紀アメリカ政治史における位置づけを明らかにする伝記研究。

伝記政治史思想史
伝記作家・評論家

伝記・評論の分野で活動する作家。思想史や人物評伝に詳しい。

アン・ファディマン あん・ふぁでぃまん 受賞
The Spirit Catches You and You Fall Down: A Hmong Child, Her American Doctors, and the Collision of Two Cultures

ヒスパニック系コミュニティと医療機関との文化的摩擦を、ある子どもの治療を通して描き出し、文化理解と医療の限界を問いかけるノンフィクション。

医療人類学文化摩擦倫理
ノンフィクション作家

文化摩擦や医療と文化の衝突を描いたノンフィクションで知られる作家。

ジェームズ・カルロス・ブレイク じぇーむず・かるろす・ぶれいく 受賞
In the Rogue Blood

家族や運命に翻弄される人物たちを通して暴力と宿命を描く長編。力強い叙述と粗野な世界観が特徴。

344ページ
暴力家族宿命
小説家

アメリカ南部や西部を舞台に暴力と人間関係を描く作風で知られる作家。

オーランド・フィーガス おーらんど・ふぃーがす 受賞
A People's Tragedy: A History of the Russian Revolution

ロシア革命の全体像を広範な史料に基づいて描き、社会的・政治的要因がどのように革命の展開に影響したかを詳細に分析する決定版的研究。

ロシア史革命史社会史
歴史学者

ロシア近現代史の研究で知られる歴史家。大著で国際的評価を得ている。

チャールズ・ライト ちゃーるず・らいと 受賞
Black Zodiac

深い内省と象徴性を持つ詩集。存在や時間、記憶をめぐる詩的探求が展開される。

85ページ
内省象徴性
詩人

瞑想的で象徴性の強い詩作を行うアメリカの詩人。受賞歴も多い。

スティーヴン・ピンカー すてぃーゔん・ぴんかー 受賞
How the Mind Works

進化論的視点から人間の心の構造や認知機能を説明し、知覚・思考・感情の起源と役割を探る理論的著作。

672ページ
認知科学進化心理学心の理論
心理学者・認知科学者

認知科学・心理学の分野で著作の多い研究者。一般向けの科学解説でも知られる。

レイ・ブラッドベリ れい・ぶらっどべり 受賞
作家

アメリカの作家で、SFや幻想的な短編・長編を通じて広く読まれている。豊かな想像力で知られる。

マーク・ベア まーく・べあ 受賞
The Smell of Apples

アパルトヘイト期の南アフリカを舞台に、少年の視点から社会と暴力、道徳的混乱を描く長編。抑圧的体制下の成長とその影響を探る。

アパルトヘイト成長小説道徳
小説家

南アフリカ出身の作家で、アパルトヘイトや個人の倫理を描く作品で知られる。

フランク・マッコート ふらんく・まっこーと 受賞
Angela's Ashes: A Memoir

貧困と信仰、家族の苦難を通して少年時代のアイルランドを回想する回顧録。悲惨さの中にもユーモアを保ちながら、記憶の痛みと生き延びる力を描く。

悲惨な幼年期の記憶が、静かなユーモアとともに語られる。

368ページ
回顧録貧困家族アイルランド
作家

アイルランド出身の作家。貧しい幼少期を描いた回想録『Angela's Ashes』で国際的に評価された。

ピーター・マース ぴーたー・まーす 受賞
Love Thy Neighbor: A Story of War

ボスニア戦争を取材した記者が、日常と暴力の境界が崩れる現場をたどるルポルタージュ。個人の証言と戦争の残酷さが密接に結びつく。

戦争が人間関係をどう変えるのかを、現場の視線で追う。

305ページ
戦争報道ボスニアジャーナリズム暴力
ジャーナリスト

戦争・人道問題を取材するジャーナリスト。現場の記述を通じて国際問題を報告する。

ロヒントン・ミストリー ろひんとん・みすとりー 受賞
A Fine Balance

1975年のインド非常事態下を舞台に、四人の人生がゆっくり交差していく長編小説。圧倒的な現実の重さの中で、連帯と持続する尊厳が浮かび上がる。

長く重い物語の中で、損なわれない人間のしぶとさが残る。

603ページ
インド非常事態社会小説連帯
小説家

インド出身の作家で、社会階層や個人の運命を描く重厚な長編で国際的に評価される。

ニール・アッシャーソン にーる・あっしゃーそん 受賞
Black Sea

黒海沿岸の歴史を、神話と交易、帝国と境界の交錯として描くノンフィクション。海そのものを中心に、ヨーロッパとアジアの接点を読み直す。

海を中心に、歴史と神話が重なり合う。

320ページ
歴史旅行記黒海文明
歴史家・ジャーナリスト

ヨーロッパ史や地政学を扱うジャーナリスト/学者。地域史に関する著述がある。

アラン・シャピロ あらん・しゃぴろ 受賞
Mixed Company

家族、結婚、幼少期の記憶を題材にした詩集。親密さの揺れや社会的な距離感を、繊細で抑制の効いた言葉で掘り下げる。

私的な記憶から、関係のかたちを見つめ直す。

90ページ
詩集家族結婚記憶
詩人

現代アメリカ詩を代表する詩人の一人。私的な視点と公的主題を交差させる作風。

カール・セーガン かーる・せーがん 受賞
The Demon-Haunted World: Science as a Candle in the Dark

科学的懐疑主義を、日常の判断に使える道具としてわかりやすく提示する一冊。迷信や疑似科学に向き合う姿勢を、親しみやすい語り口で示す。

科学を信じることを、日常の判断へつなげる。

480ページ
科学懐疑主義疑似科学教養
天文学者・科学普及者

宇宙科学の普及に尽力した研究者・著述家。科学を一般に伝える仕事で広く知られる。

ゲイリー・スナイダー げいりー・すないだー 受賞
詩人

自然詩や禅的な視点を持つ詩人。環境や人間の精神性を詩的に探る作品で知られる。

マーク・マーリス まーく・まーりす 受賞
American Studies

マーク・メリスのデビュー長編で、抑圧された欲望と学問世界の崩壊を描く。

閉じた世界のひび割れが、個人の欲望を通して見えてくる。

275ページ
小説同性愛学問マッカーシズムアイデンティティ
小説家

アメリカの作家。性的少数者や個人のアイデンティティを主題にした小説で知られる。

ドリス・レッシング どりす・れっしんぐ 受賞
Under My Skin: Volume One of My Autobiography, to 1949

少女時代から1949年までをたどる、ドリス・レッシングの自伝第一巻。

自伝のかたちで、記憶と政治と成長が静かに重なる。

448ページ
自伝記憶植民地経験政治女性経験
作家

英国の著名な作家。幅広いテーマを扱う長年の執筆活動でノーベル文学賞受賞者でもある。

グレゴリー・ハワード・ウィリアムズ ぐれごりー・はわーど・うぃりあむず 受賞
Life on the Color Line: The True Story of a White Boy Who Discovered He Was Black

白人として育った少年が、自分が黒人だと知るまでを描く回想録。

人種の境界線が、家族史の中で突然反転する。

285ページ
回想録人種家族史アイデンティティアメリカ社会
学者・作家

自らの出生や人種的背景を巡る体験を記したノンフィクションで知られる著者。

ウィリアム・ボイド うぃりあむ・ぼいど 受賞
The Blue Afternoon

1930年代のマニラを舞台に、建築家のケイ・フィッシャーが謎めいた男に導かれ、過去に埋もれた愛と秘密へ踏み込んでいく歴史小説。

1930年代マニラの記憶が、ひとりの女性の現在を静かに揺らす。

323ページ
歴史小説記憶愛と喪失フィリピン
小説家

イギリス系の作家で、歴史と個人の物語を巧みに織り交ぜる作風で知られる。

ジャクソン・ラーズ じゃくそん・らーず 受賞
Fables of Abundance: A Cultural History of Advertising in America

広告がアメリカの消費文化と価値観をどう形づくってきたかをたどる文化史的な研究書。

広告は売るだけでなく、欲望のかたちを作ってきた。

492ページ
広告史消費文化アメリカ史文化批評
歴史学者・文化史研究者

アメリカの文化史研究者で、消費文化や広告史などをテーマにした著作で知られる。

ロバート・ピンスキー ろばーと・ぴんすきー 受賞
The Inferno of Dante

ロバート・ピンスキーによる『神曲』地獄篇の新しい韻文翻訳で、原文の音楽性と読みやすさの両立を目指した版。

ダンテの地獄を、現代の英語で新しく聴き直す。

427ページ
ダンテ翻訳古典
詩人・翻訳者

詩人としての創作活動に加え、翻訳や詩解説でも広く知られる文学者。

エドワード・O・ウィルソン えどわーど・おー・うぃるそん 受賞
Naturalist

昆虫学者としての少年時代から進化生物学の第一人者となるまでをたどる、E・O・ウィルソンの自伝。

自然を見つめ続けた一人の科学者の、静かな自画像。

416ページ
自伝科学自然史進化
生物学者・著述家

社会生物学や生物多様性の研究で国際的に著名な生物学者。科学普及の著作も多数。

スティーブン・J・パイン すてぃーぶん・じぇい・ぱいん 受賞
歴史学者・研究者

環境史や火の歴史に関する研究で知られる学者。物語的な歴史記述を行う。

マルティン・M・シメツカ まるてぃん・えむ・しめつか 受賞
The Year of the Frog
247ページ
ミカル・ギルモア みかる・ぎるもあ 受賞

作者自身の家族史を通して暴力とトラウマ、犯罪の影響を追うノンフィクション。個人的体験と社会的文脈を結び付ける記述が特徴。

403ページ
家族史犯罪回想録
ジャーナリスト・作家

音楽や人間ドラマを扱うノンフィクション作家。家族史を題材にした作品で高い評価を得た。

ヘンリー・キッシンジャー へんりー・きっしんじゃー 受賞

近現代の外交史を俯瞰し、主要な外交政策と指導者の思考を分析する大著。国家間関係のダイナミズムを歴史的視点から論じる。

912ページ
外交史国際関係政治学
政治学者・外交官

アメリカの外交官・政治学者。長年にわたる外交経験と著作で国際政治に関する見解を示す。

デイヴィッド・マルーフ でいゔぃっど・まるーふ 受賞
Remembering Babylon

植民地時代のオーストラリアを背景に、異質な存在が共同体にもたらす揺さぶりとそこから生まれる緊張を描く長編。文明と野生、他者性を問う作品。

224ページ
植民地史アイデンティティ異文化
小説家・詩人

オーストラリアの作家。歴史と個人の記憶を織り交ぜた文学で国際的に評価される。

ジョージ・チャウンシー じょーじ・ちゃうんしー 受賞
Gay New York: Gender, Urban Culture, and the Making of the Gay Male World, 1890–1940

20世紀初頭から中頃のニューヨークを舞台に、ゲイ男性の都市文化の形成と社会的ダイナミクスを史料に基づいて明らかにする社会史的研究。

ゲイ史都市文化ジェンダー
歴史学者

ジェンダーと都市文化に関する歴史研究で知られる学者。ゲイ史の先駆的研究を行った。

キャロリン・フォルシェ きゃろりん・ふぉるしぇ 受賞
The Angel of History

歴史的記憶と個人的体験をつなぐ詩群。政治的暴力や記憶の問題を詩的に扱う作品集。

84ページ
記憶政治
詩人

政治的・歴史的テーマを詩に取り込むことで知られる詩人。抒情と証言を組み合わせた詩作が特徴。

ジョナサン・ワイナー じょなさん・わいなー 受賞
The Beak of the Finch: A Story of Evolution in Our Time

ガラパゴスのフィンチを題材に進化過程の観察を通して自然選択と進化の実証的研究を紹介し、進化論の現代的意義を解説する科学書。

351ページ
進化生物学自然史
サイエンスライター

科学を一般向けに分かりやすく紹介する作家・ジャーナリスト。進化生物学などの分野で著作がある。

ブライアン・ムーア ぶらいあん・むーあ 受賞
小説家

北アイルランド出身の作家。人間の心理と社会的状況を描くことに定評がある。

ポール・カフカ ぽーる・かふか 受賞
Love
ジョン・マック・ファラガー じょん・まっく・ふぁらがー 受賞
Daniel Boone: The Life and Legend of an American Pioneer

アメリカ開拓時代の象徴的存在ダニエル・ブーンの生涯と伝説を、史料に基づいて再構成し、開拓者神話と現実の差異を検証する伝記研究。

伝記アメリカ史開拓史
歴史学者

アメリカ史を専門とする歴史家。伝記や地域史の研究で知られる。

ピーター・スケリー ぴーたー・すけりー 受賞
Mexican Americans: The Ambivalent Minority

メキシコ系アメリカ人の社会的位置やアイデンティティを分析した研究。移民やマイノリティの複雑な関係を論じる。

移民人種社会学
バーバラ・キングソルヴァー ばーばら・きんぐそるゔぁー 受賞
Pigs in Heaven

登場人物たちの人間関係や社会制度を問い直す長編。家族や帰属、法の問題を重層的に描き出す作品。

372ページ
家族法と社会アイデンティティ
小説家・エッセイスト

自然や社会、倫理をテーマにした長編で知られるアメリカの作家。幅広い読者に支持されている。

アンソニー・グラフトン あんそにー・ぐらふとん 受賞
New Worlds, Ancient Texts: The Power of Tradition and the Shock of Discovery

新しい世界の発見が古典テキストの受容に与えた影響を論じ、伝統と発見の力学を歴史的事例を通して分析する学術書。

歴史学古典学知の伝統
歴史学者

ルネサンス学・古典学の研究で知られる歴史学者。伝統と発見の関係を論じる著作がある。

マーク・ドーティ まーく・どーてぃ 受賞
My Alexandria

喪失、記憶、個人的な回想を扱う詩集。私的な経験を通じて普遍的な感情を描き出す作品群。

89ページ
記憶個人的体験
詩人

個人的体験と歴史的記憶を織り合わせる詩作で知られるアメリカの詩人。

ダニエル・マクニール だにえる・まくにーる 受賞
Fuzzy Logic: The Discovery of a Revolutionary Computer Technology -- and How It Is Changing Our World

ファジー・ロジックというコンピュータ技術の発見とその応用、社会への影響を歴史的・技術的に解説する技術史的ルポルタージュ。

技術史人工知能情報技術
著述家
ポール・フライバーガー ぽーる・ふらいばーがー 受賞
Fuzzy Logic: The Discovery of a Revolutionary Computer Technology -- and How It Is Changing Our World

ファジー・ロジック技術の発見と社会への応用を共同で記述した技術史的著作。概念の成立と実用化過程を追う。

技術史人工知能情報技術
著述家
キャロリン・シー きゃろりん・しー 受賞
作家・批評家

作家であり文学評論家としても活動。カリフォルニア文学に関する洞察で知られる。

ダリル・ピンケニー だりる・ぴんけにー 受賞
High Cotton

アフリカ系アメリカ人コミュニティを描いた作品で、家族や文化的葛藤、自己認識の問題を鋭く描写する文学作品。

318ページ
人種家族文化
作家・批評家

アメリカの作家・批評家。人種・文化を主題にした随筆や小説で知られる。

ブランチ・ワイゼン・クック ぶらんち・わいぜん・くっく 受賞
Eleanor Roosevelt: Volume One, 1884–1933

エレノア・ルーズベルトの幼少期から公的活動の初期に至るまでを精緻に描き、彼女の公私の形成過程と20世紀アメリカ政治における役割を検証する伝記研究。

伝記女性史アメリカ史
伝記作家

政治史や伝記を手がける研究者・作家で、ルーズベルト研究で知られる。

フランシス・フクヤマ ふらんしす・ふくやま 受賞

冷戦終結後の世界における政治体制の将来を問い、自由民主主義が歴史的にどう位置づけられるかを論じる政治思想書。歴史進行の見取り図と人間性に関する示唆を提示する。

352ページ
政治哲学冷戦後民主主義
政治学者・思想家

政治哲学者として冷戦後の国際政治や民主主義に関する論考で知られる。

アート・スピーゲルマン あーと・すぴーげるまん 受賞
Maus II, A Survivor's Tale: And Here My Troubles Began

ホロコーストと家族の物語を擬人化された動物で描くグラフィックノベルの完結編。記憶とトラウマ、世代継承の問題を強烈に提示する作品。

ホロコースト記憶グラフィックノベル
漫画家・グラフィックノベル作家

グラフィックノベルで国際的に評価される漫画家。ホロコーストを題材にした『Maus』で知られる。

アレクサンダー・スティル あれくさんだー・すてぃる 受賞
Benevolence and Betrayal: Five Italian Jewish Families under Fascism

ファシズム期のイタリアにおける五つのユダヤ人家族の運命を通じて、国家・社会・個人の関係を描く歴史報告。迫害と協力、抵抗の複雑な様相を明らかにする。

イタリア史ユダヤ人史ファシズム
ジャーナリスト・歴史作家

イタリアやヨーロッパ関係の歴史・文化を扱う作家で、史的研究とルポルタージュを融合した著作がある。

アドリエンヌ・リッチ あどりえんぬ・りっち 受賞
An Atlas of the Difficult World: Poems 1988-1991

不公正や個人的喪失をテーマにした詩集。政治的な問題と私的な体験を織り合わせ、現代社会の困難さを詩的に描き出す。

フェミニズム社会批評
詩人・フェミニスト

フェミニズムや社会正義を主題に詩作を続けたアメリカの詩人。政治的・個人的テーマを融合した詩で知られる。

ジャレド・ダイアモンド じゃれっど・だいあもんど 受賞
The Third Chimpanzee: The Evolution and Future of the Human Animal

類人猿との比較を通じて人類の進化と文化的特性を考察し、人間の行動や将来に関する示唆を提示する科学的エッセイ集。

進化人類学生物学
地理学者・生物学者

生物学と人類学の視点から文明や文化を分析する学者。幅広い一般向け著作で知られる。

ダイアン・ジョンソン だいあん・じょんそん 受賞
小説家・ノンフィクション作家

フランス文化や文学を扱った作品でも知られる米国の作家。長年の執筆活動で評価を得ている。

デイヴィッド・ウォン・ルーイー でいゔぃっど・うぉん・るーいー 受賞
Pangs of Love

移民二世や家族、愛情の葛藤を扱った作品集。文化的背景の違いが個人の関係や自己認識に及ぼす影響を繊細に描く。

225ページ
移民家族アイデンティティ
小説家

中国系アメリカ人の作家。移民二世の視点や文化的アイデンティティを扱う作品で知られる。

T・H・ワトキンス てぃー・えいち・わときんす 受賞
Righteous Pilgrim: The Life and Times of Harold L. Ickes, 1874–1952

ハロルド・L・イクスの生涯とその時代を通して20世紀初頭から中盤にかけてのアメリカ政治と行政の変遷を描く詳細な伝記研究。

伝記アメリカ政治史行政史
作家・歴史研究者

政治や文化をテーマにしたノンフィクションを手がける作家。歴史的人物の伝記研究でも知られる。

E・J・ディオンヌ・ジュニア いー・じぇい・でぃおんぬ・じゅにあ 受賞
Why Americans Hate Politics: The Death of the Democratic Process

アメリカにおける政治不信の原因と民主的プロセスの弱体化を分析し、政治参加や制度の再生について問いかける論考。

政治民主主義アメリカ社会
政治評論家・ジャーナリスト

ワシントンの政治ジャーナリストであり評論家。アメリカ政治の分断や制度についての論考で知られる。

アラン・ガーガナス あらん・がーがなす 受賞
White People

人種や階級、アイデンティティを主題にした小説/短編集。社会的な自己認識と対立を描き出す作品群。

252ページ
人種南部文学社会
小説家

アメリカ南部を舞台に人間関係や歴史を描く作家。短編・長編ともに評価されている。

ニコラス・レマン にこらす・れまん 受賞
The Promised Land: The Great Black Migration and How It Changed America

20世紀の大規模な黒人移住(Great Migration)を追い、移動が都市・文化・政治に与えた影響を分析する社会史。

人種移動都市史社会史
ジャーナリスト・歴史作家

ジャーナリスト・研究者としてアメリカ社会史についての著作がある。都市史や人種問題を扱う。

フィリップ・レヴィン ふぃりっぷ・れゔぃん 受賞
What Work Is

労働の経験と職業をめぐる詩集。働く人々の尊厳や苦悩を詩的に表現し、社会の現実に向き合う作品群。

77ページ
労働社会
詩人

労働者の生活を主題にした詩作で知られるアメリカの詩人。労働と人間性を描く作品群が評価される。

グリゴリー・メドベデフ ぐりごーりー・めどべでふ 受賞
The Truth About Chernobyl

チェルノブイリ原発事故の実態を検証し、事故原因・その後の対応・被害の実相を明らかにするルポルタージュ/調査報告。

274ページ
原子力事故チェルノブイリ技術史
ケン・キージー けん・きーじー 受賞
作家

アメリカの小説家でカウンターカルチャーの象徴的存在。代表作に『カッコーの巣の上で』がある。

ジェフリー・C・ワード じぇふりー・しー・わーど 受賞
A First-Class Temperament: The Emergence of Franklin Roosevelt

膨大な未公開一次資料をもとに、歴史家ジェフリー・C・ウォードがフランクリン・ルーズヴェルトの前半生を描いた伝記の傑作。裕福な上流階級の家に生まれた青年が、法律家・政治家としての駆け出し時代を経て、小児麻痺(ポリオ)という壊滅的な試練に直面し、そこから屈せず大統領候補へと上り詰めるまでの軌跡を、エレノア・ルーズヴェルトとの複雑な夫婦関係も含めて余すところなく描く。

壊滅的な試練さえも乗り越えた不屈の意志と、比類なき政治的魅力の源泉を探る大統領伝記の古典。

944ページ
フランクリン・ルーズヴェルト伝記アメリカ政治史ポリオとの闘いエレノア・ルーズヴェルト20世紀アメリカ
作家・歴史家

アメリカのノンフィクション作家・歴史研究者。伝記や文化史に関する著作が多い。

オー・ビー・ハーディソン・ジュニア おー・びー・はーでぃそん・じゅにあ 受賞
Disappearing through the Skylight: Culture and Technology in the Twentieth Century

20世紀における文化と技術の変容を多角的に論じた知的エッセイ集。自然、歴史、言語、芸術、人間の進化という五つの領域を横断しながら、テクノロジーが人間の価値観や思考様式をいかに根本から変えてきたかを考察する。カオスの新科学、コンピュータ・アート、バコン流経験主義など20世紀の知的革命を縦横に論じ、現代人が「天窓を通り抜けて消えていく」ように伝統的な自然観・文化観から遠ざかる過程を活写する。フォルジャー・シェイクスピア図書館館長を務めた著者が、文学研究者の目と科学への深い関心を組み合わせて描き出した刺激的な文明論。

人類はいま、天窓を通り抜けるように、自らが育んできた文化の外へと消えていこうとしている――そのことに気づいている者はほとんどいない。

389ページ
文化と技術20世紀の変容自然の消失言語の抽象化コンピュータ・アートカオス理論人間の進化モダニズム
エドナ・オブライエン えどな・おぶらいえん 受賞
Lantern Slides

アイルランドの村や都市を舞台に、孤独・愛・喪失を生きる女性たちの姿を描いた12編の短編集。魔法幻灯(ランタン)のように過去の記憶が浮かび上がる構成のなかで、オブライエンは饒舌でありながら痛切な語り口で、慕情・家族の軋轢・社会の噂話・アイルランドの地と文化への郷愁を鮮やかに照らし出す。村の奇人たちを連ねた冒頭と、ダブリンのパーティーでの人間模様を描く表題作に挟まれた各編は、いずれも満たされぬ欲望と諦念のなかで人々が「ただ持ちこたえている」姿を静かに映し出す。

秘密をはらんで静かに脈打つ物語たち――魔法幻灯の灯が照らすのは、アイルランドの人々の内なる渇望と孤独の断片だ。

224ページ
孤独と渇望愛と喪失アイルランドの地と郷愁家族の軋轢社会の噂と裁き記憶と過去
小説家

アイルランド出身の小説家。女性の内面や家族関係を繊細に描く作風で知られる。

リチャード・A・フレッチャー りちゃーど・えー・ふれっちゃー 受賞

11世紀カスティーリャの伝説的な戦士エル・シッド(ロドリーゴ・ディアス)の生涯を、神話と歴史的事実の間で丹念に読み解いた伝記的研究。史料を精査することで、敬虔なキリスト教の国民的英雄という通説的イメージを批判的に検討し、イスラム君主に傭兵として仕えた複雑な歴史上の人物像を明らかにする。中世スペインの政治・宗教・文化の動乱を背景に、英雄伝説がいかに形成されたかを解き明かす一冊。

神話と伝説に覆われた英雄の歴史的実像に迫り、レコンキスタを生きた一人の人間の姿を鮮やかに描き出す。

395ページ
中世スペイン史レコンキスタ伝説と歴史イスラム・キリスト教関係英雄崇拝の形成伝記
歴史家

中世スペイン史を含むヨーロッパ中世史の研究者。史料に基づく詳細な歴史著作で知られる。

ジョン・キャディ じょん・きゃでぃ 受賞
The Color of Mesabi Bones

ミネソタ州メサビ鉄山地帯(アイアンレンジ)での少年時代を詩と散文詩で描く詩集。「巨人」「子ども」「少年」という繰り返し登場する象徴的な人物を通じ、父と子の日常的な関係をおとぎ話のような輝きで描き出す。採掘の町の記憶、自然の細部、家族の場面が鮮やかなイメージとともに積み重なり、人が土地に根ざして生きることの意味を深く問いかける。

採掘の町の記憶と自然の細部が重なり、父と子の絆を神話のような深みで描く詩集。

128ページ
父と子少年時代の記憶メサビ鉄山地帯自然と土地中西部の生活
詩人

自然や地域を題材にした詩作で知られるアメリカの詩人。

ジェーン・S・スミス じぇーん・えす・すみす 受賞
Patenting the Sun: Polio and the Salk Vaccine

ジョナス・ソーク博士がいかにしてポリオワクチンを開発し、1954年に史上最大規模の臨床試験を成功させたかを詳細に描いたノンフィクション。20世紀前半にアメリカを恐怖に陥れたポリオの流行から、国立小児麻痺財団(マーチ・オブ・ダイムズ)の組織的な支援、そして「太陽の特許は誰のものか」という問いが示す知識の公共性をめぐる問題まで、科学と社会の交差点を丁寧に描き出す。受賞から没後に至るソーク博士の業績と、それを支えた無数の人々の物語でもある。

ソーク博士は「太陽の特許は誰のものか」と問い、ワクチンの特許を取得しなかった。その選択が示す科学の公共性を、スミスは生き生きとした筆致で描く。

413ページ
ポリオ医学史公衆衛生ジョナス・ソークワクチン開発科学の公共性アメリカ20世紀
チェスワフ・ミウォシュ ちぇすわふ・みうぉしゅ 受賞
詩人

ポーランド出身の詩人・随筆家。ノーベル文学賞受賞者(1980年)。歴史と記憶を題材にした作品で国際的に知られる。

テイラー・ブランチ ていらー ぶらんち 受賞
Parting the Waters: America in the King Years, 1954–1963

マーティン・ルーサー・キング・ジュニアと公民権運動初期を詳細に描いた歴史的記述。個人と運動の両面から時代の勢力図を明瞭に示す大著。

公民権運動伝記アメリカ史
歴史家・ジャーナリスト

公民権運動を詳述した一連の作品で評価される歴史家・作家。人物の物語を通じて時代を描く。

フェイ・ウェルドン ふぇい うぇるどん 受賞
The Heart of the Country

田園や郊外を舞台に、家族や地域の力学、社会的規範を風刺的に描く小説。個人の欲望と社会的制約のせめぎ合いを探る。

201ページ
女性社会風刺家庭
小説家

英国の小説家・脚本家。女性の立場や社会批判をユーモアと辛辣さで描く作品が多い。

トビアス・ウルフ とびあす うるふ 受賞
This Boy's Life: A Memoir

少年期の不安定な家庭環境と成長を率直に綴った回想録。自己形成の過程における困難と希望が生々しく描かれている。

回想録成長家庭
作家・回想録作家

回想録や短編で知られる作家。自伝的要素を生かした鋭い人間描写に定評がある。

ニール・ゲイブラー にーる げいぶらー 受賞
An Empire of Their Own: How the Jews Invented Hollywood

ハリウッド興行の成立とユダヤ系移民の役割を論じた文化史。移民と大衆文化の結びつきを分析し、映画産業の形成過程を明らかにする。

映画史移民史文化史
作家・評論家

映画史やポピュラーカルチャーに関する評論で知られる作家。歴史的視点で大衆文化を分析する。

ドナルド・ホール どなるど ほーる 受賞
The One Day: A Poem in Three Parts

三部構成の長詩で、時間と人生、喪失の主題を扱う詩的叙述。深い個人的省察と抒情が交錯する作品。

時間喪失
詩人・エッセイスト

詩と随筆の分野で幅広く活動した作家。自然や日常生活を題材にした叙情的作品が多い。

カール・シャピロ かーる しゃぴろ 受賞
Selected Poems (Representative)

戦時体験や都会的情景を題材にした詩を含む選集。率直な語り口と明晰な言語で当時の感覚を伝える作品群。

132ページ
戦争現代詩
詩人

20世紀中頃のアメリカ詩を代表する詩人の一人。率直な声で戦争や都市生活を描いた作品がある。

フランス・デ・ヴァール ふらんす でゔぁーる 受賞
Peacemaking among Primates

霊長類における和解や紛争解決の行動を詳細に観察・分析した研究。動物行動から人間社会への示唆を引き出す比較学的な論考である。

動物行動学霊長類学社会行動
動物行動学者・霊長類学者

霊長類の社会行動研究で世界的に知られる科学者。比較行動学を通じて人間理解にも貢献する。

ウィリアム・グライダー うぃりあむ ぐらいだー 受賞
Secrets of the Temple: How the Federal Reserve Runs the Country

米連邦準備制度(FRB)の構造と歴史、金融政策が国民経済に与える影響を解説したルポ。中央銀行の機能と政治的関係を詳述し、金融権力の実態を明らかにする。

金融史経済政策中央銀行
ジャーナリスト・作家

金融・経済問題や政策の解説で知られるジャーナリスト。経済の民主的理解を訴える著作がある。

ガブリエル・ガルシア=マルケス がぶりえる がるしあ まるけす 受賞
Love in the Time of Cholera

長年にわたる愛と記憶を巡る物語。時間の経過と人間の情熱、社会の変容を柔らかな筆致で描き、恋愛と老いの複雑さを浮かび上がらせる。

魔術的リアリズム歴史と社会
小説家

魔術的リアリズムの巨匠。ラテンアメリカの歴史と個人的物語を詩的に融合させる作家。

ブレンダ・マドックス ぶれんだ まどっくす 受賞
Nora: The Real Life of Molly Bloom

ジェイムズ・ジョイスの登場人物モリー・ブルームの実在モデルに焦点を当て、その生涯と背景を探る伝記。文学と現実の接点を丁寧に再構築する。

514ページ
伝記文学研究ジェイムズ・ジョイス
伝記作家

文学研究と伝記執筆で知られる著者。作家や文学人物の個人史を掘り下げる作品を発表。

エリック・フォナー えりっく ふぉなー 受賞
Reconstruction: America's Unfinished Revolution, 1863–1877

南北戦争後の再建期を包括的に検討した重要な歴史研究。政治的・社会的転換と人種関係の課題を精緻に分析し、再建の意義と限界を論じる。

再建期アメリカ史人種
歴史学者

アメリカ史、特に再建期研究の第一人者。学界と一般読者双方に影響を与えた研究で知られる。

リチャード・ウィルバー りちゃーど うぃるばー 受賞
New and Collected Poems

新作と選集を含む詩集で、精巧な形式と明晰な言語を通じて人間の経験を丁寧に描写する。伝統的技巧を現代詩に活かした作品群。

126ページ
形式伝統主義
詩人

形式を重んじる伝統的詩の代表的詩人。言語の明晰さと技巧で評価される。

トム・ガン とむ がん 受賞
The Man With Night Sweats (代表作)

都市生活や個人的体験、病と喪失をテーマにした詩作で知られる。時代の空気と個人の苦悩を鋭く表現した作品群が特徴。

都市セクシュアリティ
詩人

都会的テーマやセクシュアリティを率直に扱う詩人。技術的完成度の高い作品を発表した。

リチャード・ドーキンス りちゃーど どーきんす 受賞
The Blind Watchmaker

自然淘汰による進化のメカニズムを一般向けに分かりやすく説明した著作。デザイン論に対する科学的反論と進化の説明力を提示する。

368ページ
進化生物学科学教育宗教批判
生物学者・作家

進化生物学を一般向けに解説することで知られる科学者・作家。科学と宗教の関係についての論考でも有名。

ジェームズ・ウェルチ じぇーむず うぇるち 受賞
Fools Crow

アメリカ先住民族の生活と精神性を重層的に描く歴史小説。文化の保存と変容、共同体の再生をテーマに登場人物の視点から物語を綴る。

391ページ
先住民族歴史小説文化衝突
小説家

ネイティブアメリカン文化を根底に据えた作品で知られる作家。伝統と現代の摩擦を描く。

ケネス・S・リン けねす えす りん 受賞
Hemingway

アーネスト・ヘミングウェイの生涯と作品の背景を概観した伝記。作家の文学的発展と私生活の影響を詳細に検討する。

伝記文学史ヘミングウェイ研究
伝記作家・文学研究者

文学人物の伝記研究を行う学者。ヘミングウェイ研究などで知られる。

ロバート・ジェイ・リフトン ろばーと じぇい りふとん 受賞
The Nazi Doctors: Medical Killing and the Psychology of Genocide

ナチス時代における医師らの役割と医療を口実とした殺害行為の心理を分析した学術的研究。権威の作用と倫理の崩壊を鋭く描く。

医療倫理ジェノサイド研究歴史学
精神医学者・研究者

戦争、権威、医療倫理に関する研究で知られる精神医学者。歴史的事件の心理学的分析を行う。

ウィリアム・メリディス うぃりあむ めりでぃす 受賞
Partial Accounts: New and Selected Poems

新作と選集を含む詩集。人生や記憶、愛と喪失を主題に練られた詩を収め、形式と感情の均衡が取れた作品群を提示する。

回想抒情
詩人

抒情性と技巧を兼ね備えた詩作で知られる詩人。教育者としても活動した。

ポール・ホーガン ぽーる ほーがん 受賞
Representative Works (e.g., Great River)

歴史と人間を結びつける長編や記述的随筆を通じて、地域史の重要性と個人の経験を描出する作品群。

歴史小説地域史長篇
作家・歴史作家

歴史を題材にした長編や随筆で知られる作家。地域史や人間ドラマを描く。

ジョセフ・レリーヴェルド じょせふ れりーゔぇるど 受賞
Move Your Shadow: South Africa, Black and White

アパルトヘイト下の南アフリカを詳細に取材したルポルタージュ。制度的差別の構造と日常生活への影響を実地取材に基づいて描き、人種問題のリアリティを明示する。

アパルトヘイト人権調査報道
ジャーナリスト

長年の報道経験を持つジャーナリスト。国際報道や人権問題に関する著作がある。

マーガレット・アトウッド まーがれっと あとうっど 受賞
The Handmaid's Tale

抑圧的な神権国家を舞台に、女性の権利喪失と主体性を描いたディストピア小説。政治的警告と個人の抵抗を強烈に描写する作品。

ディストピア女性政治批評
小説家

カナダ出身の作家。フェミニズムや社会批評を織り込んだ小説で国際的評価を得る。

メイナード・マック めいなーど まっく 受賞
Alexander Pope: A Life

アレキサンダー・ポープの生涯と詩作を学術的に検証した伝記。18世紀英文学の背景とともに詩人の思想形成過程を詳細に描く。

伝記英文学史詩研究
文学研究者

18世紀英詩研究を専門とする学者で、詩人の伝記研究で知られる。

ジェフリー・ホスキング じぇふりー ほすきんぐ 受賞
The First Socialist Society: A History of the Soviet Union from Within

ソ連の成立と社会変容を内部からの視点で解明する通史的研究。政治体制の仕組みや市民生活の変遷を丁寧に描き、ソ連史理解に寄与する。

ソ連史政治史社会史
歴史学者

ロシア史・ソ連史の研究で知られる歴史学者。内部からの視点を重視する研究が特徴。

デレク・ウォルコット でれく うぉるこっと 受賞
Collected Poems, 1948–1984

初期から中期までの詩作を集成した詩集。地域性、歴史、個人の記憶を織り込み、ポストコロニアルな視点を詩的に展開する。

515ページ
ポストコロニアル地域性
詩人

カリブ海出身の詩人。植民地主義や文化的アイデンティティを詩で表現した。

ケイ・ボイル けい ぼいる 受賞

随筆や小説を通じて市民性や政治的問題を扱った作品群。短編や長編を通じて人間の複雑な心情を描写する。

448ページ
小説随筆政治
小説家・詩人

20世紀のアメリカ文学に貢献した作家。政治的関与と文学作品で知られる。

ロバート・N・ベラ ろばーと えぬ べら 受賞

1980年代アメリカの個人主義と共同体の断絶を論じた社会学書。

個人主義の習慣が、共同体のかたちを問い直す。

440ページ
社会学アメリカ社会個人主義共同体民主主義
社会学者

宗教社会学や共同体論で知られる社会学者。アメリカの市民文化に関する研究で著名。

リチャード・マッドセン りちゃーど まっどせん 受賞

1980年代アメリカの個人主義と共同体の断絶を論じた社会学書。

個人主義の習慣が、共同体のかたちを問い直す。

440ページ
社会学アメリカ社会個人主義共同体民主主義
社会学者

宗教や社会変容を研究する社会学者。本著では米国社会の価値観を共同で分析した。

ウィリアム・M・サリヴァン うぃりあむ えむ さりゔぁん 受賞

1980年代アメリカの個人主義と共同体の断絶を論じた社会学書。

個人主義の習慣が、共同体のかたちを問い直す。

440ページ
社会学アメリカ社会個人主義共同体民主主義
学者

教育・倫理や公共政策に関わる研究を行う学者。共同研究によりアメリカ社会の実践を分析した。

アン・スワイドラー あん すわいどらー 受賞

1980年代アメリカの個人主義と共同体の断絶を論じた社会学書。

個人主義の習慣が、共同体のかたちを問い直す。

440ページ
社会学アメリカ社会個人主義共同体民主主義
社会学者

文化や行為の社会学的研究で知られる学者。習慣と価値観の関係をテーマに研究を行う。

スティーブン・M・ティプトン すてぃーぶん えむ てぃぷとん 受賞

1980年代アメリカの個人主義と共同体の断絶を論じた社会学書。

個人主義の習慣が、共同体のかたちを問い直す。

440ページ
社会学アメリカ社会個人主義共同体民主主義
社会学者

社会学の研究者で、共同研究を通じてアメリカ社会の構造と実践を考察した。

ルイーズ・アードリッチ るいーず あーどりっち 受賞
Love Medicine

オジブウェの家族たちの関係が、記憶と喪失を軸に交錯する長編。

家族の断片が集まり、ひとつの土地の歴史になる。

275ページ
アメリカ先住民文学家族記憶共同体小説
小説家

先住民族を題材にした作品で知られるアメリカの小説家。豊かな語りと地域性の描写が特徴。

マイケル・スカメル まいける すかめる 受賞
Solzhenitsyn

アレクサンドル・ソルジェニーツィンの生涯と創作を、亡命と抑圧の歴史のなかで追う伝記。20世紀ロシア文学と政治の交差点を描く。

亡命作家ソルジェニーツィンの生涯を、文学と政治の両面からたどる。

伝記ソ連史亡命政治と文学反体制
伝記作家・ジャーナリスト

ソ連・東欧問題や政治的亡命者の研究で知られる伝記作家。

エヴァン・S・コーネル えゔぁん えす こーねる 受賞
Son of the Morning Star: Custer and the Little Bighorn

カスターとリトルビッグホーンの戦いを描く歴史叙述。

戦場の記憶が、アメリカ西部史の複層を浮かび上がらせる。

441ページ
歴史アメリカ西部軍事史先住民史ノンフィクション
作家・歴史家

幅広いジャンルで執筆する作家。歴史題材の読み物も手掛ける。

X・J・ケネディ えっくす じぇー けねでぃ 受賞
Cross Ties

ユーモアと形式感覚を前面に出したX・J・ケネディの詩選。

日常のばかばかしさが、きびしい技巧で詩になる。

168ページ
詩集ユーモア形式詩アメリカ詩選集
詩人

英語詩の技巧とウィットを持つ詩人。形式の巧みさと遊び心ある表現が特徴。

ジャネット・ルイス じゃねっと るいす 受賞
The Wife of Martin Guerre (代表作)

セルバンテス賞はスペイン語文学全体への生涯功績をたたえる賞で、この項目は単独の書籍には対応しない。

作品名ではなく、生涯の業績そのものが受賞対象。

生涯業績スペイン語文学文学賞
小説家・詩人

20世紀中葉に活動した作家。歴史的題材を扱った小説や詩で評価される。

ジェーン・ジェイコブズ じぇーん じぇいこぶず 受賞

都市こそが富を生み出すという視点から、経済と都市の関係を読み替える理論書。

国家ではなく都市から、経済の仕組みを見直す。

413ページ
都市論経済学社会批評
都市計画評論家

都市とコミュニティの実践的観察を通じて都市論を刷新した評論家。市街地の生活の複雑さを擁護した。

ミラン・クンデラ みらん くんでら 受賞
The Unbearable Lightness of Being

プラハからロンドンへと広がる視点で、愛と政治的圧力のなかの内面を描く小説。

個人の愛は、いつも時代の重さと同じ場所にある。

チェコ文学恋愛小説政治と個人
小説家

チェコ出身の作家。哲学的・讃歌的な要素を織り込みながら個人と歴史の関係を描く。

アーンスト・パヴェル あーんすと ぱゔぇる 受賞
The Nightmare of Reason

カフカの生涯を、知的営みと不安の影が交差するかたちで描いた伝記。

作品の背後にある、緊張と孤独の輪郭をたどる。

伝記カフカ文学史
伝記作家・歴史家

近代思想や文化史に関する伝記研究を行った学者・作家。

ロバート・ダートン ろばーと だーとん 受賞

18世紀フランスの事例を手がかりに、民衆文化と権力関係を読み解くエッセイ集。

小さな逸話から、社会の深い構造が見えてくる。

390ページ
文化史フランス史エッセイ
歴史学者

文化史を専門とする歴史家。日常的事象を通して社会の深層を読み解く手法で知られる。

チャールズ・オルソン ちゃーるず おるそん 受賞
The Maximus Poems

チャールズ・オルソンの長詩をまとめた、アメリカ詩の重要な決定版。

詩の全体像を、決定版として読み直す。

長詩アメリカ詩決定版
詩人

アメリカの詩人。地域性と実験的技法を結びつけた長詩で知られる。

クリストファー・イシャーウッド くりすとふぁー いしゃーうっど 受賞

ワイマール末期のベルリンで揺れる人々を、断章的な筆致で描く長編。

都市のきらめきと崩壊が、同じ場所に並んでいる。

248ページ
ベルリンワイマール都市小説
小説家

ベルリンやロサンゼルスを舞台にした自伝的作品で知られる作家。社会と個人の交差を描くことが多い。

ウォーカー・パーシー うぉーかー ぱーしー 受賞
Lost in the Cosmos

ウォーカー・パーシーの『Lost in the Cosmos』は、自己啓発書の形式を借りて現代人の自己意識を風刺的に掘り下げる本。

奇妙な自己啓発書の仮面の下で、自己とは何かを問い直す。

自己意識風刺哲学自己啓発のパロディ
小説家

存在や宗教的主題を探る南部出身の作家。エッセイや小説を通して人間の孤独を描く。

トマス・キニーリー とます きにーりー 受賞
Schindler's Ark

トマス・キニーリーの『Schindler's Ark』は、オスカー・シンドラーとユダヤ人救出の実話を軸にした歴史小説。

実話をもとに、勇気と偶然が人命を救う物語を描く。

ホロコースト歴史小説戦争道徳的勇気
小説家

オーストラリア出身の小説家。歴史的事件を題材に人間ドラマを描くことが多い。

シーモア・ハーシュ しーもあ はーしゅ 受賞
The Price of Power: Kissinger in the Nixon White House

Seymour Hersh の『The Price of Power』は、ニクソン政権期のヘンリー・キッシンジャーの影響力を追う調査報道書。

権力の中枢で何が起きていたのかを、取材の積み重ねから描き出す。

698ページ
政治調査報道アメリカ外交権力
調査ジャーナリスト・ノンフィクション作家

調査報道で知られるアメリカのジャーナリスト。政治権力の監視と告発に定評がある。

フェルナン・ブローデル ふぇるなん ぶろーでる 受賞
The Wheels of Commerce

フェルナン・ブローデルの『The Wheels of Commerce』は、交換、交易、銀行、商業ネットワークの形成を通じて資本主義の基層をたどる歴史研究。

市場と交易の動きから、前近代世界の経済構造を読み解く。

経済史商業資本主義近世ヨーロッパ
歴史学者

フランスの歴史学者。『長期持続』の視点で経済史や社会史を分析したことで知られる。

ジェイムズ・メリル じぇいむず めりる 受賞
The Changing Light at Sandover

ジェイムズ・メリルの『The Changing Light at Sandover』は、オウイジャ盤を通じた対話をもとに、人間関係、死者、宇宙的秩序を編み上げた長編詩。

詩のかたちで、私的な会話が宇宙論へと拡張される。

560ページ
霊性宇宙論
詩人

長詩や叙事詩的作品で知られるアメリカの詩人。超自然的・神秘的テーマを扱うことがある。

M.F.K.フィッシャー えむえふけー ふぃっしゃー 受賞
Consider the Oyster (代表作)

M.F.K. Fisher の『Consider the Oyster』は、牡蠣の歴史、扱い方、食べ方を洒脱に綴る食エッセイ。

一つの食材をここまで豊かに語れることを示す、機知に富んだ一冊。

食文化エッセイ牡蠣料理
随筆家・食文化研究者

食や文化に関する随筆で知られる作家。食経験を通じた人間観察に定評がある。

ジョナサン・シェル じょなさん しぇる 受賞
The Fate of the Earth

核兵器が人類にもたらす破滅的帰結を検証した論考。科学的知見と倫理的問いを繋げ、核時代における人間の責任と選択を鋭く問い直す。

核兵器倫理国際政治
ジャーナリスト・作家

核問題を中心に国際政治や倫理を論じた著作で知られるジャーナリスト・評論家。

ロバート・ストーン ろばーと すとーん 受賞
A Flag for Sunrise

ラテンアメリカを背景に革命と暴力、外国の干渉と個人の道徳的選択を描く小説。政治的混乱の只中で人間の弱さと強さを浮き彫りにする。

416ページ
政治暴力中南米
小説家

アメリカの小説家。政治的・道徳的な危機をテーマにした現代小説で評価される。

ゲイ・ウィルソン・アレン げい うぃるそん あれん 受賞
Waldo Emerson: A Biography

Ralph Waldo Emerson(超越主義の思想家)の生涯と思想を詳述した伝記。個人史と思想史を結びつけて、19世紀アメリカ思想を明らかにする。

384ページ
伝記超越主義アメリカ文学
伝記作家・文学研究者

アメリカ文学研究者。思想家や作家の伝記研究で知られる。

ジョナサン・D・スペンス じょなさん でぃー すぺんす 受賞
The Gate of Heavenly Peace: The Chinese and Their Revolution, 1895–1980

中国における革命と社会変動を長期的に検討する歴史研究。政治運動や社会的背景、主要人物の役割を丁寧に描き出し、20世紀中国史への理解を深める。

中国史革命近現代史
歴史学者

中国近現代史の専門家。一般向けの歴史書でも高い評価を得た研究者である。

アレン・ギンズバーグ あれん ぎんずばーぐ 受賞
Plutonian Ode and Other Poems, 1977–1980

核時代や現代社会への批判を主題にした詩群を収めた詩集。個人的体験と政治的主題を詩的に融合させ、強い警告と感情の表出を示す。

ビート世代核問題社会批評
詩人

ビート世代を代表する詩人。自由な表現と社会批評を兼ね備えた詩作で知られる。

ロス・マクドナルド ろす まくどなるど 受賞
The Galton Case (代表作の一つ)

私立探偵を主人公に家族の秘密や社会的陰影を掘り下げるハードボイルド作品。複雑な人間関係と道徳的ジレンマを主軸に物語が進む。

ミステリハードボイルド心理
推理作家

ロス・マクドナルドはペンネームで、硬派な探偵小説で知られる作家。心理的深みのあるミステリを多く残した。

ジャコボ・ティメルマン じゃこぼ てぃめるまん 受賞
Prisoner without a Name, Cell without a Number

アルゼンチンの軍事独裁期における拘束・拷問の体験を綴った回想録。個人的証言を通じて人権侵害の実態と独裁の非人間性を強く訴える作品。

176ページ
人権独裁回想録
ジャーナリスト・作家

アルゼンチンのジャーナリスト。軍政下での弾圧を告発した回想録で国際的に注目された。

D・M・トーマス でぃーえむ とーます 受賞
The White Hotel

精神分析やトラウマの要素を織り込んだ実験的小説。夢と現実が交錯する語りを用いて、個人の深層心理と歴史的暴力を描き出す。

274ページ
心理歴史と記憶実験小説
小説家

イギリスの作家。実験的な物語構成と心理描写を特色とする作品で知られる。

デイヴィッド・マッカロウ でいゔぃっど まっかろう 受賞
Mornings on Horseback

セオドア・ルーズベルトの青年期を丹念に追った伝記。家族や教育、時代背景を織り込みながら、将来の国家的指導者形成の軌跡を描く。

445ページ
伝記アメリカ史政治家像
歴史家・伝記作家

アメリカの歴史作家・伝記作家。幅広い一般向け歴史著作で知られ、読みやすい叙述が特徴。

レイ・アレン・ビリントン れい あれん びりんとん 受賞
Land of Savagery / Land of Promise

アメリカ史の異なる視点を提示する研究。開拓や移住、社会的変容を扱い、アメリカの歴史観とその複雑さを検討する論考となっている。

380ページ
アメリカ史開拓史社会史
歴史家

アメリカの歴史学者。開拓史や社会史を中心に研究を行った。

ントザケ・シャンジ んとざけ しゃんじ 受賞
Three Pieces

人種、ジェンダー、自己表現をめぐる詩的作品集。力強い言語表現とリズム感を活かし、個人と社会の交差を提示する作品群。

142ページ
人種ジェンダーパフォーマンス詩
詩人・劇作家

アフリカ系アメリカ人の詩人・劇作家。黒人女性の経験を表現した舞台作品や詩で知られる。

ライト・モリス らいと もりす 受賞
The Field of Vision

視覚と記憶をテーマにした小説。地域の風景と個人の経験を織り合わせ、アメリカの社会と文化を内省的に描き出す。

251ページ
小説地域性記憶
作家・写真家

アメリカの作家。中西部を主題にした小説や随筆で知られる。

ハリソン・サリズベリー はりそん さりずべりー 受賞
Without Fear or Favor

報道の独立性と倫理、権力とメディアの関係をテーマにしたノンフィクション。具体的な取材事例を通して、民主主義における報道の役割とその限界を検証する。

630ページ
メディア論ジャーナリズム政治
ジャーナリスト

アメリカのベテラン記者。国際報道と外交問題の報道で知られ、長年にわたり大規模な取材と分析を行った。

ウォーカー・パーシー うぉーかー ぱーしー 受賞
The Second Coming

信仰、疎外、道徳的葛藤を主題に据えた長編。登場人物の内面と社会的背景を絡め、現代社会における存在の問題を文学的に探る作品。

328ページ
宗教存在論南部文学
小説家

アメリカ南部出身の小説家。宗教・哲学的な主題を織り込みながら個人の内面と社会の疎外を描く作風で知られる。

ロナルド・スティール ろなるど すてぃーる 受賞
Walter Lippmann and the American Century

ウォルター・リップマンの生涯と思想を通して20世紀アメリカの政治とメディアの関係を描く伝記的研究。リップマンの影響力と公共知識の形成を分析する。

669ページ
伝記アメリカ現代史メディアと政治
歴史家・著述家

政治史や外交史を手がける歴史家・評論家。20世紀の米国政治と知識人を扱った著作で知られる。

ロバート・ケリー ろばーと けりー 受賞
Kill the Messenger

言語と個人、社会的緊張をテーマにした詩集。短詩から長詩までを通じて現代の諸問題や詩の表現可能性を探る作品群を収める。

現代詩言語個人と社会
詩人

実験的な詩作で知られるアメリカの詩人。言語とイメージを重視した作品を発表している。

ウォレス・ステグナー うぉれす すてぐなー 受賞
Angle of Repose

家族史とアメリカ西部の風景を背景にした長編。個人の移動と世代を超えた記憶を描き、米国の地域的歴史がもつ意味を問う作品。

569ページ
西部文学家族史歴史
小説家・随筆家

アメリカ西部文学の代表的作家・教育者。環境や地域性を題材にした作品で高い評価を受ける。