パク・キョンニ文学賞
ぱくきょんにぶんがくしょう
朴景利(パク・キョンニ)を記念して2011年に創設された、韓国を拠点とする国際文学賞。
- 創設年
- 2011
- 主催
- Toji Foundation of Culture
- カテゴリー
- 文学総合・文芸総合
- 選考方式
- 推薦
- 受賞対象
- プロ
- 開催頻度
- 年1回
- 発表時期
- 9月頃
- 賞のステータス
- 活動中
説明
Toji Foundation of Culture(トジ文化財団)によって設立・後援される国際文学賞。朴景利の業績を顕彰するために2011年に創設され、賞金は100,000米ドルとされ、世界でも有数の高額文学賞の一つとされている。受賞者には国際的な文学的業績や貢献が評価される。
賞品
- 主賞品
- 賞金および名誉(賞金 $100,000)
- 賞金
- 100,000 USD
- 国際的な認知・名誉
- Toji Foundation 関連の広報・報道
選考情報
選考プロセス
| 段階 | 審査員 | 通過率 | 発表 |
|---|---|---|---|
| 候補選定 | Toji Foundation が指名する選考委員会(国際審査委員会) | — | Toji Foundation 内部で候補を選定 |
| 最終選考・受賞者決定 | 国際審査委員会(作家・批評家等で構成) | — | Toji Foundation の公式発表および各種メディアで公表 |
選考基準
- 文学的業績と作品の芸術性
- 国際的影響力・翻訳可能性
- 作家としての生涯業績や貢献
応募のヒント
推奨
- 作品の国際的意義や翻訳可能性を明確にする
- 過去の業績や代表作を整理して提示する(受賞歴や翻訳歴など)
- 推薦・ノミネーションの場合は推薦者のプロフィールを詳述する
注意
- 形式や応募要件を守らない(※公募情報が公開されていない場合は財団の案内を確認)
- 自薦/重複提出が禁止されている場合にそれを行う
審査員から
- 文学性・独創性・持続的な業績を重視する
- 国際的な視点や翻訳による普遍性が評価されやすい
関連の賞
- Nobel Prize in Literature
- International Booker Prize
- Man Booker International Prize
- Neustadt International Prize for Literature
- 韓国内の主要文学賞(例:李箱文学賞 等)
公式情報
http://www.tojicf.org過去の受賞者
フランコ・プロイセン戦争の記憶を背負う一族の百年を、神話と幻想を織り交ぜて描く長編。Victor-Flandrin Péniel を中心に、戦争と暴力、愛と喪失が世代をまたいで連なり、歴史の惨禍が伝承の物語へと変奏される。
家族の百年史が、戦争の記憶と神話的な想像力の中で立ち上がる。
フランスの作家。宗教性や霊性、喪失と再生を扱う詩的な作風で知られ、象徴的かつ内面的なイメージを通じて人間存在の問いを掘り下げる作品を多数発表している。
オヴィドの『変身物語』を底流に持つ寓話的長編。荒廃や断片化された世界を巡る旅を通じて、言語と記憶、存在の意味を探る叙情的で象徴的な物語。
オーストリア出身の作家。神話的・寓話的な要素と旅のモチーフを織り交ぜた詩的な作風で知られる。歴史や記憶、喪失を主題にした作品群で国際的に評価されている。
レバノンの歴史と権力、個人の運命が交差する歴史小説。山村の伝承と政治的緊張を重ねながら、失踪した若者の謎をたどる。
レバノンの歴史と権力、個人の運命が交差する歴史小説。山村の伝承と政治的緊張を重ね…
レバノン生まれでフランス語で執筆する作家。歴史や移民、アイデンティティを主題にした作品群で国際的評価を得る。1993年に『タニオスの岩』でゴンクール賞受賞、アカデミー・フランセーズ会員でもある。
第二次大戦後、戦死者の遺骨を回収するためアルバニアを訪れた外国の将軍と司祭の旅を描く長編。死者を掘り起こす作業は、戦争の記憶、加害の歴史、征服者への屈辱を呼び戻す寓話となる。
掘り起こされるのは遺骨だけではなく、戦争が残した敵意と記憶である。
アルバニア出身の作家。寓話的・歴史的手法で民族と国家の記憶を描く作品で国際的に評価される。
離婚後の中年男性フランク・バスカムが、家族、仕事、人生の停滞を抱えながら独立記念日の数日間を過ごす。個人の再出発とアメリカ社会の空気を重ねて描く長編小説。
家族の断絶と希望のかすかな手触りを、静かな筆致で追う。
アメリカの小説家。現代アメリカ社会を描くリアリズム的な作風で知られる。
二組の学者とヴィクトリア朝の詩人たちの往復を軸に、恋と研究、所有と憑依を重ねた文学ミステリー。
過去の手紙と研究が、現在の二人の関係を少しずつ変えていく。
イギリスの小説家。多層的な物語構造と学術的要素を取り入れた作品で知られる。
『A Grain of Wheat』は、ケニア独立前夜の村を舞台に裏切りと贖罪、共同体の記憶を描く群像的長編。植民地支配からの解放と個人の選択が交錯する物語で、アフリカ解放文学の重要作とされる。
独立前夜のケニアで、裏切りと贖罪が交差する。
ケニア出身の作家。植民地主義や言語・文化の問題をテーマにした作品で国際的に知られる。
イスラエル作家アモス・オズの回想録を、家族、愛、喪失、そして国家の記憶の交点から読む。
個人の記憶が、時代の記録に変わっていく。
イスラエルの作家。家族や個人と国家の関係を描く作品で国際的に知られる。
十五歳のミヒャエルとハンナの関係を軸に、愛と秘密、裁きと罪責が重なっていく。戦後ドイツの記憶を見つめる、静かだが強い長編。
恋と秘密が、戦後ドイツの記憶と結びついていく。
ドイツの作家。戦後ドイツの歴史や倫理を扱った作品で国際的に評価される。
『ギリアド(Gilead)』は、老牧師ジョン・エイムズが息子に宛てて書き残すように語る独白形式の小説。家族史、信仰、赦し、時間の流れを静かに綴り、言葉による救済と記憶の重みを描く作品。
アメリカの小説家。宗教や道徳をめぐる静かな文体で高く評価される。
『ダニエル・シュタイン(Daniel Stein, Interpreter)』は、20世紀の混乱を生き抜いたユダヤ人ダニエルの生涯を通じて、信仰、記憶、アイデンティティの葛藤を描く長編。異文化・異宗教間の対話や個人の良心を通して人間性を問いかける作品。
ロシアの小説家。宗教や記憶、人間性をテーマにした作品で国際的に知られる。
『光場(광장)』は、朝鮮戦争後の分断された韓国社会を背景に、理想と現実の狭間で揺れる青年の内面と社会的葛藤を描いた長編小説。主人公の選択を通して、政治的緊張や個人の自由、疎外と喪失を深く掘り下げる作品。
韓国の小説家。代表作『光場(광장 / The Square)』などで知られ、韓国現代文学に重要な影響を与えた。