S.E.A. Write Award(東南アジア作家賞)
えすいーえー・らいと・あわーど(とうなんあじあさっかしょう)
東南アジアの詩人・作家を対象に毎年授与される文学賞。1979年創設。
- 創設年
- 1979
- 主催
- S.E.A. Write Award実行委員会(発案:Mandarin Oriental, Bangkok、支援:Thai Airways 等の企業スポンサー、タイ王室の後援)
- カテゴリー
- 詩・現代詩
- 選考方式
- 推薦
- 受賞対象
- プロ
- 開催頻度
- 年1回
- 発表時期
- 10〜11月頃
- 賞のステータス
- 活動中
説明
S.E.A. Write Award(Southeast Asian Writers Award)は1979年に創設され、ASEAN加盟国出身の作家や詩人を対象に毎年授与される。各国ごとに受賞者が選ばれる仕組みで、特定の作品に対して与えられる場合と生涯功績として表彰される場合がある。授賞式は主にバンコクで行われ、タイ王室関係者が臨席することが多い。対象となる作品ジャンルは詩、短編・長編小説、戯曲、民俗や学術・宗教的著作など多岐にわたる。年によっては式典の延期や開催時期の変更が生じることがある。
賞品
- 主賞品
- 受賞による名誉(授賞式での表彰・トロフィー/盾等)
- 授賞式への招待(バンコク)
- 講演・登壇の機会
選考情報
選考プロセス
| 段階 | 審査員 | 通過率 | 発表 |
|---|---|---|---|
| 国別選考(ノミネーション) | 各加盟国の選考委員会や文化団体が候補者を選出 | — | 各国選考が行われ、候補者が選出される段階 |
| 最終決定・表彰 | S.E.A. Write Award実行委員会および招集された審査委員 | — | 授賞式(バンコク)で公式に発表・表彰される |
選考基準
- 文学的完成度・表現力
- 独創性と構成力
- 地域文化への貢献度や代表性
- 作家としての業績(生涯功績の場合)
応募のヒント
推奨
- 所属国の公式推薦手続きや選考団体の情報を事前に確認する
- 代表作を整え、出版や公表実績を明確にしておく
- 可能なら英訳や要旨(英語)を用意し審査資料を補強する
- 地域文化やテーマ性が伝わる紹介文を用意する
注意
- 誤った方法で自己申請を行う(本賞は国別のノミネーションが中心)
- 著作権や出典を曖昧にする
- 締切・形式のルールを無視する
審査員から
- 文学的完成度と表現の独自性を最重視する
- 地域性と普遍性のバランスが評価される傾向がある
- 翻訳・要旨があると多言語審査で理解が深まり有利になる
関連の賞
- Asian literary awards(アジアの文学賞)
- Thai literary awards(タイの文学賞)
- 各国の国民文学賞・国際文学フェスティバルへの招聘等
公式情報
http://www.seawrite.com/過去の受賞者
チェンマイ県メーチェムの織物文化を背景に、三世代の女性たちが受け継いできた技と記憶を描く長編。織機をめぐる場は、仕事の場であると同時に、伝統への敬意と葛藤、女性同士のつながりが交差する場所として立ち上がる。
織機の前で、女性たちの記憶と抵抗がひとつの模様になっていく。
タイ語詩集『ระหว่างทางกลับบ้าน』は、「家」と「帰る道」を個人の記憶だけでなく、移民、難民、戦争、社会の周縁に置かれた人々の経験へ広げていく。親密な場所としての家が、政治的で普遍的な問いとして立ち上がる。
帰る場所を求める声が、家という言葉の奥行きを広げていく。
中国からシャムへ渡った一族の数世代にわたる歴史をたどりながら、家族の秘密とタイの近代史が複雑に絡み合う。中国系移民の記憶を、魔術的な語り口で描く大河小説。
家族の呪いと国家の歴史が、長い時間の中で重なり合う。
ディストピア的な短編を集めた作品で、若い世代の不安や社会のひずみを寓話的に描く。現実を直接なぞるのではなく、異化した設定からタイ社会の緊張を浮かび上がらせる。
異化された物語が、現在の不安をより強く見せる。
都市の外側にいる人々の視点から、共同体と疎外の感覚を描く詩集。社会のずれや不安定さを、断片的で鋭い言葉の積み重ねとして立ち上げる。
都市の外側から社会のずれを見つめる詩集。
マレーシアの作家(Baha Zain とも呼ばれる)。