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プレミオ・ヴィアレッジョ=レパーチ(ヴィアレッジョ賞) ぷれみお・ゔぃあれっじょ=れぱーち

第40回(1969年)

文学賞小説評論デビュー作/新人賞国際賞(国際部門)特別賞

受賞者

4名
フルヴィオ・トミッツァ ふるゔぃお とみっつぁ 受賞
L'albero dei sogni

Fulvio Tomizza の 1969年の受賞作で、イストリア出身の青年 Stefano Marcovich が、父との衝突、故郷に馴染めない感覚、そしてスラヴとイタリアのあいだで引き裂かれる自己意識をたどる。半ば自伝的な長編として、境界に生きることの不安と罪悪感を静かに掘り下げる。

父との軋轢と、二つの世界のあいだで揺れる自己を描く、イストリアの記憶の物語。

294ページ
イストリアの記憶父との葛藤境界のアイデンティティ自伝的長編罪悪感
小説家

イストリア出身の作家。郷土の記憶や民族間の葛藤を題材とした作品群で知られる。

ジョヴァンニ・ジュディーチ じょゔぁんに じゅでぃーち 受賞
Autobiologia

1969年のヴィアレッジョ賞受賞作となった、Giovanni Giudici の初期詩集。自伝的な視線と日常語の揺れを通して、都市生活の倦怠、記憶、労働の感覚を立ち上げる。自己の経験を素材にしながら、語り口の軽さと批評的な距離が同居する一冊。

日常の言葉のなかから、個人の履歴と時代の息づかいが浮かび上がる。

143ページ
自伝性日常語都市生活労働自己批評
詩人

自己探求的な詩作で知られる詩人。個人的体験を詩に昇華する手法が特徴。

ジョヴァンニ・ゲット じょゔぁんに げっと 受賞
Barocco in prosa e in poesia

Giovanni Getto によるバロック文学研究の代表作。17世紀イタリア文学を、散文と詩の両面から読み直し、装飾的な様式としてではなく、変化する現実を捉える思考の形式としてバロックを位置づける。

バロックは様式ではなく、揺らぐ現実を読み解くための方法として立ち上がる。

485ページ
イタリア文学バロック文学批評17世紀散文と詩
学者

文学史や文体論を研究した学者。専門分野での評論や研究で評価された。

フランコ・コルデロ ふらんこ こるでろ 受賞
Genus

Franco Cordero の小説デビュー作。戦後イタリアの権力政治を、宗教的な抑圧と制度の気配を帯びた寓話として描き、法学者としての視点が鋭い批評性として物語に流れ込む。

権力の仕組みを、寓話のかたちで冷ややかに照らし出す。

141ページ
戦後イタリア権力寓話宗教制度批判
作家

作家・論者。創作と学術の双方で活動する人物(英語版ページがない場合あり)。