青い鳥
幸せの青い鳥を探す兄妹の旅を通して、身近な世界にある希望や想像力を描く幻想劇。寓話の形を取りながら、幸福を探す人間の視線そのものを見つめ直す。
作品情報
幸せを探す旅が、身近な世界の見え方を変えていく。
メーテルリンクの代表作として長く読み継がれてきた戯曲で、子ども向けの物語としても、象徴劇としても読める。華やかな物語運びの背後に、幸福は遠くではなく日常のただ中にあるのではないかという感覚が置かれている。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 2013-10-11
- ページ数
- 247ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784062186032
- ISBN-10
- 4062186039
- 価格
- 605 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
妖精の病気の娘を救うため青い鳥を探す旅に出るティルティルとミティル。幸福の意味を問う寓話を現代の名文家・江國香織が甦らせる。
1862年ベルギー生まれ。1908年初演の戯曲「青い鳥」などで、1911年ノーベル文学賞受賞。晩年には第4代国際ペンクラブ会長を務めた。1949年没。 1934年名古屋生まれ。1950年代からイラストレーターとして活躍。日宣美特選・会員賞、講談社出版文化賞、日本絵本賞、山名文夫賞ほか受賞多数。1999年紫綬褒章受章。2010年旭日小綬章受章。装幀・装画のほかキュレーターや舞台美術、ポスターなども手がける。 東京都生まれ。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で第15回山本周五郎賞、'04年『号泣する準備はできていた』で第130回直木賞、'10年『真昼なのに昏い部屋』で第5回中央公論文芸賞、'12年「犬とハモニカ」で第38回川端康成文学賞など受賞作多数。絵本や翻訳書も多く、児童文学の翻訳に、L・フランク・ボウム『オズの魔法使い』、T・モルティール『マールとおばあちゃん』、グリム童話『カエルの王さま』などがある。
レビュー
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問題ありませんでした
全く問題ありませんでした。敢えていえば、何故か置き配になっていたことです。
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いろいろな教訓
いろいろ学べる本です。
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伝説級の児童書
あまりにも有名な「メーテルリンクの青い鳥」を子供が読んだことがないというので購入しました。改めて読んでみると、あれ?こんなだったっけ?と大人の方が驚きました。内容がわりと大人向けかもしれない。現代の小説はアップテンポのものが多いので、展開が遅いし、場面転換のつなぎもぎこちない感じがしてしまいました。これが、時代なのかしら。
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新たな発見
高野文子さんが挿絵を担当したことから買い求めました。 かつて読んだ時気づかなかった新たな発見がありました。
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この童話が伝えたい本質とは
「幸せというのは、追い求めるものではなく、他人に与えるものである」 著者が言いたいのはこれだけです。 幸せ(青い鳥)は自分から追い求めれば求めるほど、逃げていくものだということ。 幸福の本質を、青い鳥という比喩を上手く使って表現しているわけです。 「人間」という漢字は人の間、「恩」という漢字は因果の因に心と書くように、 一人だけで幸せを享受するのも、生きていくのも不可能である。 現代には、幸福という概念を間違って解釈する人たちがあとを絶ちません。 「努力して、人より抜きん出て金持ちになって幸せになるんだ」 「金持ちになれば、幸せになれる。カネがなければ、幸せになれない」 でも、幸せというのは青い鳥のように、逃げていく。 大人ですら、本当の幸福の本質を知っているひとは多くありません。
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古典的な名作
非常に名作であり、前世紀に登場してから、いまだに色あせない美しい作品である。 ただし、子供に理解できる作品ではなく、大人向けである。 挿絵の評価は分かれるところであろう。
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この高野文子さんがイラストを担当したバージョンがおすすめ
子供向けな作品だし、もっとファンシーな水彩画を起用しそうなところを、高野文子さんを起用したのは正解だと思います。とても知的なイメージをかんじました。文章の訳も素晴らしくて、そのこともおすすめする理由です。 お子さんへの贈呈用に絵本版を買うつもりが、勘違いして文章版だったので買い直したってレビューも見受けられますが、それはもったいないです。今は読めなくてもいずれ読めるようになった時のために取っておいてあげてください。
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メルヘンチックなお話
実は高校生のとき、巡回映画で無声映画の「青い鳥」を見せられ、弁士の爺さんの名弁舌に涙したのを今でも憶えているのだが、原作が必ずしも子供のために書かれたものではないことを知って今回読んでみた。作品の主題は「死と生命の意味」だそうだが、正直あまり伝わってこない。この作品が書かれたのが第一次世界大戦前で、あの大戦を経験してしまうと、価値観がずいぶん変わってしまったんだと逆に知らされる。
関連する文学賞
- ノーベル文学賞 第11回(1911年) ・受賞