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すばらしいとき (世界傑作絵本シリーズ)

ランドルフ・カルデコット賞

すばらしいとき (世界傑作絵本シリーズ)

ロバート・マクロスキー

書籍情報

出版社
福音館書店
発売日
1978-07-10
ページ数
64ページ
言語
日本語
サイズ
31 x 23.5 x 0.8 cm
ISBN-13
9784834007206
ISBN-10
4834007200
価格
1650 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品/英米文学

早春の霧の朝には、海辺の林でシダの枯れ葉が育つ音がきこえてきます。ミツバチがとび、鳥たちが歌うころには、霧がはれて青い海がきらめきます。夏は、イルカがはねる海をヨットでめぐり、潮がひいた砂の上に岩や流木でお城をつくり、夜はボートの上で星空鑑賞。アメリカの小さな島で、早春から夏の終わりまでのすばらしい季節をすごす姉妹。少女たちの自然の美しさへの驚きと喜びが、詩のような文章とのびやかな絵で描かれます。

ロバート・マックロスキー わたなべ しげお

レビュー

  • 一家のヴァカンス・ヨットホリデイ

    ヴェノブスコット湾の小島の連なりを、上空から描いた絵から始まります。 夏のヴァカンスを過ごすために島に訪れた一家と共に、振り出した雨や、風の流れ、日差し、 恐るべき台風など、ページをめくるごとに一緒に感じることができます。 ストーリは、父親の目線で描かれています。ですから、落ち着いた物語の展開で安定感が あります。特に子どもたちに対する優しい眼差し、包み込むような暖かさがこの本から 感じとれます。 私のお気に入りのページは、夏の盛り・少女たちのヨット遊びの様子の絵です。 この絵は本の表紙に描かれています。私は「ヨットホリデイ」と名付けて、額に入れ 寝室の壁に飾っています。少女たちだけで、ヨットを波の流れにのせ、風を受けながら進む 様子が生き生きと描かれています。 流れる雲や、キラキラ光る波とヨットの周りで遊ぶイルカとのシーンなど、体で感じる 臨場感。私もヨット遊びをしたいなと思いました。 夏の終わりは、ちょっぴり悲しいのですが、当分夏を感じていたいので寝室の壁の絵は まだ、このままです。

  • 美しい

    懐かしさがふつふつと込み上げます。買って良かった。サインが書かれてありました。感激。

  • 折れ・擦れなど、残念です

    表紙や装丁が美しい本だけに、折れや擦れがとても残念です。保管状態が悪いんですかね。反射で見えにくいですが、添付します。

  • りんご

    「古典」と言っても良いような古い作品だと思うが、今なお色あせない内容の作品だと思う。

  • 詩のような文と落ち着いた色の絵のすばらしい絵本

    小さな島の森に囲まれたコッテージで、両親と小さな子供たちで過ごすバカンスを、詩のような文と落ち着いた色の絵で表現したすばらしい絵本。絵本としてはページ数も多いのですが、ページをめくりながら、ゆっくりとした日常を楽しみながら、そして急に襲ってきた嵐にどきどきしながら読みました。とてもよい本です。

  • “すばらしい時”が過ぎゆきても。

    静かな口調で早春から晩夏までのバカンスのようすが語られる。 子どもたちを連れてやって来たペノブスコット湾に浮かぶ小島での暮らし。 どの情景も、この地に対する愛情に満ちている。それは、たまさか短期滞在者の 目線であるかもしれないが、お気に入りの島でのすべてのことを楽しみ、 謙虚に自然に向きあう態度は好ましい。 子どもたちに、美しい自然のなかで遊び、驚き、体も心も全開で見て感じてほしい という親の願いが伝わってくる。 霧の朝。夏のさかりのボート遊び。夜の海に映る星影。そして嵐の驚異。 みんなみんな、海とともにある自然の不思議も怖さも描写する。 太陽のまぶしさも、凪いだ海の色も、嵐にしなう木のさまも、うなる風の音も。 時はどんなにすばらしい時間をものみこんでゆくのみ。 けれど、この二人の小さな娘たちに確かな贈り物をしたのだろう。 そして、作者マックロスキー自身も、この物語のように、娘たちとともに過ごす 時間を「すばらしいとき」として、とどめておきたいと願ったのにちがいない。

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