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第13回(1969年) 受賞受賞作: Les Soleils des indépendances (独立の太陽たち)
『Les Soleils des indépendances(独立の太陽たち)』は、西アフリカの独立期を背景に、指導者たちの虚栄と無力さ、伝統と近代化のずれを風刺的に描く代表作。言語実験や諧謔を交え、ポストコロニアル社会の混乱と個人の喪失感を鮮やかに描出する。
ポストコロニアリズム独立と政治伝統と近代化社会批評 -
受賞作: Monnè, outrages et defis
『Monnè, outrages et defis』は、コートジボワール社会における暴力と不正を描く長編で、植民地支配の遺産や政治的混乱が個人や共同体に与える影響を通じて倫理と抵抗の問題を問いかける作品です。
植民地主義暴力ポストコロニアル
アフマドゥ・クルマ
アフマドゥ・クルマ
Ahmadou Kourouma
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1927-11-24 (ブンディアリ(コートジボワール))
- 死没
- 2003-12-11 (リヨン(フランス)) 76歳
- 国籍
- コートジボワール
- 言語
- フランス語
- 居住地歴
- ブンディアリ(生誕) → バマコ(留学) → リヨン(フランス、数学を学ぶ) → アルジェリア(亡命 1964–1969) → カメルーン(亡命 1974–1984) → トーゴ(亡命 1984–1994) → コートジボワール(帰国)
経歴
- 職業
- 小説家, 劇作家
- 活動期間
- 1968年〜2003年
- 影響を受けた人物
- ヴォルテール(風刺の伝統), マリンケ(マリの口承語り、グリオの伝統), スンディアタ叙事詩
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| バマコの教育機関 | — | — | — | — | マリ |
| リヨン(大学) | — | 数学 | — | 1954頃 | フランス |
バマコの教育機関
国:
マリ
青年期にバマコで学んだことが伝えられているが詳細不明
リヨン(大学)
数学
期間:
1954頃
国:
フランス
フランスのリヨンで数学を学んだとされる(詳細不明)
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1969 | グラン・プリ・リテラール・ダフリック・ノワール | Les Soleils des indépendances(独立の太陽たち) | — | Grand prix littéraire d'Afrique noire | 受賞 |
| 1970 | マイエ=ラトゥール=ランドリー賞 | Les Soleils des indépendances(独立の太陽たち) | — | Prix Maillé-Latour-Landry | 受賞 |
| 1998 | プリ・トロピク | En attendant le vote des bêtes sauvages(野獣たちの投票を待ちながら) | — | Prix Tropiques | 受賞 |
| 1998 | グラン・プリ・ポンセットン | En attendant le vote des bêtes sauvages(野獣たちの投票を待ちながら) | — | Grand prix Poncetton | 受賞 |
| 1999 | プリ・デュ・リーヴル・アンテル | En attendant le vote des bêtes sauvages(野獣たちの投票を待ちながら) | — | Prix du Livre Inter | 受賞 |
| 2000 | グラン・プリ・ジャン=ジオノ | Allah n'est pas obligé(アッラーは義務ではない) | — | Grand prix Jean-Giono | 受賞 |
| 2000 | プリ・ルノドー | Allah n'est pas obligé(アッラーは義務ではない) | — | Prix Renaudot | 受賞 |
| 2000 | ゴンクール(高校生部門) | Allah n'est pas obligé(アッラーは義務ではない) | — | Prix Goncourt des Lycéens | 受賞 |
| 2000 | プリ・アメリゴ・ヴェスプッチ | Allah n'est pas obligé(アッラーは義務ではない) | — | Prix Amerigo Vespucci | 受賞 |
グラン・プリ・リテラール・ダフリック・ノワール
1969
対象作品:
Les Soleils des indépendances(独立の太陽たち)
主催:
Grand prix littéraire d'Afrique noire
結果:
受賞
マイエ=ラトゥール=ランドリー賞
1970
対象作品:
Les Soleils des indépendances(独立の太陽たち)
主催:
Prix Maillé-Latour-Landry
結果:
受賞
プリ・トロピク
1998
対象作品:
En attendant le vote des bêtes sauvages(野獣たちの投票を待ちながら)
主催:
Prix Tropiques
結果:
受賞
グラン・プリ・ポンセットン
1998
対象作品:
En attendant le vote des bêtes sauvages(野獣たちの投票を待ちながら)
主催:
Grand prix Poncetton
結果:
受賞
プリ・デュ・リーヴル・アンテル
1999
対象作品:
En attendant le vote des bêtes sauvages(野獣たちの投票を待ちながら)
主催:
Prix du Livre Inter
結果:
受賞
グラン・プリ・ジャン=ジオノ
2000
対象作品:
Allah n'est pas obligé(アッラーは義務ではない)
主催:
Grand prix Jean-Giono
結果:
受賞
プリ・ルノドー
2000
対象作品:
Allah n'est pas obligé(アッラーは義務ではない)
主催:
Prix Renaudot
結果:
受賞
ゴンクール(高校生部門)
2000
対象作品:
Allah n'est pas obligé(アッラーは義務ではない)
主催:
Prix Goncourt des Lycéens
結果:
受賞
プリ・アメリゴ・ヴェスプッチ
2000
対象作品:
Allah n'est pas obligé(アッラーは義務ではない)
主催:
Prix Amerigo Vespucci
結果:
受賞
受賞・候補エディション
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第75回(2000年) 受賞受賞作: Allah n'est pas obligé
内戦で巻き込まれた少年兵を主人公に、戦争の暴力と生存をブラックユーモアを交えて描く小説。語りの力強さと現実の残酷さが対照的に表現され、現代アフリカの悲劇を鋭く浮き彫りにする。
内戦で巻き込まれた少年兵を主人公に、戦争の暴力と生存をブラックユーモアを交えて描く小説。
232ページ戦争少年兵西アフリカ宗教暴力
作品
代表作
Les Soleils des indépendances(独立の太陽たち)
1968年 小説脱植民地化後のアフリカの政治と文化を批評的に描いた長編。伝統と近代化の衝突、権力の腐敗をテーマにする。
植民地主義と独立後の現実伝統と近代化権力の腐敗
翻訳
- The Suns of Independence(英訳)
Le diseur de vérité
1972年 劇(戯曲)戯曲作品。社会や権力に対する批判的視点を含む劇作。
社会批判真実と虚構
Monnè, outrages et défis
1990年 小説一世紀にわたる植民地主義の歴史を素材にした長編。過去と現在の暴力を描く。
植民地史暴力と記憶
翻訳
- Monnew: a novel(英訳、Nidra Poller 翻訳, 1993)
En attendant le vote des bêtes sauvages(野獣たちの投票を待ちながら)
1998年 小説(風刺)グリオ的語りで独裁やポストコロニアルな権力を風刺する作品。スンディアタ叙事詩やヴォルテール的風刺の要素を含む。
風刺独裁と権力口承文学の影響
翻訳
- Waiting for the Vote of the Wild Animals(英訳、Carrol F. Coates, 2001)
- Waiting for the Wild Beasts to Vote(英訳、Frank Wynne, 2003)
Allah n'est pas obligé(アッラーは義務ではない)
2000年 小説孤児の少年が少年兵として動員される物語を通して、内戦と暴力、道徳の崩壊を描く。英訳は2006年に刊行。
子ども兵士内戦倫理的荒廃
翻訳
- Allah Is Not Obliged(英訳、Frank Wynne, 2006)
Quand on refuse on dit non(拒否する時はノンと言う)
2005年 小説(未完の続編として刊行)『Allah n'est pas obligé』の続編として編まれた作品(未完の遺作として刊行)。主人公が復員し国内の新たな紛争に直面する物語。
戦後の再適応地域紛争
全著作
- Les Soleils des indépendances(1968)
- Le diseur de vérité(1972)
- Monnè, outrages et défis(1990)
- En attendant le vote des bêtes sauvages(1998)
- Yacouba, chasseur africain(1998)
- Allah n'est pas obligé(2000)
- Quand on refuse on dit non(2005、遺作)
作品の翻訳
- The Suns of Independence(英訳)
- Waiting for the Vote of the Wild Animals / Waiting for the Wild Beasts to Vote(英訳)
- Allah Is Not Obliged(英訳)
- Monnew(英訳)
作風・主題
- 文体
- 風刺的で語り口の強い文体口語的フランス語とマリンケ語的表現の混交グリオ的な物語構造
- 頻出モチーフ
- 寓話的な動物権力の腐敗と独裁植民地主義の遺産子ども兵士と戦争の残酷さ
評価・遺産
クルマはフランス語圏アフリカ文学における重要な声であり、風刺と口承文学の要素を融合させた作品群で広く評価された。特に『Allah n'est pas obligé』は国際的評価を獲得し、21世紀初頭のアフリカ文学に影響を与えた。
引用
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「コートジボワールの民族主義はわれわれを混沌へ導いた不条理である」
出典: 内戦勃発時の発言(報道による) (2002年)
豆知識
- 1950–1954年にフランス軍としてインドシナに派兵された経験がある。
- 1964–1969年にアルジェリアへ亡命、その後カメルーン(1974–1984)、トーゴ(1984–1994)と長期亡命生活を送った。
- 生涯を通じてフランス語で執筆したが、作品にはマリンケなどの口承伝統の影響が強く現れる。
- 2003年、リヨンで逝去。遺作として続編『Quand on refuse on dit non』が刊行された。