世界・海外・国外の文学賞

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アナ・マリア・マトゥテ・アウセホ

アナ・マリア・マトゥテ・アウセホ

Ana María Matute Ausejo

プロフィール

性別
女性
生誕
1925-07-26 (スペイン、バルセロナ)
死没
2014-06-25 (スペイン、バルセロナ) 88歳
国籍
スペイン
言語
スペイン語
宗教
カトリック

経歴

職業
作家, 教授(客員)
活動期間
1942年〜2014年
所属
スペイン王立アカデミー(Real Academia Española), ヒスパニック協会(Hispanic Society of America、名誉会員), アメリカ・スペイン語・ポルトガル語教師協会(AATSP)
所属団体
スペイン王立アカデミー(Real Academia Española), ヒスパニック協会(名誉会員)

学歴

ヒルフェルスム国際学校
国: オランダ
幼少期に在籍した国際学校。その他の学歴情報は部分的に不明。

受賞歴

プレミオ・ナダル
1959
対象作品: Primera memoria(プリメラ・メモリア)
主催: Ediciones Destino(プレミオ・ナダル運営)
結果: 受賞
ミゲル・デ・セルバンテス賞
2010
対象作品: 業績に対する終身功労
主催: スペイン文化省/セルバンテス財団等
結果: 受賞
プレミオ・プラネタ
1954
対象作品: Pequeño teatro(小さな劇場)
主催: Editorial Planeta
結果: 受賞
カフェ・ヒホン賞
1953
対象作品: Fiesta al noroeste(北西の祝祭)
主催: Café Gijón(文化賞)
結果: 受賞
国民文学賞(Premio Nacional de Literatura)
1958
対象作品: Los hijos muertos(亡き子ら)
主催: スペイン政府
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Pequeño teatro

    子どもや若者の視点から、成長と孤独、幻想と現実の境界をたどる長編。詩的な筆致と哀感のある語りで、地方の空気や人物たちの微妙な感情の揺れを静かに浮かび上がらせる。

    幻想と現実が重なり合う世界のなかで、ひとりの子どもの視線が物語をやわらかく照らす。

    288ページ
    成長孤独幻想と現実詩的表現
  1. 受賞作: Primera memoria

    子どもや若者の視点から記憶や喪失、成長を描く作品。戦争や社会的混乱が個人の発達と記憶に残す影響を繊細に描写し、内的世界と外界の衝突を通じて成熟の過程を描く。

    戦争の影響子ども時代成長記憶
  1. 受賞作: 生涯業績(小説)

    アナ・マリア・マトゥテは子ども時代の経験や社会的断絶を繊細に描く作風で知られる。幻想と現実が交錯する物語を通じて人間の成長や孤独、社会問題を描き出し、スペイン戦後文学の重要な声として長年にわたり評価されてきた。

    小説子ども時代幻想社会批評

作品

代表作

Primera memoria(プリメラ・メモリア)

1960年 小説(半自伝的)

半自伝的要素を含む三部作の一部。子ども時代と成長、失われた無垢を扱う長編小説。

無垢の喪失戦後社会の暴力と疎外子ども時代の視点
翻訳
  • School of the Sun(英訳)

Los hijos muertos(亡き子ら)

1958年 小説

戦後スペインを背景に、暴力と喪失、個人の孤立を描く作品。

戦争とその影響孤立暴力

Fiesta al noroeste(北西の祝祭)

1953年 小説

地方社会を描いた作品で、初期の受賞作の一つ。

地方共同体人間関係

Olvidado Rey Gudú(忘れられた王グドゥ)

1996年 歴史的/中世風小説

中世的要素を持つ大部の長編。語りと伝承、王権の物語を扱う。

伝承権力と運命

全著作

  • Los Abel (1948)
  • Fiesta al noroeste (1953)
  • Pequeño teatro (1954)
  • Los hijos muertos (1958)
  • Primera memoria (1960)
  • La trampa (1969)
  • La torre vigía (1971)
  • Olvidado Rey Gudú (1996)
  • Aranmanoth (2000)
  • Paraíso inhabitado (2008)
  • Demonios familiares (2014, 遺稿)

作品の翻訳

  • Primera memoria → School of the Sun(英訳)
  • En esta tierra / Luciérnagas → Fireflies(英訳)

作風・主題

文体
抒情的で詩的な文体現実と幻想が交錯する語り
頻出モチーフ
子ども/思春期の視点失われた無垢地方社会と伝承

健康

  • 幼少期の慢性腎感染症
    幼少期(約4歳頃)
    幼少期の療養のため山村で過ごした経験が創作の題材・背景に影響を与えた。
  • 心臓発作(致死)
    2014年
    2014年に心臓発作で死去。

評価・遺産

アナ・マリア・マトゥテはスペイン内戦後(ポストグエラ)を代表する小説家の一人であり、子どもや思春期の視点を通じて戦後社会の暴力・疎外・無垢の喪失を描いた。セルバンテス賞受賞などで国際的評価を得た。

関連学会

  • スペイン王立アカデミー(RAE)

資料所蔵先

  • アメリカ議会図書館 ヒスパニック文学アーカイブ(作者朗読の録音所蔵)
  • セルバンテス機関 資料室

大衆文化への影響

  • 文学界での継続的な評価、教育現場での読書教材採用

引用

  • 私は繰り返すのに疲れた:私は1925年生まれであり、1926年ではない。
    出典: インタビュー(El País, 2010) (2010年)
  • 幼少期に出会った村人たちが私に深い影響を与えた。
    出典: 自伝的回想・インタビュー

豆知識

  • 17歳で初めての短編を発表した。
  • フランコ政権下で検閲やブラックリストにより新聞記者としての活動が制限されたことがある。
  • セルバンテス賞は女性として3人目の受賞者であった(2010年受賞)。
  • アメリカの複数の大学で客員講師として講義を行った。