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第32回(1953年) 受賞受賞作: Secret of the Andes
アンデスの隠れ谷に暮らす少年が、祖先の文化や自然との結びつきを通じて自分の役割を見いだしていく児童文学。家族の絆と文化継承を軸に、成長の物語が素直に立ち上がる。
アンデスの風景のなかで、少年が祖先から受け継いだ誇りを知っていく。
128ページ児童文学成長家族文化継承アンデス
アン・ノーラン・クラーク
アン・ノーラン・クラーク
Ann Nolan Clark
別名:
Anna Marie Nolan
プロフィール
- 性別
- 女性
- 生誕
- 1896-12-05 (アメリカ合衆国ニューメキシコ州ラスベガス)
- 死没
- 1995-12-13 (アメリカ合衆国アリゾナ州) 99歳
- 国籍
- アメリカ合衆国
- 言語
- 英語
経歴
- 職業
- 作家, 教師
- 活動期間
- 1920年〜1979年
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| ニュー・メキシコ・ノーマルスクール(現ニュー・メキシコ・ハイランズ大学) | — | — | — | — | アメリカ合衆国 |
ニュー・メキシコ・ノーマルスクール(現ニュー・メキシコ・ハイランズ大学)
卒業年:
1918
国:
アメリカ合衆国
21歳で卒業
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1953 | ニューべリー賞(Newbery Medal) | アンデスの秘密 | — | アメリカ図書館協会 | 受賞 |
| 1942 | カルデコット・オナーブック(Caldecott Honor) | 母の家で | — | アメリカ図書館協会 | 受賞(オナーメンション) |
| 1963 | レジーナ・メダル(Regina Medal) | — | — | カトリック図書館協会 | 受賞 |
| 1962 | 米国インディアン事務局 優秀奉仕賞 | — | — | 米国インディアン事務局 | 受賞 |
ニューべリー賞(Newbery Medal)
1953
対象作品:
アンデスの秘密
主催:
アメリカ図書館協会
結果:
受賞
カルデコット・オナーブック(Caldecott Honor)
1942
対象作品:
母の家で
主催:
アメリカ図書館協会
結果:
受賞(オナーメンション)
レジーナ・メダル(Regina Medal)
1963
主催:
カトリック図書館協会
結果:
受賞
米国インディアン事務局 優秀奉仕賞
1962
主催:
米国インディアン事務局
結果:
受賞
受賞・候補エディション
作品
代表作
アンデスの秘密
1952年 児童文学(長編/児童向け小説)南米アンデス地域を舞台に、現地の文化や子どもの視点を通して語られる児童向け小説。1953年にニューべリー賞を受賞した。
文化間交流成長伝統と変化
母の家で
1941年 児童向け絵本テスケ村の声や生活を取り入れて書かれた作品。プエブロの画家ベリノ・エレーラの挿絵で1942年にカルデコット・オナーボックに選ばれた。
先住民の暮らし家族日常の文化
魔法のお金
1950年 児童文学中南米滞在の経験を反映した児童向け作品の一つ。現地の習俗や物語を素材にしている。
風習物語文化理解
人々への旅
1969年 ノンフィクション教師としての経験や中南米諸国を旅した記録をまとめたノンフィクション。教育活動とフィールドワークの記録を含む。
教育旅行記民族文化
全著作
- ニューメキシコの伝令(1936)
- 誰がプレーリードッグになりたい?(1940)
- 三つの名前を持つ少年(1940)
- パインリッジのヤマアラシ(1940)
- 春の小さな羊飼い(1940)
- 母の家で(1941)
- バッファローを呼ぶ者(1942)
- スリム・ビュートのアライグマ(1942)
- 小さなナバホの青い鳥(1943)
- ミステリードッグをもたらす者(1943)
- 太陽の旅(1945)
- 魔法のお金(1950)
- 何かを探して(1952)
- アンデスの秘密(1952)
- 歌うスー族カウボーイ・リーダー(1954)
- ブルーキャニオンの馬(1954)
- サンティアゴ(1955)
- 三番目の猿(1956)
- パスカリタのための聖人(1959)
- 世界の歌(1960)
- パコの奇跡(1962)
- 砂漠の人々(1962)
- ティア・マリアの庭(1963)
- 医者の娘(1963)
- 父キノ、ピマ族の司祭(1963)
- このためにこれ(1965)
- クマの子(1965)
- モントリオールのアンドレ兄弟(1967)
- ヤングピープルのためのアリゾナ(1968)
- 人々への旅(1969)
- 季節の輪(1970)
- 風の足跡(1972)
- 年の散歩(1975)
- この野生の土地すべて(1976)
- 風に逆らって立つ(1978)
- 小さな龍の国で(1979)
作風・主題
- 文体
- 児童文学的語り口現地語や口承表現を取り入れた記述教育的かつ民族文化の記録的手法
- 頻出モチーフ
- 子どもの視点季節と自然伝統的な儀礼と暮らし
評価・遺産
アン・ノーラン・クラークは、テスケや中南米での教育経験を基にした児童文学で知られ、1953年のニューべリー賞受賞や1942年のカルデコット・オナーメンションなど多数の評価を受けた。ネイティブ・アメリカンの文化を子どもの視点で描写した点が評価され、児童文学と教育分野での貢献が残る。
記念館・博物館
- フレイ・アンヘリコ・チャベス歴史図書館(アン・ノーラン・クラーク原稿) ニューメキシコ州サンタフェ
- サザンミシシッピ大学 特別コレクション(de Grummond Children's Literature Collection) ミシシッピ州ハイアワッサ
- アリゾナ大学図書館 特別資料 アリゾナ州ツーソン
資料所蔵先
- Ann Nolan Clark Manuscripts AC 043(Fray Angélico Chávez History Library)
- Ann Nolan Clark papers, 1962-1979 MS 309(University of Arizona Libraries)
- Ann Nolan Clark Papers(University of Southern Mississippi, de Grummond Collection)
大衆文化への影響
- ニューべリー受賞作家として児童文学の教科書やアンソロジーで紹介されることが多い。
豆知識
- 生誕名はアンナ・マリー・ノーラン(Anna Marie Nolan)。
- テスケプエブロでの授業経験を基に31冊の本を書いた。
- 息子トーマス・パトリック・ジュニアは第二次世界大戦中にパイロットとして死亡した。
- 故郷ラスベガス(ニューメキシコ)にあるノーラン家の家は歴史登録財に登録されている。