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アンナ・バンティ

アンナ・バンティ

Anna Banti

ペンネーム: アンナ・バンティ(本名:ルチア・ロプレスティ)作家として用いた筆名。若い頃に知った「非常に美しい女性」に由来する。

プロフィール

性別
女性
生誕
1895-06-27 (フィレンツェ)
死没
1985-09-02 (マッサ(トスカーナ州)) 90歳
国籍
イタリア
言語
イタリア語
居住地歴
フィレンツェ(出生地・長期居住) → ローマ(大学での在学) → ボローニャ(在学時期) → マッサ(晩年に死去)

経歴

職業
作家, 美術史家, 批評家, 翻訳者, 雑誌編集者
活動期間
1920年〜1985年
所属
雑誌「Paragone」創刊・編集
影響を受けた人物
ロベルト・ロンギ(夫・美術批評家)
影響を与えた人物
アルテミジア・ジェンティレスキ研究の復興, 20世紀イタリアの女性作家研究

学歴

サピエンツァ・ローマ大学(在学)
美術史学科
国: イタリア
ローマやボローニャで学んだ後、フィレンツェに戻り美術史の学位を取得したとされるが詳細は不明。

受賞歴

バグッタ賞
1972
主催: Premio Bagutta 委員会
結果: 受賞
アントニオ・フェルトリネッリ賞
1981
対象作品: Un grido lacerante(自伝的作品)
主催: Accademia(受賞事務局)
結果: 受賞

受賞・候補エディション

作品

代表作

アルテミジア

歴史小説(美術史に根ざした伝記的長編)

画家アルテミジア・ジェンティレスキの生涯を題材にした歴史的長編。女性の視点と芸術家の内面を描き、ジェンティレスキへの関心を再燃させた。

女性の視点芸術とアイデンティティ歴史と記憶
翻訳
  • Artemisia(英訳版、1988年ほか)

Lavinia fuggita(ラヴィニアの逃避)

中編/ Novella

バンティの短篇・中篇のひとつで、後の『アルテミジア』と主題的に近い作品。人物の内面と歴史的文脈を織り込む。

記憶女性の運命歴史的想像
翻訳
  • 「After Lavinia's Flight」(英訳、1991) など

Un grido lacerante

1981年 自伝的作品

自伝的なエッセイ/作品。個人的記憶と人生の省察を通して作家自身の歩みを描く。1981年にこの作品でアントニオ・フェルトリネッリ賞を受賞した。

記憶自己省察老年と創作
翻訳
  • A Piercing Cry(英訳、1997)

全著作

  • Artemisia(主要長編)
  • Lavinia fuggita(中篇)
  • Un grido lacerante(自伝的作品、1981)
  • 『La signorina』および他の短篇集

翻案

  • Yes, Madam(1942年の映画関連の記録)

作品の翻訳

  • Artemisia(英訳、複数版)
  • Un grido lacerante → A Piercing Cry(英訳、1997)

作風・主題

文体
美術史的視点を取り入れた叙述冷静で精緻な文体評論的要素を含む物語作り
頻出モチーフ
女性芸術家記憶と再解釈芸術とアイデンティティ

評価・遺産

バンティは美術史と文学を結びつける独自の作風で知られ、特に『アルテミジア』によってアルテミジア・ジェンティレスキへの関心を復興させた。編集者・批評家としても長く活動し、20世紀イタリア文学・美術研究に影響を与えた。

大衆文化への影響

  • 報道で『Addio, Artemisia.』と見出しが出されるなど、作品と本人がしばしば結びつけられて報じられた。

引用

  • 「Addio, Artemisia.」
    出典: 死去時の新聞見出し(イタリアの報道) (1985年)

豆知識

  • 本名はルチア・ロプレスティ(Lucia Lopresti)。
  • 筆名は若い頃に知った「非常に美しい女性」に由来するとされる。
  • 夫は美術批評家のロベルト・ロンギ(Roberto Longhi)で、1950年に共同で美術雑誌『Paragone』を創刊した。
  • ロンギの死後の1970年に彼女が『Paragone』の編集を引き継いだ。
  • 1981年の自伝的作品『Un grido lacerante』でアントニオ・フェルトリネッリ賞を受賞した。