世界・海外・国外の文学賞

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バリー・アンスワース

バリー・アンスワース

Barī Ansuwāsu

プロフィール

性別
男性
生誕
1930-08-10 (イングランド カウンティ・ダーラム ウィンゲート)
死没
2012-06-04 (イタリア ウンブリア州 ペルージャ) 81歳
国籍
イギリス
言語
英語
居住地歴
ウィンゲート(カウンティ・ダーラム) → マンチェスター(在学) → フランス(英語教師として1年間) → ギリシャ(アテネ大学で講義) → トルコ(イスタンブール大学で講義) → イタリア・ペルージャ(晩年)

経歴

職業
作家, 小説家, 講師
活動期間
1966年〜2012年
影響を受けた人物
ユードラ・ウェルティ, ウィリアム・フォークナー, カーソン・マッカラーズ

学歴

マンチェスター大学
卒業年: 1951
国: イギリス
在学中の専攻情報は明確でない

受賞歴

ハイネマン賞
1973
対象作品: Mooncranker's Gift
結果: win
ブッカー賞
1980
対象作品: Pascali's Island
部門: shortlist
結果: shortlist
ブッカー賞
1992
対象作品: Sacred Hunger
結果: co-winner
ブッカー賞
1995
対象作品: Morality Play
部門: shortlist
結果: shortlist
ブッカー賞
2006
対象作品: The Ruby in Her Navel
部門: longlist
結果: longlist
ウォルター・スコット賞
2012
対象作品: The Quality of Mercy
部門: shortlist
結果: shortlist

受賞・候補エディション

ブッカー賞 1回登壇
  1. 受賞作: Sacred Hunger(Sacred Hunger)

    18世紀の大西洋貿易と奴隷制度を背景に、商人や船員たちの欲望と倫理の葛藤を描く壮大な歴史小説。経済的利益が人間関係や良心を浸食する様子を克明に描き、歴史的責任を問う作品。

    欲望と倫理が、奴隷貿易の時代に激しくぶつかり合う。

    640ページ
    奴隷貿易経済と倫理歴史的責任人間の欲望

作品

代表作

The Partnership

1966年 小説

アンスワースの処女長編。初期の作品群の始まり。

人間関係初期作家風景

Pascali's Island

1980年 歴史小説

オスマン帝国末期の架空のエーゲ海の島を舞台にした物語。作家の海外経験が色濃く反映されている。

帝国の終焉裏切り政治と個人
映像化・舞台化
  • [映画] Pascali's Island(映画) / James Dearden (1988)

Sacred Hunger

1992年 歴史小説

18世紀中頃を舞台に、奴隷貿易と利欲を主題に描いた傑作と評される長編。1992年のブッカー賞共同受賞作。

奴隷制利欲植民地主義

Morality Play

1995年 歴史ミステリ/歴史小説

14世紀のイングランドを舞台にした殺人ミステリ。巡回劇団と聖書劇をめぐる物語で、1995年ブッカー賞候補作。2004年に『The Reckoning』として映画化。

信仰と演劇中世社会真実と正義
映像化・舞台化
  • [映画] The Reckoning(映画) / Paul McGuigan (2004)

The Quality of Mercy

2011年 歴史小説

『Sacred Hunger』の続編に位置づけられる作品で、作者の晩年に発表された最晩年の小説。

正義贖罪商業倫理

全著作

  • The Partnership (1966)
  • The Greeks Have a Word For It (1967)
  • The Hide (1970)
  • Mooncranker's Gift (1973)
  • The Big Day (1976)
  • Pascali's Island (1980)
  • The Rage of the Vulture (1982)
  • Stone Virgin (1985)
  • Sugar and Rum (1988)
  • Sacred Hunger (1992)
  • Morality Play (1995)
  • After Hannibal (1996)
  • Losing Nelson (1999)
  • The Songs of the Kings (2002)
  • Crete (2004)(ノンフィクション)
  • The Ruby in Her Navel (2006)
  • Land of Marvels (2009)
  • The Quality of Mercy (2011)

翻案

  • Pascali's Island(映画化、1988)
  • The Reckoning(Morality Playの映画化、2004)

作風・主題

文体
過度な細部への執着を避け、時代の精神や人間のあり方を描き出す精緻で抑制的な文体言葉の精度を重視した簡潔さ
頻出モチーフ
歴史の縁に生きる人々権力と利欲贖罪と正義

健康

  • 肺がん
    晩年(2012年に死去)
    2012年に肺がんで死去。執筆活動は晩年まで続いたが、死去により終了。

評価・遺産

アンスワースは歴史小説を現代的感性で再構成し、道徳や利欲をめぐる普遍的なテーマを描き出した作家として評価される。1992年の『Sacred Hunger』でブッカー賞を受賞し、イギリス現代文学における重要な存在となった。

関連学会

  • 王立文学アカデミーフェロー(FRSL)

引用

  • 『ブッカー賞』受賞についての評価の一つに、レイ・ブラッドベリは「未来を発明した」と言われるが、アンスワースは「過去を発明した」と評された。
    出典: The Wall Street Journal(シンシア・クロッセンの追悼、2012年) (2012年)
  • 「歴史小説という呼び方は批評において鈍い道具だ。過去を舞台にした物語は、他の小説と同じ基準で評価されるべきだ。」
    出典: インタビューおよび評論(発言は生涯を通じて複数の場で) (2008年)

豆知識

  • 1992年に『Sacred Hunger』でブッカー賞を共同受賞した。
  • 2012年に肺がんで亡くなり、その日はレイ・ブラッドベリの死去と同日だった。
  • 晩年はイタリア・ペルージャに在住し、フィンランド人の2度目の妻と暮らしていた。