世界・海外・国外の文学賞

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冰心(謝婉瑩)

ビン・シン(シェー・ワンイン)

Bing Xin (Xie Wanying)

別名: Xie Wanying / Xie Bingxin / Nan Shi
ペンネーム: 冰心もっともよく知られているペンネーム。清らかな心を意味する詩語に由来する。, 南氏抗日戦争期間に一部の文章で用いた別名(男性風の筆名)。

プロフィール

性別
女性
生誕
1900-10-05 (福州(福建省)、清朝)
死没
1999-02-28 (北京(中国)) 98歳
国籍
中国
言語
中国語(標準中国語)
宗教
キリスト教 1921年受洗
居住地歴
福州(生誕地) → 上海(幼少期移転) → 煙台(幼少期) → 北京(学業・活動) → アメリカ(ウェルズリー留学) → 日本(東京大学での講義等) → 昆明・重慶(抗戦期の活動)

経歴

職業
作家, 詩人, 翻訳者, 教育者, 児童文学作家, 大学講師
活動期間
1919年〜1999年
所属
中国文学芸術界連合会(主席を務めた), 中国作家協会
所属団体
中国文学芸術界連合会, 中国作家協会
影響を受けた人物
ラビンドラナート・タゴール, カリール・ジブラーン(Kahlil Gibran), (交流の影響として)ヴァージニア・ウルフ等の海外知識人
影響を与えた人物
中国の児童文学作家世代, 20世紀中国女性作家

学歴

華北協和女子大學(North China Union Women's University)
理学部(後に文学部へ転籍) / 医学・後に文学科へ転科
学位: 準学士/学士相当(編入・転科の経歴あり)
期間: 1911-1919(在籍期間の概算)
国: 中国
初期に医療系を学び、五四運動の影響で文学に転向した。
燕京大学(Yenching University)
文学部 / 文学科
学位: 学士
期間: 1919-1923
卒業年: 1923
国: 中国
学内新聞で執筆を始め、小説『两个家庭』を発表した。
ウェルズリー大学(Wellesley College)
文学大学院 / 文学科
学位: 修士
期間: 1923-1926
卒業年: 1926
国: アメリカ合衆国
渡米して文学修士を取得。帰国後は大学で教鞭を執った。

受賞歴

魯迅文学賞
1998
主催: 魯迅文学賞選考委員会
結果: 受賞
レバノン・シダー国民勲章(National Order of the Cedar)
1995
対象作品: 外国文学の翻訳と文化交流への貢献
主催: レバノン共和国(大統領)
結果: 叙勲(受章)
全国優秀短編小説賞
1980
対象作品: 『空巣』
主催: 中国国内の文学賞(主催団体は時期により変動)
結果: 受賞

受賞・候補エディション

作品

代表作

两个家庭(两个家庭)

1919年 小説

若き日の作品で、学内新聞等に発表された初期の長編小説の一つ。

家庭若者の葛藤

繁星(A Maze of Stars)

1923年 詩(断片的詩)

タゴールの影響を受けた短詩・断片的表現で構成された詩集。

自然孤独

春水(Spring Water)

1923年 詩・散文

感受性豊かな短詩や散文を収めた作品集で、『繁星』と並び代表作の一つ。

自然の美慈愛内省

寄小読者(寄小讀者 / To Young Readers)

1926年 児童文学・随筆

若い読者に向けた文通風の随筆集で、中国の児童文学の基礎を築いた作品群。

教育子どもの感性愛と善意

小橘灯(The Little Orange Lamp)

1957年 児童文学・短編

子ども向けの短編で英訳もされ、国際的にも紹介された作品の一つ。

友情純真さ
翻訳
  • 英訳(龔時芬訳)

空巣(Kongchao / Empty Nest)

1980年 短編小説

晩年の代表的な短編の一つ。高齢や孤独を描き、国内文学賞を受賞した。

老い孤独家庭

全著作

  • 两个家庭(Two Families)
  • 繁星(A Maze of Stars)
  • 春水(Spring Water)
  • 寄小讀者(To Young Readers)
  • 小橘灯(The Little Orange Lamp)
  • 冰心全集(The Collected Works of Bing Xin)
  • 關於女人(About Women)

作家による翻訳

  • ギブラン『預言者』の翻訳
  • タゴール作品の翻訳(『ギタンジャリ』等)

作品の翻訳

  • 小橘灯(英訳:The Little Orange Lamp)
  • 春水・繁星の部分英訳

作風・主題

文体
繊細で抒情的な散文と短詩の断片的表現(タゴール影響)児童向けに親しみやすく道徳的な語り口
頻出モチーフ
自然と海母性と愛子どもの世界純粋さと善意

健康

  • 脳血栓
    1980年6月発症
    健康を損なったが執筆を継続し、短編『空巣』などを発表。
  • 心不全
    1994年以降(入院治療)
    1999年2月に北京病院で死亡するまで健康状態が悪化した。

評価・遺産

20世紀中国を代表する女性作家の一人で、児童文学の発展に大きく寄与。詩や随筆では繊細な感性を示し、翻訳や文化交流を通じて国際的評価も受けた。多くの作品が教科書や児童書に採用され、彼女の名を冠した児童文学賞が設立されている。

記念館・博物館

  • 冰心紀念館(冰心文学館) 福建省長楽(Changle), 中国

関連学会

  • 中国文学芸術界連合会
  • 中国作家協会

資料所蔵先

  • 冰心文学館所蔵(遺品・勲章等)
  • 国内外の図書館に多数の権威ファイル(BNF, VIAF等)

大衆文化への影響

  • 冰心児童文学新作賞(彼女の名を冠した児童文学賞)

引用

  • 「冰心」という筆名は「清らかな心」を意味し、彼女の創作姿勢を象徴している。
    出典: 伝記的説明(複数の出典に基づく総括)

豆知識

  • 1921年に洗礼を受けたが、儀礼にはあまり関心がなかったとされる。
  • 東京大学で中国新文学の講義を行った最初の外国人女性講師の一人とされる。
  • 文化大革命期に批判を受け、咸寧の「七·五幹部学校」に送られたことがある。
  • 彼女の名前を冠した「冰心児童文学新作賞」が設立され、娘の吳清が運営に関わっている。
  • 晩年にレバノンの国民勲章(National Order of the Cedar)を受章している。