ラナン文学賞
3回登壇
シド・コーマン
シド・コーマン
Cid Corman
ペンネーム:
シドニー・コーマン(出生名。初期には Sidney と表記されたことがある。)
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1924-06-29 (アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 ボストン(ロックスベリー))
- 死没
- 2004-03-12 (日本 京都市) 79歳
- 国籍
- アメリカ合衆国
- 言語
- 英語
- 居住地歴
- マサチューセッツ州 ボストン(ロックスベリー、ドーチェスター) → フランス(パリ周辺、ソルボンヌ滞在) → イタリア(マテーラ) → 日本(京都) → 一時帰国:アメリカ合衆国(1980–1982 ボストン滞在)
経歴
- 職業
- 詩人, 翻訳者, 編集者, 出版社経営者
- 活動期間
- 1944年〜2004年
- 所属
- Origin Press(創刊者・編集)
- 影響を受けた人物
- ウォルト・ホイットマン(影響的参照), ポール・ツェラン(翻訳対象・影響), ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ
- 影響を与えた人物
- デイヴィッド・アンティン(トーク詩に影響), 多くの現代詩人(Origin を通じた支援)
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| ボストン・ラテン・スクール | — | — | — | 〜1941 | アメリカ合衆国 |
| タフツ大学 | — | — | 学士(Bachelor of Arts) | 1941–1945 | アメリカ合衆国 |
| ミシガン大学(大学院) | — | — | 修士課程(事実上未修了) | 1945頃 | アメリカ合衆国 |
| ノースカロライナ大学チャペルヒル校(短期在籍) | — | — | — | 短期 | アメリカ合衆国 |
ボストン・ラテン・スクール
期間:
〜1941
卒業年:
1941
国:
アメリカ合衆国
タフツ大学
学位:
学士(Bachelor of Arts)
期間:
1941–1945
卒業年:
1945
国:
アメリカ合衆国
Phi Beta Kappa を得た。
ミシガン大学(大学院)
学位:
修士課程(事実上未修了)
期間:
1945頃
国:
アメリカ合衆国
Hopwood 詩部門賞を受賞したが、修了要件を2単位残して中退した。
ノースカロライナ大学チャペルヒル校(短期在籍)
期間:
短期
国:
アメリカ合衆国
在籍期間は短い。
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| — | ホップウッド賞(詩) | — | — | ミシガン大学 | 受賞 |
| 1954 | フルブライト奨学金 | — | — | フルブライト・プログラム | 奨学金受給 |
ホップウッド賞(詩)
主催:
ミシガン大学
結果:
受賞
フルブライト奨学金
1954
主催:
フルブライト・プログラム
結果:
奨学金受給
受賞・候補エディション
作品
代表作
Subluna
1944年 詩集コーマンの私家版初期詩集。初期の作品群を集めた小冊子。
初期詩個人の表現
Sun Rock Man
1962年 詩集 / 長篇詩イタリア滞在の経験を基盤にした主要作品の一つ。風景と即興的な語りを含む長編的詩。
イタリアの風景旅即興性
OF(詩集シリーズ)
1990年 詩集1990年に刊行された大部の詩集シリーズ。第1巻・第2巻に約1500篇が収められ、その後の巻で完結した。
日常の断片言葉の実験
全著作
- Subluna (1944)
- Sun Rock Man (1962)
- OF 第1巻–第2巻 (1990)
- OF 第3巻 (1998)
- その他多数の詩集・小冊子(100冊以上)
作家による翻訳
- 芭蕉(共訳:鎌池進氏と)
- ポール・ツェラン(初の英訳を手がけた)
- フランシス・ポンジュ(詩集 Things の訳)
作風・主題
- 文体
- 簡潔で口語的即興的朗読を意識した文体実験的で断片的な構成
- 頻出モチーフ
- 日常の断片自然と風景旅と異郷
健康
-
心臓疾患2004年1月〜2004年3月2004年1月に入院し、3月に死去。最終期の創作活動に制約を与えた。
評価・遺産
Cid Corman は第二次世界大戦後のアメリカ詩の重要人物であり、雑誌『Origin』と Origin Press を通じて多くの詩人を支援・紹介した。翻訳者・詩人としての多作ぶりと、即興朗読や口語的表現を重視する姿勢が評価されている。
資料所蔵先
- テキサス大学オースティン校 ハリー・ランサム人文研究センター(原稿コレクション)
- ケント州立大学 特別資料図書館(1942–1976 年の書類)
- ワシントン大学(セントルイス) 特別資料(1962–1964 年の資料)
- コネチカット大学アーカイブ(Cid Corman Papers)
大衆文化への影響
- 京都で運営した CC's Coffee Shop は地元で詩と西洋菓子を提供する場として知られる。
引用
-
私は週刊放送『This Is Poetry』を開始した。番組は通常土曜夜七時半の15分間の現代詩の朗読であるが、時に『白鯨』やディラン・トマス、ロバート・クリーリー、ジョイスの物語も朗読した。
出典: Poetry 誌(1952 年に掲載されたエッセイより) (1952年) -
詩を生活の道とすることを期待した。
出典: Michael Carlson による回想(Guardian 追悼記事より) (2004年)
豆知識
- 雑誌『Origin』の創刊者であり、単号ごとに一人の作家を特集する形式を取った。
- マサチューセッツで自作のラジオ番組『This Is Poetry』を放送し、米国初の詩のラジオ番組の一つとされる。
- 日本語は読めない・話せないが、日本の俳句や芭蕉の英訳に携わった。
- 京都で CC's Coffee Shop を営み、詩とコーヒー・菓子を提供した。