世界・海外・国外の文学賞

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ダマソ・アロンソ

ダマソ・アロンソ

Dámaso Alonso

プロフィール

性別
男性
生誕
1898-10-22 (スペイン・マドリード)
死没
1990-01-25 (スペイン・マドリード) 91歳
国籍
スペイン
言語
スペイン語
宗教
不可知論(アグノスティシズム)
居住地歴
マドリード(出生・居住) → バレンシア(大学教職、1933–1939) → オックスフォード(客員・講義)

経歴

職業
詩人, 文献学者, 文学批評家, 大学教授
活動期間
1920年〜1990年
所属
スペイン王立アカデミー(Real Academia Española), マドリード大学(コンプルテンセ), バレンシア大学, オックスフォード大学(客員)
所属団体
スペイン王立アカデミー(Real Academia Española), アメリカ哲学協会(American Philosophical Society)
影響を受けた人物
ルイス・デ・ゴンゴラ, ジェネレーション・オブ・'27(同世代の詩人たち)
影響を与えた人物
戦後スペインの詩人・批評家(広範な影響)

学歴

マドリード大学(コンプルテンセ)
法学・哲学・文学系 / 文学科
国: スペイン
法学・哲学・文学を学び、その後Centro de Estudios Históricosで研究を行った。
Centro de Estudios Históricos(歴史研究センター)
国: スペイン
マドリードでの研究活動および学術的基盤を形成した研究機関。

受賞歴

セルバンテス賞
1978
主催: スペイン文化省/セルバンテス賞審査機関
結果: 受賞
アメリカ哲学協会会員選出
1962
主催: American Philosophical Society
結果: 選出

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Hijos de la ira

    『Hijos de la ira』(怒りの子ら)は戦後スペインの絶望と怒りを吐露する詩集で、内面の苦悩や社会的破局を激しい語りで表現する。宗教的・存在論的な問いを扱い、20世紀スペイン詩の重要な到達点となった。

    戦後スペインの痛みを、切迫した言葉で焼きつけた詩集。

    存在戦後文脈宗教性

作品

代表作

怒りの子供たち(Hijos de la ira)

1944年 詩集 100ページ

内戦後の絶望と信仰の葛藤を描いた代表詩集。1940年代のスペイン文学において重要な位置を占める作品で、作者の成熟した詩性が示される。

戦後の絶望信仰と怀疑存在の苦悩
翻訳
  • 『怒りの子供たち』英訳(タイトル例: Children of Wrath)

サン・フアン・デ・ラ・クルスの詩(Poesía de San Juan de la Cruz)

1942年 文学批評・研究 220ページ

サン・フアン・デ・ラ・クルス(聖ヨハネ・オブ・ザ・クロス)の詩についての精緻な研究。学術的厳密さと詩学的洞察が評価された。

宗教詩の解釈詩学的分析

ゴンゴラ研究(Estudios y ensayos gongorinos)

1955年 文学研究 260ページ

ルイス・デ・ゴンゴラの作品を中心としたバロック詩研究。スペイン・バロック詩研究に革命的影響を与えた著作とされる。

バロック詩研究史的・文体的分析

全著作

  • Poemas puros; Poemillas de la ciudad(1921)
  • El viento y el verso(1925)
  • Poesía de San Juan de la Cruz(1942)
  • Hijos de la ira(1944、第2版1946)
  • Poesía española: Ensayo de métodos y límites estilísticos(1950)
  • Estudios y ensayos gongorinos(1955)

翻案

  • 詩の朗読録音(Library of Congress所蔵、1953年)

作品の翻訳

  • 『怒りの子供たち』英訳(タイトル例: Children of Wrath)

作風・主題

文体
学術的に厳密な批評バロック詩の文体分析内省的かつ苦悩を帯びた詩風
頻出モチーフ
神と信仰の探求戦後の絶望と怒り言語と詩の本質への問い

評価・遺産

ダマソ・アロンソは20世紀スペイン文学における重要な詩人・批評家であり、ゴンゴラ研究を含むバロック詩研究の刷新、スペイン王立アカデミーでの長年の指導、1978年のセルバンテス賞受賞などで広く評価されている。

関連学会

  • スペイン王立アカデミー(Real Academia Española)
  • アメリカ哲学協会(American Philosophical Society)

資料所蔵先

  • スペイン王立アカデミー文庫・アーカイブ
  • Library of Congress(朗読録音アーカイブ)

大衆文化への影響

  • 戦後スペイン文学研究や大学の詩学講義で頻繁に参照される存在

引用

  • 自分を「poeta de rachas(気まぐれな詩人)」と称したことがあるが、成熟期の作品は現代スペイン詩に大きな影響を与えた。
    出典: 自伝的発言・評論

豆知識

  • スペイン王立アカデミーの座席「d」を1948年から1990年まで占めた。
  • 1968年から1982年までスペイン王立アカデミーの館長(Director)を務め、その後名誉館長となった。
  • 1978年にスペイン最高の文学賞であるセルバンテス賞を受賞した。