世界・海外・国外の文学賞

← ホームに戻る

ドルセ・マリア・ロイナス・ムニョス

ドルセ・マリア・ロイナス・ムニョス

Dulce María Loynaz Muñoz

プロフィール

性別
女性
生誕
1902-12-10 (ハバナ、キューバ)
死没
1997-04-27 (ハバナ、キューバ) 94歳
国籍
キューバ
言語
スペイン語

経歴

職業
詩人, 作家, 小説家
活動期間
1920年〜1993年
所属
国立芸術文学アカデミー(キューバ), キューバ言語アカデミー(Academia Cubana de la Lengua), スペイン王立言語アカデミー(Real Academia Española)
所属団体
国立芸術文学アカデミー(1951年選出), キューバ言語アカデミー(1959年選出), スペイン王立言語アカデミー(1968年選出)
影響を受けた人物
フェデリコ・ガルシア・ロルカ, ガブリエラ・ミストラル, アレホ・カルペンティエ, フアン・ラモン・ヒメネス
ノミネート
ミゲル・デ・セルバンテス賞(スペイン王立言語アカデミーによりノミネート) — 1984年

学歴

ハバナ大学
法学部 / 法学
学位: Doctorate in Civil Law
期間: 1923-1927
卒業年: 1927
国: キューバ
民法の博士号を取得。法曹活動はほとんど行わなかった。

受賞歴

ミゲル・デ・セルバンテス賞
1992
主催: スペイン王立言語アカデミー/セルバンテス賞委員会
結果: 受賞
キューバ国民文学賞
1987
主催: キューバ文化当局
結果: 受賞
アルフォンソ10世賢王勲章(The Civil Order of Alfonso X, the Wise)
1947
主催: スペイン政府
結果: 受賞
アレホ・カルペンティエ賞(メダル)
主催: キューバ文化機関
結果: 受賞
カルロス・マヌエル・デ・セスペデス国家勲章
主催: キューバ政府
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 生涯業績(詩作全般)

    言語の響きや形式にこだわる抒情詩で、時間・愛・記憶など普遍的主題を繊細に表現した。詩的純度と内省性が評価され、ラテンアメリカの女性詩人の重要な一人と見なされる。

    時間・愛・記憶を、響きのある抒情で掬い上げる。

    抒情内省女性作家

作品

代表作

Jardín(ジャルディン/庭)

1951年 叙情的長編(リリカル・ノベル)

庭から都市を見つめる女性を描く叙情的長編。フェミニズム的要素と都市のイメージが重なる作品。

フェミニズム都市と自然記憶孤独
翻訳
  • 英語版(部分、選集等)

Poemas sin nombre(題のない詩)

1955年 詩集

詩的イメージと繊細な感覚に満ちた詩集。1950年代にイタリア語を含む翻訳が行われた。

内省
翻訳
  • イタリア語翻訳(1955年)
  • 英語訳(部分、選集)

Fe de vida(フェ・デ・ビダ/人生の信仰)

1993年 回想録/随筆

晩年に刊行された作品。作家自身の回想や生涯に対する省察を含む。

回想文学の役割老いと記憶

全著作

  • Versos(1950)
  • Canto a la mujer estéril(1938)
  • Juegos de agua. Versos del agua y del amor(1947)
  • Obra lírica(1955)
  • Últimos días de una casa(1958)
  • Poesías escogidas(1984)
  • La novia de Lázaro(1991)
  • Poesía completa(1993)
  • Antología lírica(1993)
  • Finas redes(1993)
  • Miel imprevista(1997、アンソロジー)
  • Melancolía de otoño(1997)
  • Diez sonetos a Cristo(1998)
  • Poemas naúfragos(1991)
  • Jardín(1951)
  • Un verano en Tenerife(1958)

翻案

  • 詩のいくつかが歌や歌曲として作曲・歌唱されている
  • プエルト・デ・ラ・クルスにロイナスの記念碑がある

作品の翻訳

  • Poemas sin nombre — イタリア語翻訳(1955)
  • Poems Without Name — 英語訳(選詩、Harriet de Onís 翻訳、1993)
  • A Woman in Her Garden — 英語選集(2002)

作風・主題

文体
繊細で象徴的な詩的表現叙情的で内省的な文体古典的・修辞的な要素を持つ整った表現
頻出モチーフ
都市(ハバナ)孤独記憶と回想

評価・遺産

20世紀キューバ文学を代表する詩人の一人として評価される。晩年に国内外で再評価され、ミゲル・デ・セルバンテス賞受賞などでスペイン語圏文学における重要性が確立された。

関連学会

  • 国立芸術文学アカデミー
  • キューバ言語アカデミー
  • スペイン王立言語アカデミー

大衆文化への影響

  • 詩の一部が歌曲化され、歌手によって披露されている
  • テネリフェ(カナリア諸島)で名誉市民・養女とされ記念行事が行われている
  • プエルト・デ・ラ・クルスに記念碑が建立されている

引用

  • 『ノア』の詩にある鳩の帰還――安全の象徴として緑の枝を携えてくる――は、多くの読者にとって救いのイメージとなった。
    出典: 詩『Noah』および評論・回想(抜粋)

豆知識

  • 1959年の革命以降、長期間にわたり執筆と出版をほぼ停止したとされる。
  • カナリア諸島(テネリフェ)で養女に宣言された。
  • 1997年にハバナのコロン墓地に埋葬された。