世界・海外・国外の文学賞

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エリック・P・ケリー

エリック・フィルブルック・ケリー

Eric Philbrook Kelly

プロフィール

性別
男性
生誕
1884-03-16 (アメズベリー、マサチューセッツ州)
死没
1960-01-03 75歳
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
居住地歴
アメズベリー(出身) → ハノーバー(ダートマス大学勤務) → クラクフ(ヤギェウォ大学での招聘) → チェビージ島、メイン(引退先) → オホ・カリエンテ、ニューメキシコ(引退先)

経歴

職業
ジャーナリスト, 教師, 児童文学作家, 大学教授
活動期間
1906年〜1954年
所属
ダートマス大学(教員), コシチュシュコ基金(交換学者・表彰), シグマ・ニュー(学生時代所属)
所属団体
シグマ・ニュー
影響を受けた人物
ポーランドの伝説・歴史, 第一次世界大戦後のポーランドでの体験

学歴

ダートマス大学
英語
学位: B.A.
期間: 1902–1906
卒業年: 1906
国: アメリカ合衆国
在学中はフランス語クラブ、Pukwana Club(のちのSigma Nu Delta)に所属

受賞歴

ニューベリー・メダル
1929
対象作品: クラクフのラッパ手(The Trumpeter of Krakow)
主催: アメリカ図書館協会(児童図書部門)
結果: winner
コシチュシュコ基金表彰メダル(認識のメダル)
1956
主催: コシチュシュコ基金
結果: recipient

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: The Trumpeter of Krakow

    フィンランド系移民の少年を主人公にした成長物語。文化的背景と革命期の社会状況、さらに民話的な要素を重ねながら、少年の成熟と共同体の絆を描く。

    フィンランド神話と革命期の歴史が、少年の成長物語に重なる。

    273ページ
    移民成長文化フィンランド史

作品

代表作

クラクフのラッパ手

1928年 児童向け歴史小説

ポーランド、特にクラクフの伝説と歴史を背景にした児童向け小説。市の伝統であるヘイナル(教会のラッパ)が物語の中心にあり、民族的な伝説と個人の勇気を描く。

ポーランドの伝説市民の伝統勇気と献身文化交流

ヴィルナの鍛冶屋

1930年 児童文学

ヴィルナ(ヴィリニュス)を舞台にしたポーランド・リトアニア地域の伝説を取り入れた児童向け物語。

地域伝説歴史

ハリチの黄金の星

1931年 児童文学

東欧の歴史や伝承に題材を取った児童向け物語。

伝承冒険

クリスマスのナイチンゲール

1932年 児童文学/劇

1935年に戯曲として舞台化された短編風の物語。民話的要素とクリスマスの情景を描く。

民話祝祭
映像化・舞台化
  • [舞台劇] クリスマスのナイチンゲール(戯曲版) (1935)

全著作

  • クラクフのラッパ手(The Trumpeter of Krakow)
  • ヴィルナの鍛冶屋(The Blacksmith of Vilno)
  • ハリチの黄金の星(The Golden Star of Halicz)
  • クリスマスのナイチンゲール(Christmas Nightingale)
  • 王になろうとした少女(The Girl Who Would be Queen)
  • アンジオチューク三面(Three Sides of Angiochook)
  • 宝の山(Treasure Mountain)
  • 黄金のコンパスの店で(At the Sign of the Golden Compass)
  • 立て杭の平原で(On the Staked Plain)
  • 星から星へ(From Star to Star)
  • 清らかな干し草の中で(In Clean Hay)
  • ポーランドの国(Land of the Polish People)
  • 絵の中の手(The Hand in the Picture)
  • デイヴィッド・イングラムの驚くべき物語(The Amazing Story of David Ingram)
  • ポーランドの伝説と物語(Polish Legends and Tales)

翻案

  • クリスマスのナイチンゲール(1935年舞台化)

作風・主題

文体
歴史的背景を重視した叙述説明的で教育的な口調民話的・伝説的要素を織り交ぜる文体
頻出モチーフ
ヘイナル(教会のラッパ)ポーランドの伝承市民的伝統と英雄的行為

評価・遺産

エリック・P・ケリーはポーランドの歴史や伝説を英語圏の児童文学に紹介した作家として評価される。1929年のニューベリー・メダル受賞で広く知られ、特に『クラクフのラッパ手』はヘイナル伝説を英語圏に紹介した先駆作とされる。

関連学会

  • ダートマス大学同窓会
  • コシチュシュコ基金関係団体

資料所蔵先

  • ダートマス大学図書館所蔵:Eric P. Kelly Papers, 1928–1964

大衆文化への影響

  • 『クラクフのラッパ手』によりヘイナル伝説が英語圏で広まったこと

引用

  • ワルシャワは美しい町で、ある点ではデンバーを思わせる。
    出典: 母への書簡(ケリーの記述) (1919年)

豆知識

  • 1926年にコシチュシュコの北米戦跡の土をクラクフのコシチュシュコ塚に納める式典を行った。
  • 第一次世界大戦後、ハレルの軍(ポーランド義勇軍)に随行し、ポーランドへ密閉貨車で移送された。
  • 1951–1953年にピューリッツァー賞(小説部門)選考委員長を務めた。