世界・海外・国外の文学賞

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フェルディナント・フォン・シーラッハ

フェルディナント・フォン・シーラッハ

Ferdinand von Schirach

プロフィール

性別
男性
生誕
1964-05-12 (ドイツ、ミュンヘン(旧西ドイツ))
国籍
ドイツ
言語
ドイツ語, 英語
居住地歴
ミュンヘン → トロッシンゲン → ボン(留学) → アーヘン(Referendariat) → ベルリン(Referendariat/活動)

経歴

職業
弁護士, 作家
活動期間
1994年〜

学歴

コレギウム・ザンクト・ブラージエン(Kolleg St. Blasien)
国: ドイツ
イエズス会系の中等教育機関で学ぶ
ボン大学(法学)
法学
国: ドイツ
法学を学び、その後Referendariat(実務研修)を経て1994年に弁護士活動を開始

受賞・候補エディション

クライスト賞 1回登壇
  1. 受賞作: 犯罪(Verbrechen)

    『犯罪』は弁護士としての経験を背景にした短篇集で、犯罪の動機や責任、法と倫理の境界を簡潔な文体でえぐり出す。冷静な視点で道徳的ジレンマを提示し、読者に問いを投げかける。

    犯罪法と倫理短編道徳的ジレンマ

作品

代表作

Verbrechen(犯罪)

2009年 短編集(法廷・犯罪小説)

弁護士としての経験に基づく短編集。実際の事件や法的ジレンマを題材に、人間の行動と責任を描く。

犯罪責任倫理法と道徳
映像化・舞台化
  • [映画/ドラマ化] Verbrechen(映像化あり) (2013)
翻訳
  • 英語訳: Crime

Schuld(罪)

2010年 短編集(法的短編)

法廷や犯罪に関する短編を集めた第2作。被告や被害者の視点から罪と贖罪を問う。

贖罪司法
映像化・舞台化
  • [テレビ/ドラマ] Schuld(映像化) (2014)
翻訳
  • 英語訳: Guilt

Der Fall Collini(コリーニ事件)

2011年 長編小説(法廷劇)

産業家殺害事件を巡る物語。戦後ドイツ司法が旧ナチ関係者に対してあまりに寛大であった問題に切り込む内容。

戦後史責任追及正義
映像化・舞台化
  • [映画] Der Fall Collini(映画化『The Collini Case』) / Marco Kreuzpaintner (2019)
翻訳
  • 英語訳: The Collini Case

Strafe(刑罰)

2018年 短編集(刑法をめぐる短編)

『Verbrechen』『Schuld』と合わせて三部作を構成する短編集。起訴の構成順に対応する形式で構成されている。

刑罰裁判手続き倫理
翻訳
  • 英語訳: Punishment

Terror(テロル)

2015年 演劇(参加型戯曲)

旅客機を撃墜したとされる空軍パイロットの裁判を舞台化し、観客が陪審として評決を下す参加型の劇。

道徳的ジレンマ国家と個人裁判
映像化・舞台化
  • [舞台上演/TV] Terror(舞台上演) (2015)

Kaffee und Zigaretten

2019年 短編集

日常や人物の断片を切り取った短編集。

日常人間像

全著作

  • Verbrechen(2009)
  • Schuld(2010)
  • Der Fall Collini(2011)
  • Terror(2015、戯曲)
  • Strafe(2018)
  • Kaffee und Zigaretten(2019)
  • Trotzdem(2020)
  • Jeder Mensch(2021)
  • Nachmittage(2022)

翻案

  • 『Der Fall Collini』は2019年に映画化された(監督: Marco Kreuzpaintner)
  • 短編集や戯曲は複数回テレビ・舞台で映像化・上演されている

作品の翻訳

  • Verbrechen → Crime(英語)
  • Schuld → Guilt(英語)
  • Der Fall Collini → The Collini Case(英語)
  • Strafe → Punishment(英語)

作風・主題

文体
簡潔で冷静な文体法廷的・法学的視点を取り入れた叙述事実的でミニマルな描写
頻出モチーフ
犯罪と責任罪悪感と贖罪法と道徳の衝突人間の弱さ

評価・遺産

弁護士としての経験を背景にした法的短編で国際的に注目を集めた作家。ベストセラー作家として多数の言語に翻訳され、法廷もの文学や演劇の領域で影響を与えている。

資料所蔵先

  • ドイツ国立図書館(Ferdinand von Schirach 関連資料)

大衆文化への影響

  • 戯曲『Terror』は観客参加型の上演で話題となり、裁判劇の新しい様式として注目された

引用

  • 「ドイツ文学の国際的に称賛されたスター」
    出典: Focus(Uwe Wittstock, 2013) (2013年)

豆知識

  • 父方はシュィラッハ(Schirach)という名門の家系で、祖父にBaldur von Schirachがいる。
  • 45歳で短編を出版して作家デビューした。
  • 著作は35か国以上で翻訳されている。
  • 戯曲『Terror』は観客が陪審となる参加型作品である。