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第18回(1972年) 受賞受賞作: Tribaliques (トリバリク)
『Tribaliques』は、部族意識と国家形成の緊張を主題にした作品群で、部族慣習と近代政治の衝突を通じてアイデンティティや排除の問題を描く。諷刺と観察眼でポストコロニアル社会の断面を提示する。
部族・民族意識政治とアイデンティティポストコロニアリズム -
第41回(1990年) 受賞
アンリ・ロペス
アンリ・ロペス
Henri Lopès
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1937-09-12 (レオポールヴィル(現在のコンゴ民主共和国・キンシャサ))
- 死没
- 2023-11-02 (シュルヌ(フランス・スュルヌ)) 86歳
- 国籍
- コンゴ共和国
- 言語
- フランス語
- 居住地歴
- ブラザヴィル(コンゴ共和国) → バンギ(中央アフリカ) → パリ(フランス) → シュルヌ(フランス、晩年の居住地)
経歴
- 職業
- 作家, 外交官, 政治家, 教育者
- 活動期間
- 1965年〜2016年
- 所属
- コンゴ労働党(PCT), ユネスコ(Assistant Director-General for Culture、Africa担当副局長を歴任)
- 所属団体
- コンゴ労働党(PCT)
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| ソルボンヌ(パリ大学) | — | — | — | 1949–1965 | フランス |
ソルボンヌ(パリ大学)
期間:
1949–1965
国:
フランス
フランスで中等教育および高等教育を受け、学生組織に関与。
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1972 | グラン・プリ・リテレール・ダフリック・ノワール | Tribaliques | — | グラン・プリ・リテレール・ダフリック・ノワール委員会 | 受賞 |
| 1992 | グラン・プリ・ド・ラ・フランコフォニー | 全集に対して | — | アカデミー・フランセーズ | 受賞 |
| 2002 | 名誉博士号 | — | — | パリ第12大学(Paris XII) | 授与 |
| 2002 | 名誉博士号 | — | — | ラヴァル大学(Université Laval) | 授与 |
| 2013 | 名誉博士号 | — | — | ソンフォニア大学(ギニア) | 授与 |
| 2015 | レジオンドヌール勲章(オフィシエ) | — | — | フランス共和国 | 叙勲 |
グラン・プリ・リテレール・ダフリック・ノワール
1972
対象作品:
Tribaliques
主催:
グラン・プリ・リテレール・ダフリック・ノワール委員会
結果:
受賞
グラン・プリ・ド・ラ・フランコフォニー
1992
対象作品:
全集に対して
主催:
アカデミー・フランセーズ
結果:
受賞
名誉博士号
2002
主催:
パリ第12大学(Paris XII)
結果:
授与
名誉博士号
2002
主催:
ラヴァル大学(Université Laval)
結果:
授与
名誉博士号
2013
主催:
ソンフォニア大学(ギニア)
結果:
授与
レジオンドヌール勲章(オフィシエ)
2015
主催:
フランス共和国
結果:
叙勲
受賞・候補エディション
作品
代表作
トリバリクス(Tribaliques)
1971年 短編集コンゴをはじめアフリカ社会の風刺や人間模様を描いた短編集。アイデンティティと伝統・近代性の狭間を描く作品群。
植民地主義の遺産アイデンティティ社会風刺
翻訳
- 『トリバリクス』の英訳:Tribaliks
笑い泣き(Le Pleurer-rire)
1982年 小説(風刺)風刺的な語り口で政治や社会の矛盾を描く長編。ユーモアとアイロニーを通じて権力や伝統を批評する作品。
政治風刺権力と腐敗文化とアイデンティティ
翻訳
- 英訳:The Laughing Cry(G. Moore翻訳)
ル・メリディオナル(Le Méridional)
2015年 小説移民として長くフランスに暮らすアフリカ人の生活を、作家の人生と重ね合わせながら描いた作品。
移民経験ディアスポラアイデンティティ
すでに明日(Il est déjà demain)
2018年 回想録長年の外交・政治・作家としての経験を振り返る回想録。個人的経験とアフリカの歴史を織り交ぜる。
回想歴史個人と政治
全著作
- Tribaliques(1971)
- La Nouvelle romance(1975)
- Sans tam-tam(1977)
- Le Pleurer-rire(1982)
- Le chercheur d’Afriques(1990)
- Le Lys et le Flamboyant(1997)
- Une enfant de Poto-Poto(2012)
- Le Méridional(2015)
- Il est déjà demain(2018)
作品の翻訳
- 『笑い泣き』の英訳:The Laughing Cry(G. Moore訳)
- 『トリバリクス』の英訳:Tribaliks
作風・主題
- 文体
- 風刺的でアイロニーの効いた文体簡潔で観察眼の鋭い語り口社会批評を含むユーモア
- 頻出モチーフ
- 植民地の遺産とその影響アイデンティティと帰属ディアスポラと移民経験政治と権力の風刺
評価・遺産
アンリ・ロペスはコンゴの政治家・外交官であると同時に、フランス語圏アフリカ文学を代表する作家の一人として評価される。風刺とユーモアを通して政治や社会を批評する作風は広く称賛され、フランス語圏の文学賞や名誉学位を受けた。
関連学会
- パン・アフリカ作家協会(名誉会員)
- アカデミー・フランセーズ(受賞歴あり)
引用
-
「すでに明日である」
出典: 回想録『Il est déjà demain』 (2018年)
豆知識
- 1970年から1991年までコンゴ人民共和國の国歌「Les Trois Glorieuses」の歌詞を書いた。
- 1973年から1975年までコンゴ・ブラザヴィルの首相を務めた。
- 1998年から2016年までフランス駐在大使を務めた。
- 1972年に『Tribaliques』でグラン・プリ・リテレール・ダフリック・ノワールを受賞。