ノルウェー批評家文学賞
1回登壇
-
第35回(1981年) 受賞受賞作: Huset med den blinde glassveranda
家族の秘密や過去の傷をめぐる長篇。登場人物の記憶と心の痛みを丁寧に描写し、抑圧された過去と向き合いながら成長していく女性の姿を描く作品。
トラウマ家族女性の成長記憶
ヘルビョルグ・ワッスモ
Herbjorg Wassmo
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1981 | ノルウェー批評家賞(Kritikerprisen) | 『盲目のガラスの縁の家』(Huset med den blinde glassveranda) | — | ノルウェー批評家協会 | winner |
| 1983 | 書店員賞(Bokhandlerprisen) | 『沈黙の部屋』(Det stumme rommet) | — | ノルウェー書店員協会 | winner |
| 1986 | ノルドランド県文化賞 | — | — | ノルドランド県 | winner |
| 1987 | 北欧評議会文学賞(Nordisk Råds litteraturpris) | 『裸の空』(Hudløs himmel) | — | 北欧評議会 | winner |
| 1991 | ギュルデンダール基金賞(Gyldendal's Endowment) | — | — | Gyldendal | recipient |
| 1997 | アマリーエ・スクラム賞(Amalie Skram-prisen) | — | — | Amalie Skram-prisen 運営団体 | winner |
| 1998 | ジャン・モネ賞(Prix Jean Monnét) | — | — | フランスの授賞団体 | recipient |
| — | 聖オーラヴ勲章 第一等 | — | — | ノルウェー王室 | honor |
| — | アンデルス・ヤーレ芸術文化賞 | — | — | Anders Jahre 財団 | recipient |
家族の秘密や過去の傷をめぐる長篇。登場人物の記憶と心の痛みを丁寧に描写し、抑圧された過去と向き合いながら成長していく女性の姿を描く作品。
『Hudløs himmel』(直訳:皮膚のない空)は、過去のトラウマや親子関係の傷を主題にした長編で、暴力や抑圧の記憶が登場人物の運命を規定する様を克明に描く。女性の視点からの再生と癒しの可能性を探る重厚な作品である。
『Hudløs himmel』(直訳:皮膚のない空)は、過去のトラウマや親子関係の傷を主題にした長編で、暴力や抑圧の記憶が登場人物の運命を規定する様を克明に描く。
初期の詩集。著者の創作活動の出発点となった作品群。
家庭と過去の傷を描いた作品で、作家としての大きな転機となった初の長編小説。
トーラ三部作の第二作。主人公の心理と沈黙を軸に物語が展開する。
トーラ三部作の完結編。ノルウェー北部の社会と個人の葛藤を描く。
強烈な女性主人公ディナを中心に展開する叙事詩的な長編。1990年代以降の代表作の一つ。
ディナ四部作の完結巻のひとつとして位置づけられる作品。
近作の一つ。著者の成熟した作風が反映された小説。
ヘルビョルグ・ワッスモは20世紀後半から21世紀にかけて活躍するノルウェーの重要な女性作家であり、北ノルウェーを舞台にした強烈な女性像と心理描写で高い評価を受けている。多数の文学賞を受賞し、作品はいくつかの言語に翻訳され、映画化もされている。