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ジェームズ・グールド・コッツェンズ

ジェームズ・グールド・コッツェンズ

James Gould Cozzens

プロフィール

性別
男性
生誕
1903-08-19 (シカゴ、イリノイ州、アメリカ合衆国)
死没
1978-08-09 (フロリダ州スチュアート、アメリカ合衆国) 74歳
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
宗教
聖公会(エピスコパル)
居住地歴
スタテンアイランド(育成) → ランバートビル、ニュージャージー(長年居住) → ウィリアムズタウン、マサチューセッツ(1958年以降滞在) → マーティン郡リオ/スチュアート、フロリダ(晩年)

経歴

職業
作家, 小説家
活動期間
1924年〜1968年

学歴

ケント・スクール
期間: 1916–1922
卒業年: 1922
国: アメリカ合衆国
ハーバード大学
期間: 1922–1924(中退)
国: アメリカ合衆国
在学中に病気と負債のため数か月で中退

受賞歴

ピューリッツァー賞(小説)
1949
対象作品: ガード・オブ・オナー(Guard of Honor)
主催: ピューリッツァー賞委員会
結果: 受賞
ピューリッツァー賞(小説)
1957
対象作品: バイ・ラヴ・ポゼスト(By Love Possessed)
主催: ピューリッツァー賞委員会
結果: ノミネート
スクリブナーズ賞
1931
対象作品: S.S. San Pedro
主催: スクリブナーズ
結果: 受賞
O.ヘンリー賞
1931
対象作品: 「Farewell to Cuba」
主催: O.ヘンリー賞選考委員会
結果: 受賞
O.ヘンリー賞
1936
対象作品: 「Total Stranger」
主催: O.ヘンリー賞選考委員会
結果: 受賞
ウィリアム・ディーン・ハウエルズ・メダル
1960
対象作品: バイ・ラヴ・ポゼスト(By Love Possessed)
主催: アメリカ文学関係団体(受賞団体)
結果: 受賞
ナショナル・ブック・アワード(最終候補)
1958
対象作品: バイ・ラヴ・ポゼスト(By Love Possessed)
主催: ナショナル・ブック・アワード
結果: 最終候補

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Total Stranger

    大きな出来事がない冬の日常のなかで、短篇ならではの緊張感と皮肉が立ち上がる作品。人間関係のずれや、思いがけない感情の動きが静かに効いてくる。

    静かな日常の底で、見知らぬ他者の存在が物語を揺らす。

    短篇皮肉人間関係不安
  1. 受賞作: Guard of Honor

    第二次世界大戦期の軍内を舞台に、ある飛行隊に関わる人々の職務、規律、名誉、責任を通じて組織と個人の緊張を描く長編。冷静な現実主義で戦時下の日常と道徳的ジレンマを掘り下げ、戦争の影響が人間関係に及ぼす複雑さを示す。

    戦争軍隊生活職業倫理現実主義

作品

代表作

ガード・オブ・オナー

1948年 リアリズム/戦争小説

第二次世界大戦を背景にした軍内部と人種問題を扱う群像小説。著者の空軍勤務経験が素材となっている。

義務人種感受性軍の官僚主義

バイ・ラヴ・ポゼスト

1957年 リアリズム/社会小説

中産階級の専門職に従事する登場人物たちを通じて、愛、義務、倫理の葛藤を描いた長編。出版後ベストセラーとなり物議を醸した。

職業倫理道徳的葛藤中産階級
映像化・舞台化
  • [映画(原作を粗く脚色)] バイ・ラヴ・ポゼスト(映画) (1961)

ザ・ジャスト・アンド・ザ・アンジャスト

1942年 リアリズム

司法関係者を主人公に据え、法と倫理の問題を短期間に凝縮して描く作品。

法と倫理職業的葛藤

朝と昼と夜

1968年 リアリズム

晩年に発表された長編。文体の難解さや登場人物への批判により評価が分かれ、売れ行きは振るわなかった。

文体の実験人物描写の難しさ

全著作

  • Confusion(1924)
  • Michael Scarlett(1925)
  • Cock Pit(1928)
  • The Son of Perdition(1929)
  • S.S. San Pedro(1931)
  • The Last Adam(1933)
  • Castaway(1934)
  • Men and Brethren(1936)
  • Ask Me Tomorrow(1940)
  • The Just and the Unjust(1942)
  • Guard of Honor(1948)
  • By Love Possessed(1957)
  • Children and Others(短編集、1964)
  • Morning, Noon, and Night(1968)

翻案

  • By Love Possessed(1961年映画化、原作を粗く脚色)
  • Castaway(Sam Peckinpahによる脚本化の試み、製作未定)

作風・主題

文体
哲学的で緻密なプローズ客観的・臨床的な語り口古風で時に難解な語彙の使用
頻出モチーフ
義務と個人的感情の対立職業倫理中産階級の生活と価値観

健康

  • 脊髄がんおよび肺炎(合併症)
    1978(晩年)
    1978年に健康状態が急速に悪化し、死因となった。

評価・遺産

生前は1940〜60年代に批評的・商業的成功を収めたが、1957年の論争的評価により後年・没後に評判が傷ついた。近年、批評家や研究者による再評価の動きがある。

関連学会

  • ハーバード大学英語学部訪問委員会(Board of Overseers Visiting Committee)

資料所蔵先

  • プリンストン大学図書館特別コレクション(James Gould Cozzens Papers)

大衆文化への影響

  • 『By Love Possessed』の映画化(1961)や、脚本化企画(Sam PeckinpahによるCastawayなど)を通じた断続的な関心

引用

  • 「私には、人々が人生から非常にひどい扱いを受けるということ以外に主題はない。」
    出典: 著作・インタビュー(出典の詳細不明)

豆知識

  • 1957年の『By Love Possessed』刊行後のインタビューと批評をめぐり激しい反発を受け、評判を大きく損なった。
  • ノーベル賞の可能性について公的に辞退すると述べたことがある。
  • 妻は文学エージェントのシルヴィア・バーニス・バウムガーテン(Bernice Baumgarten)で、二人は子供がいなかった。
  • 死後、研究者による再評価や未制作の脚本プロジェクトが断続的に話題になることがある。