コモンウェルス・ライターズ賞
1回登壇
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第3回(1989年) 受賞受賞作: The Carpathians
現実と想像の境界を曖昧にする実験的長編。記憶、アイデンティティ、創作の意味を問いかける作品。
記憶アイデンティティ実験文学
ジャネット・パターソン・フレーム
Janet Paterson Frame
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| ダニーデン教育大学(Dunedin College of Education) | — | 英語・フランス語・心理学(聴講) | — | 1943–1945(教師養成・履修) | ニュージーランド |
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1951 | ハーバート・チャーチ散文賞 | 『The Lagoon and Other Stories』 | — | ハーバート・チャーチ記念賞 | 受賞 |
| 1983 | グッドマン・フィーダー/サー・ジェームズ・ワッティー(年間最優秀書) | 『To the Is-Land』 | — | ニュージーランド書籍賞(当時の主催) | 受賞 |
| 1983 | 大英帝国勲章 コマンダー (CBE) | — | — | 英国王室勲章制度 | 叙勲 |
| 1990 | ニュージーランド勲章 (ONZ) | — | — | ニュージーランド勲章 | 叙勲 |
| 1989 | コモンウェルス作家賞(最優秀書) | 『The Carpathians』 | — | コモンウェルス作家賞 | 受賞 |
| 1980 | ニュージーランド書籍賞(フィクション) | 『Living in the Maniototo』 | — | ニュージーランド書籍賞 | 受賞 |
| 2003 | アーツ・ファンデーション・オブ・ニュージーランド アイコン賞 | — | — | アーツ・ファンデーション・オブ・ニュージーランド | 受賞 |
| 2007 | モンタナ(Montana)詩賞 | 『The Goose Bath』 | — | モンタナ・ブック賞 | 受賞(死後) |
現実と想像の境界を曖昧にする実験的長編。記憶、アイデンティティ、創作の意味を問いかける作品。
ジャネット・フレイムはニュージーランドを代表する作家で、半自伝的な小説や短編で知られる。精神医療や孤独、創作の葛藤を繊細かつ詩的な筆致で描写し、『Owls Do Cry』などで国際的評価を獲得。20世紀後半の英語圏文学に顕著な足跡を残した。
家族の崩壊と個人の苦悩を描く初期長編。作者の出身地周辺の風景と、精神的苦悩が反映されている。
精神病院での体験をもとにした作品。入院生活や医療の実情、アイデンティティの揺らぎを描く。
三部作で構成された自伝の中巻(全体は三巻)。幼少期から精神医療体験、作家としての歩みを率直に綴る。
物語性と実存的テーマを複合的に扱った晩年の長編。1989年にコモンウェルス作家賞最優秀書を受賞。
ジャネット・フレームは、ニュージーランド文学を代表する作家であり、精神医療と個人的経験を織り込んだ作品群で国際的に評価された。自伝三部作と映画化作品により広く認知され、多数の国内外の栄誉を受けた。
(パトリック・ホワイトによる評)最初の二巻は『世界の驚異のうちの一つ』だ。