世界・海外・国外の文学賞

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季羨林

ジー・シェンリン

Ji Xianlin

プロフィール

性別
男性
生誕
1911-08-06 (中国 山東省 臨清)
死没
2009-07-11 (中国 北京市) 97歳
国籍
中国
言語
中国語, サンスクリット語, アラビア語, 英語, ドイツ語, フランス語, ロシア語, パーリ語, トカラ語
居住地歴
臨清(山東) → 済南(山東) → 清華大学(北京)在学・在住 → ゲッティンゲン(ドイツ)留学 → 北京(職業上の居住)

経歴

職業
インド学者, 言語学者, 古文書学者, 歴史学者, 作家, 翻訳家, 教育者
活動期間
1934年〜2009年
所属
北京大学(東方語系創設・教授・副学長), 中国科学院(社会科学部委員), 南アジア研究所(所長)
所属団体
中国科学院 研究者
影響を受けた人物
陳寅恪(推薦者・学者), エルンスト・ヴァルトシュミット(師)
影響を与えた人物
温家宝(政治家・述懐で師と語られる), 多くの中国のインド学・翻訳研究者

学歴

清華大学
西洋文学科 / 西洋文学
学位: 学士
期間: 1930–1934
卒業年: 1934
国: 中国
清華大学にて学位取得。後にインド学へ転向。
ゲッティンゲン大学
サンスクリット・古典語研究 / サンスクリット語学
学位: PhD
期間: 1935–1941
卒業年: 1941
国: ドイツ
エルンスト・ヴァルトシュミットなどに師事し、サンスクリットや古代言語を研究。

受賞歴

国家翻訳賞(生涯業績)
2006
主催: 中華人民共和国政府
結果: 受賞
パドマ・ブーシャン(Padma Bhushan)
2008
対象作品: サンスクリット文学の普及と翻訳業績
主催: インド政府
結果: 受賞

受賞・候補エディション

作品

代表作

牛棚(回想録)

1998年 回想録・ノンフィクション

文化大革命期に受けた迫害と個人的体験を綴った回想録。自身の被害、反省、世代の責任などを記す。

迫害と克服記憶と反省知識人の責任
翻訳
  • 英語訳(Jiang Chenxin 翻訳, 2016)

ラーマーヤナ(サンスクリット原典からの漢訳、詩形を保持)

翻訳・詩

文化大革命期に秘密裏にサンスクリットから漢訳し、詩的形式を保持した翻訳。発表は後年に行われた。

文化交流古典文学の翻訳

季羨林文集(選集・学術論文集)

学術・随筆

インド古典語、漢印文化交流、比較文学、翻訳論などを収めた複数巻からなる文集(24巻とされる)。

比較文化言語学翻訳学

全著作

  • 季羨林著作目録(選抜)

作品の翻訳

  • 牛棚(英訳:Jiang Chenxin, 2016)

作風・主題

文体
博学で簡潔な散文比較文化的・学際的な論述詩的な翻訳表現を重視
頻出モチーフ
文化交流翻訳の価値東西文明の比較

健康

  • 皮膚疾患(入院歴)
    2002(夏)
    入院治療により一時的に療養を要したが、研究活動は継続した
  • 心臓発作(死因)
    2009
    2009年7月11日に心臓発作で死去

評価・遺産

季羨林は中国のインド学・比較文化研究と翻訳の領域で重要な業績を残した学者であり、文化交流を訴えた倫理的指導者として高く評価されている。インドと中国の学術交流促進にも貢献し、国家・国際的栄誉を受けた。

記念館・博物館

  • 季羨林研究所(孔子学院系の研究機関) 北京市 2005年開館

関連学会

  • 中国語学会
  • 中国科学院 関係組織

資料所蔵先

  • 季羨林文集(北京大学・関係機関所蔵)

引用

  • 文化交流は人類進歩の主たる動力である。互いの長所を学び合うことで人は進歩できる。
    出典: インタビュー/エッセイ
  • 中国文明の流れは枯れることがない。インドと西洋からの訳出が若水の大きな流入をもたらした。翻訳は中国文明の永遠の若さを保つものだ。
    出典: 随筆・講演

豆知識

  • 2008年にインドからパドマ・ブーシャンを授与され、初の中国人受賞者の一人となった。
  • 日課として早朝(4:30頃)に起床して執筆を始める習慣があった。
  • 文化大革命期にサンスクリット原典から『ラーマーヤナ』を漢訳した(詩形を保持)、この行為は重大な危険を伴った。
  • 研究・翻訳分野での業績が評価され、2006年に中国政府から翻訳分野における生涯業績賞を受賞した。