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ジョアン・カイガー

ジョアン・カイガー

Joanne Kyger

プロフィール

性別
女性
生誕
1934-11-19 (カリフォルニア州ヴァレホ)
死没
2017-03-22 (カリフォルニア州ボリナス) 82歳
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
宗教
禅仏教(禅)
居住地歴
中国(幼少期) → カリフォルニア州(サンタバーバラ、ヴァレホ、サンフランシスコ、ボリナス) → イリノイ州 → ペンシルベニア州 → 京都(日本、滞在:1960–1961頃) → インド(1961–1962旅行) → ニューヨーク市(1966–1967頃) → メキシコ(オアハカ等、1980年代以降頻繁に訪問)

経歴

職業
詩人, 作家, 教師
活動期間
1959年〜2017年
所属
ニュー・カレッジ・オブ・カリフォルニア(非常勤講師), ナローパ大学ジャック・ケルアック・スクール(サマープログラム教員), ミルズ大学(非常勤講師)
影響を受けた人物
チャールズ・オルソン, ゲーリー・スナイダー, フィリップ・ホーラン, 鈴木俊隆(禅の師)
影響を与えた人物
アン・ワルドマン(影響を受けた後続詩人の一人), サンフランシスコ周辺やジャック・ケルアック・スクールで学んだ若手詩人たち

学歴

カリフォルニア大学サンタバーバラ校
哲学・文学
期間: 1952–1956(学位取得は未完)
国: アメリカ合衆国
1956年に単位1科目不足で中退。学生時代に文学誌を創刊しモダニスト詩に触れる。

受賞歴

Foundation for Contemporary Arts グラント(Grants to Artists)
2006
主催: Foundation for Contemporary Arts
結果: 受賞
PEN Oakland ジョセフィン・マイルズ賞(詩部門)
2008
対象作品: About Now: Collected Poems
主催: PEN Oakland
結果: 受賞

受賞・候補エディション

作品

代表作

Japan and India Journals 1960–1964(日本とインドの日誌)

1981年 日誌・回想録/詩

1960〜1964年の日本・インド滞在を綴った日誌。ビート世代の旅行記であり、女性の視点から当時の文学的・文化的出来事を記録する重要な証言。

旅行仏教日常の記録女性の自立

About Now: Collected Poems(全集)

2007年 詩集(選集/全集)

生涯にわたる詩編をまとめたコレクション。サンフランシスコ・ルネサンスやビートの影響、禅的な視座や日常の観察を反映する作品群を収録。

日常自然

On Time: Poems 2005–2014

2015年 詩集

晩年の詩作を集めた一冊。日々の観察と内省、地方の風景や動物たちが詩の中心になる作品を収録。

晩年の熟考自然日常的瞬間

All This Every Day

1975年 詩集

ボリナス期の風景や日々の出来事を題材にした詩集。身近な自然やコミュニティを繊細に描写する作品が特徴。

ローカル・ランドスケープコミュニティ禅的瞬間

Again: Poems 1989–2000

2001年 詩集(選集)

1989〜2000年の詩を集めた選集。日常的記述と瞑想的要素が混ざり合う特徴的な作風を示す。

日常瞑想

As Ever: Selected Poems

2002年 詩集(選集)

多くの時期の詩を収めた選集。彼女の多様な影響源と独自の観察眼を示す作品を含む。

時代を超えた視点自然内省

全著作

  • The Tapestry and the Web (1965)
  • Joanne (1970)
  • Places To Go (1970)
  • Desecheo Notebook (1971)
  • Trip Out and Fall Back (1974)
  • Trucks: Tracks (1974)
  • All This Every Day (1975)
  • The Japan and India Journals 1960–1964 (1981)/Strange Big Moon(再版2000)
  • Going On: Selected Poems, 1958–1980 (1983)
  • Phenomenological (1989)
  • Just Space: Poems 1979–1989 (1991)
  • Some Life (2000)
  • Again: Poems 1989–2000 (2001)
  • As Ever: Selected Poems (2002)
  • About Now: Collected Poems (2007)
  • On Time: Poems 2005–2014 (2015)
  • There You Are: Interviews, Journals, and Ephemera (2017, 死後刊行)

作風・主題

文体
プロジェクティブ・ヴァースの影響を受けた開放的な行構成日記的記述と即興性を併せ持つ散文詩的スタイル禅の影響による簡潔で観察的な語り口
頻出モチーフ
自然(海、草地、鳥や獣)日常の小さな出来事夢と意識の探求旅(日本、インド、メキシコ)禅的瞬間

健康

  • 肺がん
    2016–2017
    晩年に病気が進行し、執筆と活動に影響を与えた。2017年に自宅で死去。

評価・遺産

ジョアン・カイガーはサンフランシスコ・ルネサンスとビート世代に関連づけられる重要な詩人であり、日常の観察と禅的実践を詩に取り入れた独自の声を持つ。女性としての視点からビート時代の記録を残したことで高く評価される。

資料所蔵先

  • Joanne Kyger Papers(UC San Diego Special Collections)

大衆文化への影響

  • サンフランシスコ・ゲートなど主要メディアでその業績が紹介されるなど、サンフランシスコ地域の文学史で重要視されている。

引用

  • その日の形、瞬間の言葉、内と外の空間で起こっていること―これらが私の書く関心事だ。書くことへの注意は日課であり、それが積み重なって年代記となる。
    出典: Joanne Kyger(2005年アーティスト・ステートメント) (2005年)

豆知識

  • 1960年にゲーリー・スナイダーと在外婚(米領事館で)し、後に離婚。
  • 1969年以降ボリナスに在住し、地域の自然を詩に取り入れた。
  • 生涯で30冊以上の詩集・随筆を発表した。